バカとドライブとしゃべるベルト   作:3ドロン

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休みがない……疲れてても一日1000文字は書いて行かないとだめだな……では、どうぞ。


第六話 「なぜ彼女は傷ついたのか?」

明久SIDE

 

 「Bクラス?Aじゃないのかよ?」

 

 「ああ、そうだ。」

 

 あれからムッツリーニが復活して次の戦争についての会議をしていると雄二は次に攻めるのはBクラスだといった。なんでAクラスに攻めないんだろう?

 

 「ねえ雄二?」

 

 「なんだ明久?」

 

 「どうしてAクラスを攻めないの?」

 

 「正直言っていくらこのメンツでもまともに戦争しても勝てないからだ。」

 

 「確かに、単教科でなら他のクラスはともかくAクラスの上位陣はレベルが段違いですからね。人数による物量作戦も効かないでしょうし私や泊さん、姫路さんや坂本さんくらいしか総合教科ではまともに渡り合えませんしね。」

 

 「じゃあ最終目標はBなの?」

 

 「いや、Aクラスだ。」

 

 「えっと……」

 

 なんでだろう、言ってることがチグハグなんだけど……

 

 「雄二、お前のことだろうからまた何か作戦があるんだろ?まともになんて言ったってことはまともじゃない方法で戦う気だろ?」

 

 「まともじゃない方法?」

 

 「ああ。Bクラス戦の勝利はそれに必要不可欠だ。」

 

 「で?その方法ってのは?」

 

 「ああ、一騎打ちに持ち込むつもりだ。」

 

 「でもさ雄二、どうしてその一騎打ちするためにBクラス戦が必要なの?」

 

 「明久、戦争で下位クラスが負けたらどうなるか知ってるか?」

 

 「え?えーっと……確か設備が悪くなる?」

 

 「…………正確には1ランク落ちる。」

 

 「ようはBクラスならCクラス、わしらならちゃぶ台よりさらに下になるという事じゃな。」

 

 ムッツリーニと秀吉が僕の言葉に付けたして答えてくれた。ちゃぶ台より下……机もないとかはないよね?

 

 「ああ、そいつを利用する。設備入れ替えをしないかわりにAクラスに戦争を仕掛けるように交渉する。これならあいつらはさっき秀吉が言ったようにCクラス設備になるだけだからな。」

 

 「それをさらに利用して交渉するってこと?」

 

 「その通りだ。今日はなかなか鋭いな明久。」 

 

 「そりゃAクラスも連続戦争はきついだろうしな。」

 

 「ですが坂本さん。」

 

 あれ、どうかしたのかな詩島さん?

 

 「詩島さん、なんか問題あるの?」

 

 「問題というか、少し不安な部分が……」

 

 「どうした詩島?」

 

 

 「まずそれでも向こうとしては確実に勝てる通常の戦争の方がいいはずです。それに姫路さんのこともすでに伝わってるはずですし私や泊さんも相手がBクラスならさすがに出番が必要になってくるとおもいますからこちらの戦力は恐らく全て把握されると思います。」

 

 確かに言われてみればそうなんだよね。3人の力は必要不可欠。雄二はとっくに知られてるはずだしあいつ中学の間はまともに勉強してなかったみたいだからかこの一年でかなり上げたみたいだけどAクラスだとしても下から数えた方が早いくらいだしね。それに美波や秀吉、ムッツリーニもDクラス戦で得意教科で戦ってたしこっちの情報は筒抜けのはず。そんなことは頭の切れる雄二の事だから解ってないはずはないし……

 

 「まあそれらのことに関しては考えがあるから心配するな。とにかく今は明日のBクラス戦で勝利することが重要だ!頼むぞお前ら!」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日の午後……

 

 

 「全員総合科目のテストご苦労だったな。いいか、今回の戦争は敵を教室まで追い込むことが何よりも重要だ。開戦直後の渡り廊下での戦いは絶対に負けられない。今回は前線を姫路に指揮を執ってもらう。」

 

 「が、頑張ります!」

 

 「よし、全員きっちり相手をぶちのめしてこい!出陣だ!」

 

 「「「「「「「おおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」」」

 

 

 

進ノ介SIDE

 

 「居たぞ、Bクラスだ!」

 

