オーバーロード <物語の分岐が確認されました> 作:ヒツジ2号
「オカシイ…」
洞窟に入り100メートルほど進むと広い空間に出た。
しかし、ここまで案内をしている
その呟きに対して、餡ころもっちもちが尋ねる。
「どうしたの?」
「ハイ…以前ハコノ場所ニモ、カナリノ数ノ
「うーん…もしかしたらトンネルが通れなくなって君たちに会えなくなっちゃったから、違う場所に移住しちゃったんじゃないの?」
「ソウカモシレマセン…ココハ、以前ハ俺タチガ運ンデキタ小動物ノ死骸ナドヲ置イテオク場所デシタ。ココハ出口カラ近ク、光モワズカニトドクノデ、死骸ガ発酵シテ、彼ラハエイヨウヲ使用シヤスカッタヨウデス。デスガ地震ノアトハ俺タチガハイレナクナッタノデ、死骸ノ供給ハデキテイナカッタシ、コノ場所モ光ガトドカズニ発酵モウマクイカナカッタノカモシレマセン…スデニ運ンダ死骸トトモニ、別ノ場所ヘ移動シタ可能性ガタカイデス」
「確かにそうかもね…ちなみに君たち
「俺タチノヨウナ種族ハイナイト思イマス」
「そっか…じゃあ
「イエ、彼ラハ争イハ好マナイノデ、ソレハナイカトオモイマス」
「そっかぁ…じゃあ敵判定じゃないから【
そう言うと、餡ころもっちもちは【
現れた極小の案内妖精は、いつもよりテンションが高そうに『こっちこっち』と手招きする。
その様子に、誇らしげなペストーニャを除く2名は少々驚いたが、これもまた大妖精様の配下だと理解して、餡ころもっちもちの後についていく。
光が届かなくなり、暗視が十分ではない巨大ハムスターが騒ぎ、大妖精様が彼女へ【
道は何となく下っている感覚があったが、やがて明らかに道は下降していき、おそらくかなり深い領域に到達する。
道の途中には時々、古くなって自然に落ちた
そして何時間か歩いた後、一行は辺りの気温が上昇してきていることに気づいた。
餡ころもっちもちは本能的に、これはマグマか何かが近くにあるのかもしれないと考えたが、その考えはどうやら間違っていたようだ。
到着した地下の大空洞には、多くの
【
ダンジョン的にもここがゴールらしい。
「うわっ、すごい綺麗!」
「そうでござるなー」
魔法で視覚が強化されているとはいえ、先ほどまで周りが寒い暗黒空間であるという事実に少し怯えていたトロペジェンヌも、明るく暖かい空間に安心して暢気な声が漏れる。
「ヨカッタ…ソレデハ俺カラ彼ラヘ、ナニガアッタカヲツタエテキマス」
案内係の
なので触角を用いてそれが行える
一方で不思議なことに、餡ころもっちもちは
本人も何故それが出来るのか分からないが、ユグドラシルのルールに縛られた存在になっている妖精:コㇿポックㇽを含めた一部の妖精の種族説明に“森の生物たちと心を通わす”といったテキストがあったためである。
そういう訳で最終的には、餡ころもっちもちは
「…$&#*##&……&&#$%$$*+###&…」
「そっか、じゃあ君たちは
「…**$&%#&%$…」
「うん、大丈夫。もう入り口は通れるようになったし、元の場所で発酵させられるよ」
「+*%%**……$#&%#&&…」
「え、水が足りないの?あ、そっか。ここ水脈とか無さそうだもんね。じゃあとりあえず私が出してあげるね。【
妖精の周囲に清浄な水が溢れ出し、水は壁面の光る鉱石に当たると、その熱でゆっくりと蒸発を始める。
やがて空間は、菌種にとって快適な高湿度空間へと変わった。
それまで乾燥気味で弱っていた
その後、餡ころもっちもちは、
洞窟の入り口が復活したことで、
トードマン集落周辺の森での分解能力を超える、動物の死骸の運び込みが起きた場合は、今後は
だが今回のように、地震など何らかの災害で
そこで餡ころもっちもちは、
すると、
もしかしたらその道は、例のリリュートゥラちゃんを攻撃した存在から、かつて逃げたという
そういう訳で、今度は
「それじゃあ
「ハイ、ココマデアナタサマヲ案内スルコトガデキ、大変コウエイデシタ。女王ニハ交易ノ件ヲ伝言イタシマス」
餡ころもっちもち一行は、今度は
餡ころもっちもちが、先ほどまでいた広大な地下空間をちらっと振り返る。
『それにしても、あの暖かくて光る鉱石は何だったんだろう…ダンジョンのゴール設定だったみたいだし…私は無生物の鑑定スキルはないから分からないなぁ…でも何だかあの場所は暖かそうだったから、
