魔法少女の世界に転☆生します。   作:洗濯機

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第19話~企むグラム~

翌日、俺は早朝からフェイトと模擬戦をするために異空間へ向かった。

 

三戦した内の二戦は俺の勝ち。残り一戦は引き分け。ファンネルの収束砲がフェイトに直撃、フェイトのフォトンランサーが油断していた俺に大量に当たり、どちらも同時に撃墜、と言う事で引き分けとなった。

 

「やっぱ……宗介は強いね……」

 

フェイトは撃墜されてから動けないのかそのままの体勢で俺に話しかけている。

 

「フェイトちゃんもウチに来た時よりかなり強くなってるよ……」

 

かくいう俺もフェイトと同様にそのままの体勢で言う。はい起きあがれません。

 

つか、なんでこんなに強いんだよ……。本編まであと一年あるんだぞ?

 

しかもこれをちょっとの期間でフルボッコにするなのはって何者だ?……魔……アッブネーッ!!あとちょっとであの言ってはいけない言葉を考えるとこだった……。

 

<サー、大丈夫ですか?>

 

()()()()な状態のバルディッシュが言う。そう言えば何で外国語喋ってるはずなのに俺達内容が分かるんだ?まあいいや。そこはご都合主義って事だな。

 

「大…丈夫、じゃないかも……きゅぅ」

 

フェイトはダウンしたようだ。まあ時間進行は遅延にしてあるから少し休んで戻ろう。

 

「全く、マスターは模擬戦で少しフェイトちゃんに容赦が無さ過ぎますよ?」

 

アウトフレームしたグラムが近づいてきていきなり俺に怒る。

 

「そうか?そんなでもないと思うんだが……」

 

「GNソードⅤと私の二刀流で襲いかかり、しかもバルディッシュを半壊させてるんですよ!?そんなでもない訳ないじゃないですか!」

 

……それは悪いと思ってます。

 

「……バルディッシュ、ごめん……」

 

<お気になさらず。いつもの事ではありませんか>

 

バルディッシュはフォローのつもりだったのだろうが、俺はいつも友達の相棒を半壊させている、という事実に罪悪感を覚える。

 

グラムは怪訝そうに眉を歪め、バルディッシュに問う。

 

「それにしてもバルディッシュ、先ほどから思っていたのですが…あなた…デバイスとしての耐久力が低くありませんか?」

 

グラムが尋ねると、間髪入れずにバルディッシュが答える。

 

<自分はデバイスとしてはまだ未完成なままサーと飛ばされてきたので色々足りないデータやパーツが多いのです>

 

バルディッシュはまだこの時点では完成してなかったのか。

 

「じゃあ後でメディカルチェックと足りないデータとパーツを照合して私が追加してあげます。流石に耐久力が低すぎるとその内インテリジェントとしての人格すら壊しかねませんからね」

 

<ありがとう、グラム>

 

「ええ、同じデバイスですからこれぐらいは。とりあえず気をつけて下さいね?マスターの能力は準チートなんですから」

 

うん、準だからチートよりマシなハズだ。

 

「…分かった。じゃあもうちょいしたら戻ろうか?」

 

何せ動けないのだから。

 

「何故すぐじゃな……さてはマスター、動けないんですね?」

 

グラムは俺の今の状態を理解したのかニヤニヤし始めた。これは嫌な予感しかしないなぁ。

 

「ではでは…くすぐってみますかね……」

 

文字通り、グラムの魔の手が忍び寄る。

 

俺は即座に絶対守護領域を展開。グラムのワキワキさせていた指を弾き返す。

 

「痛いじゃないですか!何なんですか!ちょっとぐらいイタズラしたって良いじゃないですか!」

 

(グラムはこういう所が信用を損なうと思うのは自分だけだろうか)

 

涙目で訴えるグラム。良い訳がないだろう。俺は無言でGNビットを展開。

 

「グラム、次近づいたら容赦なく撃つ」

 

「ちぇっ…もう良いです!フェイトちゃんの気絶顔でも見てニヤニヤしますから!」

 

何その悪質な遊び。…俺も混ぜて欲しいところだが、動けない。

 

やっぱ連続で3回模擬戦はダメだな。疲労が半端じゃない。

 

10分程すると、体が動くようになってきたので、

元の世界に戻る事にした。

 

因みにフェイトは動けないままだったので、さらに30分程経過してから戻った。

 

時刻は現在6時半。因みに翠屋に行くのは7時だったのだが昨日なのはから連絡があって、8時半に来て欲しいとの事。

 

「さて、8時まで何しようかねぇ」

 

独り言が聞こえていたようで、フェイトが不思議そうに俺に尋ねる。

 

「え?宗介…今日もどこか行くの?」

 

……あれ?グラムにしか言ってなかったっけ?

