仮面ライダーガッチャード&HUGっと!プリキュア   作:仮面大佐

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カウント・ザ・ケミー
現在の所持しているケミーカードは。

一ノ瀬宝翔/仮面ライダーガッチャード
ホッパー1、スチームライナー、カマンティス、オドリッパ、ゴルドダッシュ、スケボーズ


第3話 皆の天使とブシドー(前編)

 宝翔が錬金アカデミーに入り、はながキュアエールに変身した。

 そんな中、はぐくみ市の街中。

 人々が楽しそうにしている中。

 

「笑いやがって………!笑いやがって………!どいつもこいつも楽しそうに笑いやがって………!」

「ヴェノ…………」

 

 1人の男はそんな風に呟いていた。

 すると、近くにあったキノコからそんな声が聞こえてくる。

 

「幸せなんて…………壊してやる…………!」

「ヴェ…………ヴェノ!ヴェノ〜!」

 

 その男がナイフを取り出しながらそう言うと、キノコから何かが出てくる。

 それは、プラント属性のレベルナンバー5、ヴェノムダケだった。

 

「うっ…………!うぉーっ!」

 

 ヴェノムダケは、その男の悪意に反応して、結合してしまい、マルガムが誕生する。

 その男は、ポイゾナスマッシュルームマルガムへと変貌する。

 

「へへへへへ…………!おい!どうした?笑えよ!さっきみたいに笑えよ!はあーっ!」

『あはははっ!』

 

 その男はそう言うと、キノコの傘の部分から、胞子を放出する。

 それを浴びた人たちは、笑いが止まらなくなってしまう。

 

「笑え、笑え、笑え!笑い苦しめ!」

「苦しい…………!」

「へへへへへ…………!へへへへへ…………!」

 

 その男は、笑い苦しむ人たちを見て、高笑いしていた。

 それを見ていた存在がいた。

 

「…………マジやべぇな。人間の悪意」

「ほ〜んと…………うふふふ!笑えますわ」

「これは変革の兆しさ。やっぱり、ケミーは素晴らしいよ」

 

 それを見ていた冥黒の三姉妹はそんな風に話をしていた。

 すると。

 

「そういえば、オシマイダーとかを操っていた存在は、どう対処しますの?」

「…………グリオン様は、その者たちを利用する事を決めた様だ」

「ふんっ!人間ごときに協力するなど…………」

「へぇ〜…………。あんたらが冥黒の三姉妹か」

「「「っ⁉︎」」」

 

 ラケシスがそう聞くと、アトロポスはそんな風に答える。

 グリオンという存在は、クライアス社を利用しようと企んでいるのだと。

 クロトーが不服気味な中、そんな風に声をかけられる。

 3人が振り返ると、そこには百足男というべき存在がいた。

 

「何者だ?貴様」

「俺か?俺の事は…………ワンドレッドとでも呼べ」

「ワンドレッド…………?一体、なんのケミーを使っていますの?」

「未知のケミーみたいだけど…………君は何者なんだい?」

「俺は……………クライアス社に所属している錬金術師さ」

 

 クロトーがそう聞くと、その蠍男はワンドレッドと名乗る。

 名前を聞いて、その男がなんのケミーを使っているとラケシスは思いつつ、首を傾げる。

 アトロポスはその男が未知のケミーを使っていると判断し、そう聞く。

 すると、ワンドレッドはそんなふうに言う。

 クライアス社に所属している錬金術師であると。

 

「クライアス社?」

「なんだそりゃ?」

「まあ、こんな所で立ち話もなんだ。案内してやるぜ?クライアス社へとな。これはグリオン様の意思でもあるんだぜ?」

「どうする?」

「……………良いだろう。案内してもらうよ?」

 

 ラケシスとクロトーがそう聞くと、ワンドレッドはそう言う。

 クロトーが判断しかねていると、アトロポスはそんな風に言う。

 

「グリオン様の意思なら、従うのみだ」

「話が早くて助かるぜ。着いてきな」

 

 アトロポスはそんな風に言うと、それを聞いたワンドレッドは、3人をクライアス社へと連れていく。

 一方、別の場所でポイゾナスマッシュルームマルガムが暴れているのを見ていた1人の男性は。

 

