俺の家に、三人娘、はやてが揃い、はや3分……。
俺は、家のリビングに入った瞬間、驚愕した。
三人娘が、何やらグラムに話しかけているが、グラムが一切応じず、口から何やら白いものが抜けそうになっているのが目に入った。……ま、まさかO☆HA★NA☆SHI!?とりあえず三人に聞いてみよう。
「三人共いらっしゃい。三人共、なんでグラムがこんな状態になってるか分かる?」
「あ、宗介。(この人、グラムさんって言うのね。……でも、見た目日本人っぽいけど……。まあいいわ)分からないわ。ピンポン鳴らしても返事がないし、宗介が上がってて良い、って言ってたから三人で上がったのよ。そしたらこの人がここで寝てて、口から魂が抜けそうになってた、ってわけ」
アリサが即答。なのはとすずかも頷く。
「そっか……。おーい、グラム!おーい!今すぐ起きないとなのはちゃんにO☆HA★NA☆SHIしてもらうよ?」
脅迫も兼ねて声をかける。はやてはアリサに質問。
「アリサちゃん、O☆HA★NA☆SHIってなんなん?お話とちゃうん?」
「はやて、全然違うわ。世界の常識を覆すような拷問の事をO☆HA★NA☆SHIと言うのよ。この拷問を使えるのは、恐らくは高町家だけね。覚えておくと良いわ」
「へぇ~。なのはちゃん怒らしたらあかんってことなんやね」
「その通りよ」
魔王フラグが乱立してますよ、なのはさん。
「私、何もしてない人にO☆HA★NA☆SHIなんてしたくないの……。それに、そんなので簡単に起きる訳ないy(起きました!起きましたからどうかO☆HA★NA☆SHIだけはぁぁぁぁぁぁ!!!!)何で初対面の人にこんなに怖がられてるのかな……」
なのはは何やら落ち込んでいる。まあスルーだ。
「よし、起きたなグラム。さて、何でみんなに迷惑かけるような状態になったのか教えてもらおうか?」
「は、はい…それがですね……。モンハ○やっててですね、クック先生を八つ裂きにしようと思ったら逆にやられて、初期装備だったのもあって即死したんです」
「ほうほう。それで?」
ほう……。こいつはホントにO☆HA★NA☆SHIかな……。俺の。
「で、三死しまして。あまりのショックにうなだれていたら首筋に突然衝撃が走りまして。気づいたら皆さんもういらっしゃった、と。あ、申し遅れました。私、グラムと申します。よろしくお願いしますね」
「「「「あ、よろしくお願いします」」」」
グラムの軽い自己紹介に返すみんな。…………なんでもいいが、かなりヤバい気がする。
「なあグラムよ。突然首筋に衝撃→気絶=手刀じゃないのかな?かなりマズいような気がするんだけど?」
「まあ、普通に考えれば、泥棒かなんかが家に居る可能性が高いわね」
「「「「!?……それってマズくない?(ですか)」」」」
はい、滅茶苦茶に。後、俺は少し気になっていた事をみんなに言う。
「なあ、みんな……。さっきから気になってたんだけど……」
「「「「なに?(なにかな?)(なあに?)(なんですか?)」」」」
「あの音はなんだろう?」
そう、隣の部屋から何やら音が聞こえているのだ。確認すると、冷蔵庫が荒らされていたので、恐らく泥棒が冷蔵庫の中身を持っていって隣の部屋で食べ荒らしているとかそのあたりだろう。
俺たちは、こっそりと隣の部屋を覗きこむ。(はやてとグラムは退避)。三人娘、何故付いてくる。なのはなんか泣きそうだ。
「三人共、特に泣きそうになってるなのはちゃん。グラム達と一緒に居て?泥棒くらいなら倒せるから」
「宗介君だけ怖いところに行かせるわけにはいかないの!」
「左に同じ」
「私達にも何か出来ると思うよ?」
「…ありがとう。でも、危険だと思ったら、すぐに逃げてね?」
「「「了解(なの)!」」」
決意を胸に、隣の部屋をのぞき込む。すると、ちょうど耳を澄ませてこちらの話を聞いている様子の泥棒が居た。
「!!!! バレたら仕方ねえ!!」
はい、気づかれましたね。なのはさん、あなたも魔王なら泥棒見た瞬間にキャ、とか言わないでください。
「「「キャアアアアアアアアア!?」」」
