超次次元ゲイムネプテューヌ -赫子を扱いし転生者-   作:VVV-9029

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 作者はネプテューヌ変身前が好きです。
 でもブランはもっと好きです。
 でもでもロム、ラムはもっと大好きです。



 書けたのでちゃっかり投稿。
 女神、主人公出ます。


第1話

side 主人公

 

 暗い、暗い、暗い。

 ―――何だ?ここ?

 えっとまず……俺は朝倉伏義、どこにでもいる大学生だ。一人暮らしをして少ないバイト料で1日1日をやりくりしながら生活しているぜ……てか誰に言ってんだ俺…。

 多分今俺は夢を見ているんだと思う。大学が終わり友人の家で遊んだ後に帰宅して風呂入って寝たからな、多分そうだ。

 

 「てか夢ならもうちょい明るい空間とか色々と見せろよな…」

 

 夢の中で喋ってるのも変だよな、てか何にもないな。

 

 

   ーーーキンーーーーザンッーー

 

 

 「ん?何か今………聞こえたような…あれ?何だあの光」

 

 耳に何かの音を捉えその音の発生源らしき方向を見ると微かな光が出ていた。もしかしたら彼処に行きゃ今のこの空間(夢)より楽しい物(夢)が見れるかもしれねぇな。

 

 「そうと決まればあの光に向かいますか」

 

 そして俺はその光に向かい走り出し、俺は光に包まれた。

 

 

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

  「……うぅ、あれ?また俺寝てる?いや起きたのか」

 

 体を起こしあの夢の事を思い出す。音が聞こえたあの光に向かって行きその光に包まれたと思ったら目が覚めるとは……。俺は頭に手をやり呟いた。

 

 「ホントによく分からん夢だったな…てかなんで俺外にいるんだ?ここどこ?すんげー綺麗な場所だし、見たことねぇぞこんな所」

 

 顔を上げ辺りを見ると太陽が見え、青い空も見えて、周りを見渡せば俺が見たことが無いほどの綺麗で神聖な場所である事が感じられた。

 

 「………っは!つい見いっちまった、てかホントにココ何処―――って何だ?このトランク?アタッシュケースか?」

 

 綺麗な景色から気を取り戻し自分が居るこの場所を改めて知ろうと自分の周りを見てみると後ろに銀色のアタッシュケースがポツンと置いてあった。

 

 「なんでこんな物が……一応持っとくか中が気になるし、この場所の前にまだ気になる事もありし」

  

 ケースを自分の所に引き寄せ夢で見たことを思い出す。

 

 (光は太陽であるとするなら微かに聞こえたあの音はなんだったんだ?音だけはホントに夢だったのか?いや音の発生源もこの場所にあるはず…まずは人か町などを探してーーー)

 

 

 

   ーーーガキンッ!ドゴッ!

 

 

  「ッ!!この音は……あっちか」

 

 考えている時に突如聞こえてきた音はあの夢の中で聞こえた音だった。聞こえてくる場所を探すと大きな岩の向こうから聞こえているのが分かり、立ち上がった俺はケースを持ち音の発生源である岩まで行く。

 

 「今気づいたが、この音金属がぶつかり合う音に聞こえるような……一応人だったならこの場所の事を聞きたいんだが……まあ陰から様子を見てみるか」

 

 そう決めて俺は岩の陰から顔を出し音の発生源を見てみるとそこでは四人の女性が武器を持ち羽のような機械で空を駆けて闘っていた。

 

 「……んだよ、あいつら…」

 

 その非現実な光景を見て俺は驚き固まってしまった。

 

 

主人公side out

 

 

 

  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

ネプテューヌ side

 

 

 (闘い続けて一体何百年経ったかしら……もう闘い始めた頃の事さえも思い出せない…だけど止めるわけにはいかない、プラネテューヌの民のためにも他の三人を倒して私が真の女神にならないと!)

 

 プラネテューヌの女神である紫色の女神パープルハートことネプテューヌは民たち、目的の事を思っていた。

 

 「闘いの最中に考え事なんて随分余裕ね!」

 

 そう言って横から大型ブレードで斬りつけてきたのは銀髪の黒い女神ブラックハートことノワールだった。

 

 「甘いわ!はぁ!!」

 

 その攻撃に対しネプテューヌは武器である剣を下から斬り上げブラックハートの攻撃を防ぎ距離を置く。

 

 「クッ!やるわね、それにしても貴女たちしぶといわね。いい加減倒されたら?」

 

 自身の攻撃を防がれ少し悔しい顔をするブラックハート。そして他の女神を睨みつけながら言う。

 

 「その台詞、いい加減聞き飽きたわ。それに貴女も解っているでしょ?ここで退くわけにはいかないわ」

 「それはこっちも同じだぜ。それに、テメェらみたいなのを真の女神にしてたまるかよ」

 「はぁ…。こんなバカバカしい闘い、いつまで続けなければならないのかしら」

 

