初めまして。あらすじから分かる通り、「Blue Archive」×「Slay the Spire」の世界です。
コマンドバトルRPGとローグライクカードゲームの異色のクロスです。
どちらも好きなゲームなのでうまくクロスさせられないか思案したところ、
いい感じにアイデアが浮かんできたので書きました。
不定期更新ですが、週に1,2話出せたらいいなくらいの感覚でやっていきたいです(願望)
※初投稿なので大目に見てくれると幸いです。
※作者はブルアカについてあまり詳しくありません。
そのため、キャラクター性やストーリーに間違いがある場合があります。
キャラ崩壊も多分起こっているでしょう。その場合は指摘してくれるとありがたいです。
※Slay the Spire(以後スレスパ)のキャラクターはしゃべらないので、
基本的に作者の独自解釈となります。
それでは、物語のほうをどうぞ。
「……ここはどこだ?」
私、百合園セイアは現在謎の部屋の中にいた。
「(夢の中で謎の扉があったからと、下手に開けたのが失敗だったか……)」
「(ここは私の夢の中の世界なのか?。ただ、こんな場所は記憶にない。
一体、何が起こってこの世界が作られたんだ?)」
私がいる部屋は、石造りの牢獄のような見た目になっている。
ドアは木製だが、さっき開けようとしても開かなかった。
窓からは謎のもやが見えるだけ。ここがどこかという情報は何も得られない。
「(さて、とりあえずこの場所からは出たいのだが、どうするべきか……
ミカじゃあるまいし、壁や窓を壊して脱出するのはやめておこうか)」
部屋を見て回りながら、脱出方法を考えていると、
セ「……!?」
ドアだ。ドアがきしみながら開いた。
「(開いた…?なぜ?さっきは何をしても開かなかった…!これは素直に喜ぶべきなのか?
外の様子を見に行くべきなのか?………………)」
突然の出来事に困惑し、次の行動を考えていると、
?「お前は……敵か?」
そこには、甲冑に身を包み、仮面を被った白髪の男が立っていた。
その姿は、さながら歴戦の兵士のようである。
セ「違う。私は敵じゃない。私は気づいたらここにいたんだ。」
分かっている。自分でも信じられないような言い訳だと。
ただ、それでも戦いだけは避けたかった。目の前の男がどれほどの強さかも分からないし、負けたら何をされるかわかったものではないからだ。
?「おお、喋った。それに攻撃する気配もないし、敵じゃなさそうだな。」
セ「わかってくれたならいいんだ。」
良かった。とりあえず戦闘する事態には発展しなさそうだ。
?「それにしても、気づいたらここにいた?あんた、ここがどこかわかっているのか?」
それにしても、この男も見たことがない。夢の中ではなく、異世界の可能性が高いだろう。
セ「知らない。いたらマズイ場所なのかい?」
?「ここに来るのは自由だ。ただ、ここに入れば、もう二度と出られないと言われている。」
男は少し恐れを交えながらそう言った。どうやら面倒な場所のようだ。
セ「……そんな場所に、君も来ているのかい?」
?「ああ。俺は復讐を果たすためにここに来た。そういうあんたの目的はなんだ。」
セ「私は……分からない。本当に気づいたらここにいたから、どうすればいいのかも分からない。」
?「なんだ?記憶喪失ってやつか?」
セ「それとも違う。私は、別の世界から来たんだ。」
?「別の世界?こことは違う世界から来たっていうのか?」
セ「そうだね。いや、信じてくれなくても構わない。到底信じられる話ではないからね。」
?「…………俺は信じよう。」
セ「本当にいいのかい?」
?「ああ。あんたは、嘘を付いている目をしていない。俺の経験がそう言っている。それに、この塔ならいくら不思議なことが起こってもおかしくないしな。」
どうやら信じてくれるらしい。こんなにあっさり信じられると予想していなかったから拍子抜けだ。
セ「そうかい。感謝しておこう。それにしても、塔?ここは塔になっているのかい?」
?「知らなかったのか?…っと。そうか。あんたは異世界から来たって言っていたな。
……よく見れば、あんたの身なりは随分と良いな。それこそ、この世界の技術じゃ作れないぐらいには。」
どうやらこの男から見て、私の服装は「高級」に値するらしい。一応、一学園の制服なのだが……
?「………話が逸れたな。まず、この世界には『願いが叶う塔』というものがあるんだ。
それがまさにここだ。今まで、何人もの冒険者が、欲を満たすためこの塔に挑戦し、
……死んでいった。」
セ「……随分物騒な塔だね。この塔には何か危険な仕掛けでもあるのかい?」
?「ああ。仕掛けというには少し違うが、塔の各階層に魔物が設置されているんだ。それに、各階層には守護者がいて、他とは比べ物にならないほどの強さらしい。」
魔物。ゲームの中でしか聞いたことがないが、そんな単語が普通に出てくるので、
やはりここは異世界であるのだと再認識する。
セ「ふむ。ただ、それだけなら、国が兵器などを持ち込めば制圧できるんじゃないかい?」
?「ああ、そうだ。ただ、今までそれができなかった理由がある。それは、この塔にかかっている、呪いだ。」
