作者は年越し数時間にエヴァの二号機vs量産機の例のシーンを観たため滅茶苦茶吐きそうになりながら予約投稿ボタンを押しております。
2026年1月1日0時0分の新年初投稿です。
対戦よろしくお願いします。
ミリムが生まれてから3年程経った。
3年の間に色んな事があった。
例えば、ヴェルダナーヴァが自身の中に残っていた竜としての力を使ってミリムの友達に子竜の
それとこの前、気になってミリムを解析鑑定したら体内にヤバいものがあった。恐らくあれが受け継いだヴェルダナーヴァの力なのだろう、将来この子はとても強くなる。そう確信した出来事だった。
ミリムのことでもう一つ言っておきたいことがある。
それは・・・・・・・ミリムが私のことを「ねぇね」と読んでくれるようになったのだ!!
フィリアにミリムを保有者登録していたときに初めて読んでくれたのだが、思わず子竜諸共抱きしめてしまった。ルシアが私のことをどう伝えたのかは知らないが、何度も遊びに足繁く通った甲斐があった!
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そんな風にミリムの成長を心待ちにして日々を過ごしていたある日、ふと、以前ヴェルザードとヴェルグリンドと約束したヴェルドラの件を思い出したので、対応しに行くことにした。
それに行く前にルシアの家に挨拶に来た。私が個人的に皆に会いたかったのだ。
「では皆さん、行ってきますね。それとヴェルダナーヴァ様、弟さんに伝言とかはありますか?」
「いや、特に無いかな」
「分かりました。でh」
「ねぇね、どっかいくの?」
飛び立とうとした瞬間に、ルシアの腕に抱かれていたミリムが問いかけてきた。
「ミリムちゃん。ねぇねは今からドラゴンさんと戦いにいくの」
「ドラゴンさん! みたい!」
「えっ!? そっ、それはちょっと〜〜」
「みたい! ねぇね! ドラゴンさんみたい!」
ドラゴンという未知の存在に目を輝かせ、見に行きたいと駄々をこねる。そんな様子のミリムに私はしどろもどろになってしまう。どうにかして! と、ヴェルダナーヴァとルシアに目線で呼びかけても、二人とも困ったように笑うだけ。
そうなのだ。こうなったミリムはなかなか折れないのだ。
危ないところには連れてけないと、どう断ればいいのかと頭を悩ませていたところ、何か思いついた様子のヴェルダナーヴァとルシアから追い打ちがかかる。
「ノウェム。ミリムを連れて行ってあげてくれない?」
「ヴェルダナーヴァ様!? 正気ですか!?」
「ノウェム、お願いしてもいい?」
「ルシアまで!?」
二人は狂ってしまったのかと一瞬疑ったがそんな様子はない。じゃあ、まともにこんな提案をしているのか?
混乱していると、それを見たヴェルダナーヴァが意図を説明してくれた。
「一度、ミリムに社会見学をさせてみたいのよ。まだ平和とは言えない世の中だから、力はつけておいたほうが良いでしょう?」
「ノウェムはヴェルドラと戦っている姿をミリムに見せてあげてほしいんだ。大丈夫、ミリムの護衛としてディーノを出すから」
そんな理由ならだいぶ抵抗感はあるが、納得できなくもない。まだ世の中には危険が一杯だ。だから、その中でも強い部類の戦いは見ておいて損は無いだろう。
それに、ディーノさんもいるなら安心だ。何度か仕事をともにしたけど、剣士としては最高峰でとても頼りになった。もし彼が真正面からヴェルドラと戦うのが難しかったとしても、ミリムの護衛には充分だろう。
納得しがたいが、両親たっての希望なら断るのもなぁ〜〜。
「・・・・・・・・・・分かり・・・ました」
「ありがとう! じゃあ、今日はミリムを頼むわね」
「ノウェム。もしもの時は九曜、隠蔽を解いてもいいからね。それと・・・ディーノ!」
ルシアからミリムを受け取り抱き抱える。
その状態でヴェルダナーヴァに呼ばれたディーノが説明を受ける姿を眺める。最初は驚いて危険過ぎると反対していたようだが、最終的には了承したらしい。
分かるよ、その気持ち。
どうやらディーノは自分を見えないようにして一緒に来るようだ。
「じゃあ、行くかノウェム」
「はい。では二人とも、行ってきます!」
二人に見送られ、ヴェルドラが今暴れているという地点に向かって飛ぶ。
ディーノさんが先行する形で移動してくれているが、そんなこと気にする余裕はなく、初めての上空からの景色にはしゃぐミリムと、背中の上で同じようにはしゃぐ子竜を落とさないようにするのにとても疲れた。
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そんなこんなで、私達はヴェルドラが今暴れているという地点の近くに森に一度降り立った。ミリムの護衛の交代だ。
