ゲームキャラで転移した俺をおまいら助けてクレメンス   作:aroma moko

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第4話

 

 

415:ネイサン

ってぇーことでぇー!

 

416:ツバキ

姫さんと護衛の人達総勢200名で行きます!

 

417:通りすがりのモナー

尚、全員騎乗しての強行軍の模様

 

418:通りすがりのモナー

2人とも騎乗出来るの?

 

419:ネイサン

ゲーム内で乗ってるシーンあったから乗れると思う

 

420:ツバキ

映画内で乗ってるシーンがあった→乗ってみたくなる→乗りにいく…つまり走らせるくらいなら可能かと

 

421:通りすがりのモナー

お、おう、中々の行動力

 

422:通りすがりのモナー

乗馬と乗馬しての長距離移動は全く違うと思うが頑張れ

 

423:ツバキ

なんとかなるなる

 

424:ネイサン

もしキツかったら姫さんの乗ってる馬車に同乗出来ないか交渉してみなされ

 

425:ツバキ

この格好で馬車乗ってドレス着た美女と一緒とかボディガードじゃーん!側から見たらめっちゃかっこよくない!?

 

426:通りすがりのモナー

うんうん、そのお喋りなお口をチャックしてキリッとしてたら間違いなくプロのボディガードに見えるだろうなぁ

 

427:通りすがりのモナー

でもお喋りじゃないツバキちゃんはなんか違うだるぉ!?

 

428:サブロウ

[速報]共に召喚された彼、彼ではなく彼女だった

 

429:通りすがりのモナー

kwsk

 

430:通りすがりのモナー

どう言うこっちゃ?

 

431:サブロウ

まぁ色々端折りますが…彼女がユニットの召喚に成功しまして、このユニットから彼があなたと呼ばれているのと扱いが丁寧だったのでコッソリその召喚されたユニット、サムと言う兵士に聞いてみたら女性と発覚。

 

432:通りすがりのモナー

端折った部分が気になるところではあるがとりあえず謝りなさい

 

433:通りすがりのモナー

それで?彼女のお名前は?

 

434:サブロウ

コマンダーって呼ばれてますね…

 

435:通りすがりのモナー

じゃあコマちゃんね

 

436:通りすがりのモナー

男と間違われるレベルの美形なのコマちゃん

 

437:サブロウ

僕より身長高いし、短髪の黒髪でメガネかけてるんであんまり女性と思えなくて…

 

438:通りすがりのモナー

なるほど、身体的特徴が出なかったと言うことは…

 

439:ツバキ

それ以上は言ったらいけないよ

 

440:通りすがりのモナー

うす…

 

441:ネイサン

コマちゃんの能力はユニットの召喚?

 

442:サブロウ

話を聞いた限りでは敵を倒すとポイントが手に入って、そのポイントを使ってユニットを召喚するみたいです

 

443:通りすがりのモナー

めちゃ強いやん…

 

444:通りすがりのモナー

コストはどんなもんなん?

 

445:サブロウ

ええーと…歩兵4人召喚に80ポイントいるらしいです

 

446:通りすがりのモナー

ほーん、敵倒して獲得できるポイント数は?

 

447:サブロウ

1ポイント

 

448:通りすがりのモナー

おおう、80匹倒さなきゃ歩兵召喚出来んのか

 

449:通りすがりのモナー

そのポイントの取得条件とか分かってる?

 

450:サブロウ

今の所本人と召喚したユニットが倒した分だけポイント取得できるみたいですね

 

451:通りすがりのモナー

ほなサブロウとかネイサンとかが倒した敵はカウントされないと

 

452:ネイサン

難儀やなぁ

 

453:サブロウ

でもまぁ、ユニットを増やせばその分キルスピードも上がるから楽になるでしょう

 

454:通りすがりのモナー

んで相変わらずコマちゃんこの掲示板これへんの?

