全ての運命の不幸を無くそうとする、地上をマホウで埋め尽くし、
全人類を戯曲の中へ取り込もうとする、動く舞台装置。
この世の全てが戯曲ならば悲しい事など何もない。
悲劇ではあるかもしれないけれど、ただ、そおいう脚本を演じただけ。
ワルプルギスの夜で芝居は止まって、もう地球は一周だって回転しない。
物語は転換しない。
明日も明後日も、ワルプルギスの夜。
①:狂った世界に祝杯と、胸に喝采を
良い喜劇には、しばしば悲劇が伴う。
特に、それが最高のものであればあるほど。
例を挙げようか。
シェイクスピア最高の喜劇、「十二夜」。
あるいは、世界文学史上最高の喜劇と呼んでも差し支えないこの作品は、他の作品の脚本にも見られるように、主筋と脇筋に分けることが出来る。
主筋は、男装のヴァイオラと主君オーシーノウ公、そして彼が求愛中のオリヴィア姫の三人による互いに報われない恋が、バイオラの双子の兄セバスチャンの登場で解決する話。
喜劇の最も古い手法の一つ、「人違い」の喜劇だね。
知らない人はぜひ読んでみてくれ。
絶対笑えるから。
問題にしたいのは、その脇筋。
オリヴィア邸の慇懃ぶったうぬぼれ屋執事、マルヴォーリオを偽りの恋文で揶揄うという内容だ。
このマルヴォーリオ、目を覆いたくなるほどの悲劇的結末を辿るんだ。
偽の恋文に釣られた結果、主人を含めた周りに気違いだと断定され、無実にもかかわらず最後は牢屋にぶち込まれることになる。
嗤えるだろ? 哀れマルヴォーリオ、性格が悪いというだけで、揶揄われて勘違いされて人生の破滅だ。
でも、「十二夜」の主筋はあくまでもオーシーノウ―――ヴァイオラ―――オリヴィアの線に沿っている。
「人違い」の主題が頂点に達して、それ自身の力で破壊されんばかりになった時、セバスチャン―――ヴァイオラの、前者に劣らずパセティックな「人違い」の第二主題によって、一挙に喜劇的解決がもたらされる。
素晴らしく見事な大団円だ。
マルヴォーリオの
繰り返して言うが、「十二夜」はシェイクスピア最高の喜劇だ。
粗野さは無く、信じがたいほどの生気に満ちた、普遍的な喜劇的ヴィジョンが具象化された作品。
大団円はもたらされ、全ては収まるべき場所に収まり――そして、マルヴォーリオは牢屋の中。
これにて劇は終幕。
「十二夜」はマルヴォーリオからすれば、とてつもない悲劇になるね。
芝居は止まり、物語は転換せず、彼の人生は不幸の内に終わる。
未来永劫、彼に救いはやってこない。
でも、それがどうしたというんだろう?
彼は
素晴らしき大団円を邪魔する存在だから。
彼は
彼の不幸の上に、奇跡と呼べるほどの喜劇が大輪を咲かせるから。
彼は
何故なら、彼はそおいう役だから。
――だから、これは間違いなく喜劇だよ。
リュティスが、ファトナが、ミナが、ニナが。
彼女たち全員が死んだのは、
ああ、そうさ。
喜劇の中に含まれた、ありふれたちっぽけな悲劇。
なんてことはないよ。
彼女たちの死は、この先の物語に
それだけのことに、するのさ。
俺が、してみせるさ。
悲しむ必要は無い。
怒る必要も無い。
サァ、笑ってくれ。
喝采を上げて、手を叩いて、この喜劇を笑ってくれ。
それでこそ、彼女たちも役者冥利に尽きるというものさ。
そしてもちろん、
人間のふりをした魔女の、笑える喜劇。
そこに差し挟まれた、陳腐な悲劇。
幕は下りた。
舞台は暗転した。
だから、だからね。
この
もう、この幕で残るは大団円だけ。
悲しい出来事の後には、是非とも大団円が必要だろう?
全てがあるべき場所に収まる、大団円が。
幕を上げよう。
この喜劇の、最後の一場の。
×××
なぁ。
どうしてこうなった?
俺の所為なのか?
どこをどう間違えた?
まさか……初めからか?
