ここからchapter1、基本三人称視点でのお話で書くよう鋭意努力はしますが文言が物凄くガサツで怪しいので訂正した方が良さそうなところはビシビシ言ってください
いきなり始まる受難
「実技の集計出来ました、表示します」
雄英高校、その実技試験が無事に終了し集計とテストの採点を兼ねて1週間が経過した。テストの採点自体は終了し時間のかかる実技の集計を漸く終えた教師がプロジェクターにその点数を表示させた
「おおー、今年は随分と有望そうな子がいっぱい来たねぇ」
「……ってトップの子は150点!?」
「嘘でしょ!?本校初の3桁台出たわよ!?」
「ヴィランポイント80、レスキューポイント70か……かなりの高得点だな、個性の使い方も上手い」
サンチョの映像が流れる、硬血を利用して近接戦から弓に変形させての遠距離戦、瓦礫を砕いて下に埋もれてしまっていたほか受験者を救助して安全圏への移送を行い戦線へ直ぐに戻るその姿の後に0Pをズタズタにスクラップにした映像が流れて終了した
「いやぁ〜普通あれに我先にと立ち向かう子は早々居ないよ?」
「それぐらいの覚悟があるってことじゃない?」
「名前は鬼血 望さん、フランス出身の子でそっちでの名前はサンチョ・パンサだそうだ……ラ・マンチャランドのオーナーさんとこの娘さんだそうだよ?」
『あぁ〜……』
会議室に妙に納得した声が響く、それもそうだ唯一と言っていいほど生き残った人数が極端に低い個性:血鬼持ちの子供が受験していたのだから嫌でも理解出来てしまう……加えて同じく血鬼持ちのドン・キホーテの活躍は海を越え日本にも届く程だ
「……ま、まあこの話は置いといて次は次席の子についてだ。ヴィランポイントのみで77ポイント、鬼血さんと同じ会場の中からの排出でタフネスっぷりには目を見張る物がある」
「逆に7位の子はレスキューポイントのみで60ポイント……異例中の異例ですが合格の判断で良さそうですね」
「けどそうなると定員割れするわよ?どうするんですか校長」
「ふむ……折角だし今年のA組は21人にしてみないかい?B組はそのままの人数になっちゃうけど」
「ならA組は俺が受け持ちます」
「頼めるかい?相澤くん」
大人たちは楽しそうに話しながらも何処か神妙な面持ちで話を次々進めていく、夜はまだまだ長そうだ
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寒空が目立つ冬が過ぎ合格通知が飛んできてから時間が経過し3月のサンチョの誕生日を終えて気が付けば4月、桜舞い散るこの季節は出会いと別れの季節でもある
「では行ってきますネリーさん」
「はぁーい気を付けてね……ごめんね今日皆早朝から出払っちゃってるから見送り私だけで」
「全然良いですよ、忙しくなる時に無理に見送り要求するほど私も馬鹿ではないんで」
新しい季節でもあるがヴィランはそんなの知ったこっちゃねぇと言わんばかりにところ構わず暴れ散らかすせいで殆ど……いや約9割近くのメンバーが出払う羽目になってしまっていた
「て言うか本当に入学式見に行かなくていいの?録画したいんだけど」
「事務所を完全に開ける訳にはいかないじゃないですか、それに孤児院の方もありますし」
「それはそうだけどさぁ……」
何故かグズるネリーを窘めてから登校を始めることとなったサンチョ……改め望は寮を後にして学校へと足を運んだ、真新しい制服に違和感を感じつつ正門を潜りクラスの内訳表を見ると
「あっA組か……ん?なんでA組が21でB組が20人なの?」
彼女の疑問は最もなものだが校長がノリで決めたものだから当人らは知る訳がなく彼女自身も「まいっか」と軽く流して教室へと足を運ぶ、受験の時にも彼女は校内を歩いていたが普通の人の体型にとっては随分と横幅が広く天井が高かった……何せ異形型の個性持ちの子でも往来出来るように設計されているのだからデカくて当然なのである
ガラガラ「ラ・マンチャ〜(気さくな挨拶)今日から愉快なA組の仲間たちの一員になる鬼血望でぇ〜す、よろしく」
『……お、おう』
やたらとデカイ横開きの扉を開きながら望、初動の挨拶大滑りである……こういう変な所は結構父親にそっくりなのは血の運命なのだろうか?当人がそれを理解することはなさそうだが無意識下で似たようなことするのはどうかと思う
「おはよう!俺は私立聡明中学出身の飯田天哉だ!よろしく!」
「よろしく、朝から元気だこと……て言うか態々中学まで言わなくていいんじゃない?」
「流石に滑るか」と思いつつ席に座ろうとするとかなりロボットの様な動きをするカクカクとしたクラスメイトが話しかけてきた……これ毎回他の初見の人相手にもやっているのか?と軽く言うと驚いたような表情を浮かべられた
「何を言う!自分のことを知ってもらうのは大切なことだろう!そういう君の出身中学はどこだい教えてくれ!」
「強引すぎるのも嫌われるわよ……まいっか慣れてるし『慣れてんのかよ!?』ラ・マンチャランドに併設されている中学出身よ」
「ラ・マンチャランド……ということは君フランス出身かい!?いやしかし」
「名前に関しては父上が勝手に作った日本国籍の影響、まあ貰ったものは有難く使わせてもらうけど」
席に到着したその後は何人かのクラスメイトに話しかけられた、特に女子が多く芦戸と葉隠は割と今時の女子といった感じでスキンシップが凄かった……日本の女子凄いと内心思いつつ会話を続けていると
「おい……お友達ごっこがしたいなら他所行け、ここはヒーロー科だぞ」
(((((なんかいる)))))
「はい、静かになるまでに8秒かかりました……時間は有限合理性に欠けるね君らは」
10秒チャージを一瞬で吸い込みながらのそのそと寝袋から出てきたくたびれた男の正体は謎……というか何故廊下で寝袋?とその事に全員が驚愕するがそんなことはどうでもいいかの如く挨拶をしてきた
「担任の相澤消太だ、早速だがこれ着てグラウンド来い」
と、体操服を渡された……今何処から出したんだ?と疑問に思いつつも遅れるのは嫌なので大人しく指示に従うことになったがまさかここでネリーを事務所待機させたのが幸を奏することとなるとは誰が予想出来る?
