鏡アチーブメント終わった瞬間ふと思ったのが「夏休みの宿題」だった作者です、育成全くしてなかったけど他育成が終わった人格引きずり回してゴリ押し突破しました。
ちなみに今回かなり駆け足気味です
リングのメンテナンスも無事に終わり雄英体育祭も残り後1試合のみとなった……祭りは無事に終われるのかねぇ?ちなみに余談ではあるが先の対決にて緑谷まさかの左腕骨折、そりゃ全力投球すりゃそうなるわ
『さぁーオーディエンス共!長く続いた雄英の祭りもこの1試合でフィニッシュだぁ!Aコーナーより!常勝無敗!血を操り炎を滾らせるフランスの血鬼!1年A組!鬼血望ぃ!対するBコーナーより!氷と炎のコントラスト!親より受け継いだ力は伊達じゃねぇ!1年A組!轟焦凍ぉ!』
プレゼント・マイクのアナウンスも随分と気合いが入っており場を盛り上げるために大々的にそう言葉を紡ぐがそれどう考えても轟に対して怒りの火に油をドッバドバ注いでるようなもんなんすよ……今はどうかは知らないけども
「随分とまあ大袈裟に言うものね、それはそうと考えは変わった感じかしら?」
「……親父を否定するのは変わらねぇ、けど俺はお母さんの望みも叶えてぇ……だから俺はお前に本気で挑むつもりだ!なりてぇ自分になる為に!」
そう言って轟は右から氷を、左から炎を出しながら臨戦態勢に入る……気持ち的にはまだ引き摺ってそうではあるもののある程度は吹っ切れた様でその姿を見た望もかなり満足していた
「そ、なら私も本気で挑ませてもらおうかしら?」
そう言って望は最大まで溜め込んでた血餐を利用し紅鎧とファー、袖と裾を血で伸ばし槍を構える……本気で挑もうとする轟に対しての回答なんだろうがぶっちゃけた話この子炎いまいちなんすよね効き目
「血で出来た鎧……防御力は高ぇみたいだが炎にはどうなんだろな?」
「さあ?試してみたら?」
『お互いやる気満々じゃねぇーか!んじゃあこれ以上引き伸ばしても意味ねぇし始めようじゃねぇか!1年最強が決まるファイナルラウンド!』
「それでは、試合!初め!」
ミッドナイトの合図と共に弾き出される様に接近する望、それに対して対応するように氷を広範囲に放つ轟だが残念なことに来ることを予測していたのか血炎で一瞬で溶かされてしまった
『さぁ始まったファイナルラウンド!初撃轟がぶっぱなすが望の炎であっさり突破されちまったぞぉ!』
『相性だけ見るなら望の方が上だが射程距離で考えれば轟の方が上……とも言えないか』
槍を振るいダメージを与えようとする望だが持ち前の反射神経で回避する轟、然し轟は掠めており薄く切れて血を流せばその分彼女の力が増すのを頭から抜けてしまっていた
「(こいつ炎を出すのは試合を見てて分かってはいたがこんなに直ぐに突っ込んで来るとか予想出来るかよ!しかも躊躇いがねぇ!)」
「(速度的にはかなりのもの、でもちょっとずつ追い込んでいけば必ず何処かで綻びが出来るはず……その隙をつけば勝機はあるはず)」
懸命に距離を開けつつ氷と炎を交互に出しダメージを与えようとするが氷は血炎で溶かされ炎はいつの間にか出したレーヴァテインに吸い込まれて無効化、相性は完全に最悪の一言でじわじわと追い詰められていく
「ちっ!つくづく厄介だな、これじゃこっちがジリ貧になるじゃねぇか」
「これでも結構必死よ?こっちの攻撃掠ってる位だし……でもさ、そんな大振りで良いの?出血量そこそこある筈よ?」
「んなもん傷跡氷で塞げゃ関係ねぇ、ぶっ飛べ!」
「緑谷くんとの対決で見せた水蒸気爆発ね、対処の仕方は構築済みよ!」
