透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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クッッッッソ遅れてすんません……あの、オリジナルの話を考えるとなるとどうしても時間が……入学編の時はカシモドキ+話のメインキャラだけだから比較的簡単に思いつくけど、今は他のキャラとか色々出してるから、適度に喋らせながら話を進めるのがむずくて……ごめんなさい

話変わるけどアンケートが子供カシモドキと女体カシモドキの2強で草生える。アンタら好きすぎやろ、同率だったらどっちも書きます

感想と評価、ここ好きも良ければお願いします


ゲヘナにGO!

 

「時にアリスよ」

 

「はい、どうかしましたかお兄様?」

 

「アリス、ゲヘナに興味は無いか?」

 

「ゲヘナ……ですか?」

 

 

「というわけで来たぞ、俺の所属先ゲヘナ

 

「どういう訳!?」

 

“また来ちゃったよ……”

 

 ゲヘナの駅前で電車でずっと座っていたせいで凝り固まった身体を解すように伸ばす。隣にいるゲーム開発部の面々(ユズ含む)は、早速目の前に広がる銃撃戦を見て唖然としていた

 ユズに関してはなんか涙目になってる、可哀想だね(他人事)

 

「あ、あの……ハジメ先輩。ゲヘナって……い、いつもこんな……?」

 

「そうだな、今日はいつもより少ないみたいだけどこんな感じだぞ。銃声罵声etc……コレが完全に無い日なんて正月とかクリスマスぐらいだぞ」

 

「そういう日は不良達も控えるんだね……」

 

「ゆ、ユズちゃん……大丈夫……?」

 

「……」プルプル

 

「ユズが産まれたての小鹿みたいになってる……ねぇハジメさん!?やっぱ帰っていい!?」

 

「無理だな。だってアリスがすげぇ目輝かせてるもん」

 

 ゲー開の右から左に流す途中、俺の隣に引っ付くぐらいの距離にいるアリスに視線を向ける。目の前の銃撃戦の恐怖より好奇心が勝っているのか、驚くほど目が輝いていた。可愛いね^ω^

 

「ここが……お兄様の通う自地区……ゲヘナ学園……!」

 

「あー、確かにコレ見ちゃそう言いたくもなるけど……私たちの安全も考えて!?特に先生にさ!」

 

“私は二回ここに来てるから大丈夫だよ。もう慣れちゃったし、シッテムの箱もあるからね”

 

「まあそういう訳だ。言い訳せずにさっさと行くぞ」

 

「うぅ……そんな殺生な……」

 

「……あの、行くって言っても何処に行くんですか?ここに来る前に行先を聞いていませんでしたけど……」

 

「風紀委員会だよ、我が妹であるアリスの事も自慢ゲフンゲフン……紹介したいし」

 

「いま自慢って言ったよね?」

 

「風紀委員会……!アリス知っています!ゲヘナ学園の秩序維持を一手に担っている治安維持組織ですね!ネットでは『魔王とその配下』と例えられています!」

 

「どっちかというとやってる事は勇者寄りなんだけどな……ま、そういう訳だ。安心しろ、流れ弾とかは弾いてやるから」

 

「あ、ありがとう……ございます……」

 

「……やっぱおかしくない?何で銃弾を弾けるのさ、私たちでも無理なのに」

 

「頑張ればお前らでもいけるいける。よし、早く行こっかアリス」

 

「はい!アリス達勇者パーティは魔王の本拠地、風紀委員会へ向かっていきます!」

 

「よーし、行くぞー!」

 

 アリスと二人でおー!と掛け声をしてから、アリスと俺を前にして後ろのゲーム開発部メンバーと先生を守るように歩いていった

 

 

 

“風紀委員会……あっ”

 

「ん?先生どうしたの?」

 

“いや……モモイ、ミドリ、覚悟はしておいた方がいいよ”

 

「「?」」

 

 

「おっハロー、久しぶりだが元気してたかお前ら」

 

「あ、副委員長だ!」

 

「お帰りなさい副委員長ー!」

 

 書類仕事の最中、わざわざ顔を上げて言ってくれる風紀委員ちゃん達に一言一言応えながら奥の方へと歩いていく

 そして風紀委員会本部の奥に位置する部屋……風紀委員長室の戸を3回叩いて中からの了承を貰い、その扉を開けた

 

「ただいまヒナ〜、邪魔すんで〜」

 

「おかえりハジメ……と、後ろの子達は?」

 

「ミレニアムのゲーム開発部って部活の子達だ、紹介したい子がいるからついでに連れてきた」

 

