血鬼少女のヒーローアカデミア   作:黄昏の跡地

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chapter3に本格的に入っていくんですが望の個性伸ばしトレーニングの相手指組にするべきかバリにすべきか迷ってる作者です、ていうかこの辺りの執筆が早いのはちょっと……うんまあなんとかなるか!


波乱の幕開け

 期末試験も終了しのんびりしていた所にネリーからN社からのご依頼ということでフィクサーのお仕事をしていた望、一日限りとはいえアホみたいな事にも巻き込まれたりしたけど取り敢えず無事に依頼達成したものの疲れがあまり取れないまま迎えたテスト返却日……

 

「俺たちの分まで楽しんできてくれよな(泣)」

「土産話楽しみにしてるから!(泣)」

「芦戸さん上鳴くん、まだ学校でやるなんて決まったわけじゃないから!どんでん返しが来るかもだから!」

「緑谷くん、過度に期待させるのは流石に不味いわよ」

「「辛辣過ぎるだろ!!」」

 

 こんなこと言ってる望ちゃん、実技テスト終了後に駅前のカフェにあるパンケーキ3枚とスムージーこの二人に奢らさせてるんすよね……フィクサーだからお金たんまりある癖して良くやるよ

 

「つか鬼血なんでI・アイランドに居たんだよ!なんか見たことねぇ服着てたしよぉ!」

「N社からのご指名でね、人手が足りないからって……まだ疲れとれきってないけど制服も新品で頂いちゃったし報酬金も良かったから受けただけよ。まああそこに皆が居たのは吃驚したけど」

「N社って?」

「正式名称はノーブル・ファンタズム社で各地に存在する遺跡の調査と最奥にある遺物の回収・管理・保管を目的としてる企業なのよ、私のレーヴァテインの鞘をくれたのもそこよ」

「あっ!ネットで見たことある!直近だと確かアイルランドでティルフィングだっけ?あれ出土したらしいじゃん!」

「私も実物はまだ見てないからあれだけど話位は理事から聞いたわ」

 

 そんな話をしていると飯田がそろそろ始業の時間だから席に座るように促してきた為全員大人しく座ることになった、その後少しすると相澤先生が入室してきた

 

「はいおはよう」

『おはようございます!』

「先週のテストお疲れ様……と素直に褒めれれば良かったが残念ながら赤点対象者が5人出た、と言ってもだそれはあくまで実技での赤点対象者であって筆記は全員無事突破だ。よって合宿には全員で行くことにした」

「「「「どんでん返し来たァ!」」」」

「本気で潰しに行くって言ったがあれはお前らの苦手分野を見つける為の合理的虚偽ってやつさ……ただし、瀬呂、芦戸、切島、砂藤、上鳴の5名は合宿先で補習を行うことになってるからそのつもりでいろ」

「うぇっ俺も!?ああいやそうかクリアしたら赤点回避とかじゃ無いもんな……」

「まあそういう事だ、学校でやるものより厳しく行くから覚悟しろよ?」

「「「「「……はい」」」」」

 

 取り敢えずは良かったね、皆で合宿行けるだけまだマシよ?とはいえ合宿先で補習とかまあまあ地獄だしね寝る時間も減るし……しかも雄英の合宿って個性強化訓練がメインだし

 

「(上げて落とすのが上手いことで)あでっ」

「それと合格云々は抜きにして……鬼血、あの3人から聞いたがかなり危険な攻撃をしたそうだな?幾らアイツらが避けるからと言って過信しすぎるなよ?お前はフィクサーである以前にヒーローの卵なんだ」

「……善処します」

「しますじゃない必ずしろ……でないとお前の所から死人が出るぞ」

「……わかりました」

「よろしい、んじゃテスト返却して行くぞ」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 テスト返却も終わったっていうことで望は気分転換に外に出ながら血液パックを飲んでるととても見覚え……というか無理やり記憶に刻まれそうなやつがこんにちはしてきた

 

