前話の最後の方をちょっと変えました。ごめんちゃい
いやぁ、最近暑くてやる気が出ないよぉ。『夏休みの課題をする』、『これと他の小説を書く』。両方やらなくちゃあならないってのが、学生小説家の辛いところだな
めんどくさい……暑っつい〜、暑くて干からびそ〜う。動いてないのに暑いよぉ〜
ユメ先輩は砂漠で1人寂しく干からびたけどな。
あ〜ホシノ。俺、涙が出そうだよ。お前のせいでユメ先輩は死んだのに、殺したお前がユメ先輩の代わりになろうとしてるなんて皮肉もいい所じゃないか
そうやってお前がどれだけユメ先輩に見た目を寄せたって、性格を似せたってユメ先輩は戻ってこないのにさ、無駄な足掻きだよね。
「という訳で便利屋68の臨時顧問兼臨時社員になった鹿紫雲ハジメだ、シクヨロ」
「という訳でって……本当にどういう訳なの?社長、何か聞いてる?」
「えっと……実は、昨日の夜に鹿紫雲さんからモモトークが来て……」
──へい陸八魔、明日から3日くらい便利屋68の臨時顧問兼社員になるからヨロピク
──な、なんですって……(サイレントなんですって)
──もしかしてダメ?
──そんな事ないわ!ぜ、全然良いわよ!どうせなら今後も便利屋68の顧問としてやってくれないかしら!こっちとしては大歓迎よ!
──ヒナに殺されるからパスで
──(´・ω・`)
「そゆことー」
「大胆なこと考えるね〜ハジメさん♪」
どうも、便利屋の顧問兼社員になった鹿紫雲ハジメくんだゾ。ピースピース
これで俺の肩書きがゲヘナ学園所属風紀委員会副委員長兼シャーレ所属便利屋68臨時顧問兼臨時社員になったな。長すぎるぜコイツァ、途中で噛みそう
「そもそも、風紀委員会所属の貴方が敵対組織の私たちに、臨時とはいえ所属するってのもダメだと思うけど」
「も、もしかして……私たちの情報を……そ、そのまま風紀委員会へ流すつもりですか……?」
「そんな事しねぇよ流石に」
俺のことをなんだと思ってんだ……そんな俺って人の心無いやつ判定されてるの?
「大丈夫よみんな!鹿紫雲さんもこう言ってくれてるし、本当に私たちに協力するために来たのよきっと!」
「……それなら良いんだけどさ」
「くふふ〜。ハジメさんがお仲間になったのなら心強いけどさ、結局今の状況は変わらないよねぇ〜。依頼も全然来ないしさ」
「ふっふっふっ……それなら安心しろ。昨日先生からシャーレの公式アカウントで『何か助けて欲しいことがあるなら、コチラのURL(鹿紫雲のメールに繋がる奴)にご相談下さい』ってSNSで投稿して貰ったんだよ」
「そんで来た依頼を俺がお前らに横流しして、依頼料はお前らが全持ちって訳よ。かんぺき〜、だろ?」
「横流し……もっと他に良い言い方あったでしょ」
「実際この件は先生には話してないから、横流しって言い方が正解に近いんすよね」
「えぇ……」
理由は一応聞かれたけど、適当にはぐらかしてたら許可貰えたんだよね。マジでサンキュー先生、お礼に1回くらいはイオリの足を舐めても見逃すよ
さて、今のところ先生からの連絡は無いし、俺がやりたかったことを早速やってみるかな
「そんでいきなりだけど荷物持って目の前の廃墟の5階にしゅーごう。顧問命令な」
「本当にいきなりだね。何が目的?」
「それは着いてからのお楽しみですよ〜」
「わ、わかりました!直ぐに向かいます! あ、アル様……お荷物、お持ちましょうか?」
「大丈夫よハルカ、このくらい一人で持てるわ。ありがとうね」
「……!わ、私なんかが烏滸がましい真似をしてしまって、す、すみません!し、死にましょうか……?」
「陸八魔……お前……」
「ち、ちち違うわよ鹿紫雲さん!? は、ハルカ!そんな事しなくてもいいのよ!?私は別に気にしてないわ!」
「冗談だって。ハルカ、そうやってわざわざ死に急ぐ必要はねぇよ。陸八魔もこう言ってる事だし、気にすんな」
「は、はいぃ……」
「くふふ〜、今のハジメすっごい良かったよ♪顧問らしさ全か〜い!ってやつだったね〜」
「……ほんとに臨時だけど顧問になる気満々みたいだね」
「顧問以前に目の前で自殺しそうな奴がいたら速攻止めるだろ……ま、俺は一足先に行っとくぜ〜」
うーん、ハルカってびっくりするほど自己肯定感が低いんだよな、すぐに死のうとするし……そのうち金に困ったら臓器提供とか考えてそう。そもそも銃でキヴォトス人は死なないのに臓器提供とかできるんかな……ま、いいや
どうせ死ぬなら強えヤツと戦って、満足して死にたいな
……?なに考えてんだ俺。らしくねぇな
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「えーっと……5階だから、ここでいいのよね……って、なんで机と椅子が?」
「おぉ〜、ホワイトボードまであるね。これハジメさんがわざわざやったのかな?」
周りのコンクリート剥き出しの風景に似合わない簡易的な机と椅子、その前に大きめのホワイトボードが置かれていた。机の右上には便利屋たちそれぞれの名前が手書きで書かれた紙が置かれている
各々が指定されていた机に座る。ある者は背筋を伸ばして座り、ある者は面白そうに両肘をついて座るなど、様々な待ち方で今から始まる何かを待っていた
「はい皆さん席着いたかー?」
髪を下ろし、何処から取り出したのか分からない白いコートを羽織り、丸メガネをつけた鹿紫雲がいた。口には端の方から煙が出ている白い棒が咥えられていた
「あ〜!銀○先生だ!」
「なんで知ってんの? いや違ぇや、静かにしろよコノヤロー」
結構世代が遠いはずなんだけどな……あれって君らが生まれてくるより全然前だよね?
