オーバーロード <物語の分岐が確認されました>   作:ヒツジ2号

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ソリュシャンに新しい飴玉をあげたいと思いまして。


第3章 第19話 -クレマンティーヌの戦い-

 

ヘロヘロ達が、竜王国とビーストマン国の国境を越えて数時間が経った。

 

現時点で国境付近へビーストマンの群れが押し寄せるという事は起きていない。

これはヘロヘロが、効率的かつ高速でビーストマンを処理しているため、ビーストマン達が本人も気づかないうちに死んでいっていて混乱が起きていないからだ。

 

ヘロヘロが、ビーストマン国最初の街に入った時も、街のビーストマンは誰も気づかないうちに侵入し、風が吹くように命が奪われていく。

何人かのビーストマンは、目線の先にいる同胞が死ぬ瞬間を目撃しているが、その直後に自分も死ぬという状態なので、結局“目撃者が誰もいない”という意味でスニーキングミッションと化していた。

 

しかし、その最初の街をほぼ制圧したときに、ヘロヘロは見慣れない施設を見つけた。

おそらく家畜か何かを飼養している施設のような作りだが、普通そういう場所は屋外に作るのでは?というヘロヘロの認識とは異なり、そこは大きな屋内施設で鍵がかけられている。中から家畜の鳴き声のようなものも聞こえない。

 

不思議に思いカギを壊して中に入ると、その中には確かに家畜(・・)がいた。

しかしその家畜は、全て人間であったのだ。

 

絶望的な顔をして小さく座り込む子供たち、多くは無いが若い大人の男女もいる。

皆、扉が開いた方を見ることなく、無表情のまま地面を見たまま動かない。

 

 

「ソリュシャン、これはどういう状況でしょうか?」

 

「はい、ヘロヘロ様。おそらくですが、ビーストマンの食料である人間種を家畜として飼っている施設かと思います」

 

「成程…そうなると元々は竜王国の国民という設定ですかね」

 

 

ヘロヘロは考える。この者たちをどうするか。

 

大人も入れて数は30人ほど。

多くは無いが、彼らを保護するとなると一旦国境まで戻る必要がありそうだ。

面倒だし、誰も見ていないからサクッと殺してしまっても問題ないだろうが…

 

少し考えた結果、ゲーム的には保護が正解だという結論に至った。

この判断に至った理由は、現在ヘロヘロがさっさとビーストマンを処理するために、より攻撃力や速度が高い人間種になって活動していたことが大きい。

スライム種が擬態した状態であったら、『うーん、面倒ですねー』と目撃者完全に0の完璧なるスニーキングミッションになっていたことだろう。

 

そう言う訳でその街を完全制圧したのち、一旦国境まで戻り、火滅聖典を連れてまたこの街まで戻り、家畜(・・)となっていた人間の保護を引き継いだ。

 

 

シュエンは余りの状況に、「なんということを…このような非人道的な行い…やはりもっと早く動いておくべきだった…!」と怒りを露わにした。

そしてヘロヘロに、「彼らのことは我々が責任をもって回復させます!」と言うので、捕虜の保護は火滅聖典に任せることになった。

 

 

その後ヘロヘロたちは、ビーストマン国の中を縦横無尽に走り回り、4つの街と、いくつかの街とは言えないサイズの小さな集落を潰して回り、4つの街にはやはり10~20人ほどずつ家畜(・・)が居たので、順に火滅聖典の隊員へ任せていった。

 

保護のために向かう街と街の間の移動は火滅聖典だけになるのだが、彼らは移動中に、気持ちが悪いくらいビーストマンにもモンスターにも出会わなかった。

 

そうしてヘロヘロたちは残すところ王城と思われる比較的大きな建物がある街だけになった。

まず城下町(と言えるか微妙だが)のビーストマンを同様に滅ぼし、念のため最後の一人に傀儡掌をかけて聞き出したところ、確かにその建物の中には王が居ると言ったので、その情報協力者たる最後のビーストマンの頭部をパシッと潰すと、ヘロヘロはソリュシャンに話しかけた。

 

 

「さてソリュシャン、この中にボスがいるみたいですが、ボスは私一人で対処してあなたには中に捕虜が居た場合の保護と、護衛などが逃げ出さないように見張ってほしいのですが宜しいですか?」

 

「ダメでございます。万が一の場合、わたくしはヘロヘロ様の盾となることこそが御役目でございます」

 

「えー?」

 

「ダメでございます」

 

 

予想外のソリュシャンの回答にヘロヘロは変な声が漏れた。

だが、彼女が言う『盾となる』というのはプレアデスとして彼女たちが与えられている役目。フレーバーテキストにも書いてある。

 

 