 

455:サブロウ

みたいですね、どうもRTS関係の情報で視界内が埋まってる様で

 

456:通りすがりのモナー

へー、なんか忙しそうな視界

 

457:ネイサン

うーん、なんとか持ち堪えられそう?こっちが得た情報的には魔物族の大侵攻って話になってて、結構な大事になってるゾ

 

458:サブロウ

希望が出てきたって所ですかねぇ、砦の兵士達の士気は中々高いのですが、我々はコミュニケーションが相互に取れないので正確な情報が得られないんですよねえ

 

459:通りすがりのモナー

そりゃめちゃくちゃ大変だな

 

460:通りすがりのモナー

逆にそんな状況でよく戦ったな

 

461:サブロウ

最初は夢と思って好き勝手に動き回りましたから、途中怪我した時に夢じゃないって青くなりましたけど、覚悟決めたらなんとかなるもんです

 

462:通りすがりのモナー

ほえー

 

463:ネイサン

俺達2人と200名程が増援に向かってるって事コマちゃんに伝えといて、あと準備が整い次第より大規模な軍団も向かうってさ

 

464:サブロウ

アイ・サー。…即応で200名も兵を出すなんてこの国結構大きいんですか?

 

465:ツバキ

私達が最初にいた都市は栄えてましたから結構デカい国じゃないっすか?姫さん達の着てる服とかも上等な物でしたし

 

466:ネイサン

兵士達の武器防具も鉄をふんだんに使ってるみたいだし、なにより途中途中のご飯が配給なのも凄いな、これぐらいの時代の兵士って食料持参だった筈だけど

 

467:通りすがりのモナー

見てきた限りじゃ大国、裏側とかは分からんけど

 

468:通りすがりのモナー

やっぱ魔法あるとこっちの世界と色々変わるんかね?

 

469:通りすがりのモナー

まあー変わるでしょー

 

470:ツバキ

魔法がどこまで出来るのかが分かればもっと推察出来るんすけど

 

471:ネイサン

姫さんは傷の治癒が出来るみたいね、あんな切り傷作っちゃったからゴメリー氏の騎士人生潰しちゃったと思ってわりと焦ったわ

 

472:通りすがりのモナー

ものの十数秒で完治してたのはビビったな

 

473:サブロウ

僕達の拠点にも治癒魔法だか医療魔法だか分かりませんが使える人が2人程居ますね

 

474:通りすがりのモナー

ああ、だからまだ戦えてるのか

 

475:サブロウ

いえ、話に聞く姫さんの魔法とは効果がまるで違いますね、コッチは苦しそうなのが和らぐ程度で、傷も塞がりません

 

476:通りすがりのモナー

あ、やっぱり姫さんって特別な感じか

 

477:サブロウ

2人の内1人は疲労で倒れちゃって、残りの1人…まだ子供なんですけどその子が色々頑張ってくれてます

 

《肩掛けバッグから細長いポーションを負傷兵に飲ませている》

 

478:通りすがりのモナー

12歳くらいかな?

 

479:通りすがりのモナー

あんなに赤黒くなった袖見ればどんな状況だったか分かるな

 

480:ツバキ

あんま直視したくない光景っすね

 

481:サブロウ

今はコマンダーとサムが隣についてサポートしてますね

 

482:ネイサン

あ、その2人のスクショも頂戴

 

483:サブロウ

あいあい、ちょっと許可取ってくるんで待っててください

 

484:通りすがりのモナー

おお、そう言う所ちゃんとしてるのか

 

485:通りすがりのモナー

勝手に人の事撮るのはイカンからな!

 

486:サブロウ

快諾してくれましたよー

 

《感染防止用の青い手袋を着けたメガネを掛けた一見男性の女性とその隣に立つブラウンの髪の毛を刈り上げたナイスガイ》

 

487:通りすがりのモナー

こりゃ確かに男と間違えるわ

 

488:通りすがりのモナー

目つき鋭いなぁこの人…いやアバターか?

 

489:通りすがりのモナー

サムが持ってんのは…6.8の新型ライフルと…背中に背負ってんのはなんだ?狙撃銃?

 

490:サブロウ

見た感じは338を使う…L96の派生型かな

 

491:通りすがりのモナー

見た感じはプレートキャリアに個人用救護パック、サイドアームに9mm拳銃とナイフ

 

492:通りすがりのモナー

私服の上から戦闘用具だしCIAのパラミリって感じ

 

493:通りすがりのモナー

見ろよあの太ってぇ腕、ムチムチじゃねぇか

 

494:ネイサン

ちょっと怖えな

 

495:通りすがりのモナー

スキンヘッドの巨大白人がなんか言うとる

 

496:通りすがりのモナー

俺達現代人からしたらツバキちゃん以外怖いわ!