 

「うん。友達の両親がやってるお店のお手伝いに行くんだ」

 

フェイトは寂しそうな顔をした後、

 

「そ、そうなんだ……(今日は一日ゆっくりお話できると思ってたのになぁ…残念だよ……)」

 

「ま、まあ帰りにケーキ沢山くれるって話だから帰ってきたらみんなで食べよ?」

 

「…うん」

 

ケーキでも元の明るい表情には戻らなかった。

 

「あ、フェイトちゃん、今日はどこかにお買い物に行きませんか?」

 

グラムは風呂から上がったばかりで、髪が少し濡れている。とりあえずその胸元開きすぎの服止めろ。前も言ったのに『胸元を露出してバカな男の目を欺くのです!』とか自信満々に言ってたな。もうどうでもいいや。

 

「え?どこか行くの?」

 

グラムはタオルで髪をわしゃわしゃしながら、

 

「えぇ、海鳴市のゲームショップ全てです。あと服も買い漁りに行きます。フェイトちゃんの好きなものいっぱいかってあげますよ~?どうですか~?」

 

おい、なんだその物で釣ってますハイって感じの誘惑。あと全てって何だよ。一日で回りきれんだろ。

 

「え…そんな……買って貰うばかりなんて悪いし……」

 

戸惑うフェイト。グラムは笑いながら、

 

「そうですか…… ! じゃあ…私がフェイトちゃんを買い物に付き添わせてそのお礼にフェイトちゃんの欲しい物を買う。それなら買って貰うばかりじゃないですよね?」

 

ちょっと考えたなグラム。

 

「そ、そうだね……」

 

苦笑するフェイト。俺も思わず笑ってしまい、

 

「そういえば、マスターは欲しいゲームとか無いんですか?」

 

「あ~、BOAかGODでいいよ」

 

俺は冗談で返す。

 

「ありますよ。後で買ってきますね」

 

え?何?普通に売ってんの?何なのこの世界?

 

「あるのか……。んじゃ後は面白そうなのを適当に頼むわ」

 

「了解♪」

 

グラムは笑顔で返すのだった。

 

ホント、何でBOAとGOD売ってるんだ……。

 

「宗介、宗介!」

 

いつの間にやらフェイトが片手にPSPを持って俺を呼んでいる。

 

「何?フェイトちゃん?」

 

「モン○ンやろっ♪」

 

……よく考えたら年齢制限ダメなゲームだよな。誰だ与えた奴。

 

はい、俺です本当にすみませんでした。

 

「いいよ~。何狩る?」

 

「あ、私も混ぜて下さい!今取りに……」

 

「もう持ってきてるよ、グラムさんのも宗介のも!」

 

何この子。てか俺のPSPはロックかけて机の中に入れてあったはずだ。

 

…いつの間に俺の机のロック外すようなピッキングマスターになってんの?

 

「そうですか、ありがとうフェイトちゃん」

 

グラムは相変わらずシスコンの如くフェイトの頭を撫でる。

 

「えへへ~」

 

嬉しそうに顔を少し赤くするフェイト。

 

…………よし、可愛いから許す。

 

「さぁ、マスターの邪魔をしつつ狩りますか……散弾に拡散弾に……フフフ……」

 

コイツ……。なら俺もガンナーで行くか。

 

「私やっとハンマー使えるようになったんだよ!…スラッシュ○ックスで行くけどね……」

 

何故かフェイトのスラアクの武器名がバルディッシュなのは気のせいだ。そんな武器は無いハズだ。

 

「(マスター、何故かリリなのとコラボしてるのであるんですよ、この武器。あと、レイジングハートとシュベルトクロイツもあります……)」

 

「(マジかよ……)」

 

俺はびっくりどころか冷や汗をかいていた。下手するとネタバレの宝庫になりかねん(いやもうなってる気がする)からな。

 

「あれ?二人ともどうしたの?」

 

「「いえいえ何でもございません!さあて何狩ろうかなぁ(狩りましょうかねぇ)!」」

 

「? 変なの……」

 

フェイトが苦笑いでこちらを見ていた。するとグラムが焦るように、

 

「あ、紅玉足りないんで空の王者(笑)行きませんか?」

 

(笑)は酷すぎるだろ。事実だけどね。

 

「わかった」

 

「装備調えたらすぐ行くね~」

 

俺とフェイトはすぐに準備に取りかかった。グラムは最初から用意していたのか浴場でクエストを貼って待ちかまえている。

 

二分ほどで用意を完了し、俺達は孤島のレウ○さんの元へ向かった。

 

 

8分後……。

 

グラムに邪魔されること無く圧勝した。

 

てかフェイトってこんなに強かったっけ?ノーダメだったように見えたんだけど?