「うーん…では、一旦あなたのアサシンスキルで気づかれないように中に潜入して、ボスの強さを見てきてくれませんか?それで他の連中と同じくらい低レベルだったら私に任せてもらえませんか?」

 

「……畏まりました。それでは潜入してまいります」

 

 

ソリュシャンは少し考える素振りを見せたが、とりあえず先に潜入して様子を見るという部分には納得した様だった。

 

 

そして数分後、ソリュシャンは入り口まで戻ってくる。

 

 

「どうでしたか?」

 

「はい、王と思われる者のレベルは40程かと思われます。他の者は最大でも30レベル台前半です。それと人間種の子供が5個体ほど食料として捕らえられていました」

 

「成程。40レベルは今までで一番高レベルですね。レベル設定的にやはり普通は初期イベントではここまで来られない仕様なのかもしれませんねぇ…とはいえ40というのは殺さずに捕らえる方が難しいくらいなのですが…私一人で対処しても良いですよね?」

 

「…はい、ですがヘロヘロ様の後ろで控えさせていただく事をお許しいただけますでしょうか。以前のゴ・ギンとかいう者なども“武技”というスキルで一時的に3レベル程上昇する術を持っていました」

 

「うーん、心配性ですねぇ…ではまずはボス以外をちゃっちゃと制圧していしましょう。その後でボスに対処すれば逃亡するものも居ないでしょう。あ、その前に捕虜ですね。子供5人ですか…どうしましょうか…」

 

「ヘロヘロ様、もしよろしければ捕虜は私にいただけないでしょうか?ここにいる捕虜でしたら消えてしまっても問題ないと愚考します」

 

「ん?子供をどうするんですか?」

 

「はい、無垢なものがゆっくりと丁寧に溶けていくことを観察することに非常に興味がございます」

 

「ふむ…」

 

 

ヘロヘロは考える。

自身でソリュシャンにそういう設定をしたので、そのことは何ら不思議ではないが、現在の人間種の状態では同じ人間種の子供がそのように処理されるのは若干可哀そうに感じるし、やはり竜王国に肩入れしている以上、捕虜は竜王国に帰す方が正解な気がする。

 

そこでふと気になって、ソリュシャンに尋ねる。

 

 

「ソリュシャン、その捕虜の子供はどんな様子ですか?生き生きとはしておらず、希望を失ったような虚ろな感じではないですか?」

 

「はい、仰る通り、他の街で見た捕虜同様、反応が薄く感情が希薄な状態でした」

 

「聞きたいのですが、そのように生命力が乏しい者をじっくり溶かしても、あなたが期待する反応はあまり得られないと思うのですが違いますかね?」

 

「!!…仰る通りでございます」

 

「中にビーストマンの子供は居ませんでしたか?」

 

「はっ…!王の子供と思われる者が2名居りました!」

 

そっち(・・・)の方が楽しめるのではないですかね?」

 

「はい!仰る通りでございます!!」

 

「では人間の捕虜はとりあえず放っておいて、全て終わってから火滅聖典に回収してもらいましょう。まずは逃げないようにビーストマンの子供をあなたが捕まえて、それ以外は私の方で処理していきますねー」

 

「ああ、ヘロヘロ様、わたくしの我儘を聞いていただいてありがとうございます!!」

 

 

ヘロヘロは、可愛い御付きメイドの欲求を叶えてあげつつ、竜王国にもちゃんと説明がつくイベント的に正解の答えを導き出せて、満足しながら行動を開始した。

 

 

 

 

 

アザドは不思議に思っていた。

 

昨日からなぜか部下からの新しい連絡が来ていない。

近く竜王国の西側の街に攻め込む予定であったため、ここのところはこまめに報告をするよう命令したところだったのだが…。

 

そして不思議なことに今日は王の居城の外から聞こえる少しうるさいくらいの国民の声も聞こえない。

随分と静かな日だ…。

 

とはいえ特段報告が無いという事は順調に進んでいるという証拠でもある。

ここのところ少しばかり精力的に仕事をし過ぎていたかもしれない。

今日は自分へのご褒美として、家畜(・・)を一つ潰してもいいかもしれない。

 

最近やっと武器を持てるようになった二人の息子にも食べさせてやっても良い。

後継ぎとして強く育ってほしいものだ。

 

そこまで考えてふと目線を室内に向けると、不思議な現象が起きた。

 

室内にいた側近の者たちが、『パン』という少し湿った音を立てて破裂したのだ。

それも5人同時に。

 

そして、今までは居なかった筈の人間2名が突然出現する。

 

ゆったりとした服を着たおそらく雄。

何故かニコニコと笑っていて、強さなどは全く感じられない。

 

もう一人は黒く長い服を着たおそらく雌。

こちらはどこを見ているか分からないような濁った眼をした無表情で、強い力を感じる。

 

…この雌は自分より強いかもしれない。

 

 

