セイアの異界登頂記   作:凍冬

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前回のあらすじ
セ「エリートに行くとしようか。」

ア「まあ、今は損害もないし、いいんじゃないか?」
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セ「ネズミが死んでいる?なら通りすぎるとしようか。」

ア「いやこいつらキノコに寄生されてるぞ!?早く戻ってこい!」

セ「胞子の雲が厄介だね。死んだら弱体を付与してくるとはね。」
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セ「報酬は何にしようか?」

ア「俺たち両方にブロックを展開できる事前準備がいいんじゃないか?」

セ「いいね。採用。」
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ア「なんだこいつ!?寝てるんだが……」

セ「なら好都合だ。しっかり体制を整えてから一気に攻めるとしようか。」

ア「うわぁ……。火力がエグいな。」

ラ「!?!!????!」

ア「(少し同情するぞ……)」
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セ「流石に今回の報酬は君の防御関係をとってくれ。」

ア「わかった。そうさせてもらおう。ありがとな、俺のカードを優先してくれて。」

セ「何、もともと君の方から私のカードを優先してくれたじゃないか。その時のお返しさ。」
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セ「……ん?これは、ポーションというやつかな?」

ア「そうみたいだな。火炎ポーション、敵に20ダメージを与えるらしい。」

セ「ポーションの使い道は相談するとしようか。」

ア「その方がいいだろうな。」

セ&ア「(どう見てもトマトジュースにしか見えないね。/よなぁ……。)」
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はい。皆さんこんにちは。凍冬です。今回からカード名の表記方法が変わります。もし見にくかったり、物語の内容を把握しにくいと感じたりするのであれば、要望を伝えてくれると嬉しいです。そして、今回からアンケートを実装しようと思います。
ここの投票結果次第で、今後の物語がどのように推移していくかが大きく変化していきます。
投票期間は基本的に2日くらいにしようと思います。内容は地図の分岐をどちらに進むかなどの、物語の進行の根幹に関わる部分ですね。
あ、ちなみに作者は基本2人は絶対死なせない方向に持っていくつもりなので、死にそうであれば、なんとか出てくるカードを調整したり、行動がランダムまたは運による敵であれば、なんとかその辺をいじったりします。
が、皆さんのご意見によって本来想定していたルートを外れてしまったり、カードの引きの辻褄合わせによって、何をどうしても死んでしまうような状況になってしまうこともあるかもしれません。
まあ仕方ないですね、読者の意見は絶対なので()
そういう時はどうなるか?簡単です。2週目が始まります。ゑ?今まで塔に挑んで死んできた冒険者たちはって?チョットナニイッテルカワカラナイデスネー
……まあ冗談は置いておいて、そこに関しては、まあ異世界出身のセイアちゃんがいるので、なんか神秘がアレしてソレしたってことにしておきましょう()
まぁ?死ななければいいだけだし?別に死ななかったら2週目の設定とか何も使わないし?


……というわけで長くなってしまいましたが、アンケート実装の報告でした。
それでは、本編をどうぞ。













































…………皆さん、もしかして他の生徒とも一緒に冒険して欲しいって思ってたりします?


セイアの異界登頂記♯4.5 現状確認

セイアたちの現在位置(赤丸で示しています)

{IMG237309}

セイアたちは現在、休憩マスに移動していた。そして、後に強化エリートに挑むか、エリートのいない方向に逃げるか迷っていた。

ア「……うーーーーーーーーん。」

 

セ「……悩む気持ちはわかるが、一応私たちの中で結論は出したじゃないか。」

 

ア「いや、まあそうなんだけどな?でも次のエリートが寝てるとは考えにくいだろ?」

 

セ「だから、心配だというわけだね。……確かに寝てるとは考えない方がいいだろうが、それでも今の私たちには少なくともエリートを倒す手段が揃っているじゃないか。」

 

ア「いや、それでm」

 

セ「それに、差し引き0でエリートを一度倒せたんだ。万が一の時のポーションもあるし、強化されていようともそこまで過剰に心配する必要はないんじゃないかい?」

 

ア「………うーん、…まあ、わかった。とりあえず、休憩マスで考えを整理してから最終的な方針を決めよう。」

 