 

「ふぅ……スラッシュアック○も結構使えるんだよ」

 

INNOCENTのアリシアの如く手を腰にあてて胸を張って言うフェイト。何か性格変わってませんか?

 

「上手いねぇ……グラム、紅玉取れたか?」

 

「ええ、お陰様で」

 

グラムは一発で手に入れたようだ。物欲センサーが反応してない…だと……。

 

因みに現在7時。

 

「ところでさ、二人とも……」

 

「「何ですか?(何かな?)」」

 

「二人とも、お腹空いてないの?」

 

そう、朝ご飯食べずに模擬戦していたのだ。既に空腹でもおかしくないのだが二人とも何も言わなかったのだ。

 

直後、二人から腹の音が聞こえてきた。

 

「「今空きました(空いた)!!」」

 

なんつータイミングだよ……。

 

「じゃあ作るか~」

 

「「ステーキ食べたい!」」

 

おおう、何たるシンクロ。てか朝からステーキって重くない?

 

「「重くない!!」」

 

重くないんですかそうですか……。

 

「じゃあステーキにしますよはいはい」

 

「「やったー!」」

 

はぁ、個人的にはグレイビーソースって作るの好きだから良いけどさ。肉関係無いな。

 

俺は普通にトーストにしよう。朝からステーキとか仕事に支障が出る。

 

「さっさと焼くから食器とか用意しといてね?」

 

「うん!」

 

フェイトは元気にお返事。

 

「あれ?グラム?」

 

何故かグラムが居ない……?

 

「グラムさんなら、『どうせ手伝わされるので二階行ってますね♪』って……」

 

「……」

 

あいつ、こういう時は勘付くの早いな。

 

「じゃ、じゃあ私、食器並べとくね?」

 

「…うん、よろしくね」

 

あいつの分の肉、フェイトの方に多めに回しておいてやる……。

 

ハタラカザルモノクウベカラズ。

 

 

15分後……。

 

「でっきたああああああ!」

 

「わーい!」

 

すると、突然食卓の横に黒い魔法陣が現れ、

 

「出来上がりましたかー?」

 

転移魔法を使ったのかグラムが現れた。転移魔法の無駄遣いもいいとこだなオイ。

 

「デキアガリマシタヨー、ハイ、コレぐらむノブン」

 

「やっ……た…ー……?」

 

ことっ、とグラムの前に俺によって置かれたのは、薄くスライスされたステーキ(かどうかすら怪しい)一枚。

 

「はい。これはフェイトちゃんの分ね♪」

 

対照的に、フェイトの前に置かれたのは一枚の分厚いステーキと、その上に乗せられたちょっと薄く、片面が妙に平になっているステーキの二枚だった。

 

「わぁ!こんなにいっぱい食べて良いの!?」

 

フェイトに満面の笑みと期待の瞳で見つめられる。こんなに期待した顔してるのに返せなんて言えないよなぁ。ざまぁグラム。

 

「うん♪フェ()()()ちゃ()()はちゃんと手伝ってくれたからご褒美ね♪好きなだけ食べてね♪」

 

「うん!!」

 

元気な返事を俺に返し、いただきます、と同時にパクパク食べ始める。

 

「わ、わ、私のステーキが…………(はむっ)」

 

グラムは一口でその薄いステーキ(?)を頬張る。

 

俺はグラムの肩に手を置き、一言。

 

「働かざる者、食うべからずだよグラム君」

 

グラムが真っ白な灰になった。

 

……まあ、ホントは今焼いているのだが、ちょっと懲らしめてやる事にしよう。

 

すると、グラムがカタカタと震え、何かぶつぶつと、

 

「拝啓、神様へ。

  先立つ不幸をお許し下さい。この度私、グラムはマスターである黒野宗介による、差別という過大な嫌がらせに耐えきれませんでした…………」

 

独り言を言ったあとついには何か遺書を書き始めた。

 

あ、そろそろ焼き上がるな。グラムのステーキ。

 

「というわけですのでふぇいとちゃん、きょうまでありがとうございました。あのよでまたあいましょうね」

 

「うまうま♪♪ふふふ♪♪」

 

酷い事にフェイトには全く聞こえてないようだ。ああもう。口の周りにソースが……

 

