セ「ここはどこだ?」
ア「俺はアイアンクラッド。ここは願いが叶う塔だ。ところで俺と組まないか?」
セ「わかった。協力しよう。」
ア「塔に入るには説明を受けないといけないらしい。」
セ「なら、しっかりと理解しなければならないね。」
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はい。みなさんこんにちは。凍冬です。前回の0話の後書きでいっていた、
1話の前書き部分で塔から受けた説明について明記する、という部分なのですが、思いの他長くなってしまったのでこれを本編にしようと思います。すみませんでした。
質問なども受け付けています。
あと、『Slay the Spire』を知っている人へ。
もし、足りない要素などがあったら指摘してくれると幸いです。
※ここから先の物語はこのシステムを軸として進行していくので、
システムを理解していないと物語の理解が難しくなると思います。もし「めんどくせぇな」
と思ったなら、スレスパをやりましょう(布教)
あとは、説明の節々でセイアか、アイアンクラッドが反応したりすると思います。
それでは、本編をどうぞ。
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塔「それでは、説明を始めていきたいと思います。」
塔「まず、この塔では、自発的行動は一切できません。その代わりに、カードを使って行動するシステムになっています。」
ア「なあ、自発的行動ができないって言ってるけど、普通に今動けているよな?」
セ「まあ、確かにそれは気になるが、今は説明中だろう?説明を聞かなければいけないのではないかな?そうでなければ_______」
塔「……そこ。聞こえていますよ。話の腰を折らないでください。」
セ「______こんなふうに怒られてしまうからね。」
ア「いや普通にリアルタイムで反応してくんのかよ。」
塔「……そして、戦闘システムですが、はじめに、自分のターンがあり、敵に対して攻撃をしたり、敵の攻撃を防ぐために防御したりします。次に、敵のターンがあり、こちら側に攻撃をしてきたり、バフ・デバフをしたりします。」
塔「カードには『エナジー』と呼ばれる代償が存在し、一人で挑戦するなら毎ターン3エナジー供給されるので、それを消費して戦うことになります。」
塔「今回、お二人は協力して戦うということなので……毎ターン5エナジーで戦ってもらいます。エナジーは共有です。」
セ「やはり聞かれていたか。いい性格をしているようだね。この塔は。」
ア「ああまったくだ。さらっと二人で戦うのに3×2=6エナジーじゃなくて5エナジーにしているところとかな。」
塔「……誉め言葉として受け取っておきましょう。そして、魔物についてですが、基本的には全員範囲攻撃になる、と思っておいてください。例えば、通常で攻撃力10の魔物がいたら、二人に攻撃するときには10+10という表記になるということです。」
ア「いやなんでだよ。ふつうそこは半々で5+5とかだろ。」
セ「はあ、この性格の良さは誰かさんを思い出すね。」
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ミカ「……はっくしょん!」
???「急にどうした。」
ミカ「え?ううん。何でもないよ。ただ、誰かが私のことを噂してるのかなぁーって。」
???「……?そうか。」
???「ところで、調印式襲撃計画についてだが…………………」
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塔「……カードは、はじめはデッキの枚数が少ないですが、敵を倒したり、商人から購入したり、イベントでもらったりすることで、カードを増やし、デッキを整えていくことが可能です。」
塔「カードにはコモン、アンコモン、レアの階級があります。上位の階級ほどドロップやショップで売られている確率が低くなります。」
塔「カードには4種類のカードがあり、それぞれアタック、スキル、パワー、呪い・妨害です。」
塔「アタックは主に敵にダメージを与えられるカードです。」
塔「スキルは、主に自身にバフ・敵にデバフを与えたり、カードをドローしたりするカードです。」
塔「パワーは、自身に永続のバフや何らかの特性をつけることができます。」
ア「永続のバフにはどんな種類があるんだ?」
塔「永続バフには大きく分けて3種類存在し、筋力・敏捷性・集中力と呼ばれるものがありますが、集中力は今回関係のないバフですので、説明は省かせていただきます。他二つは後ほど。」
塔「最後に、呪い・妨害カードです。これは、主に敵がデッキに混ぜてきたり、カード効果によるデバフによって手札に混ぜられたりして、カードのドローを阻害してきます。」