そう言って望はレーヴァテインを槍と1つにして振りかぶり横向きに振り抜く、するとどうだ?迫ってきていた水蒸気爆発の爆風が相殺されたではないか……いやレーヴァテインってこんな能力ねぇだろおめぇ精々相手焼き溶かし切ることに特化してるんだぞ?それ
「サンチョ流硬血炎術【ラ・フラム】!」
「っ!?今度は炎の槍かよ!しかもその距離で放てるってことは」
「余所見してて良いのかしら?鉄山靠!」
「がっ!?」
『入ったァ!重い一撃が轟にヒットぉ!然し受身を取って衝撃とダメージを緩和して直ぐに態勢を整えて氷をぶっぱなしたぁ!』
『それに対して鬼血は焦ることもなく対処してるな、個性ありきの力比べだとかなり轟の方が分が悪そうだ』
しかしそこは轟、すぐさま氷で足場を作り上へ逃げつつ炎を繰り出し多角的に攻撃を放つと望は避けるしか出来なかった……幾ら槍やら弓矢やら遠距離への攻撃が出来ても上へ逃げられたら行く方法がかなり限定される
「ちょっと!?降りて来なさいよ!」
「騎馬戦で散々上に逃げたやつが何言ってやがる」
「ド正論!?いやまあ何にも言えないけどもさ!」
位置取り的にはほぼ真上、そんな中分厚い氷に阻まれながらも懸命に矢を放ち貫こうとするが貫通する訳もなく……いやお前こういう時こそレーヴァテインの出番だろ槍投げの要領でブルズアイしろや
「んな事でで矢が当たる訳ねぇだろ」
「じゃ燃やす、【ジャベリンクラスター】!」
「紐上じゃなくても行けるのかよそれ……」
『轟氷の足場が崩れても冷静だぁー!つかあんな距離で撃てるとか相当だぞあいつも!』
『シ協会製の弓刀振り回してたらしいからあの程度はお手の物なのだろう、足場を崩してるのも爆豪戦で初披露したやつだろうなかなりの爆破範囲だが……轟は無傷だな』
残念なことに氷のせいでノーダメ、それでも地上に引きずり下ろすことに成功した……がしかしそんな本人は何故か瞳を閉じて何かぶつぶつと呟き続けていた。さっきまでと打って変わってその場から動かず血で出来た裾はゆらゆらと揺らめいていた
「……おい、なんで動かねぇ」
「そう……ええ、そうね……貴女の言う通りかもしれないわ……私はまだ未熟で心も育ち切ってない様な若僧でしかない……でも私はそれでいいの、不完全だからこそ先がどうなっているか分からないからこそ楽しいのよ」
言葉を紡ぎ続けていると血のコートが体操着の上着を完全に覆い尽くし始めた、何が起きているのかそれを見ている人達や轟は何が何だかさっぱり分からなかった……しかし一部の人は彼女の心の種の【発芽】が始まったのを理解してしまった
「だからこそ私は歩むと決めたの!お父様とお母様の、そして殺された一族皆の屍を越えて!私は真っ直ぐ進むって決めたの!」
そう叫ぶのと同時に血のコートが発火、血のように紅い炎に変わり手に持っていたレーヴァテインもかなり見慣れた形状に変形していた……不完全ながらも爆発的な熱量に伴い足元から炎が燃え広がり肌が焼けるような熱波と陽炎が揺らめくその光景はリウ一課部長シャオの開花E.G.O.を思わせる物だった
「なんだ……この熱量は」
『あっづ!?解説席にすら影響及ぼすとかどんだけやべぇ熱量なんだよあれ!?』
「……一撃で仕留めてあげる、精々死なないように心がけなさい」
ロングソードからまるで大剣を思わせる大きさと刃渡りと化した片刃のレーヴァテインの切っ先を構えると辺り一帯を焼き尽くさんと煌々と揺らめいていた炎が吸い込まれていき一層輝きを強めたそれを望は……振り抜いた
「っ!?」
