遅れて申し訳ナスです……言い訳するとかなりどんずまりしてました。気が付けばもう10章も目と鼻の先(延期して9月17日に伸びたけど)にまで来ましたしね……
あっ私的なお話になりますがSwitch2購入してエルデソリソグのDL版を予約しました、ついでに外郭で布教されたわたたべの沼にも浸かりました……わたたべは良いぞ
5分のインターバルも終わって開始の準備が始まった3位決定戦、対戦カードは緑谷と爆豪の奇しくも幼馴染対決となりA組メンバーは固唾を飲んでいた……なんせこの二人がやり合うのも何気に初回の戦闘訓練以来ということもあって緊張が走っていた
「大丈夫なんかな……デクくん」
「結構強くなってるしいい所までは行くんじゃない?とは言え爆豪くんのセンスと戦闘技術は依然高いままだからそこでどうなるかが分からないけども」
「緑谷は観察眼はすげぇけど爆豪の攻撃をどうすんだ?」
「幼馴染らしいから癖自体は理解してるっぽいしある程度回避は出来るだろうけど……おっとそろそろ始まる」
開始の時刻になると二人がリングの上に上がってきた……緑谷は脂汗をかいているものの覚悟の決まった顔をしていて幾度か深呼吸を挟んでいた、対する爆豪は何処か苛ついているような雰囲気で緑谷を睨み付けていたがルール上開始前のアンブッシュは禁止になっているからか手を出さないようにしていた
『さぁオーディエンス!3位決定戦だ!残されたのは全員A組!その内2名による熾烈な戦いが幕を開けるぞぉ!対戦カードはこいつらだ!爆豪勝己と緑谷出久だぁ!聞きゃこいつら幼馴染らしいじゃねぇか!血に塗れたコミュニケーションが始まるぞ!』
あまりにも大袈裟なような気もするが実際そんな感じなのが否定出来ないのがちょっと……うん(諦め)
「デク……てめぇはいっつも俺の邪魔ばっかしやがる、ぶっ殺してやる!」
「かっちゃん、僕は生半可な覚悟でここに立ってる訳じゃない……期待に応えたいから君に勝ちたいから!僕は君に挑戦を続ける!」
「一々煽らねぇと気ぃ済まねぇのかクソナード!見上げた根性だな!」
ほんの少しの会話だけでこの様相だ、爆豪は両掌からニトロを発生させて威嚇するのに対して緑谷はフルカウルを発動して互いに臨戦態勢に入る……後は開始の合図を発するだけで殺し合うような空気に変わった
「それでは3位決定戦、始め!」
「「叩き潰す!」」
ミッドナイトの開始の合図と共に始まった3位決定戦、ニトロと緑の紫電によって加速し一気に接近し格闘戦を開始した。リーチは互いにほぼ同等ではあるが戦闘に置ける経験値は爆豪の方に分がある……それのせいで緑谷は不利になる……かと思いきや
「デラウェアスマッシュ・エアフォース!」
「ちっ!オラァ!」
「せい!」
「ぐあっ!?」
『さあ始まったぞ3位決定戦!初っ端から殴り合いとか潔いいなぁ!初撃はクロスカウンターで痛み分け!けどそっからは遠距離攻撃出来る緑谷の方に分がありそうだなぁ!』
『一瞬そう見えるが戦闘におけるセンスは爆豪の方に分がある、何時までも遠距離でちまちまやれるとは思えないがな……現に接近に持ち込まれているしな』
『けどそんな緑谷!まるで読んでましたと言わんばかりに背負い投げを叩き付けたァ!』
殴る蹴る、爆破を叩き付けると大変動きの多い試合となっている3位決定戦……しかしその中身はかなり泥沼となっており幾ら鍛え上げた緑谷でもそれは付け焼き刃に過ぎず爆豪に対する有効打はあまり無かった。対する爆豪も動きにキレを持ち自分の動きに対応をしてくる緑谷相手に特大のダメージを入れれずにいた……その原因は緑谷の急成長に対する苛立ちにあった
「(クソナードの癖に!この前まで道端の石ころみてぇなやつだったくせに!俺に付いてきやがる!ムカつくなぁ!)」
「(かっちゃんやっぱり凄い!フルカウル使えるようになったとはいえそれでも的確に攻撃を入れてくる!遠距離でちまちま攻撃するより有効打になりやすい打撃で何とかするしかない!)っしまっ!?」
『あぁーっと!緑谷遂に大打撃を受けたぞ!』
「ちょっと強くなった程度で長考たぁ舐め腐ってんなぁ!えぇクソナード風情がよぉ!」
「げほっ!……余裕ぶっこいてるつもりは無いよ、かっちゃんのこと尊敬しているからどう動けばいいか考えているだけだよ!僕はまだ弱い!だからこそ今出せる全力で君に挑戦する!フルカウル許容限界5%!マンチェスタースマッシュ!」
「ぐおあっ!?」
『緑谷が反撃に出たな……許容限界って事はかなり無理して爆豪を相手にしてるな』