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『個性把握テストォ!?』
「入学式は!?ガイダンスは!?」
入学式とガイダンスが無いと知ってぶーぶーと文句を言い出す芦戸たち、しかし先生は我関せずと言わんばかりに文句を聞き流して個性把握テストの説明を始めた
「そんなものしている時間なんざ無い、お前らもやったことあるだろう?個性なしの体力テスト……あれの個性あり版だと思えばいい。鬼血、中学の頃のソフトボール投げの結果言ってみろ」
「確か43mです」
「なら個性ありでやってみろ、円の中でなら何をしてもいい」
そう言って先生はボールを投げ渡して円の中に入るように促す……まあ
「ほっ!」
個性ありと言うことは血鬼の膂力+硬血甲冑+血餐による強化状態の彼女にとっては3桁台を容易に出せてしまうという事で出た結果が970.5mだった……結果を見てこれで発展途上って本当か?と内心思う先生だったが取り繕う必要はなく淡々と話した
「先ずは己の最大限を知る……それが君たちに必要なヒーローとしての下地を形成する迄にすることだ」
『す……すっげぇ!!!』
「900台なんて見た事ないんだけど!」
「個性思いっきり使えるんか!」
「面白そう!」
面白そう……芦戸が発したその一言に反応したのか先生はため息を付いていた、何となく望は予想してしまったがどうせろくでもない事に巻き込まれるんだろうなと諦め癖が付いてしまっていた……何故かって?
『サンチョ!俺いい案を思い付いたんだ!』
『はいはい話は聞きますけどどうせろくでもない案ですね』
……大体父ドン・キホーテのせいである、他だとバリやニコリーナドゥルシネーアらの我儘に付き合ったりとしているのも影響しているだろうがあんたらストレス溜めさせ続けてどうすんだ?
「面白そう……か、よしなら総合成績最下位のやつは除籍処分としよう」
『え……ええ!?』
「さ、最下位除籍っていきなりすぎませんか先生!?理不尽すぎますよ!」
「理不尽ね……自然災害や事故に加えヴィランが跋扈して犯罪がひしめき合う現代社会で理不尽なんて言葉はほぼ意味を成さないのよ、やるかやられるかの二択だけだから」
「鬼血の言う通りだ、そういうピンチを乗り越えてこそヒーローに相応しい……放課後マックでだべりたいなら残念、俺たち教師陣は常に君たちに苦難を与え続けるつもりだ。3年間その緩みきった考えでここに居させるつもりは無いし見込みが無いやつは無理やり蹴落として残った砂金を磨き続けるだけだ……”Plus ultra”だ、全力で乗り越えてこい」
これでデモンストレーション……要するに先生のお眼鏡に合う様に最大限努力をしなければ生き残れない世界に足を踏み入れたという現実をいきなり叩き付けるのは当たり前なのだろう
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1つずつ説明していくと長ったらしくなる為結果を含めバッサリとカットすることとなった、最後に持久走を持ってくるのは中々にいやらしいと思えたが望はケロリとしていた……元々スタミナ量は多いからだろうか?
「んじゃあぱぱっと結果発表な、口頭で各項目説明するのは時間の無駄だから総合点だけ表示な」
表示された順位表の1番上には当然望の名前があった……正直持久走と握力は怪しかったがそれでも血鬼の膂力のお陰で追い抜かれる事なく突破出来たことに胸を撫で下ろした。
とはいえ大砲に万力果てには原付を創造した一つ下の八百万のポテンシャルは凄まじく個性ありでこれなのだ、伸びればどうなる事やら
「ああそうそう、除籍は嘘な」
『……え?』
「君たちの最大限を引き出す合理的虚偽」
『……はぁーーーーーーーーーーー!!!!!????』
全員が驚愕する……それもそうだ数分前に見込みなしは除籍するという事前勧告があったのにも関わらず嘘と発言したのだ、望はその違和感にすぐに気が付いた「最初は見込み無かったけど全員ちゃんと見込みあったから嘘にした」という事に
「あんなの嘘に決まってるじゃありませんか、ちょっと考えれば分かりますわ」
「……いやそういう訳じゃなさそうよ八百万さん」
「え?」
「相澤先生、1番最初の芦戸さんの面白そうの発言の時点で除籍するつもり満々っぽかったし私たちの中で本当に見込みが無ければ本当に除籍していたでしょうね……んで、全員ちゃんとヒーローとしての素質と見込みがあったから嘘という形で訂正した。こんなとこでしょ」
「よく分かったな鬼血」
「仕事柄そういう人はよく見るものなので」
そんなこんなで1番最初の受難はこれにて終了、先生の言う通り気は抜けないものの様々な受難のお陰でこれからのヒーローないしはフィクサー稼業の為になる事を学べるというありがたみを実感しながら初日は終了となった
個性把握テストの中身はバッサリカット、こう言った類のって初期だとホントヤオモモの個性チートだなぁってつくづく思うよおじさんは……大砲に万力に原付て何よ?
それでも望は負けないよ?血鬼第1眷属だもの血餐と血鬼特有の膂力でゴリ押し解決よ、次回は出来れば戦闘訓練終わるところまで行きたい