「ではディーノさん結界を貼るのでその中にミリムちゃんと一緒に入って下さい」
「? ・・・・・ここでか?」
「はい。結界は私の意思で動かせますから、戦っている時は近くに見えないようにして浮かせておきます」
「オッケー。ヴェルダナーヴァ様の御息女は全力で守るから、そっちはよろしくな」
「はい。・・・・・・・ミリムちゃん。ねぇね頑張るから応援していてね」
「うん!! 頑張って、ねぇね!」
結界を展開する。立方体として展開された結界は私の近くで不可視化された状態で浮かんだ。
その中には透明になったディーノ、結界の壁に近づいてこちらをキラキラとした目で見つめるミリム、そしてミリムの近くには子竜がいる。
「じゃあ、カッコイイところ見せないと!」
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今、眼下ではヴェルドラが破壊の限りを尽くして暴れまわっている。
「これは・・・・ひどいですね。ヴェルザードが人格をリセットしようとした理由が何となく分かりました」
本当に酷い。ここには元々美しい湖とその畔に村があったはずなのだが、今は炎に包まれてしまっている。その光景にふつふつと怒りが湧いてきた。それに、見ているとヴェルドラは内に秘めるエネルギーこそ二人の姉を凌駕しているが、それをただ振り回すだけで全く扱えていなくて、姉達の比べ物にならないほど弱い。それにずっと魔素が漏れ出ているため、あれでは公害と言っても良いレベルだ。
自由奔放で大雑把で暴れん坊だとは聞いていたが、馬鹿だったとは聞いていない。
「まあいいか、まずは──『世界宣告』」
《告。宣告を確認しました。対象──個体名ヴェルドラ》
《告。個体名ヴェルドラは直ちに破壊活動をやめ、飛び去りなさい》
《繰り返します。個体名ヴェルドラは直ちに破壊活動をやめ、飛び去りなさい》
「なぬっ!? なんだこれは!」
ヴェルドラが驚いたように顔を上げ、私の姿を見据え、大声で叫び始めた。
「クアァ────ハッハッハ!!! 今のは貴様がやったのか!」
「っ五月蝿いですね、本当に。鼓膜が破れそうです」
「ぬっ? 答えぬな。おい! 聞こえているのか!!!」
「・・・・・・『超音波』発動」
先程から馬鹿みたいに大きな声で騒ぐせいで耳が痛い。狐だから聴覚が敏感なんだ、そこにこの大音量の声は苦痛だ。術で耳に入る音を遮断しても耳にはダメージが入ったままだ。
声を届けようとしてもこの距離では無駄だろうから、超音波のスキルで声を大きさを増幅させる。
「聞こえています! なんですか大声で!!」
「おお、聞こえていたのか!!! なら良い! それで、先程の世界の言葉はお前がやったのかと聞いているのだ!!」
「私ですよ! 暴れないで下さいと言いたかったんです!!」
「なぜだ!! 我は暴風竜ヴェルドラであるぞ! その我が暴れたいのだから暴れて何が悪い!! それにお前、面白そうだから我が遊んでやろう!!!」
意味がわからない。本当にこいつは何を言っているんだ?
まさかここまで暴君だとは思わなかった、これがあの三人の弟だと思うと少し彼らに同情してきた。
そんな思考に頭の中のヴェルザードは、とても共感出来るようで首を縦に振っている。ここまでヴェルザードにシンパシーを感じるとは思ってもみなかった。
それに、ここまで自分勝手だと何を言っても従うことは無さそうだ。
「完全に無駄ですね・・・・・・・・ここは少し、このクソトカゲを懲らしめますか」
(ヴェルダナーヴァ、ヴェルザード、ヴェルグリンドすみません。言葉では無理でした。貴方達の弟は少しわがままが過ぎるので、少し戦って倒してみて改善するか試してみます)
(そういえば・・・・・どれくらいダメージ与えたらいいんだろう?消滅させて人格ガチャ回せばいいのかな?)
そんなことを頭の中で思い浮かべながら、私はヴェルドラとの戦いに身を投じた。
ノウェムが弱肉強食に染まって物騒な事考えてますね〜〜
少し展開が無理矢理かも・・・
(補足)ミリムは未だ、のだ口調を身に付けていません
あと、ミリムにねぇねと言わせたかった!!
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フィリア保有者一覧
1,ノウェム
2,ヴェルダ・ナーヴァ
3,ルシア・ナーヴァ
4,ミリム・ナーヴァ
フィリア作成者権限保有者
1,ノウェム
ノウェムが虚無崩壊を得るか?
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得る
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得ない