 ひい、ふう、みい……おいおい、ずいぶんなめられたもんだな。向こうは10人くらいしかいないじゃないか。渡り廊下まで俺たちFクラスは戦力のほとんどを連れてきたっていうのにな。全教科の召喚フィールドを張れる高橋先生を連れてるってことは様子見とこっちの戦力つぶしってとこだな。

 

 「生かして返すなー!」

 

 相当危ないセリフとともに数種類のフィールドが貼られあちこちで戦闘が始まる。まあ……

 

 「こっちのセリフだバカども!」

 

 

 

 BクラスモブvsFクラスモブ

 

 総合 1943vs764

 

 「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

 こうなるよな。最底辺のFクラスだからなこっちは3倍近い点差がある。文字どうり桁が違うな。

 

 「戦死者は補修!!!!!!!」

 

 「て、鉄人!」

 

 「さあFクラスのバカども、趣味は勉強、尊敬する人は二宮金次郎という模範的生徒に改善してやろう!」

 

 鉄人、それは洗脳じゃないのか?

 

 「さあ、んじゃこっちも……なあ、霧子。姫路はどこいった?」

 

 「あれ?さっきまでいたんですが……」

 

 どういうわけか一緒に出撃したはずの姫路が居なくなっている。

 

 「僕たち全力疾走できたからもしかして、途中でおいてきちゃったのかも……」

 

 「そういやあいつ運動音痴だったような……ああ!とにかく今は向こうの戦力を削るんだ!もう考えるのはやめた!サモン!」

 

 「「サモン!!」」

 

 俺達がそう叫ぶと魔法陣のようなものが現れその中から俺達をデフォルメしたような生物が現れた。これがオカルトと科学が融合して生まれた存在、試験召喚獣。召喚獣の装備は去年の成績をもとに作られるらしい。俺は警察官の服に武器は拳銃に警棒、霧子は婦人警官の服に拳銃が二丁、明久は……

 

 「なあ明久……」

 

 「……なに?」

 

 「俺の気のせいじゃなければお前の装備、木刀じゃないか?」

 

 「いったー!!!!前の戦争の時悲しそうな眼をしながら何も言わずにいた秀吉やムッツリーニ達と違って進ノ介は包み隠さずいったーーー!!!」

 

 「吉井さん、高校に入ってからまともに勉強し始めたのってそういえばついこないだでしたししょうがないですよ……」

 

 「そんな悲しそうな眼をしながら言わないでーーーーーー!!!!」

 

 よく考えれば久しぶりだな、明久とこんなふうなやり取りするの……

 

 「な、なんだこいつら!本当にFクラスか!?」

 

 「なんだあの点数!」

 

 敵さんがたが驚くのも無理はない、なぜならFクラスの平均は50点台、総合科目では500から600ってとこだからだ。だがこっちは……

 

 

 泊進ノ介 総合 3891

 

 詩島霧子 総合3947

 

 吉井明久 総合 1644

 

 その平均をはるかに超えているからだ。

 

 「さて、行きますか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふう、こんなもんだな。」

 

数分後、大勢の生徒を連れて行く西村先生を見ながら俺は一息ついた。

 

 「はぁ、はぁ、すいません、皆さん。私が遅れたせいで迷惑をかけて……」

 

 あれから少しして姫路も合流したあとこっちの残った戦力と一緒になんとか向こうの先行部隊を全滅させることができた。  

 

 「いいよ姫路さん、気にしないで。」

 

 「俺たちも途中で気づかなかったのが悪いしな。」

 

 「それにしてもすごいですね姫路さん、腕輪を持つほどの点数だなんて。」

 

 召喚獣は単教科400点以上の点数を、総合教科のフィールドでなら4000を越える点数をとった状態で召喚すると特殊能力を使うことが出来る腕輪を装備した状態で出てくる。俺も霧子も単教科なら腕輪をつかえるやつはあるけど流石に総合教科はきついな。平均400点以上を取らないといけないからな。確か姫路は4052点とかだったな。ちなみに腕輪の能力は人によって違い姫路の場合は熱線を腕から発射出来る。さっき倒したBクラス連中はだいたい160以上だったが

攻撃を受けたやつはみんな一撃でやられてたな。それほどの攻撃力がある以上デメリットはもちろんある。これも腕輪ごとに違うが使用するたびに点数を消費していくんだ。姫路は一度も攻撃を受けてないが結構腕輪を連続で使用したせいか500も点数を消費している。 

 