セ「かなり厄介な存在になりそうだね。例えば、どんなものがあるのかな?」
塔「『負傷』などのただの使用不可なカードから、『火傷』や『空虚』のように、自身に悪影響を及ぼすカードまであります。」
塔「さらに、通常カードの一部もそうですが、これらの呪い系カードには、『エセリアル』と呼ばれる属性がついているものがあります。」
セ「エセリアル……幻想的な、という意味だね。」
塔「はい。その名が意味する通り、自分のターン内に、そのカードを使用できなければ、そのカードは『廃棄』されます。」
ア「廃棄?まさか、せっかく手に入れたカードが失われるのか?」
塔「いえ、そうではなく、あくまで『その戦闘中』のみ廃棄されるので、二度と使えないわけではありません。そして、呪い系のカードは初めからデッキに入っていなかったものに関しては、戦闘が終了した後もデッキに残り続ける……なんてことはありませんのでご安心を。」
セ「なら、呪い系カードは放置しておくのが得策というわけだね。」
塔「後、通常カードの一部に、『捨てる』という表現がありますが、これは廃棄とは違い、ただ捨て札に送るだけなので、山札が0枚になり、カードが再シャッフルされてドローされれば、再度使うことができます。」
ア「なるほど。廃棄カードは一回だけ使えるカードで、捨てるカードは何回でも使えるというわけだな。」
塔「カードについての説明は以上です。次はレリックについての説明です。」
セ「レリック?聞いたことがない言葉だね。」
ア「日本語に訳すると遺物、形見とか、そういう意味だが…」
塔「レリックとは、この塔の各地に保管されていたり、魔物が持っていたりする遺物のことです。」
塔「レリックを持っていることで、戦闘中、様々な効果が発動します。それらの効果で、戦闘を有利に進めることができます。」
塔「冒険者たちは、この塔に挑戦する前に、スターターレリックが配られます。」
セ「私たちももらえるのだろうか。」
ア「まあ、あんたはともかく、俺は貰えるだろうな。」
セ「流石にそこまで塔が妨害してくるとは思いたくないね…」
塔「レリックにも、カードと同じく、コモン、アンコモン、レア、ボスの階級があります。こちらも、上位の階級(ボスを除いて)ほどドロップやショップで売られている確率が低くなります。」
塔「ボスレリックを獲得するには、各階層の守護者を撃破する必要があります。」
塔「続いて、ポーションについての説明です。」
塔「ポーションとは、戦闘中、様々な効果をもたらすものであり、自分のターンなら好きなタイミングで使用することができます。」
塔「様々な効果を持つものがあり、中にはかなり特殊な効果を持つものもあります。」
セ「特殊な効果?例えばどんなものだい?」
塔「……例えば、敵からの全ての攻撃力を1にするものや、戦闘時にやられても一度だけ復活できるものなどがあります。」
ア「まあ、敵が強いからこの辺でおあいこってところだな。」
セ「どこのメ〇ルスライムみたいなポーションもあるようだし、手に入れられればかなり強気に立ち回れそうだね?」
塔「クリティカルも効きませんのでメ○ルスライムよりも強力です。……このポーションも、ショップや敵からのドロップで得ることができます。」
塔「続いて、戦闘中に与えられるバフ・デバフの説明をしていきます。」
塔「まずは、弱体。敵味方関係なくつけられるデバフで、被ダメージが1.5倍になります。」
セ「ふむ。こちらの火力を上げる手段にもなるが、敵につけられたときは厄介だね。」
ア「ああ。言うなれば諸刃の剣だが、1.5倍というのは頼もしい数値だな。」
塔「次は、脱力。こちらも敵味方関係なくつけられるデバフで、攻撃力が0.75倍になります。」
セ「このデバフは、敵の攻撃を防ぐ時に重宝することになりそうだね。」
塔「最後に、脆弱化。これは敵専用のデバフで、カードから得られるブロック値が0.75倍になります。」
ア「これはかなり厄介だな。正直、このデバフを持つ敵とはあまり戦いたくない。」
セ「同感だよ。十分にブロックを貼れないと、ダメージを負い過ぎてしまう可能性もあるだろうしね。」
塔「続いて、バフの紹介です。先ほど出てきた筋力と敏捷性について説明していきます。」
塔「と言っても、違いはカードの攻撃力値が上昇するか、ブロック値が上昇するかの違いです。」
塔「例えば、筋力1、敏捷性2のバフがある状態で本来は10の攻撃と5の防御をすると、____」
セ「____11の攻撃と、7の防御になる、ということでいいかな?」
塔「はい、その認識で間違いありません。」
塔「後、これも一種のバフなのですが、アーティファクトと呼ばれるものも存在します。」
セ「アーティファクト、人工物とかそんな意味だったかな?」
ア「それで、結局どんな効果を持つんだ?」