 

497:ツバキ

光栄っすー

 

498:サブロウ

少しお待ちを

 

499:通りすがりのモナー

ん?

 

500:ネイサン

問題が?

 

501:ツバキ

あっちで発生する問題って一つだけでしょ

 

502:通りすがりのモナー

まぁ再侵攻だわな

 

503:通りすがりのモナー

いや、謎の救援とかそんな感じのイベントかも

 

504:サブロウ

物見が敵の侵攻を察知したみたいです、これから戦闘準備に入りますので会話の頻度が下がります

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

意識を掲示板から浮上させ、辺りの状況を確認する。

 

まだ動ける兵士達が弓や矢束を持ち自分の持ち場に駆けていく中、コマンダーとサムの姿を見つけたので駆け寄る

 

「コマンダーさん、サムさん。僕もその目で確認しましたが、敵の再侵攻です、我々も配置に付きましょう」

 

コマンダーさんは以前渡した拳銃のマガジン内の弾数を数え、チェンバー内に弾薬が装填されているか確認している

 

サムは背中に背負っていたライフルのボルトを操作し初弾を薬室に送り込む

 

「サブロウ、君はコマンダーを守ってくれ、俺は物見から面倒そうな奴をぶち抜いていく」

 

 

そう言い残し、僕の肩を軽く叩いてから物見に繋がる通路へと姿を消していく

 

参ったなぁ…この人無口だからどう話せばいいか…いや、そんな事言ってる場合じゃないな

 

「今回は僕の持ってるこのライフルを貴女に預けたいと思います、これで敵を倒してポイントを稼いでください、代わりに拳銃を僕が使います」

 

ゲーム内ではM29A3と表記されていた6.8mmの中口径ライフル、バイポットに1-6可変スコープを載せているから初めて使ってもなんとかなるだろう

 

スリングを緩め、彼女に銃とマガジンを渡す。

 

「お、重い」

 

僕よりも身体の大きい彼女なら楽々持つかと思ったが、筋力は無いようで、試しに構えた腕が震えている

 

「大丈夫ですよ、バイポットも付いてるのでそれを展開すると安定して構えられますから」

 

腰のポーチから双眼鏡を取り出しながら城壁の上へ向かう。彼女はスリングでライフルを背負いながら付いてきた。

 

城壁の上では鎧を着た指揮官が単眼鏡で遠方を見ていた、僕もその方向に双眼鏡を向けて見ると、確かに地平線ギリギリにドロドロ動く塊が見えた。

 

 

(ええと…この城壁が大体5mで僕の身長は164…この大地が地球と同じ大きさだと仮定して計算すると…えー……9kmくらいかな?)

 

肩に装着してある送信機からサムへ無線をコールする

 

「テステス、サムさん聞こえます?」

 

一瞬の空電のあと応答があった。

 

『バッチリ聞こえる、なんだ?』

 

「そちらから敵の正確な距離って分かります?レーザー測距儀とか持ってませんか?」

 

『生憎そんな高級品は手持ちにないな、アーマリーになら置いてあるだろうが…』

 

アーマリー…武器庫?なら

 

「コマンダーさん、武器庫的な物って召喚できます?」

 

そう聞いてみると、コマンダーさんは小さく頷き、視線があちこちに移動し始めたが…すぐに顔を横に振る

 

「だめだ、ポイントが足りない」

 

「あといくら必要ですか?」

 

胸ポケットに入っていた手帳に今のポイントと必要ポイントを書いて手渡してくれた

 

 

ーーーーーーーーーー

 

現在ポイント 7

 

武器ボックス コスト50

 

医療品コンテナ コスト40

 

食料品コンテナ コスト30

 

弾薬ボックス コスト40

 

燃料タンク コスト100

 

軽歩兵 4名 コスト80

 

衛生兵 2名 コスト140

 

歩兵 6名 コスト240

 

特殊部隊 4名 コスト900

 

兵器運用員 1名 コスト300

 

トラック コスト100

必須兵器運用人員 運転手

 