 「こっちの被害も大きいし、とりあえず一度教室にもどって補充試験を受けるか。 

 

 「そうですね、このあとの作戦も確認したいですし。」

 

 俺たちはひとまず教室にもどることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 「な、なんじゃこりゃ!?」

 

 教室に戻った俺達を待っていたのはボロボロになったちゃぶ台戸文房具たちであった。

 

 「ん、どうしたお前ら?」

 

 「雄二、お前どこ行ってたんだ?教室に待機してるはずじゃなかったのか?」

 

 新校舎側の廊下からきたのは待機してたはずの雄二や秀吉たちであった。

 

 「何かあったのかのう?……こ、これはいったい!?」

 

 秀吉もこの有り様に驚いているようだ。

 

 「まさか、これが狙いか?いや、それにしてはまわりくどすきる……」

 

 「???雄二、なんかあったの?わざわざ教室をはなれたってことは?」

 

 確かにそうだな、こいつが何の理由もなしに持ち場を離れるはずがない。

 

 「ああ、Bクラスの代表の根本からの提案でな、4時まで決着が着かないときはその状態から始めるってことで明日に持ち越すことになった。その間戦争にかかわることは一切禁止するっていう条件つきでな。その調停を結ぶためにきよ教室を離れていた。こっちとしてはかなり都合がいいしな。」

 

「根本?あいつが代表だったのか…」

 

 根本恭二、一年の頃から何かと悪い意味で噂になってる男だ。喧嘩に凶器は必ず使う、証拠は無いがカンニングまでしてるとの疑いが強いやつだ。しかも何かにつけて卑怯なことをする事でも有名だ。

 

 「…………」

 

 「泊さん?どうかしたんですか?」

 

 「あ、いや。何でもない。」

 

 卑怯で有名な根本がこっちに有利な調停を結ぶなんてな…どうも何か企みがあるとしか思えない。とはいえ、証拠が有るわけでもないしな。下手なことは言えない。

 

 「それにしても、酷い有様だね。」

 

 「ん?あぁ、そうだな。」

 

 とにかく今はこのことは置いておこう。まずこの状態を何とかしないとな。これじゃ補給がままならないからな。

 

 「しかし、派手に荒らしてくれやがって。あーあー、カバンまで中身ばらまかれてやがる。」

 

 「!!??」

 

 ガサガサ!

 

 俺がそういったとたん急に霧子が自分のカバンを調べ始めた。

 

 「おいどうした霧子?なんかなくなってたのか?」

 

 「い、いえ!大丈夫でした!」

 

 ……どうもようすがおかしいな。後で聞いてみるか。

 

 「…………雄二。」

 

 「おお、ムッツリーニ。どうした?」

 

 「てかお前今どっから現れた!?」

 

 「僕たまにムッツリーニが本物の忍者じゃないのかって思うよ……」

 

 「…………Cクラスが戦争の準備をしているらしい。」

 

 「なに?」

 

 「なるほど、Aクラスに挑むとは考えにくいし下のクラスに挑むとも思えない。恐らく……」

 

 「漁夫の利をねらってるってとこだな。」

 

 どっちがかつにしろお互いかなり疲弊してるはずだからな、このチャンスを狙わないはずはないな。

 

 「まあ、その件については後で何とかしよう。とにかく今日中にBクラスを教室に押し込むんだ!」

 

 「「「「おー!!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、Bクラスの生徒を何とか教室まで後退させることに成功できたところでタイムアップとなり翌日に持ち越しとなった。

 

 「さて、明久、進ノ介、詩島、ちょっと着いてきてくれ。Cクラスに不可侵条約を結びにいくぞ」

 

 「不可侵条約……ってなに?」

 

 「要はお互いに手を出さないってかんがえればいい。」

 

 しかし、不可侵条約か。なんか引っかかるな。

 

 疑念が頭をよぎる中俺達はCクラスに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「失礼するぞ」

 

………なんだ?Cクラスに入ったとたん妙な感じがした。……おかしい、Fクラスならともかくこのクラスの人数は明らかに多い。……まさか?

