転生したら「ワルプルギスの夜」だった件   作:十二夜

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まだだめよ まだだめよ
何色の 朝が来る?
まだだめよ まだだめよ
まだ夜は 食べかけよ




ワルプルギスの夜④

 

④:NOT HOPE, still, HALF MOON.

 

30。

死者1億1694万5686人。

60。

死者1億1694万6219人。

75。

死者1億1695万6792人。

100。

死者1億1697万8431人。

160。

死者1億1698万5109人。

280。

死者1億1700万1938人。

360。

死者1億1701万8485人。

400。

死者1億1702万4157人。

420。

死者1億1703万9684人。

600。

死者1億1708万4873人。

660。

死者1億1710万2345人。

840。

死者1億1720万1029人。

 

世界に解き放たれた極彩のパレードは進み続ける。

 

音楽を奏で、旗を掲げ。

大地を揺るがせ、轟かせ。

森を越え、河を越え、山を越え、陸の続く限り進撃する。

 

全ては、この『夜』を沸かせるために。

 

『魔女の夜』の到来を知らせるために。

 

『ワルプルギスの夜』に、絶望を捧げるために。

 

もっともっと、この『夜』を盛り上げよう。

決して終わらぬように、いつまでも明けぬように。

 

終末をかき鳴らして、高らかに。

 

全ての死を主の前へ。

全ての魂を主の元へ。

 

「止めろぉぉぉ!! 止めろォォォォォッッッ!!!」

「多すぎる! 退け――」

「魔法師団、放てぇ! ありったけを放てえええ!」

「通すな! 何があろうと通すな!」

「ファルムス王国万歳!」

「あああああああ!」

「耐えろ! 耐えきるんだ!」

「こりゃダメだ」

「我らは誇り高き帝国の――!」

「振り返るな!」

「進め! 進めえええええ!」

「ええい! イングラシアの援軍はまだかッ!」

「脚がああああああああああ!!」

「死にたくない! 死に、死―――」

「助けて! 誰か!」

「マジかよ」

「退けえええええ! ここはダメだ! 逃げろッッ!!」

「怯むな! 我らにはルミナス神が付いている! 突撃ッッッ!!」

「終わりだ! もうだめだ!」

「剣を! 剣は! 誰か!」

「腸が……腹が……」

「カール、後ろッ」

「キリが無い! 大門を下ろせ!!」

「助けてええええええええ!!」

 

眼前の生物を、立ちはだかる敵を、爛々と輝く命の火を、パレードは容赦なく踏み消す。

 

集められた魂はパレードの主に捧げられ、その力となる。

足りない分の魔素を補う、素材となる。

 

ラッパを吹いて、太鼓を敲いて。

 

パレードは進む。

 

この夜の続く限り。

 

半月が空に輝く限り。

 

『ワルプルギスの夜』は来たれり。

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

「オレに良い考えがある」

 

そう言ったギィは戦闘の手を止めずに全員に念話を飛ばして、その作戦を説明する。

 

その作戦は、確かに有効かもしれなかった。

ギィの観察眼と冷酷さが導き出した、完璧な作戦に違いなかった。

ただ、一点を除いては。

 

(何だと?)

(もちろん、私もその作戦に異論は無いわよ。でも、一つだけ間違っているわ)

(あのぉ……別の作戦考えない?)

(……何がだ。何を間違えている)

()()()()()()()()()()()()()()()

(…………おいおい、ちょっと待て。そりゃまさか……)

(あのぉ……ちょっとこの作戦は人の心が無いっていうか……)

(詳しい事は後で説明するわ。不本意ながら帝国も少しは関わっているしね)

(……冗談だろ。もしそうだとすれば、そんな愚行を敢行した低能は誰だよ……待て、まさかルべリオスか……?)

(あのぉ……)

(ねぇギィ、何の話?)

(ヴェルザード…いや、何でもねぇ。作戦は変わらん。全員、この作戦に異論は無いな?)