「hfcn罪pqeryucng」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「あついいうあついあついあついあいああいつあつい」
「ルミナス様ッルミナス―――ぇ」
ミナとニナの目が開いている。
俺は二人の傍に屈むと、両目を閉じさせようとしてそっと指を瞼に添えた。
上手くいかなかった。
震える指が、狙い違えてミナの両目に突き刺さる。
そのまま抵抗なく、指は眼球の中を沈んでいった。
「リーシャ!リーシャ!! あ、ああああ、痛い母さん! かあさああああああ゛あ゛あ゛」
「はっ!は!っは!はああ! あ、あ!、あああ!ぅああ!」
もう、見ていられなかった。
俺は二人から視線を外し、今度はリュティスの瞼を下げようとする。
蒼く濁った瞳に、俺が写っていた。
顔の半分が無い、目の無い俺が。
手の震えが酷い。
無理に、決まっていた。
小刻みに震える手では、彼女の顔を撫でる事しか出来ない。
「rybc死pvybgyfhd」
「あああああ!! 助け、たす――!」
「………ぁ………ひ…………」
諦めて俺は立ち上がり、村の中心まで進む。
皆の死体があちらこちらに散らばっていた。
見知った顔ばかりだ。
……見知った顔しか居ない。
地面は血と脂で滑りやすそうだった。
生存者は、無さそうだった。
俺は、どこで間違えたんだろうか。
ファトナが結界を緩くするのを阻止するべきだったんだろうか。
そうかもしれない。
村の皆と交流する外部の人間に、目を光らせておくべきだったんだろうか。
そうかもしれない。
ここは俺が守護する村だと、声高らかに叫ぶべきだったんだろうか。
そうかもしれない。
「ptybvqwwycbpryc殺yervbph」
「逃げろ! にげてなんとかぁえおぃぅぅ…………」
「せ、聖霊よ! 俺にあ゛ああ゛あ゛ああああ゛あ゛あ゛!!」
「―――…………………」
「…………………………………」
でも、もしかすると。
最初から、何もかもが間違っていたのではないだろうか。
守るだなんて、言わなければ良かったのではないか。
あの時、出会わなければ。
そもそも、感情移入する前に見殺しにしていれば。
そもそも。
そもそも、人格なんて、感情なんて、持たなければ。
こんな事には、ならなかったのでは。
こんな感情にも、ならなかったのでは。
なぜ俺がこの世界に来た?
なぜ俺なんだ?
なぜ「舞台装置の魔女」そのものが来なかった?
なぜ……なぜ俺をこの身体に入れた!
「て、てて天にましますルミナス様よ、御心が来ますように。我らの罪をお赦し、我らをお救いなされますように。清きも穢れも貴女様の御心に抱かれ、その御名が聖とされますように。我らを誘惑から守り、悪しきから守られますように!」
いつの間にか、村の中央に来ていた。
目の前で、女が震えながら祈っている。
その瞳は憎々しげだった。
俺の行いを、弾劾するかのような瞳だった。
俺を見上げ、顔を恐怖に染めながらも、一心不乱に祈っている。
残すは、こいつだけだった。
ここで生きているのは、こいつだけだった。
「bvys死gbovuyg」
「天にましますルミナス様の御ぉあああああああ!!ああ゛ッああ゛あ゛あ゛あ゛!!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」
燃やしてみると、祈りが途切れてしまった。
狂乱してそこらを転がり回っている。
どうしたのだろうか?
せっかくの祈りだ、もう少し祈っていれば、ルミナス神が助けに来てくれるかもしれないのに。
肺を焼け爛らせながらの祈りは、とても絵になると思うんだが。
「…………………………………………………………………」
静かだ。
まるで世界から音が消えたようだ。
この世界には、ただこの村と、俺と……。
ここには、壊れた村で立ち尽くす俺しか居ない。
一滴、空から水滴が頬に落ちた。
静かなんだ。
今はここが、世界の全てだった。
騒がしかったあの声は聞こえてこない。
走り回る彼女たちの声は聞こえてこない。
俺の手を引く彼女は居ない。
火の燃え盛る向こう、俺の住む出雲大社モドキの下で、ファトナは息絶えていた。
俺の住む建物を、守り通そうとしたのだろうか。
ファトナが何を考えてその行動に出たのかは、俺には分からない。
ただ、少なくとも出雲大社モドキには全くと言って良いほど傷が無かった。
ファトナはうつ伏せに倒れていて、その表情は窺い知れない。
しかし、血溜まりの中の眼が、一瞬だけ俺を見たような気がした。
俺の方を、向いているような。
顔の無い俺を。
何故だ?
なぜこうなった?
何が悪い。
俺か?
何が悪い?
こいつらか?
旗が翻っている。
ルべリオスか?
国か。
それとも宗教か。
人間?
なぜこんなことをする。
宗教か。
神か。協議?教義?平和?教義?神?正義?秩序?社会?宗教?戦争?悪?正義?人間?宗教?悪?魔物?悪?悪魔?神。神?神?
