血鬼少女のヒーローアカデミア   作:黄昏の跡地

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エルデソリソグ初見プレイってこともあってくっそ死にまくってるせいで気分転換にモンハンとリンバスで現実逃避してる作者です、今回からChapter3ってことでちょっと入りとなんでパレルモ使えるかのお話です


Chapter3
お話とやってくる地獄


 

 

 救助レースがあった翌日……望は轟、緑谷、飯田の4人でご飯を食べている時にふと緑谷が気になって聞いた事が全ての発端である

 

 

「そう言えば鬼血さん」

「ん?何?」

「ステインとの戦闘で使っていたパレルモ?って何」

「……あ〜えぇっとぉ……ッスー……これ説明して良いのかなぁ?

「鬼血さん?」

 

 緑谷の何気なぁい質問事項に対して望は端切れが悪くなっていき顔を青ざめてしまい挙句箸を置いて頭を抱える羽目になった……本人的にはこの手の話題はかなりグレーゾーンで果たして教えてもいいのかどうか迷っていた

 

「……一応聞くけどさ、なんでそれ聞こうと?」

「鬼血さんって向こうじゃかなりの手練の人に教えを乞いてたって前言ってたでしょ?普段の剣術とはまるっきり違ってたから気になって」

「あぁ〜うんまあ確かに普段は姉上から教わった剣術愛用してるけど対価 強敵とかだった場合を想定して運用してるやつ……なんだけども」

 

 

 

 

 

 

ということでちょこっとだけ昔話をば……

 

 

 

 

 

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 これは丁度私がまだ中学2年生の頃の話である……昨年度はフィクサー協会巡りをしてたってことでフィクサーのイロハであったり戦い方だったり仕事の取り組み方とか色々学ばせて貰った大変有難い年も終わりラ・マンチャランドでバリ姉さん……対外的には姉上呼びが多くなってしまったけど鍛錬に勤しむ事にしていた。お陰で一級フィクサーにまで上り詰めれたのは嬉しい話だ

 

 そんなとある日、父上からある話が舞い込んできた……内容はイタリアに本部を構えているマフィア組織【親指】のアンダーボスの一人がフランス支部のアンダーボスとの会談をする為に来るそうな、とはいえ首都外れにあるラ・マンチャランドにまで来る筈がない……そうタカをくくっていたのだが

 

「えっと……本日はどう言った内容で?」

「いやぁはは!あたしとしたことかうっかり日付けを間違えちまってなぁ!元々オフって事だったし久し振りにフランスの小僧と酒でも飲もうかと約束を取り付けたんだが楽しみすぎてな?」

「は……はぁ」

「それで此方に来られたと……アトラクションは楽しめましたか?」

「ああ!年甲斐もなくはしゃいじまったよ……特にブラッドシューティングっつったか?あれは中々に爽快感が有ってよかったよ!」

 

 まさかの日付を間違えての入国……しかもただ酒飲む約束の為だけに来たとかとんだ傍迷惑な人である。とはいえ相手はかのアンダーボスであり親指の総出資を行っている五大ファミリーが一つのボニャテッリ家生まれの女傑でもある人だ……ちょっとでも粗相をすればどうなるかなんて想像したくはなかった

 

「そうですか、此方としても楽しめたというのなら幸いです」

「……そういやお前名は?」

「えっと……私……ですか?」

「お前以外に誰がいる?あいつから話は聞いてるぞ?協会巡りをしてたった一年で一級フィクサーにまで上り詰めた血鬼の女がいるって」

「(一体何処まで情報を知ってるのやら……怖いし大人しく名乗ろう)サンチョ……サンチョ・パンサです」

「サンチョ……サンチョか……いい名前だな、あたしはボニャテッリ家が一人ヴァレンチーナだよろしく頼むよ。ああ今日はオフだから親指だとかそういうのは関係なしだから態度とかは気にはしないさ」

 

