東方幻想記   作:モノノフ

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本当の能力とは

トコトコトコ

 

今俺はこの館の案内を咲夜にしてもらっている

 

咲「ここが図書館よ、ここはパチュリー様と小悪魔がいるから挨拶していきましょう」

 

「はーい」

 

え、今小悪魔って言った?

小悪魔って普通に悪魔だよね?

おれ人間だし生贄されないだろうか....

 

「なあ咲夜」

 

咲「なに、信玄」

 

「俺って生贄されるかな?」

 

ふふっと咲夜が笑いながら言う

 

咲「馬鹿ねえ、そんなことするような悪魔だったらここに住まわせたりしないわよ」

 

「で、ですよねー」

 

いやいやわかってたよ⁈

ただちょーと笑わそうとしただけで決してびびっなんかいないよ!

 

咲「さ、はいるわよ」

 

「...」

 

ガチャ

 

扉を開けるとそこは本のパラダイスだった

なんだこの本の多さは!

しかも殆ど英語や変な言語で書いてるし、表紙には魔法陣が書いてあるしヤバイ系のやつじゃね⁈

 

小「あ、咲夜さん!今日はなんの用で?」

 

咲「今日はこの謎の人間、武田 信玄が執事になったから知らせに来たのと紅魔館の案内できたのよ」

 

おい....謎の人間って誰だよ.....

 

パ「武田 信玄⁈」

 

急にパジャマ姿の子がこっちをむく

 

パ「武田 信玄ってあの戦国時代の武将よね⁈」

 

咲「残念ですがその武田 信玄ではありません」

 

パ「...なら興味は無いわ」

 

「ひ、ひでえ」

 

小「信玄さん、信玄さん!」

 

「あ、はい?」

 

小「私は小悪魔といいます!よろしくお願いしますね!それとあのパジャマ姿の人はパチュリー様です!」

 

「あ、ああよろしくね」

 

凄い元気な子だね

確か俺の兄さんもあんなテンションだったっけ?

ふっ、懐かしいな

 

咲「さて、信玄。そろそろ次いくわよ」

 

「はーい、それじゃばいばい小悪魔さんとパチュリー様〜」

 

小「はいまた会いましょう!」

 

パ「...」

 

パチュリーは最後まで無言だった

 

 

 

 

咲「さて、これで最後だけれどここが一番危険な場所よ」

 

「へー、地下ってことは牢屋?」

 

咲「いえ、普通の部屋よ」

 

「なら危険じゃなくない?」

 

咲「危険なのはその中にいる人物よ」

 

「ふーん、今度入ってみよっかな」

 

咲「駄目よ!私でも許可無しじゃはいれないのよ」

 

咲夜が焦っている

きっと俺が思っているより危険なんだろう

 

「なるべく避けておこう」

 

フ「なにを?」

 

へ?誰このこ、全然知らない人なんだけど

 

咲「信玄!離れてて!」

 

フ「あー、うるさいなあ咲夜は、ちょっと黙ってて」

 

フランは咲夜の首筋をトンっとし気絶させる

あのー、あれだ、よく漫画とかであるやつ

え?最近のはない?

じゃあ昔の漫画を読んでみましょう

 

フ「さて、貴方は確か信玄?だったっけ。私はフラン!よろしくね!」

 

「あ、ああよろしく」

 

フランが握手を求めてきたので手を差し出す

すると

ギュッと握られて一本背負いをされる

そして俺は床に凄い速度で叩きつけられる

 

ボキボキッ!

 

「ぐはぁ!」

 

や、やべえ。骨どころじゃなくて内臓も破裂してるわ

 

あれ?よく考えてみよう

俺の能力は感じさせないだけで負担はかかる筈だ

てことは普通だったらもう気絶しているはずたろ?

 

ゼ(おい信玄!)

 

なんだこの忙しいときに

 

ゼ(お前の能力の説明を間違えていた!お前の正しい能力は『体力の限界を操る程度の能力』だ!)

 

え?てことは俺は今無意識のうちに体力を大幅増量してるってこと?

 

ゼ(ああ、そうなるな)

 

おいおいそういうのは最初っからきずけよ

 

ゼ(まあまあ、結果オーライなんだし気にするな)

 

 

 

フ「やっぱり生きてるわ!」

 

「え?俺は今の技で死ぬか生きるか試されてたの?」

 

もうちょっとで死ぬところだったんだぞ

ふざけるな!

 

フ「そんなことより次いっくよー!レーヴァティン!」

 

フランの手に真っ赤な剣が握られる

 

フ「そーれっ!」ブンッ

 

フランの剣が俺に降りかかる

だが俺は体力(スピード)の限界を上げ避ける

 

フ「ふふふ、やっぱり貴方、面白いわね!」ブンッブンッ

 

先程とは比べものにならないくらい早く俺に剣を振る

だが次はおれの体力(動体視力)を上げ全ての動きを一瞬にして分析し避ける

 

「これならいける!」

 

フ「あっれー?もう調子のっちゃった?じゃーあーフラン、ちょーとだけ本気だしちゃうね!」

 

フランが四人になる

そしてレーヴァティンも四つになる

 

フ「これでもう避けられないね!」

 

俺はいつの間にかフランに囲まれた

 

「...ふふふ、ならば俺は体力(跳躍力)を上げさしてもらおうじゃないか!」

 

ブンッ

 

フランが剣を振った瞬間におれはジャンプし避ける

 

フ「ちっ、すばしっこいわね!」

 

フランは俺が着地する前に俺のもとに飛んでくる

 

「お前もな!」

 

俺は体力(重量)をあげようとする

 

「...あれ?」

 

あ、体の力に重量関係ねえ

 

フ「これで終わりね!」

 

俺も終わりだと思った、その瞬間俺は何故か地面に足をつけていた

 

咲「ふう、間に合ったわね」

 

フ「もう!なんで邪魔するの⁈キュッとしてドカーン!」

 

天井が崩れ落ちてくる

だが俺の方に落ちてくるのではなく咲夜の方に落ちていた

 

「咲夜、危ない!」

 

俺は直ぐに咲夜のほうに走りなんとかしてお姫様抱っこをし避けれた

 

「ハアハア、あっぶねえ」

 

咲「ちょっと信玄⁈」

 

「あ、すまねえ」

 

俺は咲夜を降ろす

咲夜の顔をちらっとみたが何故か顔が真っ赤になっていた

 

フ「あー、もうなんでなんでなんでよけるの⁈」

 

「危ないからだろ!」

 

さて、そろそろ決着をつけるか

俺は全速力で走りながら体力(腕力)をあげ

フランの元へ駆け寄った

 

「これでお終いだ」

 

俺はフランの腕を掴みおもいっきり廊下の端まで投げ飛ばした

 

ドゴーン!

 

フランは壁に衝突し壁は蜘蛛の巣状に割れていた

 

「ハアハア、よし勝てた...ぞ...」バタン

 

俺は能力の使い過ぎで倒れてしまった




はい今回は本当の能力が判明いたしました!

「まさかこんな能力とは」

驚きだろ?

「ああ、この能力でゼウスの野郎をおもいっきり分殴れるぜ!」

そこかよ

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