血鬼少女のヒーローアカデミア   作:黄昏の跡地

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久々の更新、つべの方にも新しい動画編集して投げてあるんで良ければ見ていってくださいそしてあわよくばAC6プレイヤーが増えて欲しいです


例えそれが他者から与えられた物だとしても

 

 準々決勝、本来であればそこまで勝ち抜けた者について語る必要性があるのだろうが揃ってぶっ飛ばされるという形で終わった為簡単に説明していきましょう

 

・緑谷出久vs八百万百

 

「デラウェアスマッシュ・エアフォース!」

「きゃあ!」

 

 準々決勝初戦は緑谷と八百万との対決、素のスペックが高く速度と威力の高いOFAから放たれる上限5%エアフォースはラウンドシールド越しであったとしても相応に威力が高くノックバックによる怯みが起きたタイミングで接近、腕を掴み遠心力を応用して即座に場外へ投げ飛ばし八百万が敗北し緑谷が勝利を収めた

 

・飯田天哉vs轟焦凍

 

「レシプロバースト!」

「ちっ!」

 

 2回戦目は飯田と轟の勝負、氷による追撃をし続けるものの飯田の速度に追い付けず悪戦苦闘……対する飯田も決定打に欠けており隙を突かれてのレシプロバーストを叩き込もうとするが氷に阻まれダメージが入らず泥沼化していたが遂に痺れを切らした轟が全方位に大規模氷結を放ち遂に飯田を捉え凍結させ見事勝利、準決勝1試合目のペアが漸く決定した

 

・芦戸三奈vs鬼血望

 

「いや無理無理無理!!!」

「この、逃げるな!」

 

 3回戦目は女子同士による争い……なのだが芦戸が器用に身体能力を活かして滑走しながら回避を続け望は近接戦をしようとするがするりと抜けて避けられ続けて捕まえるのに苦労していた。

 流石に痺れを切らした望は血炎で逃げ場を無くしていき足を止めたタイミングに紅鎖で拘束しての巻き取りをして自身の近くまで寄せると鬱憤を晴らすかの如く後ろ回し蹴りを思いっきり腹に叩き込み場外まで吹っ飛ばし望の勝利となった

 

 

・切島鋭児郎vs爆豪勝己

 

「オラァ!」

「おいおいンなもんかよ爆発さん太郎よぉ!」

 

 片や耐久戦特化片や高威力即撃型で相性最悪……かと思いきや実は爆豪の方が有利だったりする、それもそのはず爆破は長引けば長引くほど汗を多く出す都合上爆破の威力をじわじわと伸ばしていき最終的には手が付けられない程の威力にまで伸びる。

 そのため硬化による防御は最終的には貫通するようになり脇に対して攻撃を仕掛け怯んだタイミングで胸ぐらを掴み速度を乗せたエクス・カタパルトを放ち地面に叩き付けるや否や最大火力による爆破をゼロ距離で放ったことにより爆豪が勝利した

 

 

……以上が準々決勝の内容になるのだがこの時点でこの4人普通止めれるか?いや無理、特色位だろもう

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

『さぁー!これにて準決勝のカードが全て揃った……んだけどよ?もうこの4人止めれるやつ1年の中じゃいなくねぇか?特に鬼血』

『まあ確かに瞬発力と判断力、反応速度が速くて攻撃能力に防御能力、自身を強化する術どころかリジェネ持ちで単発から全体攻撃出来て火力もある……一見すると無敵に見えるが致命的な弱点がある』

『それは?』

『【リジェネにかまけて突っ込む癖】だ、これまでのメンバーの殆どがそれすらもさせれやしなかったがあいつはああ見えて突貫癖がある。同じく反応速度と判断力のある爆豪ならある程度ダメージレースに勝てる見込みはあるが問題は体内に蓄積させている血液を如何に消耗させれるかが問題になるだろうよ』

 

 相澤の言う通り望は強くなったとは言え自分の身を削り続けて勝利を収めるのはフィクサーデビューしてからも続いており悪癖でもある……筈なんだろうけど死ぬ気で人を救い続けているプロヒーローも大概な気もするんだけど(第二次攻勢終結後を見ながら)

 