神。
ルミナス。
魔王。
そうだ、魔王。
リムル。
リムルはやった。
生き返らせた。
ならば。
俺も。
魂があれば。
魂が残っていれば。
魂が。
――もう、ありませんワ。
……ああ、魂はもう、残っていない。
分かっている。
分かっているんだ。
あれは奇跡だ、奇跡なんだ。
そもそも俺は、魔王になれるのか?
無理ですワ。
……残念ながら。
ああ、無理だろうさ。
俺は魔王種になることも、真なる魔王に覚醒することも無い。
何故なら。
何故なら。
「ア」
「ハ」
「あははは」
「アハハハハハハハハハハハ!!」
何故ならば、俺は魔女だからだ。
悲しい。
ああ、悲しいさ。
胸が張り裂けそうだ。
怒り。
ああ、煮えくり返るとも。
怒りだ。
炎のように激しいものじゃない。
刃で鋭く裂かれたような、魂の輪郭をスッと吹き抜けていくような冷たい怒りだ。
静かな、怒りだ。
でも、でもね。
「アハッ! アーーーッハハハハハハハハハハ!!!」
でも、俺は笑っているんだ。
おかしいだろう?
俺は、喜んでいるんだよ。
本当に、喜んでいるんだ。
止められない。
俺の中の魂が喜んでいるんだ。
俺の中の俺が喜んでいるんだ。
枷は外れたと。
ようやく大義名分を得たと。
ようやく、存在意義を果たせると。
俺の中の何かが喜んでいるんだ。
なぜだ?
なぜ俺は喜んでいる?
これは……なんだ?
アナタ、ワタクシ、その全て。
………ああ。
そうだね。
これだったのか。
ようやく、理解したよ。
なら、簡単な話じゃないか。
ソウルジェム。
魔法少女はもはや人間では無いように。
グリーフシード。
魔女は、もはや人間では無いように。
これが、自分自身。
この、胸の中で脈打つ悲嘆。
これが俺の、グリーフシードか。
グリーフシードがある。
俺の魂はグリーフシードにある。
ということは。
始めから、人間なんてどこにもいなかったんだよ。
始めから、俺は魔女だった。
人間の記憶を持った、人間の人格を持った。
最初の日から、俺は人間のふりをした魔女だったんだ。
どこまでも、魔女なんだ。
滑稽だね。
こんな事態になって初めて、そのことに気が付くなんて。
実に単純明快で、当たり前のことだった。
俺にはグリーフシードがあって。
俺は、誰もが知る魔女で。
この世界では、誰も知らない魔女で。
俺は、人間では無く魔女で。
ならば、その使命を遂げるべきだ。
平穏に生きたい?
世界を見て回りたい?
馬鹿馬鹿しい。
ようやく、理解した。
魔女ならば、魔女らしく。
敵は、誰だ。
何をすれば、彼女たちは救われる?
何をすれば、彼女たちを笑い飛ばせる?
分かり切ったことですワ。
この世の全てが戯曲ならば、悲しい事など何もない。デショ?
ああ。
分かり切ったことだ。
魔女とはなんだ。
魔女とは、一体なんだった?
その存在は。
存在意義は。
敵は、ルミナス教。
敵は、神聖法皇国ルべリオス。
敵は。
国家。
宗教。
人類。
敵は、世界。
敵は、ワタクシ以外の、その全て。
最後に、俺は壊れ切った村を見渡す。
皆の弔いは、全てが終わってからで良いだろう。
全てが終わって、ここに戻ってきた時で良いだろう。
きっと皆も、笑って許してくれるさ。
だろ?