「フェイトちゃん。口の周りにソース付いてるよ。こっち向いて……」

 

「…んぅー?(ふきふき) !!」

 

ハンカチでフェイトの口周りに付いたソースを拭き取る。まあ肉が大きいし、フェイトの小さい口だったら口の周りがソースだらけになるのも頷ける。

 

「これでよし、と」

 

「あ、ああ、あ、ああありがとうしゅしゅしゅ宗介…………(い、今のなんか夫婦っぽかった!もう一回したい!…で、でも汚らしい食べ方して宗介に幻滅されたくないし……)」

 

顔を真っ赤にして俯くフェイト。何これ可愛すぎる。お持ち帰r……あ、もうお持ち帰り状態か。

 

一応言っておく。襲いません。

 

さて、フェイトにすら気付かれなかった為かどよーんとして体育座りしているグラムにステーキでも見せてやるか。

 

俺はオーブンから取り出して皿に乗せたステーキにグレイビーソースをちゃっちゃとかける。そしてグラムの横に持っていく。

 

「!!!!(ぴくっ)」

 

臭いで即刻こちらに向くグラム。

 

「ほ~れほれ、ステーキだぞー」

 

グラムは目を点にして、まるで動物のようにステーキの乗った皿を凝視する。

 

「よーしよしよし、ほれ、お座り」

 

俺はグラムの席をぽんぽん叩き、ステーキを机に置く。

 

「!!」

 

俺の加速顔負けのスピードで席に着くグラム。俺の加速涙目だぞ?

 

「待てだぞ、待て」

 

「…………」

 

ちょっと面白い。

 

「待て」

 

「……」

 

「待て」

 

「…」

 

「待てだぞ?」

 

「いっただきまーす!」

 

我慢出来なかったようです。何だかなぁ。

 

「もぐもぐもぐもぐもぐ…………」

 

まあいいか。充分に懲らしめた+美味しそうに食べてくれてるし。そういえばグラムってバクバク食べてる印象しか無くて、どんな表情で食べてるかとか考えたこともなかったな……。

 

…母さん、昔言ってた『自分の作った物を美味しそうに食べてくれるとめちゃくちゃ嬉しいのよ』ってのが今よく分かったよ。

 

フェイトもそうだけど、二人が本当に美味しそうに食べてくれてるのを見ると、凄く嬉しい。何ていうか……作り甲斐がある、という感じだろうか。

 

「「宗介(マスター)、おかわり!!」」

 

…全く。人が折角良いこと考えてたのに……まあいいか。

 

「はいよ。二人共大盛り?」

 

「「おふこーす!!」」

 

さいですか、と俺は茶碗いっぱいに白米を盛る。

 

やっぱり楽しい、と俺はまた笑顔になる。

 

しかし……。

 

 

2分後……。

 

「「おかわり!!」」

 

「はいはい」

 

 

1分30秒後……。

 

「「おかわり!!」」

 

「はい」

 

 

1分後……。

 

「「おかわり!!」」

 

「……」

 

 

30秒後……。

 

「「おかわり!!」」

 

「どんだけ食うんだお前ら!!!」

 

俺のさっきの笑顔を返せ!

 

「だ、だって美味しいしご飯足りないんだもん……」

 

「私がこの程度の量で足りると……あ、ごめんなさいウスターソースそのままステーキにかけないでキャアアアアアア!!」

 

俺は非情にもグラムのステーキに素敵にかけてあるグレイビーソースの上にウスターソースをぶっかける。

 

「シクシクシクシク…………私のステーキが……素敵な素敵な私のステーキがぁ…………」

 

グラムがうなだれる。寒いからおやじギャグ止めろ。グラムは泣きながらステーキを口に放り込む。

 

「(ぱく)……うぅ……あ、以外に美味しい」

 

美味しかったようだ。チッ……。

 

「一応言っておく、二人とも、次の二人のどちらか一杯で釜は空になる」

 

「「!!」」

 

二人は戦慄する。

 

「……仕方ないね…二人で半分こにしよう、グラムさん?」

 

「そうですねー」

 

二人の瞳から光が消えた。どんだけ食いしん坊なんだよ。

 

「「はぁ……」」

 

流石に炊飯ジャーは一つしか無いから予め無理するのは無理な話である。

 

……サト○のごはんとかパパっ○ライスならあるけど。

 

「マスター、そう言えばアレありませんでした?サ○ウのごはんとパパっとラ○ス」

 

気付きやがったか……。

 

「はいはいありますよ、さっさとチンすれば良いんでしょチンすれば!」

 

「そうですよー」

 

