名探偵青ずきん(Detective blaukäppchen(ディテクティブ・ブラウケプヒェン)) グリム童話事件簿 ~Why is your criminal plan so sloppy?~   作:タケノコ屋

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「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う」シリーズをベースにした作品、「名探偵青ずきん(Detective(ディテクティブ) blaukäppchen(ブラウケプヒェン)) グリム童話事件簿 ~Why is your criminal plan so sloppy?~」のプロローグ作品で、短いながらも、一話に繋がる冒頭回で、青ずきんとおばあさんとの出会いとおばあさんへのプレゼントをするために町へ出かける青ずきんに迫る悲劇が待ち受けるなどが描かれています。

では、FAIRY TALE00「始まりのプロローグ・プレストーリー/冒険の始まりと狼と最初の事件」をご覧ください。


第1幕「名探偵青ずきんの冒険」 第0章「始まりのプロローグ」
FAIRY TALE00「始まりのプロローグ・プレストーリー/冒険の始まりと狼と最初の事件」


名探偵青ずきん(Detective(ディテクティブ) blaukäppchen(ブラウケプヒェン)) グリム童話事件簿 ~Why is your criminal plan so sloppy?~

 

FAIRY TALE00「始まりのプロローグ・プレストーリー/冒険の始まりと狼と最初の事件」

 

 

10年前 暗い森

 

タッタッタッタッタッタッタッタッタッ………………。

 

少女「はっ……はっ……はっ……はっ……。」

 

暗い森の中で走り去る幼い少女。何者かに追われているようだ。

無我夢中に走る少女。それを何かが迫っていた。

 

サ~~~~~~~~………………。

 

まるで音もなく蛇のように忍び寄る“ソレ”は少女を追っていた。

 

少女「はっ……はっ……はっ……はっ……。」

 

少女は走る………ただひたすら走る………走り続ける………。

 

少女「!!?。」

 

少女が見たのは崖であった。底は暗く見えない。まるで底なしの深海のようだ………………。

だが、そんな少女に危機が迫る………。

 

キラッ。

 

現れたのは黒い布に包まれた人物で、マントには顔が見えず、まるで闇のように暗い。右手に持つナイフが鋭く光る………。

 

少女「………。」

黒い布の怪人物「………。」

 

黒い布の怪人物は少女に向け、鋭いナイフを振り上げ………。

 

シャッ………ズバアアアッ………。

 

少女「ッ!!。」

 

ナイフの一撃で額に切り裂かれる少女。夥しい血を流しながら、少女はがけ下へと落ちていく………………。

 

黒い布の怪人物「………。」

 

暗い崖下を見つめる謎の人物。後に物語で大きく関わる存在として様々な事件で大きく関わることになる。

 

深い霧に中のある道

 

カタカタカタカタカタカタカタカタ………………。

 

深い霧の中で走る馬車。過ぐ傍には川がが流れていた………。

その馬車には老婆が乗っており、馬車は揺らしながら走っていた。

 

老婆「………!!?………止まって!。」

 

カタカタカタカタ………ガタンッ。

 

老婆の言葉で馬車が止まった。

 

御者「どうしたんで?、お客さん?。」

 

御者の問いに答えず、川へ走る老婆。そこへ見つけたのは………。

 

老婆「ひ、ひどい怪我だわ。」

御者「………お、お客さん………この子は………。」

 

老婆が見つけたのは川から這いあがり、気絶していた少女だった。少女の額には切り傷があり、かなり危険な状態であった………。

しかし、その姿を見た御者は驚いた。

 

御者「お、お客さん………この子を助けない方がいいですぜ………こいつは………()()()だぜ………。」

 

御者は恐る恐る言うと、少女の頭に獣耳や後ろに尻尾が生えていた。どうやら彼女は狼の少女でした。

狼は多くの人間から忌み嫌う存在でしたが、老婆はそれを見ても恐れず、用意していた布で冷たくなった少女の体を包みこんだ。

 

御者「お、お客さん?………。」

老婆「たとえ人狼でも、傷ついているならほっとけないわ。あなたも手伝ってください。」

御者「あ、ああ………。」」

 

老婆のすごさに呆気を取られた御者はそのまま老婆の手助けをし、手当てを施した。

 

老婆「しっかりして。生きるのよ。」

人狼の少女「………………。」

 

人狼の少女を助けた老婆は馬車を乗せながら、急いで霧に包まれた森の中を走り去った………。

 

そして月が流れ………。

 

10年後

 

山奥の家

 

ここは平凡な家、レンガで作られた家。

ここには老婆が住んでおり、そこにある少女がいた。

 

少女「………おばあちゃん、買い物して来るよ。」

おばあさん「ええ、いってらっしゃい、青ずきん。」

 

その少女の名は青ずきん。5年前、弱り切っていた人狼の少女で、そこへ老人ことおばあさんの手厚い介護により救われ、元気になり、笑顔に似合う健気な少女へ成長していました。

 

すっかり元気になった青ずきんは町に行って、買い物に出かけていました。

 

おばあさん「あれから10年ね………時がたつのも早いわね………。」

 

時の流れを感じ浸るおばあさん。実は推理小説の小説家であり、彼女が作った推理小説は多くの人々から人気を得ていた。

 

おばあさん「あの子もあんなに明るく元気な子に成長して………ふふふ………あの子に何かプレゼントしなきゃね。」

 

おばあさんは青ずきんの為に何かプレゼントを贈ろうと思っていた。

 

???「………………。」

 

木の陰に怪しげな人影が潜み、おばあさんの家を見ていた。

これが青ずきんにとって、最悪な悲劇になろうとは、彼女はまだ知らずにいた………。

そして、これが青ずきんの名探偵としての冒険の始まりでもあった………。

 

 

FAIRY TALE00 END               Why are your criminal plans so sloppy?




如何ですか。FAIRY TALE00「始まりのプロローグ・プレストーリー/冒険の始まりと狼と最初の事件」は?。

幼少時に何者かに襲われ、偶然通りかかったおばあさんに助けられた青ずきん。その際、額に傷を受けてしまい、以後、額に切り傷が残る事になります。
おばあさんに救ってくれた後、すくすくと成長していく青ずきんでしたが、この後、彼女に悲劇が待ち受けるのですが、それは一話を見てからのお楽しみです。

次回もお楽しみに。
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