厄ネタの集合体   作:覚め

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なんと、青蛾と肉体関係を持たない仙人なんです!


まずは自己紹介から

「…こいつですか?」

 

「いや、そんな露骨に嫌な顔するなら良いわよ」

 

「華扇ちゃんは誰のおかげで仙人になれたっけ」

 

「貴方のそういう…っ、はぁ。名前はカス。仙人です。チッ」

 

「カス?」

 

「カスじゃないね。(かしん)だね」

 

目の前には博麗の巫女と華扇。巫女の方は霊夢と言うらしい。今日俺がここに来たのは特に意味もなく、仙人になってから少しの交流を持つ華扇が妙に話してくる博麗の巫女が気になったためだ。見ておくだけなら遠巻きで良いし。何ならそれで良かった。ただ、最近は華扇があまりにも良く喋るのでちょっとキレ気味に同行させた。その結果として今の状況がある。じゃあ自己紹介も終わったんだから里でも行くか。と、振り向くとそこには狛犬。振り向いた俺の腹に、正確に拳を放った。…殺処分、良い?

 

「あ、悪しき者!」

 

「良くやりました。次は顔面と股を」

 

「やめて。あうん、あっち行ってなさい」

 

「…華扇、流石にそれは酷くないか」

 

「何言ってるんですか。痛がる神経ないですよね」

 

「ここで喧嘩はしないでもらえる?」

 

喧嘩はしない。何せ俺は仙人の中でも最弱。無論完全無力ではない。華扇と喧嘩しろと言われたら負けてしまう。似たような生き方をしている奴に青蛾という奴がいるが、あいつはあいつで上手いことやっている。キョンシーか何かを使っているんだっけか。それで生き続けている。死神からは逃げているらしい。俺のところにもたまには来るのだが、なんか少し話し込んで帰ることがほとんど。…なんかずれたな。華扇は俺を睨みつけてフンッとわざとらしい声を上げてから俺を掴んだ。人里に行くらしい。

 

「貴方は人里で迷惑を働くでしょう」

 

「しないよそんなこと」

 

「嘘を言わない」

 

「…ところで、純人外の華扇はここにいて良いの?俺は元人間だけど」

 

「面白い冗談ですね。元人間の部分は皮だけですか。」

 

「現人間は心だけだな」

 

「気持ち悪」

 

少しグサっと来た。それはそれとして。何だか目の前にいる宗教勧誘が面白そう。あれ見てて良い?良いのか。華扇の線引きが宗教の鑑賞ね。覚えておく。宗教の名はわからないが、集団の名前は分かった。神霊廟とか抜かすらしい。あれも人外か。人里なのに主役となる奴らは概ね人外になりそうだな。政教分離が発展もしてない人間社会で出来るわけないだろうしな。…そもそもそこまで根付いていない?ああ、そう。それはそうなんだ。割としっかりしてるんだ。

 

「…ああ。成る程。」

 

「どうしました?まさか悪知恵ですか。死にたいですか?」

 

「勘弁。合点が行っただけ。知り合いがまだ飄々としてんだなぁって」

 

「…誰のことですか」

 

「青蛾。久しぶりに会いてえなあ」

 

「えっ」

 

華扇から、お前らはどんな化学反応するかわからないから会うなと言われた。嫉妬深いと言えば良いのか悪いのか。悪いか。久しぶりに地上を歩いているのだから、そういうのを抜きに楽しませてほしい。何年振りの地上か分かっているのか。そうだな、せいぜい五年とかそこら辺だな。すまん。暇さえあれば華扇の仙界を覗いているということもあるので文句は言えないが、何故華扇は俺の行動を知っているんだ。嫌われすぎて行動を把握され始めたか、それとも何か別の理由でもあるのか…。考えても無駄か。

 

「…久々に華扇ちゃんの仙界行きたいなぁ」

 

「嫌です荒らされたくありません」

 

「駄目か。まあ良いや。他、寄って楽しいところは?」

 

「…ないです」

 

「じゃあ帰るか」

 

「あ、人里で仙界は駄目です」

 

「何で」

 

「博麗の巫女が殺しにきます」

 

辞め。里を出て仙界を通る。俺の仙界はマジックアイテム隔離用の仙界と、住居用の仙界がある。どちらも天界にある土地を借りたものだ。ばーかばーか、誰があんな惚けたアホどもに憧れるかよ。勿論色々と判明した直後は揉めた。けどまああいつらが入って来れるような代物ではないので勘弁して消え去って死んでもらいたい。ちなみに、華扇には未だにバレてない。というか基本的には俺の仙界に入るような物好きがいない。何せ華扇ですらついてきてないのだ。

 

「…よし。」

 

「バレてるってよ」

 

「うぉっ」

 

「お前、華扇には特別嫌われてるよなぁ」

 

「萃香か。俺の持つ愛情はある程度注いだつもりなんだけどなぁ」

 

「嫌われる原因だな」

 

「割と本気で…かなり俺好み」

 

「気持ち悪いなホント。で、何だ。華扇の目を抜けてやりたいことは?」

 

俄然、散歩だ。山を見て、よく分からん館を見て、霧がうざったいので払ったり諦めたり。氷精と少し踊ったり寒いからと逃げ去ったり。萃香にどつかれて死神の再来を予感したりしなかったり。割と面白かったのだが、割と最近のことを知らなかった俺は驚くべき話を聞いた。華扇のやつ、自分の右腕を捕まえたらしい。今は神社に仕舞われているんだとか。…だとか、じゃねーよ。馬鹿が。知らなかったぞそんなこと。そんなこと知ってたらもう地上に降りて華扇の動向見てたぞ。青蛾と笑いながらな。

 

「だから言わなかったんじゃないか?」

 

「納得はできるから困るんだ、それは」

 

「ふーん…ところで、柏はどれくらい強いんだ?」

 

「お前らんとこの鬼といい勝負するくらい。」

 

「…弱いな!」

 

「鍛錬には最低限しか割かない。魔法とかそこら辺の勉強も飽きてるからな、最近は天界の桃盗んだりしてる」

 

「それであの馬鹿どもと同じくらいなのか」

 

「な、弱いだろ?」




華扇→→→柏…一応師匠には当たるので、ある程度のことは応じてるつもり。
柏→→→華扇…素晴らしいね。
柏→→→青蛾…気の合う奴!
青蛾→→→柏…地雷なので嫌い。でも仲良くはする。
華扇→→→→→→→→→→→→→→→→↑……は?
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