「えー、今日から(これ以降無い)お前らの授業を受け持つことになった鹿紫雲先生でーす」
「……先生質問、なにその煙が出てる棒」
「あ、あれって完全にアレじゃないの!?なんで鹿紫雲さんが持ってるの!? というか吸ってる!?」
「いい質問だなカヨコ。だけどこれレロレロキャンディーだから安心しろよー」
「煙出てるじゃない!?それのどこがキャンディーなのよ!」
「煙か?これはな、もの凄いスピードでレロレロしてるから煙が出てんだよ。ほら」
口で隠れていた飴の部分を出して見せれば、ツッコミのあまり立ち上がっていた陸八魔が腑に落ちない様子で腰を下ろした。まあこれはレロレロキャンディーだからね、棒から煙出るんよ
「……?飴の部分を舐めているのなら、そこから煙が出るはずじゃ……?」
「はーいそれじゃ早速、授業を始めますよー。まずは家計簿の付け方からなー」
「先生しつも〜ん!家計簿って適当な紙とかで付けてもいいの〜?」
「そこら辺はご自由にどうぞー。ノートとかでもいいし、なるべく大きめの紙に書いた方がいいかもな」
黒いボードマーカーでホワイトボードに大きめの四角を描き、そこに何本かの線で区切りを作っていく
「家計簿の説明をすると、収入と支出を記録して、自分の金の流れを把握する物だな」
「これをつけるメリットとしては、何にいくら使ったかが分かったり、無駄な出費を見つけやすくなったりとか、他にもあるがそんな感じだ。そこに記す物としては主に3つ」
「今月はこれだけ稼いだかを示す収入、何にこれだけ使ったかを示す支出、収入-支出をした結果で手元に残る貯蓄だな」
区切った小さな横長の長方形の中に収入、支出、貯蓄と書き、その他で色々と書き込んでいく
「家計簿をつけるモチベーションを維持するには、何か1つでも具体的な目的や目標を作ればやりやすくなるぞ」
「例えば、今のお前らの状況なら『新しい事務所を契約する』とか、ある程度余裕ができてきたら『高い店に行く』とかな」
「なるほど……勉強になるわね……!」
「そして絶対にすることとしては予算を設定する。事務所を契約したとして、毎月発生する家賃や光熱費などの固定費、食費みたいに変動する変動費に分けて、大まかな予算を決める」
「んで、1ヶ月が終わったら予算と実際に出た支出を比較して、オーバーしてる所があったらそれを見直して翌月の予算を調整するって感じだな」
「注意点としては、無理して変動費の予算を低く設定しない事。それを達成しようと無理をして、お前らの体が壊れたら元も子もねぇからな」
ホワイトボードに書いていた物の中で重要そうな物に赤いマーカーで印をつけて強調する
ホワイトボードのキュッキュッって鳴る音、ちょっと嫌いなんだよね。黒板を爪で引っ掻いてる音みたいな感じで
「ちなみにスマホでも家計簿をつけれるアプリがあるから、それ使ってみるのも有りだな」
「アプリね……ありがとう鹿紫雲さん!とっても分かりやすかったわ!」
あぁすっげぇ笑顔眩しい。こりゃ太陽と間違えて、太陽が眩しかったからって理由で銃撃っちゃうかも*1。そもそもキヴォトス人にゃ銃効かねぇか
「クッ……そ、それじゃ次の授業行くぞー──」
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「──はいこれで授業を終わりマース」
生活する上で必要なお金の使い方等の授業、合わせてちょうど50分を終えた。便利屋達の座っている机に置かれた、途中から渡したメモ帳にはビッシリ、とまではいかないがある程度重要な部分が律儀にメモされていた
それぞれが授業(モドキ)の感想を言いながら退出しようと立ち上がる中、鹿紫雲がある1人を呼び止めた
「あ、陸八魔。悪いけどお前だけ少し残っててくれないか? お前専用の個別授業があるからさ。まあ5分くらいだけど」
「え?」
「あらら〜、アルちゃんだけ居残りってこと?」
「あ、アル様が残るのであれば私もお供します!」
「んや、悪いけどこれはアルにだけ教えたいものだから、悪いけどハルカはダメだな」