(えっとぉ……)

(無い、な?)

(……はい………)

 

作戦は決まった。

 

クロノアだけは最後まで渋っていたようだが、どのみち代替案が出ない限り従わざるを得ない。

そしてギィの作戦を超える案などそうそう出せるはずもなかった。

 

「散れッ!」

 

『夜』は、待たない。

『夜』は、躊躇わない。

 

月に嘆く最後の魔女(マギカ)』により再び使い果たされた魔素は、使い魔のパレードによりこれまた再び回復を始める。

本来ならば、数百体が覚醒魔王に成ってなお有り余る量の魂。

それらが全て、魔素に変換される。

 

急速に魔素量が回復していく。

 

膨大な量の魔素が流れ込んでいく。

 

しかし、それでも「ワルプルギスの夜」のあまりに多い最大魔素量の半分にも満たなかった。

 

回復したのは、精々三割。

たったの三割。

 

奇しくも、三割。

 

戯曲之神(シェイクスピア)』が世界を綴る。

 

「ケヒッ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

 

小手調べは必要ない。

戦術も、もはや必要ない。

これ以上、戦いを長引かせるつもりも無い。

 

これで、決着。

 

誰もが分かっていた。

次で、最後。

 

(『傲慢之王(ルシファー)』はまだ使えねぇ! クロノア、死ぬ気でタイミングを合わせろ!)

(分かった!)

 

この一撃が、戦いの分水嶺。

 

白く白く、ワルプルギスの前に現れた星の白熱。

 

『破滅』が、形を成していた。

 

過剰な力が空間を壊す。絶望的な熱量が果てしなく集められる。

 

天空が絶叫を上げる。世界が悲鳴を上げる。

生まれた『力』を受け止められず、一瞬の慟哭が発生する。

 

明星よ墜ちよ(ティロ・アレステレ)

 

今度こそ、ギィ達に相殺の術は無い。

 

ここが、運命の分かれ道。

 

集って荒れ狂う熱が、凪のように止まった。

 

静寂。

 

解放。

 

明けの明星が、絶対の『白』が、乱然と渦巻く内部から膨張を開始する。

 

同時に、ギィが動いた。

 

この一瞬、全てが決まる。

 

クロノアが、無限牢獄を発動する。

 

ヴェルグリンドとヴェルザードから放たれたブレスが、「明星よ墜ちよ(ティロ・アレステレ)」の解放を一拍遅らせる。

 

この場の全員を巻き込んでギィが瞬間転移魔法を発動する。

 

瞬間、刹那。

 

空間丸ごと移動した、その先は。

 

「アハハハハハハハハハ……ハハ………ハハ…………ㇵ?」

 

――家が見えた。

 

ワルプルギスの動きが止まる。

 

死体が見えた。

 

明星よ墜ちよ(ティロ・アレステレ)』はもう止まらない。

 

光の無い瞳が、ワルプルギスを見つめていた。

 

全てを察したギィが顔を顰める。

 

ワルプルギスだけが、村の上空に取り残されていた。

 

「―――ッ!? ――――!!」

 

ここは、彼女達の村。

今は見るも無残な、魔女の集落。

 

あまりに遅れて、ワルプルギスはギィの思惑を理解する。

 

逡巡は無かった。

 

ワルプルギスは解放される『明星よ墜ちよ(ティロ・アレステレ)』をスカートの中へ、自らの体内へと押し込んだ。

 

賭けに勝ったのは、ギィ・クリムゾン。

 

明星は相手を選ばない。

 

破滅が狂い咲く。

 

その身の内側に、最大の破壊は容赦なく通る。

 

意外にも、音は無かった。

 

光も熱も、衝撃も無かった。

 

全てはワルプルギスの内側に留められ、破滅は僅かにも零れ出さなかった。

 

恐るべき硬さ。

確かに耐え切った。

 