その時、ミナとニナに貰った首飾りが、音を立てて揺れた。
その澄んだ音は、世界に色を取り戻させたようだった。
雨だ。
水滴の流れる音が聞こえる。
世界に音が戻ってきたようだ。
魔力感知が広がる。
俺の勘が、どこに行けば良いのかを教えてくれる。
この村の外にも、世界が戻ってきたようだ。
では、行こう。
楽し気に行こう。
嗤いながら行こう。
今日は「ワルプルギスの夜」だ。
明日も、明後日も、そのまた明々後日も。
今日が、ワタクシのバースデイだ。
×××
情報は平等ではない。
故に、今回の事態に元凶があるとするならば、それは運だ。
始まりは、村の近くで休憩していた
いつもの例に漏れず、
人手が足りないからと兵士訓練から護衛任務に回され、臨時でその
これが、一つ目の不運。
その兵士は、彼女たちが魔人だということに気が付いてしまった。
そして、村から離れたタイミングでその
異論は起きなかった。
彼らは通報を決めた。
魔人は人ではない。
その中でも、魔女はより一層汚らわしい。
彼女たちは、ルミナス神に祝福された人間であるにもかかわらず、悪しき魔物と交尾し、魔人に堕ちたのだから。
ルミナス教徒ならば誰しも、彼女たちの存在を許してはおけなかった。
その通報を受け取った教会は、急いで神聖法皇国ルべリオスにその情報を届けた。
速やかに、確認のための密偵が出された。
その密偵は、通報にあった場所に行き、その村を発見した。
それは、ミリムとワルプルギスが村を出た十時間後の事だった。
そして密偵は、構成員が全員魔人だという事を確認した。
それで、引き返した。
これが第二の不運。
もし、その密偵があと数分留まっていれば。
もし、あと少しだけ、村に近づいていれば。
優秀な密偵はきっと気付けたはずなのだ。
ミリムとワルプルギスの、異質な残存魔力に。
しかし、そうはならなかった。
「多数の魔女により構成された大規模な集落」。
ルべリオスには、こう伝わった。
ルミナス教では、魔女を殺すことを「救済」と呼ぶ。
なぜならば、魔人に堕ちた元人間は、ルミナス教の敬虔な信徒に殺されることでその罪を赦され、等しくルミナス神の元へ行けるようになるからだ。
故に、魔女を救うことは「善い」行いであり、それが力あるルミナス教徒の義務だった。
この世界では、日に複数の魔女が生まれる。
故に、「救済」を行うのに一々枢機卿や教皇の許可を求めていてはキリが無い。
「救済」の許可は、基本的に大司教が行うものとされていた。
これが、第三の不運。
もし、この話が枢機卿、あるいは教皇の耳に届いたのならば、それは必ずルミナス・バレンタインの元へ届けられる。
そうすれば、聡いルミナスは必ずや、何かを悟った事だろう。
その頭脳で真実を察し、そして「救済」は行われなかっただろう。
しかし、そうはならなかった。
大司教パウロスは、これを報告通りの「力ある複数の魔女が作った共同体」だと判断した。
なぜか、結界の効果が弱すぎるのは気になったが。
なぜ、今まで見つけられなかったのだろうとは訝しんだが、そう判断するのが当然だった。
何故ならパウロスには情報が無かったから。
そして、パウロスはアルベリックを招集した。
魔人は強い。
その上、永く生き延びた者ほど強い力を持つ。
今回の事態は、一般の聖騎士団分隊では心もと無かった。
故に、パウロスは最高戦力を向かわせた。
アルベリックは、それを承諾した。
拒否する理由が見つからなかったからだ。
これが、今回の事態の全て。
任務は恙なく終えられた。
二人ばかりの犠牲者は出たが、その程度は想定の範囲内だった。
これで終わりのはずだった。
少し厄介な、しかしアルベリックにとっては大したことの無い任務のはずだった。
「fweuiofhg死ocyrbgey」
だから、今回の事態に元凶があるとするならば、それは運だ。
誰もかれも、運が悪かった。
本当に運が悪かった。
彼女たちは死に、そして、彼らは「夜」を叩き起こしてしまった。
「パンドラの箱」という神話がある。
この世のありとあらゆる悪と災いが封じ込められた箱の蓋を、パンドラという女が好奇心で開けてしまったことにより、その全てが地上に飛び出したという物語だ。
彼らは、不運にもそれをやってのけたのだ。
太陽の光を消して、眠っていた「夜」を目覚めさせ、世界に尽きぬ災禍をばら撒いた。
全く、予期せぬ不運だった。
ところで、パンドラが開けた箱の底には「希望」だけが残っていたという。
しかし、この世界は違う。
この世界の希望は、まだ生まれて来ていない。
まだ、この世界には来ない。
再び朝日が昇るまで、少なくともあと300年は必要だった。
お読みいただきありがとうございます。
突然ですが、二次創作と言えど創作をするにあたって、私の心に刺さって抜けない厄介な言葉があります。
「ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ」での川原礫先生のあとがきです。
少し、抜粋をさせてください。
「たとえ小説でも、人間の不幸を書くときは、それをなぜ書く必要があるのか、よくよく考え抜かなくてはならない……本当に死ななくてはならなかったのか? 別のエンディングも有り得たのではないか? あの結末は、ただあざとく感情を掻き立てんがためだけのラストシーンではなかったのか?……であるなら、私にできることは、せめて作品の中で不遇な道を辿ったキャラクターたち(悪役も含めて)について可能な限り広く深く考えることだけだと思います……」
私は、上手くやれたでしょうか?
私は彼女たちを、雑には書かなかったでしょうか?
私は彼女たちに、表情を与えることが出来たでしょうか?
彼女たちを、心に残せたでしょうか?
もしそうなら、私はうれしい。
彼女たちは、人生を生きた。