セ「それが最善だろうね。」

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セイアたちは休憩マスに辿り着き、中へと入った。

中は敵や商人、?のマスよりも暗く、中央で燃え盛っている焚き火がなければ真っ暗な状態であろうことが推測できる。暗い部屋の中央で燃え盛っている赤白い火は、見るものに安心感を与える。まさにここが休憩するのに適している部屋であると示していた。

 

ア「……お、中は結構暗いな。」

 

セ「だが、中央に焚き火があるようだから、完全に真っ暗闇、ということはなさそうだよ。」

 

ア「そうみたいだな。」

 

セイアたちは、焚き火のそばに腰掛けた。その背後で、扉が閉まり、焚き火周辺以外は完全な闇となる。そんな薄暗い雰囲気の中、セイアは焚き火の縁に刻まれてある文字を見つけた。

 

セ「…………なんだろうか、これは。」

 

ア「何か見つけたのか?」

 

セ「ああ、何か、文字……と言ったらいいのかな。そうであろう記号を見つけたよ。」

 

ア「文字?読めそうか?」

 

セ「ああ。損傷が激しくて中々読みにくいが、なんとか読めそうだ。

『Kill or be killed』……よくある文言だね。」

 

ア「……今思い出したんだが、そんな物騒な文言を最初の?マスで見たような気がするぞ。連射をアップグレードしたところだな。」

 

セ「……確かにそうだったね。忘れていたが、塔が休憩マスでは体力を回復するために休憩するか、カードを2枚アップグレードするか選べると言っていたね。」

 

ア「なら、今回もタブレットにそのパスワードを打ちこめばアップグレードできそうだな。」

 

そう言いながら、アイアンクラッドはタブレットを取り出した。すると、タブレットは既に光っていた。文字に夢中になっていて気づかなかったようだ。ちなみに……

 

ア「ウワァ!メガァ!メガァァァァァァ!!」

 

アイアンクラッドは暗いところで急に明るいものを見たので目をやられていた。

 

セ「……何をやっているんだい。」

 

セイアは呆れつつ、タブレットの光量を落とした。

 

ア「仕方ないだろ!?」

 

セ「いや予想はできたはずだろう?」

 

ア「いやそうだけど!でも忘れてることだってあるだろ!?」

 

セ「……そういうことにしておこうか。とにかく、何が表示されていたんだい?」

 

ア「……………タブレットに表示されていたのは『休憩』か、『鍛冶』か、『想起』のどれかだな。」

 

セ「想起?そんな選択肢あったかい?」

 

ア「どうやら、これを選ぶとルビーの鍵が手に入るらしい。ただ、それだけで休憩一回分を使ってしまうようだが。」

 

セ「ああそういえば、そんなことを塔が説明していたね。」

 

ア「……流石に俺は鍛冶がいいと思う。次に強化エリートに行くならな。そうで無いなら想起でもいい気はするが…‥」

 

セ「1層で強化エリートは倒しておくべきだと思うんだ。2層や3層だと、通常の敵も強いし、エリートだって元々の個体が強くなっているだろう。だから、より大きな被害を受けてしまうと思う。」

 

ア「デッキの強化を取るか、最終層に向けての準備を取るか、そのどちらかというわけか。

……まあ、そもそもこの先もデッキが強く無いと通常の敵でさえ苦戦しそうだしな。もっと余裕のある時に想起しても遅く無いだろう。」

 

セ「決まりだね。……しかし、そうなると何をアップグレードしようか?」

 

ア「またあの議論はごめんだが?」

 

セ「あれは君が譲らないからだろう……。」

 

ア「セイアも大概だったけどな。……とりあえず、パスワードは入力しておくぞ。」

 

アイアンクラッドはタブレットにパスワードを入力した。すると、

 

タ「アップグレードするカードを2枚選んでください。」

 

と、現在のデッキ内のカードが全て表示された。恐らくこの中からアップグレードしたいカードを選ぶのだろう。セイアたちが新しく手に入れたカードのアップグレード後も確認すると、

 

