10章上編を終わらせて来たので執筆の続きやっていく作者です、なんか気が付けばパスレベルも50手前位にまで上がってて恐怖すると同時に中々に濃いRPGパートと色々と……ね?まあネタバレはあんまりしたくないのでほんへどうぞ
会場入りして更衣室に移動、コスチュームに着替えて学校毎に固まっていると周りから物凄い視線が飛んでくる。それもそうだ何度もヴィランの襲撃にあった挙句体育祭で見られているのだから嫌という程話題に上がらない訳がない
「なんか……視線が痛い」
「無視しときなさい、あの手の連中は大体興味本位か敵視かの二択よ。それ以外だと何度もヴィランの襲撃にあったし体育祭でもテレビに出てたしで嫌でも視線を集めるわ」
「そういや望ってそんな手袋持ってた?」
「いや、N社の仕事手伝った時に理事から渡されたものなのよ……なんか耐火性らしくて」
実はその手袋あなたの母親が学生時代に使い倒していた耐火性次元手袋なんですとか言っても絶対通じないため唯の耐火性次元手袋って事で渡されたそうな……血炎や硬血に対応した特殊材質で出来たやつとか普通出回ることないんだよね
「あ、そろそろ始まるかな?」
そんな話をしながら正面をみると随分と眠そうでダルそうなヨレた男の人がやって来た……見かけのせいでとんでもないぐらい疲れてる人なんだろうなって思えるよ
『ええー今回の仮免試験担当をさせてもらうこととなった目良と言います正直早く帰って寝たいです……がまあ仕事なのでねきっちりやらせてもらいますよ、早速ではありますが先ず仮免試験第1種目で100人まで絞ります。このヒーロー飽和社会においてそこまでの人数を所望してる訳では無いですしね』
説明からしてかなり雑ではあるが第1種目は胸や肩、足にポインターを着けてそこにボールを当てるというシンプルな内容だった……がまあ序盤で100人まで絞るのはヒーロー飽和社会故にその人数ではあるもののその狭い門を潜ることに意味があるのだろう
『制限時間は特に設けてはいないから100人通過した時点でそこでストップ、次の種目まで休憩とさせてもらいますが通過出来なかった人はそのままご帰宅してくださいね?それじゃあ怪我のないようにして下さいね?』
全員に配布されたポインターをつけている間、同伴している教師陣は観客席でその様子を見守っているのだけど相澤先生普通に隣にミス・ジョークいるのにはなんにも言わないんだね
「ふーん……イレイザーのとこの子みんないい顔してんじゃん」
「はっきり言って今のアイツら如き【あれ】は効かねぇぞ」
この場において説明するが相澤先生の言う【あれ】とは即ち雄英潰しである、そりゃ嫌という程メディア露出してるし個性割れしてるし先に潰せれりゃ御の字だしね……まあその子ら一筋縄じゃ行かないし望ちゃんには効かないんすよね
『それでは、試験始めてください』
目良さんの開始の合図と共に殺到する他学生達、殺意剥き出しなのまあまあやってるのでは?いやまあ相手が雄英ならそうなるんだろうけどお前らよりにもよって望がいる状況でそんな隙晒しても良いのか?