「そうなのね。初めまして、私は空崎ヒナ。今日はよろしく」

 

 席から立って俺たちの前まで来たヒナは軽く頭を下げた。長く透き通るような白い髪がふわりと地面に落ち、その部分に影を作り出す

 

「さ、才羽モモイです!」

 

「才羽ミドリ……です、よろしくお願いします……」

 

「あの……花岡……ユズ……です……」

 

「……!」

 

 ゲーム開発部の面々が自己紹介をする中、アリスだけが俺たちを背にするよう前に出てヒナに指を指した

 

「貴女が魔王、空崎ヒナですね!私は勇者アリス!魔王よ、私はお兄様をここから救い出すためにやって来ました!」

 

「……魔王?」

 

「ちょっ……アリス!?いきなり失礼でしょ!」

 

「ご、ごめんなさい空崎先輩……!ウチのアリスちゃんが……」

 

 アリスから発せられた魔王、という言葉に眉をぴくりと動かしたヒナに危機感を覚え、急いで謝る皆だったが次の言葉でふぅと安心したように息をついた

 

「いえ、別に怒ってるわけじゃないわ。ただ、魔王って呼ばれたのが初めてで少し驚いただけ」

 

「それで、紹介したいって子はアリスの事?さっきハジメの事をお兄様って言ってたけど……」

 

「あぁ。紹介するよ、俺の妹のアリスだ。アリス、ヒナは別に魔王じゃないから安心しろ」

 

「そ、そうですか……初めまして、鹿紫雲アリスです。その……さっきは、急に魔王なんて言ってしまってごめんなさい」

 

「大丈夫よ、よろしくねアリス」

 

 

 

「それでヒナ、例の話はオッケーか?」

 

「うん。あのタヌ……マコトに他学園との合同演習をするって伝えたら、渋々体育館の貸出許可を貰ったわ」

 

「……合同演習?」

 

「え、誰と……?ハジメさん?」

 

「誰とって、お前ら以外にいないだろ」

 

「……えっ知らないよ!?何その話!?」

 

「合同演習……?って何ですか、お兄様」

 

「簡単に言えば別学園と共同で実戦的な練習を行うことだな。今回はお前らとやるぞ」

 

「というか本当に覚えてないのか?前にお前モモイが言ってただろ?ほら、あの時──」

 

 

──なら今度、ゲヘナ学園の俺が所属している風紀委員会と戦わせてやろうか?

 

──ふっふっふっ……ハジメさんが所属している組織だとしても、私たちの勝利は確実だろうね!

 

──もちろん俺はゲヘナ側で戦うし、風紀委員長の空崎ヒナは俺より強いからな。言質取ったぞ

 

 

「……あ」

 

「思い出したみたいだな。よし、さっそく行くぞ」

 

「待って待って待って!!戦力差!戦力差考えて!?こっち4人!そっち何人!?」

 

「合同演習だからこっちは全員出るぞ。けど安心しろ、そっち側に先生付かせてやるから」

 

「「!!」」

 

“うーん、そうだろうと思ってたけど……勝てるのかなぁ?”

 

「なに不安がってるのさ先生!先生が居るなら百人……いや千人力!絶対に勝てるって!ほらハジメさん!なら早速やろうよ!」

 

「あーこらこら、そんなに急いだら転ぶぞー」

 

 

 体育館にて、見回りから帰ってきたイオリとアコ含む他風紀委員達を連れて体育館に来た俺ら。合同演習のルールは簡単、どちらかが完全に戦闘不能となるまで終わらないという風紀委員会流のやり方

 イオリを前線に周りの風紀委員達がサポート及びヘイト稼ぎをする、人数差を利用した戦法を取っているが今はこちら側が不利の状況が続いている

 

 理由は先生の指揮とアリスだ。先生の指揮の下、ゲーム開発部を守るように前に出ているアリスが最前線で薙ぎ倒し、モモイとミドリ、ユズがその後ろからサポートをしているという感じだ

 

 アリスが皆を守護まもる勇者になってて俺は嬉しいよ^^

 

「……こうして私の目で見るのは二回目だけど、やはり先生の指揮能力は異常ね」

 

「だろ?ビックリするほど的確に指示出してるよな。ウチのアコも見習って欲しいよ」

 

『聞こえてますよハジメさん』

 

「はいはい、悪うござんしたね。……イオリも食らいついてるけど……んー、流石にアリス相手だとキツいな」

 

「……ハジメ、そろそろ行こう」

 

「了解、本玉の登場と洒落こもうか。あ、これ付ける?」

 