結局叫ぶんですね……。泥棒は俺たちにバレたので、飛びかかってくる。まあ、問題ないけどね。素人の動きだし。俺も元は素人だけど。でも動きは単純だから読みやすい。三人を退避させて、泥棒が殴りかかってくるのを避けながら、誰の目にも付かない家の一番奥、洗面所におびき寄せる。
「ちぃっ!ちょこまかと!」
「……ここならばれないな…アンタも早く逃げれば痛い思いしなくてすんだのにな。残念だったね。ルカニ」
ルカニを泥棒にかける。泥棒は気づいていない。
「ドラクエかい?残念だったなぁ。魔法なんてこの世に存在しねえよ!現実を見なクソガキ!」
はい、残念。あるんだよそれが。恐らく今の泥棒は、俺に一発殴られただけでも内蔵破裂とかそんな状態になるだろう。俺は加速で近づいて泥棒にでこピンをかました。
「なっ……ふざけん…な……」
ふざけてんのはアンタの行動だけどな。人の家に入ってくるのが悪い。
「あ、もしもし警察ですか?泥棒が家に入ってきてたんですが、取り押さえたので、逮捕してくれませんか?住所は…………です。はい、お願いします」
警察に連絡し終えると、みんなが来た。
「宗介(君)(マスター)大丈夫(なの)(なんでしょうね)(なんですか)(なんか)!?」
はい、一斉に押し寄せないで。ここ洗面所で狭いし、その上下手すると泥棒起きるから。
「あ、だいじょうぶだから、とりあえず、外にこの泥棒運ぶの手伝って。あとグラム、縄持ってきて」
「分かりました」
グラムに縄を持ってきてもらうように言った後、少し関心したようにすずかが話しかけてきた。
「宗介君、凄いね。子供なのに泥棒を倒しちゃうなんて」
そう誉めてくれると素直に嬉しい。見た目は子供、精神年齢は28歳相当、なんて言えないんだけど。
「そんな事無いよ。この人、俺を子供だからって、気を抜いてたんだ。だから少しの隙を突いて倒せたんだよ」
すずかは納得したように笑っていた。
なのはは、無事な俺を見た直後、俺に飛びついて泣き始めた。まあ、泥棒が居るなんて考えたら恐ろしいよな。
「じゅうずけぐん、よがった、よかっだよぉ~」
はい、魔王様、泣きすぎです。心配してくれるのは嬉しいんですが、俺の服で涙を拭くのはお許し下さい。
「ハハハ……。心配してくれてありがとうね、なのはちゃん……」
「ひっく……うん……。…………ずびー!」
おい今人の服で鼻かんだよな絶対。俺が何をした。なんだこの仕打ちorz。
周りを見回したあと、アリサが話しかけてきた。
「お疲れ様。でも、アンタもまだ子供なんだから無茶しちゃダメよ?それにしても、アンタなんでこんな事出来たの?すずかに言ったことだけだとなんだか納得できないわ」
ちっ、なんと勘の鋭いくぎみー☆だ。
「アンタ、なんかアタシだけどアタシじゃない人の事考えなかった?…自分でも何言ってるのか分かんなくなってきたわ」
「キ、キノセイダヨ…キット」
なんなんだこの子達。絶対エスパーだろ。勘どころの騒ぎじゃない気がする。
「まあいいわ。あまり聞かれたくなさそうだし、聞かないでおいてあげる。でも、いつかは種明かししなさいよ?」
来年にはできそうですね、ハイ。
「ありがとう、そのうち種明かしするよ…多分」
「ま、期待しないで待つことにするわ。それで?この泥棒どうするの?」
「マスター、縄持ってきました!」
グラムが縄をもって戻ってきた。1mちょっとのコンビニとかによくある縄である。
「ありがと、グラム。アリサちゃん、さっきの答えだけど、この泥棒を縛り上げて、警察に引き渡す。OK?」
「ええ、分かった。アタシも手伝うわ」
「助かるよ。あと、なのはちゃん、いつになったら離してくれるの?」
そう、なのははまだ俺から離れていない。軽いからいいものの、俺の服は大惨事である。
「うぅん……。Zzz……」
……………………(-_-;)
寝やがった。
「宗介君、なのはちゃんは私がリビングに連れていくから、犯人を縛り上げておいてね☆」
ナイスすずか。こういう時に役に立つ。
「もう、なのはちゃんったら。安心したら寝ちゃうなんて、迷惑だよ?気をつけてね?」
「…ごめんなさい……」
なのはは寝ぼけながらも返事をしている。
さて、始めるか。
あ、なのはのおかげでイラッ☆としてるから犯人フルボッコにしてもいいかなとか思ってないよ?