「死ね雄英!」
「1人残らず不合格にしてやらぁ!」
「……ふっ!」
『どわぁぁー!!!』
……はい、まあそうなるわな。何が起きたか説明すると全方位から雄英組を狙いに来た馬鹿共を槍の一振で全部吹っ飛ばしたんですこの子……心も開花E.G.Oも無しでこれ出来る辺りマジ第一眷属
「ほいっと」
『はい鬼血さん第一試験突破です、流石ですね一級フィクサーの名は伊達ではないようで』
「それじゃあ私先に待ってるから……しくじったらどうなるか分かってるわよね?」
「言われなくてもな!行くぞ皆!」
『おう!』
ヌルッと一人に対して3個のボールをポインターに直撃させて発光、速攻突破を見せつけながら軽く脅すと全員やる気MAXにさせた所を見届けて待機室に向かう望……こうやってスマートに終わらせるの流石は一級だわ
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あの後全員が苦戦はしながらも無事に突破、現在は第2種目の準備時間も兼ねた休憩時間である……のだが何故か緑谷に詰め寄る峰田・上鳴の二人、即抜けしたせいで事情を全く知らないから聞くのはどうしようもないね
「……なにしてんの?」
「緑谷が全裸の女子と仲良くいたらしいからその制裁中」
「だからちゃんと僕の話聞いてよ!?」
「……その女子の特徴は?」
「……トガヒミコ」
その名前を緑谷が上げると全員顔を青ざめた、それもそうだ現在進行形で指名手配をされている犯罪集団ヴィラン連合の一員が仮免試験の会場に潜り込んだ挙句学生に扮して襲ってきたのだから
「恐らく血液を持ってかれた可能性はあるわね、そもそもよく分かったわねトガヒミコって」
「彼女の個性は初めて見たけど恐らく摂取した血液によってその人に変身する個性だと思う、逃げ出した時ほんの一瞬だったけど顔が見えたから……とはいえまさか服ごと溶けるなんて誰が予想出来るんだよ」
「あぁ〜……えと……災難だったな!それはそうとホントすまん」
こういう時にちゃんと頭下げて謝れる男上鳴電気、普段のあれがあれだけどそこを除けば普通なのよね……まあその隣にいるちっさいエロ葡萄は血涙流しながら「それは仕方ねぇけど見たことには変わりねぇだろうが」と呪詛を吐いてたので紅糸で縛り上げて他所へ連れて行ったとさ
で、問題の第2種目開始時刻になったから待機場のモニター前に集まるよう言われて固まっていると放送で目良さんがモニターを見るよう言ってきた
「フィールドだ」
「なんだろうね?」
デク茶がそんなことボヤいているのも束の間、突如としてあちこちのフィールドエリアが起爆されていくではありませんか……んまあ手っ取り早く次の演習の準備をする必要性もあるし仕方ないとはいえ強引がすぎるのでは?
((((((な……何故?))))))
「こ……これは」
『次の試験でラストになりまぁーす、皆さんにはこの被災現場で【バイスタンダー】として救助演習を行ってもらいます』
「「……パイスライダー?」」
「バイスタンダー、現場に居合わせた人のことだよ?授業で習ったでしょ?」
「一般市民を指す意味でも使われたりもしますが」
こぉーんな時にギャグ言わんでええのよ……とはいえヒーローにとっては救助は切っても切り離せれない大事な部分、ただでさえ災害大国でもありヴィランによる人災が発生する世の中だから人命救助は大切なのである
『一次選考を通過した皆さんは仮免許を取得していると仮定してどれだけ適切な救助を行えるか試させて頂きます』
「?……人がいる」
障子が画面に映る何かに気付きよく見てみるとそれは人だった……んまあこんな所に来てしかもわざと壊した後に出てくる人なんて分かりきってるんですけどね
「ん?なぁ!?老人に子供!?」
「何やってんだ危ねぇ!」
『彼らはあらゆる訓練において今引っ張りだこの要救助者のプロ!Help.us.Company!略してフックの皆さんです!』
相変わらず名称の癖がすんごいのねこの世界は……てか略称作らないといけない縛りでも設けてるのかね?