「あれあれあれあれあれれれれれれ??優秀な筈のA組から補習対象者5人出たんだって?」

「(うわ出た……こいつA組なら誰だって同じ対応の仕方するのかな?)らしいわ、私は映像見てたからなんで赤点になったのかは知ってるけども」

「おっかしいなぁ?B組よりもA組の方が優秀なはずなのになぁ!?」

「クラス事に優劣は関係ないと思うわよ、どっちが勝ってるとか劣ってるとか関係ない……お互いがライバルで友人でもあるわ」

 

 望のアンガーマネジメントはかなり敷居が高くこの程度で煽られたとしてもするりと受け流す程度には寛容ではあるが流石にラ・マンチャランドにいる家族を侮辱されると第一眷属のオーラという名の殺気が漏れ出ることは普通にある……敷居が高いってなんだっけ?

 

「貴方も嫌でしょ?B組に侮辱的発言をされるの、ヒーローを目指すなら他人の嫌がることはやめときなさい」

「それ……は」

「爆豪くんにも言ったけど口は改めた方が良いわよ、ヒーローは人気商売なんだから」

 

 そう言って望は物間の煽りを華麗に避けて教室へと戻って行った、これによって物間の中のA組に対する評価は変わるのか否か……まあすぐには変わらないでしょ

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 それはそうと合宿行くのが決まったってことで必要なものを買いにA組メンバーと一緒にお買い物に行くことにした望……何故か知らないけど爆豪も居るのはどうしてだろうね?ホントなんでいるの?

 

 

「来ました!県内最多店舗数を誇るナウでヤングな最先端!木椰区ショッピングモール!」

「……芦戸さん、ナウでヤングはもう死語では?」

「私の中ではまだ最先端!」

「爆豪お前よく来たよなぁ!」

「てめぇがしつこく誘ってくるからだろうがクソ髪!」

 

 面子は原作メンバーに爆豪と望を追加した感じではあるんだがぶっちゃけこのメンバーで平然と声掛けるのって芦戸と切島くらいしかいないのがヤバい

 

「そういや望って何買いに来たの?」

「旅行に持ってく用のボストンバッグが欲しくて……以前使ってたやつを物置きから引っ張り出したら底に穴が空いてたから」

「あぁ〜あるあるだね、爆豪は?」

「あぁ?……俺もボストンバッグだわ」

「俺もバッグ見に行きてぇから一緒に行こぜ!」

 

 ということで3人一緒にバッグを見に行くことにした……間に切島を挟まないと普通にすごせないとかギッスギスだな?このメンバーは

 

「この三人で一緒になるのってUSJ以来になるわね」

「だなぁ……あの時はホント死んだかと思ったわ」

「よく言うわね、硬化持ちの癖してそう簡単には死なない筈なのに」

「はっ、こいつがんなコロッと死ぬやつに見えるか?」

「見えないわね、正直な話爆豪くんもそう簡単に死にそうな気がしないわね」

 

 望ちゃんや、そいつ決戦時に複数箇所貫かれるわ片腕潰されるわ心臓も破裂するわで1回死ぬけど平然と生き返ってプロヒになってんだわ……タフネスってなんだっけ?

 

「そういや芦戸すっげぇ気合い入れてメイクしてたけど鬼血ってメイクとかすんのか?」

「メイク?」

「そうメイク、女子は皆やってるイメージあるけど鬼血はその辺どうなんだ?」

「……パレードの助っ人に入る時以外は基本私化粧水くらいしか使ってないわよ?」

((顔面600族かよ))

 

 恐ろしや望ちゃん……いやLCBほんへのドンキちゃんもだけどビジュがあまりにも良すぎるし化粧とか無頓着だろって思えるし、とはいえ本人の言うようにパレードに参加する時以外は基本メイクはしないそうな。曰く化粧品代が嵩むからだそうな

 

「ババアが知ったら肌ケア何してるか聞きそうだな」

「うちのお袋も聞きに行きそうだなぁ……実際どうなんだ?」

「あんまり意識したことないわね……ああでもその辺りはニコとネーアの方が詳しいと思うわ、あの子たちパレードに参加してるから良く化粧と肌ケアしてるし」

 