塔「アーティファクトは、一個につき1種類の敵、もしくはカードからのデバフを防ぐことができます。」
ア「おお、一個あるだけでかなり違ってきそうだな。戦闘に余裕を持って挑めるだろうな。」
セ「加えて、カードのデバフを打ち消せるし、さらなる相乗効果を生むこともできるだろう。それほど強いバフなら、アーティファクトを付与するには難しい条件があるんじゃないかい?」
塔「……ご明察ですね。その通り、アーティファクトを得る方法は、あるレリックか、希少なカードを獲得するしかありません。」
塔「(まあ、それ以外にもデバフを全て解除するレリックはあるのですが……)」
塔「……以上でバフの説明を終わります。次に、この塔の階層について説明します。」
塔「各階層には守護者が設置されており、冒険者が訪れるごとに守護者が変更されます。」
ア「待て。それはいくつかの守護者のローテーションか?それとも完全に新しく生み出しているのか?」
セ「もしローテーション式なら、各階層の守護者の行動を全員教えてくれないだろうか?」
塔「セイアさんの質問にはお答えしかねます。ですが、そうです。各階層の守護者たちは、
それぞれ3種類いて、それをローテーション式で設置しています。」
塔「……説明を再開します。この塔は1層、2層、3層、最終層によって構成されています。
そして、最終層の守護者、『堕落の心臓』を撃破すれば、塔の頂上に登ることができ、願いを叶えることができます。」
ア「つまり、そのだらk…とかなんとかを撃破すればいいんだな?」
セ「堕落の心臓がラスボスという認識で良いのかな?もしそれを撃破した後にまだボスがいた…なんてことがあったらたまったものではないからね。」
塔「はい。それで問題ないです。ただ、堕落の心臓と戦うには、3層の守護者を倒すだけでなく、冒険の中で3つの鍵を集める必要があります。」
セ「はぁ……まだ条件があるのかい?」
ア「本当にいい性格してるぜ……」
塔「3つの鍵、ルビー、サファイア、エメラルドの鍵は、それぞれ、休憩した時に思い出すことで獲得できるのが一つ、宝箱のある部屋でレリックと引き換えに獲得できるのが一つ、通常の敵よりも強い『エリート』と呼ばれる敵がさらに強化された状態(以後強化エリート)を撃破して獲得できるのが一つです。」
ア「おい、今『休憩』とか『エリート』とかいう単語が聞こえてきたんだが、一体どういうことだ?」
塔「それについてが今から説明する話になります。」
塔「支給品についての確認と、スタートボーナスの決定です。」
塔「まず、支給品についてですが、まず、現在の敵の行動予定や体力、自身の体力やバフ・デバフ持っているポーションやゴールドの量、地図の確認など、この塔の攻略に必要な情報が全て表示されるタブレットと、99ゴールド、それと二人にスターターレリックをお渡しします。」
ア「おお!ついにか!」
セ「私ももらえるようでよかった。」
塔「アイアンクラッドさんにはバーニングブラッドを。
百合園セイアさんにはキヴォトスの神秘・αを渡します。」
ア「俺は赤い炎を模ったアクセサリーみたいなものだったぞ。セイア、あんたはどうだった?」
セ「私は……私のヘイローと同じ形のアクセサリーだ。」
塔「それではスターターレリックについての説明をします。」
塔「アイアンクラッドさんは『戦闘終了時、全員のHPを6回復する。』
百合園セイアさんは『戦闘時、自身の被ダメージを全て1/2に軽減する。』という効果を持っています。」
ア「おい、明らかにセイアの方が強くないか?」
塔「実は、お渡ししたレリックには、なんの効果も宿っていないんです。今セイアさんの記憶を見て即興で作りましたから。」
セ「まさか、君に覗きの趣味があったとはね。」
塔「勘違いしないでください。それで、その記憶を元に、セイアさんにもといた世界での特性が引き継がれているようでしたから、その特性に合った効果を明文化しただけです。」
ア「つまり、セイアは今元いた世界の特性によってこの世界の魔物の被ダメージを軽減している、ということだな?」
セ「そういうことになるだろうね。」
塔「あ、ちなみにお二人の体力は、アイアンクラッドさんが80、百合園セイアさんが45です。」
ア「あんた、素の体力なかったのか。」
セ「これでも病弱なものでね。」
セ「……ところで、他の支給品で、タブレットはいいんだが、ゴールドはこの場所で一体どれほどの価値があるんだい?まさか、とんでもなく安い金額しか与えていないなんてことはないだろうね。」
塔「参考までに、ショップではコモンのカードやポーションなら60〜70ゴールドほどで購入できます。レアでも200ゴールド程度です。」
セ「なるほど。敵を倒すことでゴールドを増やせるのなら、これくらいでも問題ないか。」
ア「そういえば、スタートボーナスってなんだ?」