ちなみに今更ながらの話にはなるがリンバスカンパニーにはディアスお抱えのウアジェトで編成されたLCA、ヴェルギリウスを筆頭にした遊撃部隊LCB、他部署の後処理班のLCCB、モーゼス探偵事務所+キム先生とエンドゥを加えたLCD、幻想体等の管理・観測・実験を行うLCEの計5部署構成だったりする
……あれ思ってたよりヒロアカ世界の命名則と対して変わらないのでは?いやまあかなり危なっかしい命名と違ってこっちは遺跡・幻想体・E.G.O.にまつわる物取り扱ってるし大丈夫でしょうん
「要救助者のプロ?」
「色んなお仕事があるのね」
「ヒーロー人気のこの現代に則した職業かもね」
『フックの皆さんは傷病者に扮して被災現場の全域にスタンバイ中、皆さんにはこれから彼らの救助を行ってもらいます……尚今回は皆さんの救出活動をポイントで採点していき演習終了時に基準値を越えていれば合格とします。10分後には始めますのでトイレ等は済ませておいてくださいね』
とりあえず被災現場の救出活動ってことで気合いを入れる為か普段滅多にしないハーフアップ+ポニーテールで動きやすくするように髪を纏める望ちゃん、果たして無事に救助演習は終えることが出来るのだろうか?
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しばらく待機していると土傑高校の生徒らが爆豪たちに喧嘩を売ったらしい肉倉精児に対しての謝罪と今後の友好関係について述べたり轟と夜嵐との諸々の問題、居なくなってしまった現見ケミィの行方について話していると突然大きな音で警報が鳴り響いた
『ヴィランによる大規模テロが発生!規模は丸々市全域、建物の倒壊により傷病者多数!』
「演習のシナリオね」
「恐らく前回の神野区での事件をベースにしているんでしょうね、皆気合い入れて行くわよ!」
『おう!』
開始時刻になったってことで会場入り、救助こそヒーローの本分だからなんとかやれそうではあるが……問題行動起こしそうなのがいるせいで不安しかない望ちゃんである
「今回の救助は市全域、となれば固まって動くよりもバラけて動く方がいいわ!トリアージレベルの確認と救助者への呼び掛けも忘れずにね!」
「やっぱ鬼血慣れてるなぁ」
「心強いよ」
軽く指示を出し終えて近場に寄っていくと血糊を頭につけて瓦礫に挟まってる人が見えた、自身の血液を利用し瓦礫を押し退けながら引きずり出し言ったことを実践する
「もう大丈夫ですよ、救助隊が来られるまで私が責任もって安全に搬送させていただきますから」
(ほう、怪我の度合いを一目で見てわざと青くしてる部分が折れてると判断して応急処置……あまり揺らす事もなく丁寧に運ぶとは)
(あっどうしよう私この子のファンになりそう)
(声掛けも安心出来るように丁寧に話す……軽く暴言を吐いてみたが一切忌避感を持たず受け止める姿勢)
(同校メンバーに対して大まかな指示を出していたがこれ程連携が取れてるとは……今どきの子は侮れないな)
着々と進んでいく救助活動、トリアージレベルの高く骨折が確認できている人には担架を使い比較的軽傷の人には背負ったりお姫様だっこで丁寧に運び出していく……すると
『被災現場にヴィランの襲撃が発生!ヒーロー候補生はヴィランに対処しつつ救助に当たってください』
「おいおいまじかよ!?」
「そう文句は言ってられないわね、相手はギャングオルカ……ビルボードチャートのランキングは10位の最上位層ね、っ!?」
突然何かに飛ばされる望、本編だとギャングオルカとそのサイドキックで構成されたメンバーのみがやってくるがこの世界線ではそうも行かない
「中々蹴りごたえのある奴がいるな!あたしと戦え!」
「……ラビットヒーロー【ミルコ】、各員に伝達!ミルコは私が抑えます!その隙に他の方の救出とギャングオルカの足止めを!」
「お前一人で行けんのかよ!?」
「逆に一人の方がいいわ」
そう言ってミルコに駆け出す望、仮免試験二次選考はまだ……始まったばかりである
ミルコ、乱入……現在のランキング10位のギャングオルカに加えて2つ上の8位のミルコとか学生相手に務まるか?と思うが望ちゃんがギャングオルカ相手すると完封出来るくね?となって難易度調整の為投下しました
さて、実はここの下りかなり前……それも補完の所で話してたんですけど望ちゃんをライセンス持ちにさせてないのはこれやりたいが為でしたがやっとお出しできた。次回は仮免試験終了とインターンにまつわるお話になると思いますので頑張って書きます