転生したら「ワルプルギスの夜」だった件   作:十二夜

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???????:(前略)(全略)あれは嘘だ。
???:うわあああああああああああああああああああああ!!!!!





その男は惨めだった。
その男はいつも泥の中で這い蹲っていた。
だが、男はいつも泥の中から透き通るような夜空を見上げていた。

男には夢があった。
いつか、あの夜空の向こうの景色を見るという夢が。
男には希望があった。
いつの日か、夜空の彼方で瞬く星にさえ手が届くという希望が。

男はその両足で立ち上がり、空をも飛べるはずだと信じて、奈落から飛び上がった。


 _人人人人人人人人人人_
>    日間一位    <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


飛びすぎた。


うぅ…みんなぁ……ありがどぉ……




推敲無しで投下したので、誤字脱字下手クソ文があればご報告よろしく。



なかまに なりたそうに こちらをみている!

 

笑顔の機械(ラフター)?』

「はい。それが貴女様に付けられている名称です」

 

彼女たちをまとめているリーダーで、リュティスと名乗った女と話をしながら森を進む。

曰く、魔法に通じている人間なら誰もが一度は俺の魔法陣を見たことがあるらしい。

この百年、ありとあらゆる学者がこの魔法陣の意味を解き明かそうと躍起になっているとか。

 

知らないうちに随分と有名になっていたらしい。

 

だから彼女たちは魔法陣を見た瞬間、俺を『笑顔の機械(ラフター)』の眷属だと勘違いしたとのことだ。

バレてしまっては仕方ないので、眷属ではなく本人だと告げた。

全員ひっくり返っていた。

 

「私たちは元々ファルムス王国の魔女結社に所属していたのですが、魔女だと周囲にバレてしまったために全員で逃げ出してきたのです」

「ジュラの森の中には、人間社会に居られなくなった魔女たちが作った集落があるって噂なのです!ミナ達はそれを探してここまで来たのですよ!」

 

国ごとにその国に住む魔女同士が助け合って生きていくための秘密組織である「魔女結社」があり、ほとんどの魔女は基本的に自分の住む国の「魔女結社」に属しているんだとか。

ファルムス王国に住んでいた彼女たちは、存在を悟られないためにあらゆる手を尽くして隠れ潜んでいたのだが、何故か組織丸ごと教会にバレたらしい。

 

なるほど、不幸だったな。

不幸なのは分かったから…その…何故こいつらは俺に付いてくるんだろう?

俺言わなかったっけ、命を取るつもりはないって。

俺言ったよねぇ?『それでは、私は行くので』って。

 

ぞろぞろと俺の後ろに付いてきている九人の集団を見渡す。

二人ほど幼女みたいなのが居るが、残りはみんな顔立ちの整った若い女性である。

 

いかにもな魔女っぽい服装をしており、透き通るような青色の髪に、青い瞳、額に青色の宝石を着けているという青尽くめの女性が、リーダーのリュティス。

10歳前後の幼女の容姿をした可愛らしい二人はミナとニナで、彼女たちは双子とのこと。

黒髪がミナ、金髪がニナ。

 

誓ってロリコンじゃないんだが、なんだろう、凄く可愛い。

正直、リーダーのリュティス以外の名前を覚えるつもりはなかった。

実際、残りの人達の名前は憶えていない。

誓ってロリコンじゃないんよ。

 

『お二人は何歳なのですか?』

「「まだ40歳なのです!」」

 

………なるほどね。

 

確かに魔人としては幼い方だ。

内面は外面に従う、ということか。

文字を書く指が少し震えた。

今、俺は男としての器の広さを試されている。(違う)

 

『お二人とも可愛らしいですね』

「「わーい!やったーーー!!」」

 

よし、勝った。(違う)

 

『ところであなた達はどうして私に付いて来るんですか?』

「貴女様と出会った時点で、私たちには二つの道しか残されていません。貴女様に付いていくか、それとも死ぬか」

 

なんでだよ。

魔物に襲われるまで、俺が居なくてもなんとかなってたじゃん。

集落探しを続けてくれよ。

 