アリサに止められたりとかしてないよ?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
10分後
警察到着。その場で軽く事情聴取。5分で解放。
俺が捕まえた泥棒は、最近下着やら食べ物やらを盗む変質者としても指名手配されていたそうなのだ。
後日、警察から感謝状をくれるらしい。別にいらn(ry。感謝状が出来上がったら連絡をくれるとか。
因みにその後はみんなでスマブラしました。みんなで俺ばっか狙うとかマジキチww。
すずかに至っては反撃する余裕すらなく、コンボ決められ続けて最後に吹っ飛ばされて死ぬ、と。
アリサ、なんか妙にミサイルとかとばしてくるんだよね。レーザーとか銃とかの長距離が好きみたい。マジ勘弁。
なのはなんか中距離から長距離戦型の魔導師のはずなのにキャプテン・ファル○ンばっか使うし。しかも何気に上手い。
しかも皆俺にしかしないとか酷すぎるorz。俺が何をしたと言うんだ。
はやては、こういったゲームをあまりしないらしく、しばらくの間、操作に慣れるまで誰にも狙われなかった。操作に慣れると、総員で俺を潰しにかかってきた。もうトラウマ状態。みんなのサンドバッグになり続けてほぼ3時間が経過。
「もう日が暮れるね」
「そうね。アタシはそろそろ帰ろうかしら。鮫島も外で待ってるみたいだし。帰ろうか。なのは、すずか。乗っていくでしょ?あ、はやても乗っていく?」
「あ、私は気にせんでええよ~。自分で帰るさかい。ありがとうな、アリサちゃん」
「そう、分かったわ。でも、もし何かあったら電話しなさいよ?すぐに向かうから」
「おおきに♪」
この二人って、そんなに仲良しだったか?まあ、仲良きことは良きことかな。
「じゃあ、私たちは帰るね、今日はありがとうなの、宗介君♪また来るの♪」
来るんですか。家に来てくれる友達が居るのはありがたいからいいけどね。しつこいようだが、俺の服……。
「うん、また来てね三人共。またね~」
「「「じゃあね~」」」
ガチャッ……ギィィィ……バタン。
「ほんなら、私もそろそろお暇しよかな。おおきにな、宗介君」
「うん、こちらこそ。あ、はやてちゃん、家まで送っていこうか?」
「ええよ。夕飯の買い物もあるし、荷物持たせる訳にもいかへんしな~」
全く、遠慮の多い子だな。荷物が多くて車椅子が動かなかったのはどこの誰だったかな?
「大丈夫だよ、俺も夕飯の材料買いに行かないといけないし、この前みたいに、荷物が多くて車椅子が動かなくなったら困るでしょ?」
はやては暫く考えてから、確かにそうかも……。と考えてるのが分かる表情になった。
「じゃあ、お願いしてもええかな?」
「うん、勿論!じゃあ、早速行こうか?」
「せやね」
さて、グラムに報告を……。
「グラム、今から夕飯買いに行くけど、グラムも行く?」
またソファに横になってだらしないグラムに声をかける。
「そうですね~。行きましょうかね?暇ですし……」
お?この状態なら面倒だとか言いそうだと思ったんだけどな。珍しい。
「分かった。じゃあ行こうか」
「はい、マスター」
俺達は会話を楽しみながらスーパーに向かった。
…うん、実はね、グラムとはやてが仲良くなってて、俺、なんかハブられた感が半端無いんだけど……。
ま、グラムも楽しそうだし、いいか。……でもちょっと寂しいな……。
もーすぐオリンピックですねぇ!
まあ、今年は見られるかどうか分からないんですけどね(笑