「……まあ、付けるわ。ありがとう」

 

 

 戦場の前線、負傷して後方に下がった風紀委員が数多く、前線は崩れかけていた。なんとかイオリ一人の力で足止めをしている状態、だがそれも限界が近い

 

 目の前に陣取っているアリスを突き放そうと前蹴りを放つイオリ。その足は確かに体にモロに当たったが、アリスは直ぐさま光の剣を豪快に振るった

 

「……っ」

 

“アリス、イオリをそのまま相手して。ミドリ、ユズは左、モモイは右をお願い”

 

「「はい!」」「はい……!」

 

「アリスは勇者です。絶対にモモイ達には近づけさせません!」

 

「くっ……蹴っても全く怯まないどころか、どういう硬さしてんだ……っ!」

 

 イオリが足止めされたことによりモモイ達の銃撃を許し、次々と地面に伏していく仲間達、それを見ている風紀委員側に着々と焦りが募っていく

 

「やっぱ私たち結構強いじゃん!ハッハー!このままの勢いで勝っちゃおう!」

 

「お姉ちゃん!油断も慢心もしちゃダメ!」

 

「大丈夫だってミドリ!こっちにはアリス、さらに先生もいるし!戦況も超有利!負ける要素なんて無いも同然だよ!」

 

 実際その通りだった。風紀委員は目に見えて分かるほどに減っていき、イオリも体力の限界が来たのかアリスに押され始めている。このまま行けばゲーム開発部の勝利は確実、だが

 

「オイオイオイ、ウチの家族達をこんな風にしちゃってよぉ〜?」

 

「……」

 

「えっ……?」

 

 奥の方からコツコツと足音を鳴らし、若干紫色のサングラスをかけた二人が戦場に入る。片方は笑みを浮かべ、片方は少し呆れたように小さくため息をついていた

 

 ハジメはサングラスを額に上げてから笑い、ヒナは少しだけサングラスを下げて睨むように見据える。ガシャ、とヒナの愛銃、デストロイヤーのリロード音が静かになった体育館に響いた

 

「覚悟はできてるんだろうな、テメェら」

 

「……最初から私たちが出てれば、こうならなかったんじゃないの?」

 

「まあそうだけどよ、すぐ終わったら演習にならないだろ?」

 

「はぁ……昔からそうよね、ハジメは。全然変わってないわね」

 

「変わったのは身長ぐらいだな。そういうヒナこそ、一年の時から何も変わってないじゃねぇか」

 

「まあそうね、私も言えたことじゃないわ」

 

 

「……あの、今から……ハジメ先輩と、空崎先輩と……?」

 

「……唯一の負け要素来ちゃったよ……負けイベじゃんこんなの!!」

 

 最強2人の参戦、唯一の負け筋だった最悪が現れたモモイは既に諦めの体制に入っていた。ミドリやユズも、表面に出していないだけで諦めている。()()1()()()()()()

 

「……いいえ!違います!」

 

「!」

 

「アリスちゃん……?」

 

「私たちは幾度も困難を乗り越えてきました。ゲームのレイドイベント、鬼畜ゲーの攻略……メイド部達の襲撃、ミレニアムプライス、その全てを!」

 

「今回も諦めずにいけば、きっと勝利は私たちの手に来てくれます!なので、立ち上がりましょう!何度でも!」

 

「……ありがとうアリスちゃん、お陰で元気が出た」

 

「……そうだね、そうだよねアリス!誰が相手でも、私たちならきっと勝てる!」

 

「あ、アリスちゃんの言う通り……私も、頑張るから……!」

 

 アリスの言葉に感化されたゲーム開発部達の目に熱が灯る。完全な格上との相手、それにも関わらずその表情は晴れ晴れとした笑顔があった

 

「……どうやら、アッチの覚悟は決まったみてぇだな」

 

「そうね……けど、容赦はしない。例えハジメの妹が相手でも」

 

“……よし、それじゃあ”

 

 

 

 

 

 

 

 

“行こう”「戦ろう」

 

 




何気にアリスの名字を出したの初やね

それと後半はちょっと本物の小説みたいな感じにしてみましたが、どうでした?

100話記念どうする?

  • プレ先鹿紫雲の世界線を書く(別作品)
  • 透き通る世界に響く雷鳴≡を書く(別作品)
  • ここは子供化カッシーだろ(おまけ)
  • ここは女体化カッシーだろ(おまけ)
  • 七囚人相対(おまけ)
  • 正月(おまけ)
  • 書かんでいいから本編書け
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