 そんなことを話しながら目的のバッグ売り場に到着、望のお探しの物は果たして見つかるのだろうか?いやまあ基本見つかるとは思うけどね

 

 望が店内の奥へ入っていくのを見届けた爆豪は何やら考え事をしている表情をしていた……実は会話には出てないものの望の家族について聞いたそうで

 

「おい切島」

「ん?どうしたんだ爆豪」

「あの吸血鬼女、身内の話になるとはぐらかしやがったのはどういう意図があると思う」

「どうって……家族については普通に話してたろ?」

「ちげぇ、俺が言ってんのは母親の話をてめぇが振った時だ」

「……そういや何処で何してるかわかんねぇって言ってたな?」

「……有り得ねぇとは思うが捨てたかそれとも」

「なあ爆豪よそうぜそういうの考えんのはさ!今は合宿の事考えようぜ?な?」

 

 本人達が知らないのも無理はない……何せ望の本来の両親は物心つく頃には既に他界していて血鬼の力を持っていた一族の9割がヴィランの襲撃によって死亡しているということに

 

「おふたりさ〜ん、決まったかい?」

「「おっ」」

「?どうかした?」

「……いや、もうちょっと待って……つーか速ぇな!?そんなサクッと決まるもんなんか!?」

「丈夫で量入るやつ選んだだけなんだけれど?」

「今更だがてめぇその腰にかけてるゴツイのどうにかしろよ」

「レーヴァテインは常に持ち歩くようにって理事から言われてるから諦めて、ほらとっとと決める!会計出したげるから!」

 

 姉気質だからなのか、はたまた自分があの中で一番年上だったからなのかは定かではないものの望は無意識に世話焼き気質が身についてしまっているようだ……んまあ妹組はワンコっぽいし弟組は逆に自己主張あんまりしないしで世話焼きになるのは仕方ないと思う

 そんなこんなで二人もバッグを決めて会計、無駄に貯まりに貯まってる貯金をちょっとでも潰すかの如く黒と金で彩られたカードで一括払いして店を出ると何やら騒がしかった

 

「?なんか騒がしいわね」

「だな」

「あっ!切島!爆豪!望!」

「黒目てめぇなんだこの騒ぎは」

「ちゃんと芦戸って言ってよ!?ってそんなこと言ってる場合じゃなくて!ヴィランが出たの!しかもヴィラン連合の死柄木が!」

「「「っ!?」」」

 

 話を詳しく聞くとどうやら自分たちが呑気に買い物をしている時にいつの間にか一人になってしまっていた緑谷に変装していた死柄木弔が接触、何か話していた所に麗日が合流して来たのを皮切りに死柄木弔がその場から立ち去ったそうだ……幸い怪我は無かったもののまだ付近にいる可能性があるってことで事情聴取と周辺の封鎖が行われたとの事だ

 

「一体何が目的なのかしら」

「しったこっちゃねぇ……向こうが喧嘩売ってくるっつーならぶっ殺すまでだ」

「とりあえずほかの皆と合流しようぜ!ずっとここに居っぱなしは不味いだろうし!」

 

 その後、相澤先生がその件の報告を受け校長に進言し本来は合宿先は海辺だったのを変更し当日まで場所の発表は無しとなった……これは情報漏洩と万一に備えた雄英側の決定ではあったものの英断ではあったがまさかそれすらも向こうにバレているとはこの時の皆は予想だにしていなかった

 

 




一応知らない人向けに言っておくと望の両親は父親が事故死、母親は望が4歳になった時に病死しました。そこからしばらく経った冬頃にヴィランの襲撃にあい9割死亡、生き残ったのがドンキパパ、望、二コリーナ、ドゥルシネーア、クリアンブロ、カセッティ、エレナの計7名のみです
これ隠しながら自分の心にも蓋をして開花E.G.O発現させるとかどんな精神構造してるんでしょうねこの子は……
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