そこからさらに数時間、今度は上り坂で、何度かへばりそうだったトロペジェンヌのために休憩をし、一行はついに地上からの光が漏れる場所まで辿り着いた。
そこは
そこには十数体の死体—全て外傷により命を落としたゴブリンと思われる者達、が横たわっていた。
「…$#&&%$*+$&…」
「え、前はこんなことは無かったの?」
餡ころもっちもちの知識では、それはゴブリン達が死体を打ち捨てた場所、言うなれば墓場のように見えた。
「
「…%*##&%+*#&…%%#++*&%*##…」
「ありがとう!それじゃペス、お願いできるかな?MPは大丈夫そう?」
「正直かなり数が多いので一度では難しいです、わん」
「あ、そうだペス。ペスに持たせてるワールドアイテム【ヒュギエイアの杯】を使っていいよ。それ、クールタイム挟めばノーリスクで蘇生できるから、MPの節約になるよ!」
「これは…まさかそのような貴重なものだったのですか…わん…私にこれ程のアイテムをお預けいただいていただのですね…畏まりました、わん」
驚き恐縮するペストーニャであったが、本来賢く慈悲深い彼女は、自分に与えられた使命を光栄に感じ、クールタイムを挟みながら、その複数のゴブリン達を復活させていった。
盃からあふれる水が、死体の身体に注がれると、その身体は光り輝き、ゆっくりと蘇生を始める。
ワールドアイテム:ヒュギエイアの杯は、デスペナルティが無い状態で蘇生を掛けることが出来る超絶アイテムである。
ただし、その効果は、使用回数が無制限である一方、使用は10分に1回かつ、蘇生時間は通常の魔法よりも長くかかる。
これはつまり、実際の戦闘中に使用するのは精々1~ 2回程度が限界であり、しかも使用中は使用者がかかりきりになって狙われやすくなるので使いどころは難しい。
ただ転移後のこの世界では、無制限に
だが、イメージに合っているという理由で、これを最終日にペストーニャに持たせてしまったのは完全に失敗だったかもしれない。
彼女は同名の回復呪文が使えるので、餡ころもっちもちの言う通りMPの節約にしかならないのだ。
「餡ころもっちもち様、このアイテムで蘇生する際、死んだ者の魂のような存在と対話することが出来ます、わん」
「え、どういうこと?」
「はい、盃の水をかけますと、まず、この者の死の前後の記憶を見ることが出来ます。そして、その後、死んだ者との対話が出来、蘇生することを告げた後、その者を肉体に呼び戻して初めて、肉体の回復と蘇生が開始されます」
「ええ!ユグドラシルではそんなことなかったけど、ここではそういう効果あるんだねーあ、でも、ペス、死の瞬間の記憶って見ても大丈夫?痛みとか感覚がペスに伝わったりしない?」
「はい、それは大丈夫です。客観的に何が起きたかを見ている感覚です、わん。この者達は皆、植物の根か枝のようなモンスターに襲われて殺されたと考えられます。そして、死体を発見したこの者の同胞と思われる者が死体を集めて弔い、この場所へ投げ入れたようです、わん」
「…それってやっぱり、リリュートゥラちゃんを攻撃したモンスターだよね…てことはこの出口は森の東側なのかな?」
餡ころもっちもち達がそんな会話をしていると、意識の混濁から覚め始めたゴブリン達が、辺りをキョロキョロと見まわし、そしてペストーニャの方を見ると驚いた顔になり、頭を下げて平伏した。
「お…俺を復活させた御方…!」
「か…神…いや、神の御遣い!」
「本当に…生きている…!」
「ありがとうごぜぇます!!」
だんだんとクルシミマスツリーが近づいています。
あんころさんはピッキーが動いてバーテンしてる姿は見ていないので、マイコニドはこんなもんかなぁ?と思っています。
アンケートです。餡ころもっちもちさんは、モモンガ(鈴木悟)さんのことをどう考えているか。
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異性として気になっていたことがある人
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あくまで友人として尊敬できるギルマス