くっ…まさか一瞬で状況を打破するとは……。

 

俺は蓋を開け、レンジに押し込み、説明通りに暖め時間を設定する。

 

よし、もうチンするタイプのごはんは買い置きしないでおこう。うん解決。

 

「大丈夫ですよ、今日買っておきますから」

 

「チキショー!!」

 

さらに打破された。何なの?本当。

 

「ありがとう宗介♪」

 

何かしらんが許す。フェイトの笑顔で十分に報われた気がする。

 

「ロリコンロリコンwktk」

 

何だコイツ。

 

「後でとっても親切な人達に病院連れていってもらうか……」

 

「ちょ!それただのヤク○ですよ!病院って内蔵持ってかれるじゃないですかぁ!どっかの不幸な綾崎君じゃないんですからとっても親切な人達なんか呼ばなくて良いですから!」

 

「そうですかー、チッ」

 

「今本人に聞こえるように舌打ちしましたよねえ!?何なんですかホント!私ばかり酷い扱いして!マスターはもうちょっと私を敬うべきです!」

 

よし、無視でOK。

 

「…フェイトちゃん、美味しい?」(にこり

 

俺はフェイトの隣に座り、フェイトに問いかける。

 

「うん、美味しいよ!」

 

「よかった」

 

俺は何となく手をのばしてフェイトの頭を撫でる…ハッ!?つ、ついつい……。

 

「! …♪♪」

 

何かご機嫌だからしばらく撫でてる事にした。グラムが異常なまでに撫で続ける理由が分かる。髪が凄くサラサラしていて飽きない撫で心地がヒャッハー(?)

 

「う、ううううううう!!!リア充なんて爆発すればいいんですぅぅぅぅぅぅぅううううう!!!!」

 

俺もそう思うんだが突然グラムが壊れた。あれだけあったステーキを一瞬で頬張り、冷蔵庫に入っていた1リットル牛乳を一瞬で飲み干す。

 

おい、それフェイトの牛乳だぞ。瓶の蓋にフェ、って書いてあるだろうが。

 

「ぷっはああああああああ!!もーいいです!マスターに18禁のエロゲ買ってきてなのはちゃん達に晒してやりますーーーー!!!」

 

はい!?

 

「おい止めろ!!なに考えてんだこの駄デバイス!?」

 

「誰だ駄バイスですか!マスターもあの女達と同じ事を言うんですね!キィーッ!!」

 

デが抜けてる!しかも何か語調がいい感じ!?つかあの女って誰!?

 

あー収拾つかないな。…あ、アレがあるじゃないか。

 

俺は一応保存しておいた(消臭とかはバッチリ)美由希さん特製の平気を取り出し、グラムの口に押し込む。

 

「もういいからこれでも食ってろ」

 

「!? …………(バタッ)」

 

グラムを倒した!宗介は500の経験値を手に入れた!

 

宗助のレベルが上がった!

 

「上がっても仕方ないわああああ!!」

 

「?(もぐもぐもぐ)」

 

フェイトはこちらを見ながら笑顔でステーキを頬張っている。可愛いのぅ。

 

「さて、グラムの片づけは……と」

 

「あ、私がやっとくよ?」

 

フェイトが手を上げる。よし頼んどこう。

 

「じゃあお願い。俺は今から店の手伝いの用意するから」

 

「任せて♪」

 

俺は二階に向かう。まあ用意っていってもエプロンと財布と持つだけだが。

 

俺は早々に用意を済ませ、一階に戻る。すると、早くもグラムが復活してフェイトに抱きついていた。フェイトは気にせずにステーキを未だに食べ続けている。そういえば俺の朝ご飯まだ作ってないな。

 

俺はさっさと食パンをトースターに押し込み、3分に設定。焼き始めた。

 

食卓にマーガリンとジャムを出していると、何やらグラムが暗い瞳をして独り言を言っているように見えた。

 

「……マスターめ、後で地獄を見せてあげます…フフフ……翠屋に直行です……原作フラグ全部断ち切ってやります……」

 

「何か言った?グラム」

 

「いいえ何でも?気のせいではありませんか?」

 

すっと元の表情に戻る駄バイス。

 

…何だ?何かすごいイヤな予感が…。

 

 




アホじゃないのかと言う位更新が空いてしまい本当に申し訳ありません。
字数減らせばもっと早く投稿できたんです!(言い訳)

もう次からはさっさと投稿できるように字数減らします。(自暴自棄)
大体5000目処でしょうか?
7000~とかほざいて本当に申し訳ないです。
では次回またお会いしましょう。
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