「集落を探すよりも、貴女様の傍に居た方が圧倒的に安全に決まっています。たとえ貴方様が私たちを庇護してくれないとしても、強い存在の傍に居るというだけで、ほとんどの危険は退けることが出来るのです。どのみち、私たちの命は綱渡りのような状態でした。私たちが気に入らないようでしたら遠慮なく殺してください。その代わり、生きている限り貴女様に付いていきます」

 

真面目な顔でリュティスが言い切った。

マジかよ。

思いっきり寄生虫の所業じゃねぇか。

 

みんなの顔を見渡してみる。

どうやら全員の意見は一致しているようで、覚悟を決めたような、期待するような瞳でこっちを見上げていた。

 

はぁ~~。

 

仕方ない。

別に殺してしまっても良いのだが、皆の可愛さに免じて許してやろう。

目の保養だ、目の保養。

百歩譲ったうえで見方を変えてみればハーレムだしな、これ。

全男性の夢だぜ?

 

『分かりました。許可しましょう。その代わり、色々働いてもらいますよ?』

「ッ!! はい! 本当に、本当にありがとうございます!」

 

全員の顔から緊張が抜けていく。

無理もないだろう、なんせ今までいつ追手が来て殺されるかもわからない生活をしていたのだから。

ミナとニナが満面の笑みで抱き着いてくる。

 

デュフフ。

おっと失礼。

 

その時だった。リュティスの身体から淡い光が放たれたと思うと、残りの八人も次々に発光していく。

光はどんどん強さを増していき、やがて一つの大きな光となってあっという間に彼女たちを包む。

そして光が収まるとなんとそこには……そこには……変わって無くね?

 

「これは…!どうやら貴女様に同行を認められたおかげで、我々は貴女様の配下とみなされて全員魔人としての格が上がったようですね」

「「すごーい!力が湧いて来るぜ、なのです!!」」

 

リュティス達は嬉しそうに笑っている。

 

確かに、一人一人の魔素量が増え、妖気も研ぎ澄まされたような気がするな。

同行を認めただけでそんな簡単に進化するのか?「名付け」とは違って流石に強制力は無いと信じたいが、それでもこれで彼女たちはある程度俺に従わざるを得なくなったのでは?

 

めんどくさいから俺は考えることを放棄した。

ミナとニナが喜んでいるならなんでもいいや、もう。

 

『いつまでも歩くわけにはいかないでしょう。その「魔女の集落」とやらを探してみます』

「しかし、それは噂のようなもので……いえ、もちろん存在するなら嬉しいのですが」

 

「魔力感知」の範囲をジュラの森全体に広げる。

なんか強い魔物の気配がやたらとここら辺に偏ってないか?

おっ、封印の洞窟を見つけた。意外と近いな。

今度ヴェルドラを煽りに行ってやるのも面白いかもしれない。

 

そんなことを考えていると、ある地域に僅かに違和感を感じた。

なんというか、()()()いる。

 

一見周りと同じように木が生い茂っているだけの場所だが、その生え方がなんというか、別の場所から森の一部を切り取って無理やり移植したみたいな生え方をしているのだ。

周りの木との整合性が取れていない。

不自然。

 

『見つけたかもしれません』

「ほ、本当ですか!?さすが、でございますね……」

 

『死の領域』と森の境界に近い場所。

そもそもこの世界の人間は『死の領域』を恐れていて不用意に近づかないらしいので、秘密の集落を建てるにはピッタリだ。

 

およそ2㎞先。

日が沈む前には着けるだろう。

 

道中襲ってくる魔物をリュティスたちと協力して蹴散らしながら、まぁ俺は危なくなったら助けるだけだったが、兎にも角にも俺たちはその場所を目指して進んでいった。

 

その先に、地獄が迫っているとも知らずに。

 

 

 

 




元々一話の予定だったものを二話に分けたので、今回は少し短いです。ごめんなさい。

もはや多くは語りません。
万が一、明日最新話が投稿されるようなことがあれば、その時は誰か私を殺してください。

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