一瞬の出来事、その一言に尽きるその光景は凄まじくベスパ相手に振り抜こうとしていた刃よりも純度の高いその焔が防御として氷を瞬時にかつ分厚く展開した轟を容赦無くそして呆気なく溶かし場外へと吹き飛ばした……
「……はっ!と、轟焦凍くん場外を確認!よって雄英体育祭一位は鬼血望さん!」
『……な、なんじゃ今の……とは言え勝ちは勝ちだ!おめでとう!それはそれとして轟のトリアージ急げ!』
『ここから見える範囲だとかなり加減したそうだな……あの光景見せられて加減してるとはかなり冷静にやったみたいだなあいつも』
勝ちのアナウンスが鳴り響くとあちこちから拍手の音が響き渡る、望は気が抜けたのか硬血甲冑と不完全開花E.G.O.が霧散して気絶、3分後に目を覚ますこととなった。ちなみに轟は多少の火傷と打撲はあれど生命に支障は無く無事に閉会式に出れることになった
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「さて、まあ色々あったが無事に体育祭も終了で明日明後日は休校日だからめいいっぱい休め良いな?」
『はい!』
閉会式の様子は残念ながらバッサリカット、どうせオールマイトがヒーロー着地して爆豪・轟・望にメダル渡して一言二言言葉交わしてお疲れ様とプルスウルトラ被ってブーイング起こるだけだし
「その後は職場体験も待ってる、考えることも言いたいことも多いだろうが少なくとも今は無しで頼む……そんじゃ気を付けて帰れよ、解散」
『ありがとうございました!』
号令と共にバラバラと帰宅を始める中望は1人物思いに耽っていた、それもそうだ突然血餐の消耗が軽くなったと思えば何処か聞き覚えのあるような声に耳を傾けていたら「ねじれちゃえねじれちゃえ」とか吐かし出したから自分の意思表明したらなんか認められて化け物みたいな力使えるようになったわで内心てんやわんやしていた……そんな所に入校許可を貰ったのかネリーが迎えに来たようだ
「望?……望!」
「っ!?え?あれ?ネリーさん?」
「正門前で待っても来なかったからこっちから迎えに来ちゃったわ、色々話したいことも多いだろうけど今はそう言うのは無しね!」
「ひょわぁ!?ちょっ!?ネリーさん!?担がないで下さい色々と恥ずかしいんですけど!?」
……他生徒がまだ居る中肩に担いで荷物も持ってスタコラサッサと軽快に足を運ぶネリー……うーん伊達にヒースやらキャシーを世話していたバトラーなだけあるわ腐ってもフィクサーの一派だしねこの人も
そんなこんなで無事に終わりを迎えた雄英体育祭、周りから声を掛けられたりインタビューやらなんやらが付きまとう生活が暫く続くこととなるだろうが……実はそうチヤホヤされるような生活は長くは続かないようだ
・不完全開花E.G.O.【ムスペルヘイム】
本当はニエブラ・デ・サングレ(意味合い的には血の霧)っていう名称にしようとしていたがヒーロー名の決定と戦闘方法の確立が出来てしまった為この名前になった。
不完全開花ということでこの時点ではまだコートが炎に置き換わった以外に差異は無くレーヴァテインの形状が何処ぞの中指親方で身内殺ししたパッパの持ってたあれと同じ形状に変形した位……の筈なのにスペック的には何故か夜明けの灼熱地帯とかが使えるようになってたりとぶっ飛んだことが出来るように
血餐の消費量軽減に加え血炎の火力上昇、火傷による常時スリップダメージを発生させる灼熱地帯の発生、灼熱地帯で発生した火傷ダメージ数値参照をした全体攻撃とE.G.O.らしいぶっ飛んだ能力を持っているものの状況がかなり限定的という事で暫くは箪笥行きになる……完全開花は何時になる事やら