『んまあそこは追々ってことで!行くぜテメェら準決勝!Aコーナーより!入学したては駄目駄目だったが今じゃ一皮剥けた立派な有精卵!緑の閃光迸らせ駆け抜ける!ヒーロー科A組緑谷出久ぅ!対するBコーナー!炎無しでもこの強さ!見せてくれるぜ推薦!ヒーロー科A組轟焦凍ぉ!』

 

 まさか彼もここまで勝ち残るとは予想もしておらず傍から見てもかなりカチカチになっていた……対する轟は普段通りだが道中父エンデヴァーとのいざこざがあってなのかかなり苛ついているような雰囲気を醸し出しており触ればタダじゃおかないような、そんな面持ちだった

 とは言えそんな雰囲気は長く続ける訳もなく緑谷は数度深く深呼吸を行い緊張を解すと轟に話しかけた

 

「轟くん……ロッカーでのあの約束、今ここで果たすよ」

「……」

「僕も正直今君に勝てる自信はこれっぽっちも無いよ、でもヒーローがそんな弱音を吐いて下を俯いていちゃ何時までも前へは行けない……だから僕は進むよ、オールマイトの様になれるように」

 

 緑谷がそう言いながら顔を上げると覚悟を決めたような瞳をしており先程までカチカチに緊張していたとは思えない姿に変わっていた……その変貌っぷりに対して轟の背筋がゾクリと悪寒を感じ臨戦態勢に入る

 

「それでは只今より!準決勝第1試合を開始します!試合!始め!」

 

 ミッドナイトの合図と共に全開の氷の波が緑谷へ押し寄せる……しかしながら緑谷も馬鹿では無い、轟までの最短ルートを開ける為に正面にエアフォースを放ち氷を粉砕し接近、蹴りを放つが寸前で避けられてしまい決定打にはならなかった。

 それに対して轟は再び氷を放ち反撃をするがバックステップで距離を取りつつエアフォースで粉砕、道が作るや否やすぐさま接近し攻撃を繰り出すが氷で防壁を張って防御したり足裏から氷を発生させ急速離脱と防戦を続ける轟に対して氷をノーリスクで引っぺがし近接戦を繰り出す緑谷……相性云々よりも適正距離があまりにも正反対故に泥沼と化していた

 

「すげぇ……すげぇぜ緑谷!轟相手に防戦一方にするだなんてよ!」

「いいえ、相性的には特に悪くは無いけれど……普段の攻撃距離が正反対だからイタチごっこになっちゃってるわね」

「ですが少なからずとも轟さんも消耗はしていらっしゃるんですよね?」

「氷を出せば出すほど体温は下がっていってやがて動けなくなるのに対して緑谷くんはスタミナさえあれば幾らでも動き回り続けることができる……どっちが落ちるか」

 

 お互い揃って体力バカではあるものの氷による冷気で体温がどんどん下がり続けながら動く必要のある轟は攻めあぐねれば攻めあぐねるほど無駄に消耗を続ける、しかし彼は頑なにもう半分の力を使いたがらない……それに気付いたのだろう緑谷が叱責する

 

「君は……何処を見ているんだ」

「……あ?」

「震えているよ……轟くん、個性は身体機能の一つだ氷を使い続けて行けば必ず限度がある……でもそれって左の炎を使えば解決する話じゃないか」

 

 そう言われると轟は驚いた……というよりも内に秘め続けていた憎悪の炎に更に油と薪をくべられたような表情になった、「お前には関係ない」「お前に俺の何が分かる」今すぐにでもそう叫びそうになるがそれでも緑谷は言葉を紡ぎ続ける

 

「皆本気でやっているんだ、勝って目標に近付く為に一番になる為に!半分の力で勝つ?まだ僕は君に傷1つ付けられちゃいないぞ!全力でかかって来い!」

「うるせぇ!」

 

 挑発に乗ったのかはたまた苛立ちによる物なのか再び攻勢に出る……然し緑谷は右脚のフルカウルの出力を瞬間的に15%まで上げ跳躍、続け様に左脚を15%にして氷をタイミング良く蹴り飛ばし轟の視界を潰すと懐に潜り込み左ストレートによる攻撃を叩き込んだ

 