だが、むしろ死ななかったことが仇となった。

 

ワルプルギスは、瀕死だった。

 

もはや『正位置』は保てず、『逆位置』でさえ及ばず、小型化したワルプルギスは村の中央へと落ちる。

 

既に無限牢獄は村を覆うように張り巡らされ、その上からギィとヴェルザードが何重にも結界を重ね掛けしている。

 

破るには、少なくとも『明星よ墜ちよ(ティロ・アレステレ)』並みの火力が必要になるだろう。

しかしそうすれば、どう足掻こうと間違いなくこの集落は跡形も無く消え失せる。

 

人質。

それも、感情への。

実に、有効な作戦だった。

 

力なく倒れ伏せながら、これまでで最大の憤怒がワルプルギスを貫いた。

 

「piwevycnfhwuiudovriuuwqcvmir殺ehvtnyoqwioucmeobvpmouvnywcoponutvbvyr死npcwopygbnohieotvnyweuroiovumqcouipbhqnc死fuhubhanpitvbhnuireugfbjhwugvby殺rijqnpocjhfkjfcajbxfhzbcn悪slirfvybwohnfnliofuajufhbpoighjdwu!!!!!!!」

「勝負の勝ちはお前に譲ってやるよ。だが、戦いに勝ったのはオレだ」

 

閉じていく結界の外側で、ギィは上空からワルプルギスを見下ろしていた。

その顔に浮かぶのは憐憫か畏怖か。

瞳は遥か過去を思い出しているようだった。

 

「これは経験則なんだがな、ワルプルギスよ」

「uwieqyhfnprvupwiqecon滅wpevubrqtcnwpeivbycnxindfhvrdjhgetbrgvhwexxxxxxxx」

「半端な理性ほど、役に立たないものは無いぜ」

 

封印が完成する。

 

「まぁ、少しは頭を冷やせ」

 

その一言は、果たして届いたのか。

 

地面に降り立ったギィ達の中で、クロノアが最初に言葉を発した。

 

「それじゃ、私は行くね。ルミナスを持って帰らなくちゃ」

「……ああ、一応礼は言っておこう」

 

クロノアの姿がその場から消える。

 

残されたのはギィとヴェルグリンドとヴェルザード。

 

ギィの剣呑な目線がヴェルグリンドを捉えた。

 

「さて、洗いざらい話してもらおうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………はぁ…………………」

 

帝国がワルプルギスに刺客を差し向けたこと、同時にルべリオスも村に討伐隊を差し向けていたこと、それによって図らずもワルプルギスが足止めされた事などなど。

 

話を聞き終えたギィは、額を押さえて重い重い溜息を吐いた。

 

ヴェルグリンドは話が終わるなり帝国に帰った。

魔物の群れが消えたかを確認しに行くらしい。

本音は違うようにも感じるが、そんなことは今はどうでも良い。

 

「『色欲之王(アスモデウス)』は……いやまだ『色欲者(ラスト)』だったか……ていうかそもそもルミナスが……弾劾は……難しいか。ルドラも……チッ、頭痛ぇ………」

 

何かが何かを滅ぼす。

ある集団とある集団が殺し合う。

人の変わらぬ営みだ。

この世界では日常茶飯事以上の頻度で起こっている。

 

だからこそ、力ある者は己の支配範囲を広く世界に明言する。

 

こんな事態にならないために。

 

たかが魔人の集落を一つ滅ぼしただけで、こんな化け物が飛び出してくるとは誰が予想できようか。

 

そしてさらに悪いことに、挽回のしようも無い。

死者は蘇らない。

そして目の前の結界に封印された魔女は、ルべリオスを滅ぼした程度で止まるような存在では、無い。

 

封印が解けたとき、どうするか。

 

