バカとドライブとしゃべるベルト   作:3ドロン

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毎日仕事場と家を朝早くと夜遅くで往復……休憩とねるまえにちょこちょこ書いてやっとこさ……ではどうぞ。


第七話「彼女が大切にしている物とは?」

進ノ介SIDE

 

 あれから結局霧子は部屋から出てくることなく次の日を迎えてしまった。事情も何も話さないままな。

 

 「…………」

 

 「おい霧子、いつまでそうやって黙ってるつもりなんだよ?」

 

 「…………」

 

 「俺じゃ頼りにならないのか?」

 

 「…………解らないんです。」

 

 「……」

 

 「自分でもどうすればいいのか……」

 

 こいつはいつもそうだった。他人が困ってるときはすぐにでもちょっかい出しに行くのにいざ自分の時はからの中に閉じこもりやがる。それでどれだけ心配させたか……いや、ついこないだまで腐抜けてたおれが言えることじゃないな。

 

 「迷惑をかけたくないとも……助けて欲しいとも思ってる……どうしたらいいか……」

 

 「だったら、今は自分で悩む時じゃないのか?お前が出した答えなら間違いはないはずだ。もしそれで助けて欲しいと思ったなら、いつでも俺を頼れよ?」

 

 「……はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦争再開、30分前Fクラス教室

 

「さて、昨日の一件でCクラスも敵になった。そこで奴らが標的を俺たちではなく……」

 

 シュタ

 

 「…………重要伝達事項。」

 

 お前は本当にどこからでもあらわれるな。

 

 「…………AクラスがCクラスに試召戦争を仕掛けたようだ。」

 

 「なんだと!?」

 

 「は!?それってどういうことだムッツリーニ!?」

 

 「え、なんかおかしいの?僕らにとっては都合がいいんじゃないの?」

 

 確かに俺たちとしてはかなり統合がいい。だが……

 

 「アキ、あんた前坂本が話したこと覚えてないの?」

 

 「上位クラスは勝ってもあまりメリットがないんですよ、吉井君。」

 

 「……あ、そうか。上位クラスは勝っても下位クラスと設備交換なんてするはずないし、しなくてもただ相手の設備が悪くなるだけだもんね。」

 

 「あんた坂本の話聞いてたの?」

 

 「あはは、ありがとう美波。姫路さん。」

 

 あれ、明久と島田のやついつの間に名前で呼び合うようになったんだ?っとそれは今は置いといて……

 

 「なあ雄二、Aクラスの狙いが何かわかるか?」

 

 「いや、さっぱりだ。だがとにかく俺達としては絶好のチャンスだ。これでBクラスとの戦いに集中出来るからな。」

 

 雄二でもわかんないか。まあしょうがない。Aクラスの目的が何かはわからないが今はBクラス戦に勝たないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Bクラス教室前

 

 

 ……霧子のやつ本当になにがあったんだ?戦争が再開してから最初はちゃんと戦ってたのに……

 

 「……」

 

 動こうとしたらまた静止して…今は秀吉や姫路たちのおかげで何とか保っているが。そういえば……必ずどこかをみてから動きがとまっていたな。

 

 「……!?」

 

 まただ!よし、その視線を追って………………

 

 「くくくっ」

 

 そこにはゲスな笑い顔を浮かべている根本がいた。その手に持っているのは……指輪だった。

 

 「………」

 

 なるほど、そういうわけか。

 

 「霧子、調子悪いなら別室で他の奴らと補充試験受けておいてくれ。」

 

 「え、でも…」

 

 「いいから、早く行ってこい。」

 

 「分かりました……」

 

 ……よし。

 

 「済まないみんな、俺はちょっと雄二にはなさなきゃならないことがあるからいったん教室にもどる。」

 

 「まかせろ!Bクラスめ、昨日教室を荒らしやがって。よくもよくも……」

 

 「「「俺たちの聖典をーーーー!!!!」」」

 

 その聖典がなにかは聞かないでおこう。

 

 「進ノ介、僕も行くよ。」

 

 「明久?」

 

 「何かあったんでしょ?僕に出来ることなら、力かすよ。」

 

 「……どうしてわかった?」

 

 「見ればわかるよ。今の進ノ介、ギア入ってるみたいだしさ。」

 

 「ああ、そうだな。脳細胞が……」

 

 キュッ!