現状緑谷のフルカウルは2%、肉体の許容限界値は5%と僅かな力でしかないがそれでも3つ上の数字というものはかなり変わってくる。攻撃速度は勿論威力や速度上昇が乗るため本人の反応速度さえ間に合えばかなり強力な状態になるが無論デメリットも孕んでいる、許容限界ということは少しでも扱いをミスると暴発して使い物にならなくなる為考えることが増えてしまい他のことに対しての注意力が散漫になる
「クソがァ!」
「ぐあっ!?負けるかぁ!」
『熱い攻防が繰り広げられる!爆豪と緑谷お互い譲らず着実に一撃一撃を叩き込んでいくぅ!』
『速度差は五分だが問題は一撃の火力次第……と言ったところか、全体を見れば緑谷に軍配が上がるが爆豪のセンスと小回りの効く爆破はかなり厄介だ……どう出る?』
観客のボルテージがどんどん上がっていく中2人の攻撃も苛烈になっていく……しかしどれだけ喰らい付いたとしてもじわじわと追い詰められ続ける緑谷に対してより攻撃を行う爆豪、それでも的確にカウンターを叩き込んでいきダメージを重ねていく緑谷……しかしその終わりはすぐそこに迫っていた
「互いに譲らないみたいだけど……そろそろ決着が着くかもね」
「どっちが勝つんだろ……」
2人が再度構え直す……完全にスタミナを消費仕切ってしまっており息が上がっている所を見るに恐らく次が最後の一撃になるのだろうかと思われる
「デトロイト!」「ハウザー!」
「「スマッシュ!/インパクト!」」
2人が同時に攻撃を繰り出す、先の緑谷と轟の放った攻撃と比べ比較的マシではあるもののそれでもかなりの規模の爆発と煙が発生していた……煙が晴れるとそこには緑谷の頭と胸倉を掴んで地面に叩き付けていた爆豪の姿があった。
「ゲホッ!……ハァ……ハァ……」
「ハァ……ハァ……俺の……勝ちだ」
「緑谷くん戦闘不能!3位決定戦勝者は爆豪勝己くん!」
『けっちゃくぅー!見事3位の座を勝ち取ったのは爆豪勝己だぁー!緑谷もナイスファイトだ!素晴らしい戦いを見せてくれた2人に盛大な拍手をぉー!』
そのアナウンスの後に割れんばかりの拍手が巻き起こった、そんな中爆豪は緑谷を置いて観戦席へと戻っていく辺りやっぱ爆豪なんだなと思える……お前よくそんな状態から8年後あそこまで仲良くなれるよなビックリするわ
━━━━━━━━━━━━━━━
「お疲れ様」
「……何の用だてめぇ」
「労いの言葉を投げかけに来るのは頂けないと言うの?」
観客席へ向かう道中、爆豪は今1番遭遇したくない対象第1位の望と出会ってしまった……諦めろ次望と轟の試合なのだから絶対どこかで会うのは避けられないんだからな
「3位入賞おめでとう、流石に個性のキャリアが物を言ったわね」
「……俺ぁんな順位じゃ満足しねぇ来年こそてめぇをぶっ殺してやるよ」
「期待はしてるけど多分来年になる頃には貴方じゃ絶対勝てなくなるわよ」
「ンだとてめぇ!」
爆豪にそう言うと胸倉を捕まれ壁に叩き付けられる、かなり身長差あるし体格差あるから絵面的には終わっているけど望は一切動じることもなく淡々と言葉を紡ぎ続ける
「そもそもとして個性のキャリアは勿論だけど実践経験は私の方が多いし個性の応用力だって私の方が上よ」
「なら俺はその上に「行けないわよ」ンだと!?」
「逆に聞くけど初戦闘であれだけの差を見せられた挙句私だってまだ伸びるし個性の覚醒も控えてるってのにどう勝てるのかしらね?」
いやまあ心と望覚醒させれる才能あるならE.G.O.も発現出来るだろうし能力差とか膂力とか含めてもどう足掻いても爆豪が不利になるのは分かりきってるのにこの意地悪さを見せるのマジ血鬼
「上を目指すのは結構だけどその前にその粗暴な性格をどうにかしないと後で困るのは自分よ、ヒーローは人気商売なんだし……ま、そんなこと言ったところで直らないのは貴方らしいとも思うけどね」
「……テメェは何時から個性使ってんだ」
「少なくとも4歳以降は使いっぱなしね、私の個性は血と瞳から由来するものだからどうしても……ね」
そう言って手を跳ね除け待機室まで足を運ぶ望、本人的にはアドバイスのつもりで言ったんだろうけど爆豪目線からしたらとんでもないレベルの煽りだと思われていたりする……とは言え実際に本人の努力次第で変われるし言って損は無いと思う(8年後にチャート爆上がりするしこの爆発さん)
「(さて、血餐の消耗量の少なさの確認もだけど本人が本気で来てくれるかどうかは五分五分……何がどう来るかは分からないし油断しないようにしないと、父上達や師匠達も見てるんだからこんなとこで躓く訳には行かないしね)」
どうなるかは時の運次第、楽観的な考えと同時に何が起こるかは分からない恐怖心で緊張しながらも油断しないように心構えを整える様に頬を叩く望……さて、どうなる事やら
次回はようやっと体育祭終了です、その後にヒーローネーム付けになります……頑張るぞい