 後で聞いた話だとヨシヒデさん曰くヴァレンチーナさんはボニャテッリ家が繁栄して以来の才女でありあのパレルモ剣術を全て収めた程の努力家でもあるそうな……仕事時は自他共に厳しい人で悪逆を働く者には絶対的な死を与える行為を【狩り】と称しているそうな

 そんな人からとあるお誘いが来た……それはもうどストレートな内容で私の頭の中を完全に宇宙へとすっ飛ばすには十分な内容でもある

 

「折角だからサンチョ、今のあたしは気分がいいからお前にあたしの実家の剣術でもあるパレルモ剣術を教えてやるよ!どうだ嬉しいだろ!」

「……へ?」

「……?サンチョ?おおーい?……あダメだこれ突然の提案のせいで意識が宇宙までぶっ飛んでってる」

 

……大体1分くらい意識が宇宙にまで飛んでったのかな?それぐらいの衝撃が来て脳が理解を拒んだ感が凄くてなんて表現すればいいか分からなかった。とはいえ私にとってはとても有難い話ではある……バリ姉さんから教わった剣術と複合したら強くない?とこの時は雑にそう思っていたけどそんな簡単に行く訳もなく

 

「おらもっと早く振りな!今度は重心がズレてるよ!集中を切らすな!」

「むっず……「文句言うな!」ひあっ!?」

「パレルモは相手を狙い続けて必ず【狩る】事を目的とした剣術だ、舞のように剣を振るい刺し貫いて仕留めるのが重要だ!」

 

 それから毎日のように時間さえあれば鍛錬を行うこととなった……最初こそ硬血術のように派生や構築の難易度がばらけているものとは違いパレルモ剣術は最初から最後まで突出して難易度が高かった覚えがあり今でもよく覚えている。

 何故ここまで覚えれているのか……というのもヴァレンチーナさん曰く「パレルモが無意識下でも振るえるようになればそれはもう免許皆伝も同様」らしく実際僅か数日という期間でパレルモの全てを叩き込まれ身体に染み込まされた……もっと正確に言えば染み込めれてしまったという方が正しいかもしれない

 

 

……極めつけは

 

 

 

「はははははははは!!!!やるじゃないかあんた!パレルモ奥義の処分までをも体得した挙句追撃までするなんてよぉ!はぁ〜これで心と望も未覚醒とか勿体ねぇなぁ……使えるようになったら威力と速度も出るしよ」

「まあこの期間内でヴァレンチーナさんに対してダメージを与える事は一切出来ませんでしたがね」

「仕方がないさ、あたしの右眼には義眼でもありボニャテッリ家の秘宝でもある遺物【オーディンの眼】が埋め込まれているからな……けど処分手前辺りでオーバーヒートしかけたからかなりギリギリだったがな」

 

 なんとヴァレンチーナさんのお墨付きを貰えるほどにパレルモ剣術が上手くなってしまったのであった、昔からそうなんだけど良く「覚える才能がある」ってバリ姉さんや父上……ローランさんやアンジェリカさんにシャルルさん達にも言われたっけ?よくスポンジみたいだって比喩表現されることがあった

 

 そんなこんなで僅か一週間という短い期間ではあったもののパレルモ剣術を体得してしまいまた一歩人外に進んでしまい別の意味で頭を悩ませる出来事が増えてしまったのであった……使う時が来なければ良いけど

 

 

 ちなみにヴェルギリウスのスパルタ訓練でパレルモを使わなかったのは単純に追い付けなかったっていうのと素で忘れてたっていうのもあったりする

 

 

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「とまぁそんな感じかなぁ?あの時も思ったけど絶対使うことは無いだろうって思ってたのにあの時ヌルッと使っちゃったのがすんごく……辛い」

「何言ってるの!?あれがなかったら多分被害がもっと増えてたんだよ!?」

「かなぁ?まあ結果論だし今更あーだこーだ言うつもりは無いしいっかもう」

 

 そんなこんなで昔話も終わり、教室に戻ってきたタイミングでチャイムが鳴り午後の授業に取り組もうと改めて意気込む望であった……けどこの時は本人すら分からなかった、またパレルモに頼る羽目になる時が来るとか誰が予想出来るんだよ