「えぇ、分かったわ。それじゃあみんなは、先に事務所まで帰って頂戴」
陸八魔がそう言えば残りの三者はそれぞれ部屋(?)から出て、あのテントの場所へと帰っていく。それを確認し終えると、改めて机に座り直した陸八魔の前まで移動する
「それで……個別授業っていうのは…?」
「そう急かすな。まず前提として、お前は優しすぎる。そこがお前のいい所でもあるんだがな」
「だが、それは依頼において少し邪魔な存在だ。多分お前何回か泣き落としされて見逃そうとした事あるだろ」
「うっ……」
「図星かよ……そこで、今日はお前に
「は、ハードボイルドの真髄ですって!?」
「そうだ。しかもこれはたった一文でな、使える場面も多いしカッコイイセリフだ」
「カッコイイセリフ……!き、気になるわ!早く教えてちょうだい!」
「ふっ……そのセリフはな」
「ご、ゴクリッ……」
「それはそれ、これはこれだ。」
「……それはそれ、これはこれ? 結構聞く言葉なのだけれど……それのどこがハードボイルドの真髄なの?」
「甘いね陸八魔。ハチミツをかけた金平糖より甘い」
「……?あまり想像できないわね……ハチミツをかけた金平糖……?」
「たしかにあんま分かんねぇかもな。これは例えが悪かった……まあ話を戻すぞ?」
「『それそれこれこれ』は、2つの違う話を一つにしない、別々に分けて考えるって意味だ。プライベートの話と仕事の話を一緒にしないみたいな」
「これは依頼にも繋げれる話だ。例え相手が泣いて同情を誘ってきたとしても、それはそれこれはこれで割り切って依頼を遂行する。一時の感情に左右されず目的の為に動くってのはすっげえハードボイルドだろ?」
「……でも、もし相手が怪我してたらどうするのよ?」
「それはそれ、これはこれで割り切るんだよ」
「そうしたらその人が可哀想じゃない」
「……やっぱお前ハードボイルド向いてねぇよ」
「えっ」
えっ、じゃないが?
「……まぁ、なんだ。お前がそういうのが嫌なら別に気にしなくてもいいが」
「いいえ!それはそれ、これはこれってかっこよく言って依頼をこなすなんて、ハードボイルドそのものじゃない!率先してやってみるわ!」
「お、おう……頑張れよ」
5分も経たず個別授業が終わった時、ポケットに入れていたスマホから振動を感じると取り出してから俺宛に来たメールを見る
「……ハハッ。よし陸八魔」
「?」
「早速依頼だぞ。アウトローの出番だ」
──おまけ──
一方その頃、風紀委員会では
ヒナ「3日終われば撫でて貰える3日終われば褒めて貰える3日終われば撫でて貰える3日終われば──」ショルイセイリ
イオリ「……なんか……委員長が怖い」
チナツ「え、えぇ……常に何かをブツブツ言ってますし……」
イオリ「前からハジメ先輩が来なくなる度に落ち込んでたけど、今回は毛色が違うというかなんというか……」
チナツ「アコ行政官も、委員長の変わり様とハジメ副委員長が居ないせいなのかハンカチを食べてますし……」
イオリ「一昔前の嫉妬の仕方じゃん」
チナツ「アレは噛んでるだけですけど、行政官のは食べてますけどね」
イオリ「もしかしてマトモなのは私たちだけってこと……?」
チナツ「本当にそうかもしれませんね……」
イオチナ「はぁ……」
アコ「ガルルルルル」
それはそれこれはこれ、をアルちゃんに教えたかったからってだけで始まったこの閑話。理由としてはネタバレだからみたい人だけ見てください
↓
今後の曇らせに使います^^
追記
おにぎりシンクのソロやってたら14でカリスト来たんだけど……かかってこいよこっちはIRAとMorositasとアンプルと火種と予知眼と仕返し帳簿:番外持ちやぞ
オラッ侵食ハーモニー連打!ベヨネチチ! アーッ!!!↑(ティビアのメロディー)
辛勝でした
100話記念どうする?
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書かんでいいから本編書け