 

 「トップギアだぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Fクラス教室

 

 

 「なに?詩島を前線からはずした?」

 

 「ああ、今の状態でまともに戦えそうに無かったからな。」

 

 「……そうか。で、本題は他にあるんだろ?」

 

 霧子の様子がおかしかったことには雄二もきづいていたみたいだな。勝手な事をしたことについては特に何もおとがめなしみたいだな。

 

 「ああ、ムッツリーニがやるはずの役目を俺に任せてほしい。」

 

 「………ああ。ただし、絶対に成功させろよ。それと明久、お前は近衛部隊を引きつけるんだ。方法はお前にまかせる。」

 

 「……分かった!」  

 

 「よし、なら俺も前線にでるか。と、その前に……ムッツリーニ!」

 

 「…………なんだ?」

 

 お前本当に突然現れるよな……

 

 「Dクラスに例の作戦の指示を出してきてくれ。」

 

 「…………了解。」

 

 「よし、じゃあいくぞおまえ等!」

 

 「「おう!」

 

 さて、覚悟しろよ根本!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 明久SIDE

 

 「あの、二人とも。本当にここでやるんですか?」

 

 「もちろんです。」

 

 「このバカとは一度決着をつけなきゃいけないんです。」

 

 僕は作戦を達成するためにDクラスに来ていた。その理由は……

 

 「でもどうしてDクラスで召喚獣バトルを……」

 

 ここで美波と戦う事だ。

 

 「こいつの召喚獣は物理干渉持ってますからFクラスじゃ持たないんですよ。」

 

 「……わかりました。お互いを知るための喧嘩も重要ですしね。」

 

 「「サモン!!」」

 

 「くらえ!」

 

 ドォン!

 

 僕の攻撃はあっさりと美波はよけ壁に命中していく。

 

 ズゥゥン!

 

 ドォォン!

 

 「ほらほら、どうしたのアキ!」

 

 フィードバックのせいで痛みがあるけど……今はそんなことは言ってられない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Bクラス教室

 

 「ったくなんなんだ!さっきからどんどんうるさいし妙に暑い。エアコン効いてんのか!?おい、窓開けとけよ!」

 

 「ちっ!こいつ代表だからって王様気取りかよ…」

 

 「それにいつまで教室の前で陣取ってるつもりだ?負け組代表の坂本君よぉ!」

 

 「負け組代表?それはお前のことじゃないのか?(そろそろだな……)」

 

 「減らず口叩きやがって。お前らのとこの高得点者二人もいないみたいじゃないか。俺たちが勝つに決まってんだろ?」

 

 ズウウウウン!

 

 「……よし、一旦態勢を立て直すぞ!」

 

 「そうはいくか!全員生きて返すな!」

 

 「だぁぁぁぁぁしゃっああああああ!!!!」

 

 ドガァァァァァァン!

 

 いくらなんでも僕が早々何発も攻撃を外すなんてまずない。この一年何度も召喚してきたんだ。そう、さいしょっから壁をぶっ壊すことが目的だったんだ!

 

 「な!?いったいどんな神経してんだ!壁ぶち壊すとか!」

 

 「……すまん明久、俺もそこまでやるとは思ってなかった。」

 

 雄二にまで言われるとは思ってなかった。

 

 「先生!Fクラス島田が……」

 

 「Bクラス近衛部隊が受けます!」

 

 「お前らの相手は俺たちだ!」

 

 美波が召喚獣バトルを仕掛けようとした瞬間Dクラスで待機して同時に突入した他数名のFクラスメンバーとともに僕たちは近衛部隊に囲まれてしまった。

 

 「残念だったな!お前らの奇襲は失敗だ!」

 

 確かに僕たちはもう根本君まではたどり着けないだろう。根本君を囲んでいた近衛部隊がすべてこっちに来ている以上このメンツではまず突破は不可能。せいぜい時間稼ぎが精いっぱい。だけど……

 

 「失敗?違うな、根本。お前の負けだ。」

 

 「は?何を言っている坂本?」

 

 目的は達した。前の戦争で雄二はDクラスに設備交換しない代わりにあるものを破壊して欲しいといった。それはBクラスの室外機。そのせいか今は窓がすべて全開。

 

 ザッ

 

 基本的に教師は自分の科目しかフィールドを貼れない。二人の例外を除いて。一人は学年主任の高橋先生。そしてもう一人は……

 

 「よう根本。」

 

 「な!?」

 

 「西村先生!」

 

 「物理フィールド展開!」

 

 驚異的な運動能力を兼ね備えた西村先生こと鉄人!

 

 

 

 

 

 進ノ介SIDE

 

 「泊!?お前いったいどこから!」

 

 「ん?まだわかんねーのか?俺の後ろにあるものなーんだ?」

 

 「後ろ?……ま、まさか!?」

 

 そう、俺はさっき開けられた窓から西村先生と突撃したってわけだ!前のDクラス戦はこの作戦の文字どうりかなめだったってわけだ。エアコンが使えなきゃ窓を開けるしかない。出入り口をふさぎ近衛部隊を排除すれば根本は無防備ってわけだ。そこで窓からとつにゅうすれば……

 

 「これで一対一の勝負だ。さあて根本……」

 

 「く!」

 

 「ひとっ走り付き合えよ!」

 

 「くそ!サモン!」

 

 「サモン!」

 

 泊進ノ介 物理 691

 

 根本恭二 物理 189

 

 「はぁ!!!!???」

 

 「一気に決める!」

 

 パァンパァンパァン!