塔「それに関しては後で説明いたします。まず、地図には全部で6種類のマークがあり、それぞれが線で繋がっていると思いますが、その線が道であり、各部屋には線で繋がっているところにしか行くことができません。」
塔「地図には敵、エリート、?、宝箱、休憩、商人マスが載っていますが、敵マスには敵が。エリートマスにはエリートという強い敵が。?マスにはイベント、商人、敵、宝箱のいずれかが。宝箱マスには宝箱が。休憩マスには休憩用のスペースが。商人マスには商人がいます。」
塔「尚、先ほど説明したエリートと強化エリートについてですが、どちらも撃破すれば多くのゴールドとレリック一つ、強化エリートの場合はエメラルドの鍵を獲得することができます。」
塔「さらに、通常の敵よりも良い階級のカードがドロップする確率が高くなっています。」
ア「ちなみにだが、強化エリートは一度撃破した場合、再び出現することはあるのか?」
塔「いいえ。一度撃破された場合、それ以降の層で出現することはありません。」
セ「さっきからずっと気になっていたが、地図上で強化エリートと普通のエリートを見分けることはできるのか?何も説明がなされていなかったからね。」
塔「ああ、そういえば説明し忘れていましたね。強化エリートは、地図上でエリートマスが燃え上がっているようなマークになっています。そのため、簡単に見分けられますよ。」
セ「そうかい。説明、感謝するよ。」
塔「休憩マスについてですが、ここでは『休憩』か、『鍛冶』を選択することができます。
休憩では全員のHPを最大HPの30%分回復。鍛冶では自分の持っているカードの効果を強くする、『アップグレード』を行うことができます。」
ア「そのアップグレードでは、二人分のカードがアップグレードできるのか?」
塔「はい。それぞれがアップグレードしたいカードを選択することでカードの効果が強まります。」
塔「……それでは、スタートボーナスについての説明に入りましょう。」
塔「スタートボーナスとは、塔に挑戦する冒険者たちに毎回与えているバフのことです。」
塔「次の4つの選択肢からお選びください。
①カードを1枚選択してアップグレード。
②100ゴールドを獲得。
③カードを2枚削除する。ただし、現在HPを30%減らす。
④スターターレリックを失い、ランダムなボスレリックと交換。」
ア「どうする?セイア。」
セ「安全思考で考えるなら、①か②の選択肢がいいだろう。」
ア「確かにそうだな。それに、③の選択肢、休憩1回分と同じだけHPを失うようになっている。できれば序盤は、鍛冶に休憩マスを使いたい。終盤に近づけばHPの減りも激しくなるだろうからな。だから③は避けた方がいいだろう。」
セ「④に関してもだ。せっかく君が回復できるレリックを手に入れたのに、ここでそれを手放すのは惜しすぎるだろう。」
ア「そうなると、①か②になるわけだが、俺は②がいいと思う。ここでゴールドを貯めて、商人から強いカードやレリックなんかを買えばいいと思うんだ。」
セ「私もそう思っていたところだ。①にするならデッキのカードを見てから決めなければいけないわけだが、そもそもまだ配られていない状態で決めるのは危険だろう。」
ア「あの塔のことだ。何を考えているか分かったものではないしな。」
塔「……決められましたか?」
ア「ああ、俺たちは、②の選択肢を選ぶ。」
塔「了解しました。これにて、説明は終了となります。」
塔「あとは、デッキのカードを渡すだけですので、少々お待ちください。」
塔の説明を受けたセイアたちは、しばし待つことになり、雑談をすることにした。
すみませんでした。普通に前書きで書いて戦闘シーン書こうと思ったら気づいたら6000文字超えてたので、流石にこれを前書きにするわけにはいかなかったので、本編にしました。許してください。
次回はようやく塔探索パートです。お楽しみに。
それでは、また次回。
今後の登場キャラは?
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セイアちゃんだけでいいよ!
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アビドスの生徒を出せ!
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ゲヘナの生徒を出せ!
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トリニティの生徒を出せ!
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ミレニアムの生徒を出せ!
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その他(感想に書いてください)