「敵か!」

 

まだ状況を完全に理解したわけではないが、本能的にその雌に向かって飛び出した…

 

…筈だったが次の瞬間目線は床を見ていた。

 

 

「正解です。あなた、ビーストマンの王で合っていますかー?」

 

全く力を感じなかった雄の方が、自分の背中を触っている感覚がある。

状況から考えると、自分はいつの間にか俯せに倒され、先ほどの人間の雄によって背中を抑えられている。

この雄が触れているのは背中だけなのに、なぜか手足もしびれて動かない。

かろうじて頭を上げると、雌の方は全く動いていない。

表情も全く変わっていない。

 

つまり、自分を床に倒したのもこの雄の仕業…だというのに気持ちが悪い程何も力を感じない。

 

 

「キ…サマ…何者だ…なぜ力を感じない…」

 

「ああ、忘れていました」

 

 

そう言うとその雄は、より笑顔を深め、自身を押さえつけていない方の指に嵌めている指輪が、闇に消えるように外された。

 

 

「あ…あ……ああ…」

 

 

自身の背中に触れていたのは人間の形をした死神だった。

かつて聞いた沈黙都市を落としたアンデッドを数十体、いや数千体集めた様な。

沈黙都市のアンデッドを倒し、かの都市を再び奪還することが密かな夢の一つであった。

そしてそれは、夢では無い所まで、自分は強くなっていると思っていた。

 

しかしそれは幻想だった。

自分はまだ、小さな池で空を見上げる蛙でしかなかったようだ。

いずれ人間の国を完全に支配し、食料を盤石にしたら、大陸中央にあるという同胞の国家と貿易を開始して…

そんな夢…もう……なんて…俺は愚かだったのだ…

 

 

「もう一度聞きますが、あなたが王ですか?」

 

「あ…ああ…そう…です…」

 

「よし、それじゃあおやすみなさい」

 

そこでアザドの意識は途絶えた。

 

 

 

「ソリュシャン、こいつも持っていけますか?」

 

「はい、先ほどの子供は小さかったため、大人1人でしたら問題なく入ります」

 

「それではお願いしますね。くれぐれも酸をかけないように。残りHP1なので、ちょっとでも何かあれば死にますからね」

 

「承知いたしました」

 

主従はそんな会話をしながら、領土の中に残りがいないか注意しながら、国境まで駆けていくのだった。

 

 

 

***

 

 

 

クレマンティーヌは移動を開始しスレイン法国の陸路を東へ移動した後、途中船で内湾を渡る最短コースにて竜王国領土に入った。

そしてまた陸路にて、竜王国最西の街を目指す。

 

陸路を進むスピードは常人には到底追いつけるものではない。

それこそが疾風聖女(ハイリガー・ダ・ストームス)という二つ名の所以たるものだ。

移動速度を上昇させる武技と、自身にかけ続ける神聖魔法の組み合わせで、機能的損傷なく常に最高速度で長距離を走破することが出来る。

 

また彼女は、自身の師匠であり、自分を地獄に落ちる前にこの世界に救い上げてくれた恩人である、輪廻聖典の番外席次から、疲労無効の効果を持つ指輪を下賜されている。

この効果により殆ど休みなく走り続けることが出来るのだ。

 

竜王国に入ってからは、警戒を怠らず進む。

もしビーストマンがいれば撃破しなければならない。

彼女は聖騎士としては珍しく、スティレットを武器として使う。

これは普段着用している、ゆったりとしたシスター服の下に隠し持つことが比較的容易であることと、スピード重視である彼女の戦闘スタイルを活かすためである。

 

しかし報告とは違い、不思議なことにビーストマンどころかモンスターも一切遭遇しない。

竜王国内のビーストマンは街を襲う可能性があるという事で、遭遇即撃破のつもりでいたが当てが外れた感じだ。

 

彼女はモンスターを撃破するという事が単純に楽しいと感じる。

もちろん、神聖魔法を用いて弱き者を救う技を行使することも嫌いではない。

それはかつて自分が救われた恩を他者へ還すということで、恩ある人たちや神への感謝を示している気がして、確かに一つの生きがいとなっている。

だが、モンスターを倒している時、とりわけギリギリ勝てる勝負に勝利したときや、大勢のザコを一気に屠った時は、本能的な楽しさを感じる。

 

もしかしたら、自分の本質はこっちなのかもしれない。

もし自分が、今楽しいと感じられること—弱き者を救い、食事を美味しいと感じ、姉ちゃんや師匠や聖典の皆と過ごす時間—そういったものが一切無かった環境で生きるしかなかったら、自分はとんでもない戦闘狂か残虐極まりない殺戮者か何かになって、それを糧に生きていたかもしれない。

 

そんなことを考えながら走っていると、ついにはビーストマンには一度も遭遇せず、街に到着してしまった。

 