 

 

 

 

 そんなこんなで気が付けば7月の半ば頃……望にとってはかなりしんどいと感じる季節ではあるが他の面々は別の意味でしんどい思いをする時期でもあった

 

 

 

「うし、今日の授業はこれにて終了だ……期末試験まで残るところ一週間だがお前らちゃんと勉強してるんだろうな?知ってると思うが期末は筆記だけでなく実技もある……頭と体力両方ちゃんと鍛えとけよ、以上だ」

 

 そう言って相澤先生が退出していくとすかさず望は帰宅準備を整えていると皆期末について話していた

 

「「全く勉強してなぁーい!」」

「ここ暫く体育祭やら職場体験やらでイベント目白押しだったから期末のことすっかり頭から抜けてたよ!?」

「中間テストはまだ入学したてってこともあってまだ範囲が狭くて助かったけど期末はそうもいかないもんな」

「しかも先生が言ってたけど筆記だけじゃなくて実技もあるものね……支援系の個性の人はだいぶしんどい戦いになりそうね」

 

 期末試験……どの時代もどの世界でも学生に最も嫌われているイベントで必ず何人かが地獄を見る羽目になる、とはいえここを無事乗り越えれば待っているのは夏合宿と夏休みであるからそれを目標に頑張ることも多い。ちなみに望は吸収力が高いお陰で中間は全クラストップの成績を収めているため特に心配する事は無かったりする

 

「かぁー!やっぱ中間トップは余裕綽々だなぁ!?その余裕俺らにも分けてくれよ!?」

「普通に勉強続けてたらそんなに困ることは無いはずよ?なんなら私そこに鍛錬とかもする時間入れなきゃいけないから見かけよりずっときついわよ」

「実際問題望って頭良いし個性も強いしで非の打ち所ないよね」

「先生の教えが良いだけよ、そもそもとして授業ちゃんと聞いてない方が悪いんじゃないの?」

 

 実際テスト系はちゃんと聞いてたら赤点とることはまず無いから大丈夫なんだけど……ふと思うが雄英って偏差値かなり高いから相当頭良くないと入れない筈だから実は入学出来てる上鳴と芦戸って結構上澄みの筈なんだけどもなぁ

 

「そういや先生実技もやるって言ってたし何やるんだろ?」

「予想しようぜ!俺0Pロボ破壊!」

「それやると私今ならワンパン出来ると思うから流石に無いと思うよ?」

「「怖すぎるだろ」」

「多分だけど教師を相手にするとかじゃないかしら?現状を鑑みても0Pじゃもう相手に出来ないだろうし」

「そんな事ある?」

「じゃあ当たってたら駅前にあるカフェのふわふわパンケーキ3段のやつと苺のスムージー奢ってもらおうかしら」

「現金やwww」

 

 割と雑に言っているが望ちゃん合ってるんすよそれ……尚赤点落ちして補習が決まった芦戸と上鳴が奢ることになった、補習決まった挙句奢らされるとか不運にも程があるだろこの二人





TIPS:ヴァレンチーナ

 イタリアに本部を構えているマフィア組織【親指】のアンダーボスの一人で五大ファミリーが一つボニャテッリ家出身の女傑、原作のように粗暴で金使いが荒い……訳じゃなく口は悪いが割とお淑やかでオフだと親指だとかそんなの関係なしで優しい。ルチオのマッマ

 右眼をボニャテッリ家の秘宝でもある遺物義眼【オーディンの眼】に入れ替えておりもう片方の眼も戦闘用の施術を施されていたりとかなり戦闘に特化していてパレルモ剣術による圧倒的手数と攻撃能力と予知眼による先読みが組み合わさることによってタイマンでの勝率が凄まじくセンクからの決闘という名のご指名が相次いでる

 因みにこれは余談ではあるが人差し指のリアン、中指のマティアス、薬指のカリスト、小指のヨルとは悪友で酒飲み仲間だったりする
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