タ「発火……パワー、1エナジー、筋力2を得る。

     →パワー、1エナジー、筋力3を得る。

  

  万能薬……スキル、0エナジー、アーティファクト1を得る。

      →スキル、0エナジー、アーティファクト2を得る。

  

  サンダークラップ……アタック、1エナジー、敵全体に4ダメージ、弱体1を与える。

           →アタック、1エナジー、敵全体に7ダメージ、弱体1を与える。

  

  事前準備……スキル、1エナジー、味方全体が7ブロックを得る。

       →スキル、1エナジー、味方全体が10ブロックを得る。

 

  痩せ我慢……スキル、1エナジー、15ブロックを得る。負傷を2枚手札に加える。

       →スキル、1エナジー、20ブロックを得る。負傷を2枚手札に加える。」

  

そこに、以前からアップグレード議論の話題にあがっていたカードを含めると、

タ「強打……アタック、2エナジー、8ダメージと弱体2を与える。

     →アタック、2エナジー、10ダメージ弱体3を与える。

  

  回避予測……スキル、1エナジー、10ブロックと敏捷性1を得る。廃棄。

       →スキル、1エナジー、13ブロック敏捷性2を得る。廃棄。」となる。

 

ア「とりあえず、アップグレード候補のカードはこれくらいか。」

 

セ「随分多いね。1、2、……7枚も候補があるとはね。」

 

ア「と言っても、『発火』は筋力が1しか上がらないから今はする必要がないし、『サンダークラップ』は弱体のターン数が伸びないから必要性がない。それよりも最優先でアップグレードしたいのは……」

 

セ「……やっぱり、『万能薬』かな?」

 

ア「そうだな。とりあえず、これは決定でもいいんじゃないか?アーティファクトがひとつ増えるだけで大きく変わるだろうからな。」

 

セ「それに関しては同感だね。デバフの打ち消しなんてどれだけあってもいいからね。」

 

セ「ところで、もう一枚はどうしようか?私としては、弱体のターン数を伸ばせる『強打』か、私たち両方の防御を補える『事前準備』、もしくは君自身の防御を固める『痩せ我慢』でもいいと思うよ。」

 

ア「俺はやっぱり『回避予測』だなぁ。まあ『事前準備』も悪くはないがな。」

 

ア「……第一、弱体に関してはサンダークラップがあるから、ターン数を伸ばす必要性は低くなったし、痩せ我慢はそれ一枚で十分なほどのブロック値がある。これ以上強化しなければならないほどの敵が出てきた時に考えよう……とは思う。」

 

セ「私としては君のカードを強化しても強いと思うのだが……。まあ、わかった。なら、2人の意見が一致しているし、『事前準備』でいいかな?」

 

ア「うーん………。まぁいいか。そうしよう。」

 

セ「おや、思ったよりもすぐに納得したね。また前みたいな議論が起こるのかと思ったが。」

 

ア「あれはもう懲り懲りだ……。後、今回はセイアも妥協案を出してくれているのが大きいだろう。」

 

セ「私は前のような議論も好きだったのだけれどね。」

 

ア「元の世界に帰ってやってくれ……。」

 

ア「話を戻すが、アップグレードするのは万能薬と事前準備で間違いないな?」

 

セ「そうだね。それでいいと思うよ。」

 

ア「次に、強化エリートに挑む、挑まないに関係なく、今後の連携や戦略も練っていかないか?」

 

セ「私もそれを言おうとしていたところだよ。まあ、その話をする前にカードのアップグレードを終わらせてしまおう。」

 

セイアはアイアンクラッドからタブレットを渡してもらい、『万能薬』と、『事前準備』をアップグレードした。

 

ア「戦略についてだが、やっぱり俺は前のエリート戦でも通用したあの戦法をやるべきだと思うんだ。」

 

セ「あの戦法って……。ああ、敵に弱体を付与した後に連射+で10×1.5×3=45ダメージを与えたあれのことかい?」

 

ア「そうだ。銃弾の消費は激しいが、あの状況が1番火力が出るからな。やはり積極的にあの状況は作りに行くべきだと思う。」

 