「マルガム…………!どうにかして、彼らに接触しなければ…………」

 

 その男性はそんな風に呟く。

 それぞれが動き出していた。

 


 

 そんな中、キッチンいちのせでは。

 

「ふふ〜ん♪ふふ〜ん♪ふふふ〜ん♪」

「ホッ!ホッパー!ホッパー!ホッパー!」

 

 宝翔が鼻歌を歌いながら料理をしていると、宝翔の足元でホッパー1が歌いながら踊っていた。

 それを見ていた常連さんは。

 

「宝ちゃん、いつにも増して上機嫌だね〜」

「遂に、『俺のガッチャ』が見つかったみたい」

「へぇ〜!そうなの!おめでとう!」

「ふふ〜ん♪ふふ〜ん♪ふふふ〜ん♪」

 

 常連さんがそんな風に言うと、珠実はそんな風に言う。

 それを聞いて、常連さんは宝翔に話しかけるが、宝翔は浮かれていたのか、聞いていなかった。

 

「ごめんなさい!すっかり舞い上がっちゃって……………もう全然周りが見えてない…………」

「完成!あげあげビッグあげカツ弁当!」

「ホッパッパー!」

 

 そんな宝翔に呆れながら、珠実はそんな風に言う。

 すると、宝翔は弁当を完成させた。

 それを見たホッパー1がそんな風に声を出す。

 

「何か鳴いたね。今」

「うん…………」

「ああ…………なんか、俺叫んじゃってました?『ホッパッパー!』みたいな」

「「「あははは…………」」」

 

 常連さんと珠実がそう話すと、宝翔は誤魔化す様にそう言う。

 すると。

 

「…………って、時間やばい!」

「ホッパー!ホッパー⁉︎」

「行ってらっしゃい!」

 

 宝翔は時間が迫っている事に気づき、そんなふうに反応する。

 宝翔がリュックに弁当とホッパー1を入れる中、珠実はそう言う。

 

「ホッパー………!ホッパー………⁉︎」

 

 宝翔がラヴェニール学園に向かい、ホッパー1がそんな風に叫ぶ中、建物の上に1人の男性がいた。

 その男性は、宝翔を見ていた。

 果たして、何者なのか。

 


 

 その後、ラヴェニール学園の宝翔達のクラスでは、キュアエールが怪物…………オシマイダーマルガムを倒した事で盛り上がっていた。

 ちなみに、ガッチャードに関しては、ミナト先生が記憶を消去した為、話題にはなっていなかった。

 それを見ていたはなは。

 

「言いたくても、あぁ〜。ヒーローは辛いぜ!」

 

 そんな風に言っていた。

 その顔はにやけていた。

 どうしてそうなったのか。

 実は、ハリーとこんなやり取りがあったのだ。

 

『絶対に言うたらあかんで!』

『皆にプリキュアだって、言いたい!』

『はな!ヒーローっちゅうもんは…………正体を隠すもんや!ガッチャードだって、理由は違えど、正体を隠してるやろ?そのミステリアスさが、かっこいいんや!』

『なるほど…………!』

 

 そんな感じのやり取りがあったのだ。

 そんなはなに対して。

 

「なんか、はな、凄く嬉しそうだね!」

「でも…………野乃さん。ちゃんと秘密にするんだよ。ルールはちゃんと守らないと」

「うん。分かってるよ」

 

 宝翔がそんな風に言う中、りんなは釘を刺す様にそう言う。

 はなはそう答えると、近くにいたさあやに話しかける。

 

「あっ、そうだ。薬師寺さん。図書室ってどこにあるの?」


「案内しようか?」

「えっ、良いの?」

「もちろん」

 

 はなは、さあやに図書室はどこにあるのかと聞く。
 

 さあやは話しかけてきたはなに、図書室を案内すると答える。

 すると。

 

「委員長。このプリント」

 


 さあやの前に、クラスメイトのひなせがプリントを持って現れる。

 


「先生に提出するのね。後でクラス日誌を渡す時に一緒に渡しておくね」

「サンキュー、委員長!」

「どういたしまして」

 

 ひなせの意図を理解したさあやは、そう答える。

 それを聞いたひなせは、先生に提出する為のプリントをさあやに渡して去っていた。

 それを見ていたはなは、さあやに話しかける。

 