セ「呪い?どんな呪いだい?」
?「こいつが厄介でな。まず、塔の中では一切行動ができない。その代わり、カードが配られ、
それに書いてある行動をして、敵を倒していく仕組みになっている。そして、この塔は生きているかのような動きをする。だから、兵器なんかを持ち込んでも起動させるカードを配らない。塔にとっての脅威になりうるものは全て使えないというわけだ。」
セ「なるほど。それが理由か。行動を制限されるのは、非常に厄介だね。」
「(だとすると、この世界の住人でない私は塔にとって未知数。すなわち脅威だ。おそらく登って行ったらなんらかの妨害があると考えるのが普通か。)」
?「……………そこで、だ。あんた、俺と組まないか?」
唐突に同盟を提案してきた。なんだこの男は。
セ「急にだね。何が狙いだい?」
?「あんただって、元の世界に帰りたいだろう?なら、この塔を登る必要がある。どうせ、あんたも同じことを考えていただろう?だから、俺と一緒にこの塔を登ってくれないか?」
怪しすぎる。私としては願ったり叶ったりだが、あまりにもこちら側にデメリットがなさすぎる。
「(何か裏があると見たほうがいいだろう。)」
セ「……ご名答。その通りさ。しかし、分からないね。なぜ私を仲間に引き入れる必要がある?」
実際それは気になっていた。
?「この塔に挑戦してきた者たちは、皆一人だった。当たり前だ。私欲のためにこの塔を登って行ったのだから。」
セ「……一人でダメだったなら二人で挑めば勝機があると?」
?「そういうことだ。ああ、後これは俺の勘だが、あんたは強い。いや、正確には、あんたの元いた世界からくる特性によって強い。違うか?」
これには驚いた。私がいたトリニティ、いや、キヴォトスでは銃弾が当たっても「痛い」程度で済む。まあ、私も病弱ではあるが、流石に銃弾一発程度なら死にはしない。
セ「………まさか当てられるとはね。」
?「はは。当たったみたいだな。ま、そういうことだ。俺は、あんたが頼りになると思ったから同盟を申し出たんだ。強いと思わなかったらすぐに塔の中に入っていたさ。」
「(このまま、裏はないと見ていいのだろうか?まだ警戒しておいたほうがいいのか?…いや、結局この同盟を蹴ったとしても、私はこの塔を登る。なら、この同盟に乗って、何かあったら随時対処して行ったほうがいいだろう。それに、塔の妨害も押し付けられるかもしれない。)」
……………加えて、私にはこの男が純粋に協力してほしいと言っているように見えた。
セ「…わかった。そこまでいうのなら、この同盟を断る意味もない。私は、君に協力しよう。」
?「本当か!感謝する。…………あー……」
セ「そういえば自己紹介が遅れていたね。百合園セイアだ。セイアで構わないよ。」
ア「ああ、セイア、感謝する。後、俺はアイアンクラッド。適当に呼んでくれ。」
ア「……さて、自己紹介も済んだことだし、早速塔に入っていくとしよう。」
セ「そうするのは勝手だが、この部屋には、君が入ってきた扉しかなかったぞ?」
ア「ああ。セイアには言っていなかったな。この塔に入るには、」セ「!?」
ガチャン。と扉が音を立ててしまった。
ア「……説明を受けてからでなければ入れないんだ。」
セ「なるほど。いわゆるチュートリアルってやつかい。」
ア「……?よく分からんが、多分そういうことだ。今から、この部屋でこの塔の仕組みについて
説明があるはずだ。」
セ「なら、しっかりと聞いておく必要がありそうだね。」
ア「ああ。」
セ「(はぁ……こうなったらもう後には引けないか……)」
こうして、二人は塔からの説明を受けることになった。二人の冒険が始まる。
今回の最後であった塔からの説明に関しては次回で載せておきます。
後、今回はセイア視点で書きましたが、次回以降は、アイアンクラッド視点になると
思います。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
感想とか、指摘とかもぜひお願いします。
あ、もちろん要望もできる限り聞いていきたいので、どうぞよろしくお願いします。
それでは、また次回。
今後の登場キャラは?
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セイアちゃんだけでいいよ!
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アビドスの生徒を出せ!
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ゲヘナの生徒を出せ!
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トリニティの生徒を出せ!
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ミレニアムの生徒を出せ!
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その他(感想に書いてください)