 

 ドカ!

 

 これだけの点数差で連続攻撃だ。ま、

 

 根本恭二 DEAD

 

 耐えれるわけないな。

 

 「ばかな……この俺がこんな……」

 

 「……」

 

 本当なら一発殴ってやりたいところだが……まあ勘弁してやる。

 

 「さて、負け組代表さんよ。戦後対談といこうじゃねえか。」

 

 「ち……」

 

 雄二もこいつのことは気に入らないって前に話してたから何かあるはずだしな。

 

 「設備交換の事だが、お前らがある条件をのむなら免除してやらんでもない。」

 

 「……条件は?」

 

 「お前がこれをきてAクラスに戦争の準備が出来てるというんだ。」

 

 気のせいだろうか?雄二が取り出したのは女子の制服じゃないのか?

 

 「雄二、それ何処から持ってきたの?」

 

 気のせいじゃなかったみたいだ。

 

 「企業秘密だ。」

 

 どうせムッツリーニだな。

 

 「ふ、ふざけるな!どうして俺が……」

 

 「「「「Bクラス全員で実行させる!!!!」」」」

 

 「な!?」

 

 こいつへの信頼というものはどうやらゼロらしい。

 

 「く、はなせへんた(ドゴ!)ぐふぅ!」

 

 「取り敢えず気絶させました!」

 

 「お、おうすまない……」

 

 「じゃあ、私が着付けするね。」

 

 Bクラスの女子が着替えさせてくれるらしい。

 

 「あ、じゃあせっかくだからかわいくしてあげてよ。」

 

 「無理。土台が腐ってるからね。」

 

 ((ひどい言われようだ。))

 

 まあこいつはもともと評判悪いから当然か。

 

 「さて……」

 

 俺は着替えさせらて放置された根本の制服をあさった。

 

 「……よし、無事だな。」

 

 ズボンのポケットから指輪を見つけた俺はそのまま教室に向かった。

 

 「あ……うーん、僕が居ても意味ないし……様子見にいくか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Fクラス教室

 

 

 「よ、霧子。」

 

 「あ、泊さん……そ、それ!」

 

 教室に戻っていた霧子に俺は指輪を渡した。

 

 「もうなくすなよ?」

 

 「……はい。」

 

 「そっか、それのために……」

 

 「ん?明久。」

 

 後ろを見ると明久も戻ってきていた。

 

 「進ノ介、他の人が居たら確実に誤解されてると思うよ?」

 

 「そうですよ泊さん!吉井さんは事情を知ってるからいいですが……」

 

 「まあそうだな……」

 

 特にFFF団の連中だと特にやばいしな……

 

 「詩島さん、形見だから近くに置いときたいのはわかるけどまたこんなことがあるといけないから家に置いておいたら?」

 

 「……そうですね。結局皆さんに迷惑かけた訳ですし。」

 

 しょうがない。この結婚指輪は霧子のおふくろさんの形見なわけだしな。

 

 「そういえば進ノ介。」

 

 「なんだ、明久?」

 

 「ずっと聞きそびれてたけど春休みになにかあったの?」

 

 こいつはたまに鋭いんだよな。

 

 「……まあな。」

 

 「そっか。あれ以来あんまり元気なかったのに今日はあのセリフを久々に聞いたしね。」

 

 「……そうだったな。」

 

 「まあなんにせよよかったよ!あ、じゃあぼくはこれで!」

 

 そのまま帰っちまった……なんかにやついてたけど……気でも使ったつもりかあの朴念人は?

 

 「なら俺らも帰るか?」

 

 「……泊さん!」

 

 「ん?」

 

 「……ありがとうございます。」

 

 「いいって、気にすんな。」

 

 「私が無くしたって聞いたらあの子怒ってたかもしれませんね……」

 

 「そんなわけないだろ?あいつのことだし。」

 

 「……そうですね。」

 

 あいつ。霧子の弟で親父さんがつけていたほうの指輪をそいつは持っていたな。

 

 「そういえばいよいよだな。」

 

 「はい……次でどう転んでもひとまず終わり……ですね。」

 

 「ああ。まあ簡単にはいかないだろうな。」

 

 Aクラス戦。ここまで来たんだ。

 

 「絶対勝つ!」

 

 「はい!」

 

 エンジン全開で行くぜ!




さあ、次回はいよいよAクラス戦。ちなみにあいつとは言わずもがな彼のことです。今度は一週間で上げたいな……
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