 

門のところには、この国の兵士と思われる者と、見慣れた法国の紋章が入った者が警備をしている。

 

 

「失礼、シスターは旅人の方でしょうか。現在この国は亜人種の侵攻に伴い厳戒態勢を敷いております。外は危険ですので早く街にお入りください」

 

恐らく火滅聖典の隊員が話しかけてきた。

 

 

「ご苦労様です。私は“本国”から応援に来た者です。シュエン殿はこの街に居ますか?」

 

 

その言葉を聞くと、火滅聖典の隊員は驚いた表情をしたのち、小さくお辞儀をした。

シスターの言葉を聞き、彼女が唯者ではない特殊部隊の精鋭であることを理解したのだろう。

 

 

「失礼致しました。シュエン副隊長は現在東の国境に居ります。お疲れのところ大変恐縮ですが応援の方が来たらお伝えせよと言われていることがありますので、私共の駐在している教会までお越しいただけますか?」

 

「ええ、構いません。それでは案内していただけますか?」

 

「はい、神のご加護に感謝いたします」

 

 

クレマンティーヌは、教会にて現在の状況の説明を受けた。

 

火滅聖典と共に、この国のワーカー、冒険者、そしてこの街の危機を救ったという旅人が竜王国内のビーストマンを殲滅して回り、現在は国境付近で陣を張りながらビーストマン国へ攻め入る準備をしている状態だという。

 

そして彼らの働きで、一般国民の被害はほとんど無いが、この街にビーストマンの大群が攻め入った際に火滅聖典の大部分が負傷し、10名が命を落とした。

 

さらに、この街に攻め入ったビーストマンの死体が2日前までは山の様に積みあがっていて、現在はクレマンティーヌが入ってきた側とは反対側の門の外に死体をすべて運び出し、炎系魔法や神聖魔法で浄化しながらアンデッド化を防いでいる状態だという。

 

 

『あちゃー…もうがっつり戦争始まっちゃってたかー。この街の用事を済ませたら急いで女王に会って、犠牲が出そうなやり方にならないように進言しなきゃな…まあでも国家間戦争だから、開戦しばらくは硬直状態でしょ』

 

そう思って“山のように積みあがった死体”とやらの浄化の手助けから始めることとした。

隊員の死体はちゃんと安眠の屍衣(シュラウド・オブ・スリープ)で包まれていたし、怪我人も命にかかわる者はいないようだ。

 

実を言うとクレマンティーヌは蘇生魔法を使える。

だが、蘇生魔法は消費が激しいことと、弱い者は灰になってしまうという欠点がある。

なので、急ぐ必要がない死体は後回しにする方が効率的と考えた。

なのでビーストマンの死体を浄化したら、怪我人を回復して、その足で王城へ行こうと思っていた。

 

北側の門から出たクレマンティーヌは何かの夢でも見ているのかと思った。

“死体の山”と言っても精々数十体と言ったところだと思っていたのだ。

しかしその数はどう見ても数千体はある。

正確に言うと、生き物としての形を保っていないバラバラのものが多数を占めるので、数千体分(・・・・)と言った方がいいかもしれない。

 

法国の精鋭たる火滅聖典がなぜ慣れた業務であるはずの死体の浄化に手こずっていたのかよく理解できた。

 

 

「あの、クレア様、その、大丈夫でしょうか?」

 

 

火滅聖典の隊員が、先ほど名乗った偽名で自分を呼ぶ声に、少し顔が引きつりながら答える。

 

 

「ええ…大丈夫です。このまま放っておけばアンデッド化でこの街の住人の方に被害を出すでしょう。困っている罪なき無辜の民を助けるのは私たちにとって当たり前のこと。とりあえず私も神聖魔法で浄化していきます。広範囲の炎系魔法が使える方は細かくなっている部分を中心に焼いていってください」

 

 

逸脱者に足を踏み入れた人外の者であるクレマンティーヌであっても、何度か魔力切れを起こしそうになり、半分泣きそうになりながら数日かけてその死体の山を処理していったのだった。

 

クレマンティーヌは知らない。

 

この時すでに戦争は始まっているし、何ならその日のうちに相手国のほとんどの者は粉々にされている。

 

その過程で救われた100名以上の捕虜の人間のメンタルケアがこの次の彼女の仕事となるのだ。

 

さらにそれが終わったころ、ビーストマンの多くが粉々になって放置されているという事実を知り、火滅聖典と共に領土のほとんどを走り回りながらそこら中を浄化して回るという、危険はないがとてつもなく面倒で気の遠くなる作業が待っている。

 

彼女の戦いは始まったばかりである。

 

 





クレマンさん「旅人のヤツ、一回ぶんなぐってやらないと気が済まないんだけど」
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