 

 「クラス代表はいるか?」

 

 「私が代表の小山友香だけど、なにかよう?」

 

 「ああ、今日は……」

 

 「挨拶にきたんだ!だろ、雄二?」

 

 俺の発言に他のメンバーは驚く。不可侵条約結びにきたのになにいってんだ状態だな。

 

 「おい、進ノ介、何を……」

 

 (奥の方を見てみろ、少し隠れてるけどあの頭……)

 

 (頭?……なるほど、そういうわけか。)

 

 

 視線の先にあったのは特徴的なキノコヘアー。間違いない、根本だ。 あの調停は戦争にかかわることは一切禁止ていう内容だったからな。条約違反だとか言って問答無用で襲おうとかいう魂胆だろう。恐らくあの代表さん、噂の根本の彼女だな。戦争の準備をしているっていう情報は本当だろうが根本に作戦を持ちかけられて受けた罠だったんだろう。そう考えたら辻褄があう。

 

 「ああ、ちょっと挨拶にきただけだ。Fクラス代表の坂本雄二だ、よろしく。」

 

 「……ええ、よろしく。」

 

 (どうしたのさ、雄二?)

 

 (ああ、実は……)

 

 雄二はさっき話したことを明久たちにも伝えた。

 

 (そうだったんだ……)

 

 (とにかく、今は戻るぞ。)「……じゃあな。失礼した。」

 

 何とか根本の罠をかいくぐったが……帰り際、一瞬見えた根本の顔が妙ににやついていたのが気になるな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 ベルトさんSIDE

 

 

 「しかしまずいな、こうなったらCクラスも敵だと思った方がいいな。」

 

 「ねえ雄二、何とかならないかな?」

 

 「作戦はあるっちゃあるが……とにかく今日は全員帰って明日に備えるんだ。」

 

 ……どうやらまずい状況のようだね。進ノ介や霧子の為にも何かできることはないだろうか……しょうがない、ダメもとで彼女にたのんでみるか。

 

 プルルルル  

 

 「……もしもし、どうしたんですかクリムさん?珍しいですね。」

 

 「やあ、……。君は確かAクラスだったね?実は頼みがあるのだが…」

 

 「頼みですか?」

 

 「ああ、実は………………」

 

 「そうですか……」

 

 「本来私が介入していいことではないのだが……頼めるかね?」

 

 「ええ、かまいませんよ。それに私個人としても彼らと全力で戦いたいですし。」

 

 「済まないな、ありがとう。」

 

 (それにどんな人物か実際に戦ってみたい人もいますし。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 下校中、トライドロン車内

 

 「……」

 

 「おい、どうしたんだよ霧子?ずっと元気ないけど……」

 

 「いえ……何でもありません。」

 

 …………教室が荒らされた後からどうも様子がおかしいな……教室にもシフトカーを一台待機させておいた方がいいなこれからは。

 

 「ほら、着いたぞ。」

 

 「……はい。」

 

 ガチャ

 

 「ただいま、おふくろ。」

 

 「……ただいま。」

 

 ぱたぱた

 

 「お帰り、進ノ介、霧子。今日も新学期早々遅い帰りね。」

 

 彼女は泊幽香。あまり似ていないが進ノ介のれっきとした実の母親だ。

 

 「ああ、今日も戦争があったからな。」

 

 「そういえば朝言ってたわね。ま、疲れてるだろうから早くご飯食べてゆっくり休みなさい。」

 

 「……私、今日は要らないです。」

 

 そういうと霧子はすぐ二階に上がって行ってしまった。

 

 「あ、霧子!」

 

 「ちょっと霧子!?……進ノ介、あんたあの子になにかしてないでしょうね?」

 

 「おい、この母親一直線でまず息子を疑ってきたぞ!?」

 

 「冗談よ。」

 

 「おふくろの冗談は冗談に聞こえねぇよ……」

 

 「進ノ介……あの子、ちゃんと守ってあげるのよ。」

 

 「わかってるよ。」

 

 それにしても霧子、いったい何があったんだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お父さん、お母さん……」

 

 彼女は自分と弟と両親が最後に取った写真を抱きながら涙を流していた……両親とのつながりでもあるあるものをなくしてしまった悲しみとともに……




文字数にムラがありすぎるな……さて、途中で出てきた女生徒、いったい何者なのか?答え合わせは清涼祭で!(Aクラス戦で他数名のキャラとともに出ることは出ます。)

そういえばあんまり関係ないですが通勤で良く通ってる道路の上の方にある電光掲示板になんとドライブの決め台詞が出てましたね、安全運転しようみたいなノリで。まあ1月いっぱいで終わりましたが。

では、次回Bクラス戦決着です!
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