『拮抗した勝負!初撃を入れたのは緑谷だぁ!』

『遠距離にかまけ続けた挙句拘り続けた結果がこれか……反応し切れて無いようにも見えたが緑谷の学習能力を侮り過ぎたな轟』

 

 更に攻防は続く……しかしながら目に見えての変化があった、それは轟の動きに鈍りが見え始めたからだ。接近すれば対応し切れないと踏んだ轟だが想定以上に体温の消耗が激しく走る速度が遅く緑谷に軽く受け流されては蹴りパンチ頭突きを叩き込まれ着実にダメージを稼がれる……氷の壁で場外落ちは免れているものの何時までもそれが出来るわけがない

 

「……ゲホッ!なんで……なんでてめぇはそう簡単にズカズカと入って来れるんだ!左の炎は絶対使わねぇ!」

「君の!力じゃないか!例えその力が親からだろうが他者からだろうが関係ない!それは!君自身が勝ち取った力じゃないか!」

「ッ!?」

「僕だって!なりたい自分になりたいから!君に勝ちたいんだ!」

 

 その言葉が響いたのか……轟は……遂に……左の炎を放った、始めから緑谷はこれを狙っていた。血に囚われ憎悪に身を任せようとしていた彼の心を救う為に

 

焦凍おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!

 

 しかしそこに邪魔してくるのはエンデヴァー、漸く炎を使う気になったかと思い絶対無粋なこと言うのは目に見えていた……という事で事前に足と言葉を止めるように望は伝えていたのだ

 

「おっと失礼」

「これは彼らだけのパレードですわ」

「部外者の方は立ち入り禁止よ?」

「大人しく言葉を慎み元いた場所に戻って頂けますかな?」

「なんだ貴様ら!どけ!」

 

 硬血最大状態のニコリーナ、ドゥルシネーア、クリアンブロ、カセッティに対して炎を強く吹き出して威嚇するエンデヴァー、当然その程度で怯むような精神はしておらず少しすると後ろからドン・キホーテとバリがやってきた

 

「済まないね、家の娘から何がなんでも邪魔は入れないようにとお願いされちゃっていてね?」

「折角凄くいいセットアップなのに邪魔しちゃダメですよNo.2さん?」

「……ちっ!」

 

 2人の忠告が通ったのかバツが悪そうに戻って行き機嫌がかなり悪そうに壁にもたれかかった……それを見届けたのか轟と緑谷は戦闘を再開、というよりかは次の一撃に賭ける事にしたのだろう覚悟を決めたかのような表情になった

 体温が元に戻ったのか轟は先程とは比べ物にならないほどの氷を放ち緑谷に襲い掛かるが出力を自身の出せる限界まで上げたのだろうスルリと回避し轟との距離を詰め掌底を放つ……すると

 

どごおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!!!!!

 

 散々冷やされた空気に対して今まで抑えてきた膨大なまでの熱による空気膨張と緑谷の捨て身のOFA100%の掌底によって発生した大爆発はとてつもない程の爆風を放ちながら視界が完全に潰れるほどの煙が立ち込める……因みにこれ間にセメントスによって作られた分厚い壁5枚を一瞬にしてぶち破っているのだどんだけ威力あるんだよ

 

『さっきから言ってるけどよぉ……お前のクラスどうなってんだぁ……』

『今まで冷やされた空気に対して熱による膨張でこの威力なのだろう、ミッドナイト……結果は?』

 

 少しずつ煙が晴れていく、そこには場外まで飛ばされ右腕が腫れ上がって膝から崩れ落ちた緑谷と上半分が破けリングの上に立っていた轟の姿だった、恐らく爆風が発生する前に氷で足を固定していたのだろう

 

『……あっ、緑谷出久くん!場外を確認!よって勝者!轟焦凍くん!決勝戦進出です!』

 

 あまりにも暴力的な威力に瓦礫から這い出でたミッドナイトは少し呆気に取られたがすぐさま勝者を宣言すると少しの静寂の後に割れんばかりの拍手喝采が響き制限時間残り1分となった本試合は幕を降ろした





エンデヴァー止めるところ正直望ちゃんが槍足元まで投擲して止めるとか考えていたんですが流石にそれはどうかと思ったので錫杖と鋏と傘とグレイヴで止めてもらいました

次回何時になるかは分かりませんが望対爆豪になりますお楽しみに
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