「薬師寺さんって本当優しいね」

「ひなせ君、吹奏楽部で全国大会が近くて、忙しそうだから」

「皆から頼りにされてるんだね!」

「…………まあ、私も委員長は頼りにしてる」

 

 はながそう言うと、さあやはそう答える。

 ひなせは吹奏楽部に所属しており、全国大会が近い為、さあやにプリントを渡したのだ。

 宝翔とりんなの2人がそう言うと。

 

「「気づいちゃいました⁉︎」」

「えっ⁉︎」


「委員長には誰にでも優しくて!」

「学園の天使と呼ばれているのです!」

 


 すると、今度はさあやの背後からクラスメイトの女子二人が現れる。

 その2人は、さあやの良さを話していく。

 

「分かる!」

「確かに…………!」

「おまけに、学年で成績一番!」


「「そのうえ、かわいい〜!」」

「私、そんな…………」

「それ以上はやめてあげたら?」

 

 はなと宝翔の2人がそう言うと、その2人は煽てる様にそう言う。
 二人に煽てられているさあやはそう返しているが、恥ずかしさを感じているのか顔を赤くしており、りんなはそう呟いていた。

 その後、はなとさあやは、図書室に向かう事になった。

 宝翔とりんなの2人は、錬金アカデミーの方に向かった。

 

「図書室で調べ物?私も用事があるから、ちょうど良かった」

「はぁ〜…………」

「…………えっ?何?」

 

 さあやがそう聞く中、はなはさあやの事を見ていた。

 さあやが困惑しながらそう聞くと。

 

「確かに、かわいい…………」

「褒めないで………わたしそんな…………」

 

 はながそう呟くと、さあやは顔を赤くしながらそう言う。

 そんなさあやに首を傾げていると。

 

「ここだよ」

「あっ!ありがとう!」

 

 さあやは図書室の場所を教えて、はなはそう答える。

 


 

 その頃、錬金アカデミーでは。

 

一ノ瀬宝翔です!

「えっ?あぁ〜…………」

 

 宝翔が大声でそんな風に言うと、たこ焼きの被り物をしていた女性…………銀杏(いちょう)蓮華(れんげ)が反応する。

 すると、錬金術が失敗し、蓮華がため息を吐く中、りんなと鶴原(つるはら)錆丸(さびまる)は何とも言えない表情を浮かべていた。

 

今日からここで皆さんと!大物錬金術師になる為に頑張ります!

「なんか、変なの来た………」

『はぁ…………めんどくさ』

 

 宝翔がそんな風に大声で言う中、錆丸はそんな風に呟くと、タブレットからもそんな声がする。

 それを聞いていた蓮華は。

 

「君、オモロいな。ケミー大好きなんやって?」

「はい!全てのケミーと仲良くなりたいです!」

「ほな…………私が捕獲したケミー、買う?安くしとくけど…………!」

「ドッキリ!ドッキリマジーン!」

「うわぁ…………!」

 

 蓮華がそう話しかけると、宝翔はそんな風に答える。

 蓮華はそれを聞いて、ニヤリと笑うと、ジョブ属性のレベルナンバー2、ドッキリマジーンを見せながらそんな風に言う。

 宝翔は、ドッキリマジーンに手を伸ばしかけるが。

 

「買いません!ケミーは俺にとって…………仲間なんで!」

「仲間?」

「はい!」

「ケミーって、ただの人工生命体ちゃうの?」

「それ、僕のケミーなのに………」

『つうか、そもそも俺が捕獲したケミーだろ』

 

 宝翔は、そんな風に叫ぶ。

 宝翔の言葉に、蓮華が首を傾げる中、錆丸は小さい声でそう言うと、タブレットがそう叫ぶ。

 

「あ…………初めまして。一ノ瀬宝翔…………」

『鶴原錆丸だ』

「……………無愛想やろ〜。人嫌いやねん」

「そうなんすね…………」

「ちなみに、あたしは銀杏蓮華!よろしくな!」

「よろしくお願いします!」

 

 宝翔は錆丸にそう挨拶すると、タブレットはそう叫ぶ。

 錆丸の持つタブレットには、アイザックという人工知能が搭載されており、あまり強く言えない錆丸の代わりにそう言うのだ。

 蓮華と宝翔の2人が自己紹介と握手をしている中、扉が開き、ミナト先生が現れる。

 

「皆、揃っているな」

 

 ミナト先生がそう言いながら入ってくると、壁際に立つ。

 壁には、これまでに回収したケミーの記録が載っており、ミナト先生は口を開く。

 

「先日、101体のケミーが解放された。既に何体かはアカデミーでも回収済みだが…………一刻も早く、全てを回収したい。君たちも…………」

ミナト先生!