 各々ごとに返事を返すがやはり誰も諦めるつもりは無いらしいわね、ノワールも返答が解っていたのか再び武器を構えなおしたわね。そして緑の女神グリーンハートの言葉に白の女神ホワイトハートが食ってかかった。

 

 「なら、テメェからくたばりやがれ!」

 

 その言葉にグリーンハートは言い返す。

 

 「冗談はその下品な言葉使いだけにしてくださる?私は成し遂げなければならない崇高なる目的の為……ここで倒れる訳にはいきませんの」

 

 グリーンハートは片手を胸の下にいれ敗ける気はないと胸を張りながら言う。その際に胸が揺れた事に伏義がそこに目がいったのは誰も知らないだろう。そしてそれに反応した者がもう一人いた。

 

 「ウルセェ!こちとらテメェのその周りくどい言い方にはイライラしてんだ!あと!これ見よがしにその駄肉を揺らすんじゃねぇ!!くたばれこのデカ乳!!」

 

 揺れる胸を射殺すように睨みつけながら殺気を飛ばすホワイトハート。言い方より胸の方に怒りがいっているのは気のせいでは無いわよね?というよりそこまで胸が小さいのが嫌なのだろうか、と考えるネプテューヌ。

 

 その言葉にショックを受け反論するグリーンハート。だが、途中でホワイトハートの胸を見ながら小馬鹿にしたように言った。

 

 「なぁっ!いいではありませんの!胸とはいわば母性の象徴!女神としての器の大きさを表しているようではなくて?それと断じて駄肉ではありませんわ!……でも、それを言ったら、貴女が一番女神にふさわしくないのかも…しれませんわね?」

 

 その言葉を聞きホワイトハートが激昂する。

 

 「んだとー!言わせておけばくだらねぇ御託をペラペラと!その駄肉削ぎ落としてやる!!死にやがれえぇー!!」

 

 ホワイトハートが戦斧を構えグリーンハートに攻撃しようとしたその瞬間二人を横から不意討ちをするブラックハートに邪魔される。

 

 「私が居ること忘れてないかしら?」

 

 「なっ!」

 「テメェ!不意討ちとか危ねぇだろが!!」

 

 ホワイトハートは突然の攻撃に怒り、グリーンハートも非難するような視線を送るがブラックハートはそれを気にも留めず言う。

 

 「あはははははは!二人してくだらないお喋りをしてるのが悪いのよ」

 

 いままでの闘い、やりとりを見てグリーンハートはブラックハートから目を離して心底呆れるように呟いた。

 

 「…はぁ。けど、こんな不毛な闘い、いつまで続くのかしら…」

 

 

 

 

 

 「ならば、まずは一人減らそうじゃないか」

 

 

 

 何処からかそんな言葉が聞こえてきた。だが聞こえたのはネプテューヌ以外の三人らしい。これにのる三人の女神。

 

 「…確かに、数が減れば少しは戦況が変わるかもしれませんわね」

 「なかなかいい提案じゃないかしら?それ」

 「そうだな。三人で誰か一人を減らせば多少はマシにはなるかもな」

 

 三人が各々に納得し、声が聞こえないネプテューヌは一人戸惑う。

 

 「…何?みんな、何を言っているの?」

 

 皆だれかと話ているの?私には今の皆がだれに話しかけているのさえ解らないわ。

 戸惑うネプテューヌ。そしてホワイトハートがその脱落者は誰かと聞く。

 

 「で、誰にするんだ?その脱落者第一号は」

 

 その言葉に謎の声の主はこう提案した。

 

 「パープルハート…ネプテューヌはどうだろうか?」

 

 その提案を聞き特に反論もなく三人は迷いなく賛成した。四人の中でもネプテューヌは特に厄介だと三人の共通認識だったのだろうか。

 

 「そうですわね。このまま残られても厄介ですし、わたくしは賛成…ネプテューヌで異論はありませんわ」

 「あぁ、わたしも異論はねぇ」

 「そうね。その方が何かと効率もいいわよね」

 

 三人が自分に武器を向けてきて戸惑い、疑問に思うネプテューヌ。

 

 「…三人共どうしたの?さっきから一体誰と話しているの?」

 

 その言葉を無視するようにブラックハートならび、他の女神が攻撃を仕掛けてきた。

 

 「あはははははは!!そういう事だから、悪く思わないでよね!」

 

 その攻撃を避けネプテューヌも剣を構え、三人に向きなおる。

 

 「……ッ!一体何がどうなっているの!?」

 

 まず向かってきたブラックハートの攻撃を向かえうった。

 

 ーーーガキィィン!!