「クソ……どうすりゃコイツの溜飲は下がる……?」

「ねぇギィ、そんなに焦らなくても良いんじゃない? この封印、あと千年は持つわよ」

「だからまずいんだよ。たった千年だ。たった千年で、ワルプルギスの野郎を確実に殺し切る方法、もしくは宥める方法を考え出さなきゃならねぇ」

「あなたらしくないわね、ギィ。千年後よ? 今回は後れを取ったけど、千年後の私たちなら……」

「無理だね」

 

ギィは断言する。

 

それは実に驚くべき光景だった。

最強無敵、傍若無人、傲慢極まる「原初の赤」。

この世界で最も誇り高い存在が、自分では勝てないと言い切った。

 

「あの『火』……今回避けることが出来たのは幸運だ。封印が解けた瞬間、コイツが初手で『魔女の罰』を放ってきたらどうする? 避け切れるとは思わない方が良い。しかもその『火』がより大きく、より広くなっているとしたらどうだ? 『魔女の罰』を攻略しない限り、俺たちに勝ち目は無い」

「それは………」

「ヴェルザード。もしも、もしもだ。もしもアイツの相手をしていたのがかつてのヴェルダナーヴァだったなら、そしてもしもヴェルダナーヴァがあの『火』を避けなかったならば、どうなっていたと思う?」

「……………っ」

「……絶対とは言い切れないが、十中八九その結末が正しいだろうよ。クソったれが」

 

ギィが吐き捨てるように言葉を絞り出す。

認めたくはない。考えたくも無い。

だが、結果は明白だった。

 

二人はしばらく沈黙していたが、やがて先に顔を上げたのはギィの方だった。

 

魔王達の宴(エルケナハト)を招集する」

「……え?」

「ここで考えていたって仕方ねぇだろ。後始末が先だ。合意を取る魔王はそうだな………お前は『迷宮(ラビリンス)』に引き籠っているラミリスを引っ張り出して来てくれ」

「分かったわ。あなたは?」

「オレはダグリュールの所へ行く。どうせ今頃『火』の前で頭を抱えているだろうさ」

 

二人の姿がその場から消える。

 

森に静寂が戻った。

 

いや、少し違う。

 

魔物達は決して、封印の周りには近づこうとしなかった。

 

怒りが、あまりにも恐ろしかったために。

 

封印から発せられる怒りが、周りの全てを小刻みに震わせていたために。

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

魔王達の宴(エルケナハト)』は迅速に招集された。

 

そこで各魔王は、ルミナス・バレンタインの死を知らされる。

ワルプルギスの暴走。

衝撃は大きかった。

親しかった者はその死を嘆き、そうでない者は強力な魔王が敗れたことに驚愕する。

 

ギィはミリムとラミリスにだけ、事の真相を教えた

 

そしてルミナスと入れ替わるように、『鮮血の覇王(ブラッディーロード)』ロイ・ヴァレンタインが新たな魔王の座につく。

 

各国の被害も甚大だった。

 

「ワルプルギスの夜」が封印されて、その使い魔が泡沫のように弾けて消えるまでにじつに5つの国が滅亡し、辛うじて生き残った国家も多すぎる犠牲者に喘ぐことになる。

 

特に大きな被害が出たのは神聖法皇国ルべリオスと天翼国フルブロジアであり、ルべリオスは7万もの戦力を失い、フルブロジアは進撃を止めきれずに全人口の3分の1を喪った。

 

唯一、武装国家ドワルゴンだけが襲われもせず、被害も出さずにこの災厄を乗り切り、以降国際社会でのドワルゴンの立場は上昇していくことになる。

特に、早期に「ワルプルギスの夜」の危険性を見抜いて不可侵条約を結んだガゼル王の判断は称賛され、賢王ガゼルの呼び名がドワルゴン以外にも定着した。

 

実はドワルゴンにも使い魔の群れは来たのだが、険しい山道と天然要塞を踏破するのに時間が掛かったために開戦する直前で消えていった。

人的被害が出ていないのを良いことにガゼルは、ドワルゴンは不可侵条約によって守られたと大々的に発表し、思惑通り国際社会での地位を上げた。

 