汎用軽装甲車 コスト125

必須兵器運用人員 運転手

ガンナーは任意

コストを+50で軽機関銃

+100で重機関銃

+200で自動式グレネードランチャー

 

戦車 コスト450

必須兵器運用人員 4名

 

迫撃砲1門 コスト50

必須兵器運用員 3名

 

榴弾砲1門 コスト1200

必須兵器運用員 6名

 

ーーーーーーーーーー

 

「コスト重いですねぇ…」

 

思わず呟くと、コマンダー…(長いから心の中ではコマちゃんと呼ぼう)も重く頷いた。

 

「僕的には軽歩兵の召喚を優先した方が良いかなと思うんですが、コマンダーさんはどう思います?」

 

どうしても僕は戦力が欲しいから戦闘員を優先したくなるが、彼女の方がRTSに詳しいだろうから提案という体で聞いてみる

 

「私は衛生兵と医療品を優先する」

 

「その心は?」

 

「あの女の子と一緒に砦の中を見て回ったから分かる」

 

あぁと思い出す、サムと一緒に応急手当てしていたな

 

「この砦の負傷者達の中には適切な処置さえ受ければまだ戦える者も多い、しかも専門的医療を受ければ助かる命も多い」

 

中庭を見下ろすと確かにその様なイメージがある、切り裂かれた傷口には包帯を巻くだけで、縫合などは出来ていないし、消毒もされていない。

 

骨折した者に至っては添木すらされていない。

 

医療魔法やポーションが便利すぎて、治療行為そのものが廃れてしまったのだろうか。あまりに傷に無頓着だ

 

「次点で武器弾薬、その次に軽歩兵」

 

…まずは地盤を固めようという訳ですか。

 

「ではその間、僕の無限弾薬箱と銃でポイントをじゃんじゃん稼いでください、僕はこの双眼鏡で観測手になります」

 

ネイサン達が到着するまで後28日ぐらいは掛かるだろうから、長丁場になる、僕の弾薬箱の効果がサムにも影響するのかは分からないが、もしサムの銃に弾薬が補充されないなら非常にマズイ事になる。

 

再度敵の方を見ると、そらに小さな点が複数飛んでいるのが見えた。

 

 

双眼鏡を使わなくても初日に散々見た。ドラゴン…ワイバーンだ

 

「サム、あの空中目標に弾当てられる?」

 

すぐにサムに連絡を取り狙撃できないか聞く

 

『あー……やってみるが…期待はしないでくれな?』

 

「大丈夫、もとより当たるとは思ってないよ」

 

『言ってくれるねぇ…目測あと3分程度で射程圏内だな』

 

「その銃の有効射程は?」

 

『1500ってとこだ…最大なら2200ってとこだな』

 

338ってそんなに飛ぶのか

 

『距離は大体1000…風は…左の風、8mphくらいか…7.5MOA…2ミル修正…』

 

無線越しにサムの独り言が聞こえてくる、目標までの横風の影響を計算して照準を修正しているようだ

 

『サブロウ、当たったかどうかだけ見てくれ』

 

「わかった」

 

双眼鏡を覗き込むと、先ほどよりも鮮明にワイバーンが見える。無警戒にコチラに飛んできている。背中に乗せているコボルトも何の警戒もしていない。

 

『準備は?』

 

「こちらは見るだけだよ、良い狩りを」

 

今まで聞いてきた中で最も大きい音が、物見の方から鳴り響いた甲高いとも、低いともとれる独特な銃声と共に、双眼機の中でコチラに飛んできていたワイバーンの頭蓋が砕け、墜落していくのが見えた。

 

Target neutralized(対象を無力化)…当たるもんだな』

 

「お見事、その調子で近づいて来るワイバーンを落としてくれない?初日はそいつに暴れられてね」

 

『オーケイ、仕返しの時間だな』

 

辺りの兵士達も初めて聞く音に混乱しているが、続いてワイバーンが落とされていくと

 

“この音が鳴ればワイバーンが落ちる”と理解したのか歓声を上げる様になった。

 

結局この日はサムがワイバーンを4匹落とした所で残りのワイバーンは退却し、敵の軍勢も7km地点で動きを止めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

ポイント7→15

 

合流まで28日

 

 

 

 

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