 

 「くっ!」

 「やるじゃない!」

 

 攻撃を防がれるとブラックハートは後退し、次に向かってきたのは戦斧を横に構え突っ込んでくる白の女神ホワイトハート。

 

 「くたばりやがれぇ!!」

 「ッ!はぁっ!!」

 

 ネプテューヌはホワイトハートの攻撃を防がずプロセッサユニットを駆使し、上に飛び避ける。それを見たグリーンハート、他の二人もネプテューヌに追撃をかけるべく空に飛び上がる。

 

 「逃がしませんわ!ティコフォトン!!」

 「喰らいなさい!!インパクトロー!!」

 「沈みやがれ!テートラシュラーク!!」

 

 三人が左右後ろからネプテューヌを自身の技を食らわせるように突っ込んできた。だがこの攻撃を空中宙返りをしアクロバティックに三人の上へ避け、三人に一斉に攻撃を食らわせる。

 

 「はあぁっ!!デュエルエッジ!!」

 「きゃあぁ!!」

 「くうぅっ!!」

 「チィッ!!」

 

 攻撃を受けた三人は強制的に下に落とされた。ネプテューヌも一緒に下に降りてくる。そこにブラックハートが突っ込んでくる。

 

 「あっはは!真っ二つにしてあげるわ!トリコロールオーダー!!」

 

 その攻撃を剣で捌きながら距離をとる。と、そこにすかさず上から強襲するグリーンハート。

 

 「逃がしませんわよ!ニルギリバースト!!」

 

 グリーンハートの攻撃を剣、腕などで捌き、つばぜり合いに持ちこむ。そこを狙ったように横から攻撃するホワイトハート。

 

 「地獄に落ちやがれぇ!アインシュラーク!!」

 「ッ!!キャァァ!!」

 

 グリーンハートとのつばぜり合いでホワイトハートの攻撃を避けれなかったネプテューヌは剣を上に弾かれてしまった。ネプテューヌは後ろに回転するように後退しそのまま上へ飛び上がり、自身の武器を取ろうと手を伸ばす。

 

 (よし!何とか届―――)

 

 

 

 

   ーーーガキィィンッ!!!

 

 

 「なっ!!!」

 

 届く寸前で下から飛んできたグリーンハートの槍により弾かれてしまった。グリーンハートをみると、させませんわ、と言わんばかりに不敵に笑っていた。その隙を逃さないとばかりにブラックハートが止めを刺しに突っ込んできた。

 

 「これで終わりよネプテューヌ!!トルネードソード!!!」

 「ッ!くっ!!」

 

 為す術が無いネプテューヌは少しでもダメージを防ぐために両腕を前にクロスさせて衝撃に備える。だが、ネプテューヌは解っていたきっとこの攻撃を受けてしまったら自分は下界に落ちてしんでしまう。例えもし耐えても残りの二人の攻撃を耐えて武器を取りに行くことは無理だということに。ネプテューヌは自国の民に心から懺悔した。

 

 (ごめんなさい……皆。私敗けてしまったわ、女神である私が死んだら皆はどうなってしまうのかしら……敗けた私を憎んでしまうかしら、色んな想いが溢れてしまって上手くいえないけど……最後に……ごめんなさい民の皆、こんな不甲斐ない女神であるわたしを許して)

 

 覚悟を決めたネプテューヌはこれからくるであろう衝撃に目を瞑り備えた。

 

 「ハアアアアァァ!!!!」

 

 そして腕で防御しているネプテューヌにブラックハートの技が当たーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーッ!ーーーガキィィン!!!

 

 「……え?」

 

 ーーる事はなかった。突如ブラックハートが横にブレードを構えたのだ、死ぬ覚悟などをしていたネプテューヌは自分に攻撃が来なかった事に対しても驚いたが目を開いて見てみるとまた驚いてしまった。なぜならそこにはブレードで自身に飛んできたであろう銀色のアタッシュケースを防いでいたからだ。ブラックハートは

ケースを弾き、飛んできたであろう所を睨みつける。

 

 「誰よ!!」

 

 その場所を見るとそこには黒髪で灰色のパーカーを着て灰色のズボンを履いた成年がアタッシュケースを投げたままの格好で此方を見上げていた。

 

 (なっ……なんで一般人がここに!?)

 

 救われたネプテューヌは驚く、他の二人も驚いており、怒っていたブラックハートも驚いている。

 

 そして投げたままの格好であった成年は格好を戻し一言謝りこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   「……すいません、此処どこっすかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『………………え?』

 

 

 ……気づいたら私はそんな事を言っていた。

 

 

 ネプテューヌ side out

 

 

 

 

 これが四女神と主人公の初対面である。

 

 

 

 

 




 作者自身も驚き4000字オーバー………今だに信じられねぇ。

 ではまた次回で。

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