セ「その場合、その状況を作り出すのに必要な条件は2つ。

  ①:連射が私の手札に来たターンに、敵に弱体が付与されている・又は弱体付与が可能。

  ②:連射が私の手札に来たターンに、残弾数が3発以上ある。

このようになるね。今の私の銃には6発銃弾が入っているよ。」

 

ア「つまり、リロード無しで連射を2回は使えるというわけだな。だから、どちらも弱体付与した状態で撃てれば、90ダメージは確定で敵に与えられるというわけだ。」

 

セ「それに、リロードをすぐにできれば3回目も可能だ。」

 

ア「それだけ与えられれば流石に相手も持たないだろうな。」

 

セ「……ただ、これはあくまでも理想的な状況だ。実際はそううまくはいかないだろう。」

 

ア「まあそうだな。…とにかく俺は弱体付与に専念する。セイアに主な火力は任せるが、それでいいか?」

 

セ「そこは安心してくれたまえ。しっかり殲滅して見せよう。」

 

ア「なら信じる。防御については、基本的にはセイアの手札に事前準備+があるならそれを使って、それでも足りないなら各々防御するって方針でいいよな。」

 

セ「まあそうだね。基本的にはそれでいこう。ない時は防御優先で行動を考えるとしよう。」

 

2人は知らない。この防御重視戦略が、次のエリートには通用しないことに……。

 

セ「さて、これまでの考えをまとめると、

  ①メイン火力は弱体×連射なので、それを可能にする状況を作り出す。

  ②事前準備がある時はそのカードを中心に防御を構築、ない時は基本防御優先で行動する。

このようになるね。これで間違いないかな?」

 

ア「そうだな。なかなか安定したいい戦略なんじゃないか?」

 

セ「同感だよ。防御優先で状況が整えば連射で大ダメージ……一撃必殺タイプの戦略だね。」

 

ア「……さて、どうする。そろそろ休憩は終わりにして、次の部屋に行くか?」

 

セ「そうしようか。でも、結局どちらに行こうか?強化エリートに挑むのか、避けて通るのか。……まあ、私の心は決まっているし、君も様子を見る限りは、同じ気持ちのようだね。」

 

ア「正直、心配ではある。だが、カードもアップグレードしたし、2人で連携すれば強化エリートだって倒せると思うさ。」

 

セ「ポーションもある。君は『案ずるより産むが易し』という言葉を知っているかな?」

 

セイアはアイアンクラッドの前でポーションを取り出し、ゆらゆらと揺らす。

 

ア「セイア、ありがとな。……よし、行くとするか。」

 

セ「覚悟ができたなら良かった。それじゃあ、挑むとしようか。」

 

セ&ア「強化エリートに。




アイアンクラッド…………鉄仮面の兵士の生き残り。
前回のアップグレード議論が起こらなくて一安心。
強化エリートは正直心配だが、かといって2層以降で強化エリートを倒せる気もしない。

百合園セイア…………トリニティ総合学園3年生。
今回のアップグレードには納得している。
アイアンクラッドと今後の方針についても話し合えたので、当面は大丈夫そうだと思っている。
強化エリートは1層で倒しておくべきだと思っている。
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はい。今回はかなり短めです。4000字書くのにどんだけ時間かかってんだよ()
次回ではいよいよ前回のエリートを超える強敵、「強化エリート」に挑むことになります。一体どんなヤバい敵なのか。次回はだいぶ戦闘描写細かめに書けたらなぁーと思ってます。
いつ出すかは分かりません()
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さて、ではアンケートを貼っておこうと思います。まずは、この物語の今後の登場キャラですね。
皆さんが、この「セイアの異界登頂記」でセイアちゃん以外のブルアカキャラを出して欲しいか、
それとも、セイアちゃんには2人でアイアンクラッドと冒険して欲しいか、というところです。
アンケートは2日くらいで締め切ります。そこに関してはご了承を。
では、また次回。

今後の登場キャラは?

  • セイアちゃんだけでいいよ!
  • アビドスの生徒を出せ!
  • ゲヘナの生徒を出せ!
  • トリニティの生徒を出せ!
  • ミレニアムの生徒を出せ!
  • その他(感想に書いてください)
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