各国の情勢が目まぐるしい勢いで変化する中、もう一つ国際社会での立場を強めた団体が居た。

 

ルミナス教である。

 

最初期より「ワルプルギスの夜」の討伐を掲げていたルミナス教も、その教義の内容と相まって社会の中に浸透していった。

人々は教皇がこの事態を予見していたと信じて疑わない。

 

真相は、闇に葬られた。

 

ギィは真実を公表せず、帝国も沈黙を保った。

そうした方が、情勢を操りやすかったが為に。

 

「ワルプルギスの夜」は、空前絶後の天災だと認定された。

 

その封印領域は、何人たりとも手出しを許されない禁忌領域に指定された。

魔王達の間でも、似たような相互条約が結ばれていた。

 

やがて魔物の災害等級が登場し、「ワルプルギスの夜」は竜種やギィと同じ特S級「天災(カタストロフ)」に分類される。

 

「ワルプルギスの夜」。

 

あの日から、半月は空に昇ったまま沈んでいない。

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

大きな力の波動を感じて、()()は目を開ける。

 

()()に知性は無く、感情も人格も意思も無い。

ただ本能のままに破壊を撒き散らす存在。

 

()()の目の前には、溢れるほどの魂が漂っていた。

 

一億以上もの命が急速に失われたせいで、ワルプルギスに吸収されなかった魂は飽和状態となって多くがこの世界に残っていた。

 

()()が何を思ったのかは分からないが、戯れに()()は目の前の魂を口にした。

してしまった。

 

その瞬間、()()の中で、何かが変化した。

 

「――――。」

 

それは知性と呼ぶには程遠く、意志と呼ぶには余りにも拙い。

 

だが、確かに何かが変化した。

 

()()は再び、大きな力の波動を感じた。

 

大きな大きな、とても大きな力だった。

 

()()は理解した。

 

力の元は、自身と同じような存在なのだと。

 

絶望。

悪意。

破滅。

 

それらは、自分のものだったはずだ。

自分だけの。

 

怒りのような何かを感じて、()()は吼えた。

 

この咆哮が、その力の元を砕けば良いと思った。

この咆哮が、この世界を包めば良いと思った。

 

()()は、絶望と呼ばれていた。

 

「ワルプルギスの夜」が異界の絶望ならば、この世界の絶望は()()だった。

 

咆哮に呼応するように、()()の身体から幾多の生命が誕生する。

 

一つの世界に、二つも絶望は必要ない。

 

故に、大敵。

 

断じて相容れぬ、不倶戴天。

 

そんな思いの欠片を抱いて、()()は目を閉じた。

 

絶望の名は、滅界竜。

 

滅界竜イヴァラージェといった。

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

「――へぇ」

 

ローブのフードを深く被る謎の男は、誰の目がある訳でもないだろうに、顔を隠して戦いの地に立っていた。

 

煌々と盛る『魔女の罰』の散り火の端、未だに熱気と冷気で熔けたままの大地の上で、その男は平然と立つ。

 

「驚いた。これはボクにもどうしようもないものだ」

 

男はそれ以上『火』には近付かない。

 

否、近付けない。

 

「ふふふ、どうしようもないなんて。あっはっはっは! ()()()()()()()()()()()()()!」

 

高々と燃え上がる罰の『火』の下で、男は愉快そうに笑い声を上げる。

 

フードから一筋、輝く金髪が零れた。

 

「ワルプルギスの夜、だったね」

 

その男の名は。

 

いと尊き、天上の聖名は。

 

「よく、覚えておこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お読みいただきありがとうございます。

「魔女の罰」は正直二次創作だからこそ出せる威力の技です。
例え『火』の残火の一欠片でもテンペストに落ちようものなら、その時点で物語は終了します。

次回は久々の主人公視点になる予定。

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