 

 ミナト先生はそう語っていく。

 ケミーは何体か、アカデミーの方でも回収しているが、一刻も早く、全てを回収すると。

 すると、宝翔はそう叫ぶ。

 

「俺は…………ホッパー1、スチームライナー、カマンティス、オドリッパ、スケボーズ、ゴルドダッシュと仲間になれました!」

「そうだな。……………で?」

「先生達が回収したケミーとも、早く仲間になりたいです!あっ…………!出来れば、一番気難しいケミーと!」

 

 宝翔は、自分が持っているケミーカードを出しながらそんな風に叫ぶ。

 ミナト先生が、宝翔に話を促せると、宝翔はそんな風に言う。

 

「……………何故だ?」

俺が大物錬金術師になる為です!

「はぁ……………」

 

 ミナト先生がそんな風に聞くと、宝翔は大声でそう叫ぶ。

 それを聞いて、りんなが呆れた様にため息を吐くと、ミナト先生が口を開く。

 

「……………なるほど。なら…………このケミーをお前に預ける」

「アッパレブシドー…………?」

 

 ミナト先生はそう言うと、あるケミーカードを宝翔に渡す。

 それは、ジョブ属性のレベルナンバー8、アッパレブシドーだった。 

 宝翔がアッパレブシドーのカードを見つめていると。

 

「よし。それぞれ回収に迎え!ケミーライザーが、居場所を教えてくれる」

『はい!』

 

 ミナト先生がそう言うと、ある物を取り出す。

 それは、ケミーライザーと呼ばれる物であり、錬金アカデミーに所属する錬金術師たちが使うオレンジ色のビームガン型錬成具であり、ケミーの捕獲などを行える物だ。

 ミナト先生が宝翔にケミーライザーを渡す中、錆丸と蓮華は出ていく。

 

「よろしくでござる!」

「ブシ…………」

 

 宝翔はアッパレブシドーにそう話しかける中、アッパレブシドーはそんな風に反応する。

 すると。

 

「じゃあ、頑張って」

「うん!…………えっ?一緒に行かないの?」

「…………私、君の相棒でも、お守りでも無いから」

 

 りんなは素っ気なくそう言い、宝翔がそう話しかけると、りんなはそう言って、出ていく。

 それを見ていた宝翔は。

 

「…………もしかして、怒ってる?」

「一ノ瀬」

 

 宝翔はそんな風に呟くと、ミナト先生が話しかける。

 

「どうしたんですか?」

「お前はケミーの捜索の前に、野乃達の元に向かえ」

「えっ?何でですか?」

「俺や九堂は、ハリーから色々と聞いているが、お前は聞いていないからな。プリキュア…………野乃と連携をとる以上、話は聞いておけ」

「それもそっか」

 

 宝翔がそう聞くと、ミナト先生ははなやハリーの元に向かえと言う。

 宝翔が首を傾げながら理由を聞くと、ミナト先生はそんな風に説明をした。

 実際、ハリーからクライアス社やオシマイダーの話を聞いていたのはミナト先生とりんなの2人だけで、宝翔は聞いていなかったのだ。

 それを聞いた宝翔は、はな達の元に向かう事にした。

 


 

 その後、宝翔ははなの元に向かった。

 

「はなちゃ〜ん!」

「あっ!宝翔君!」

「はぐたんも元気だった?」

「きゃあ!」

 

 宝翔がそんな風に呼びかけると、はなも宝翔に気づいて、そんなふうに言う。

 宝翔がはぐたんにも話しかけている中。

 

「ようやっと来たか」

「ハリーだったよね?こんな所に呼んで、どうしたの?」

「フッフッ………!ここはな、俺らの家や!」

「えっ?」

「ここが家………?」

 

 ハリーはそんな風に呟いた。

 宝翔がハリーにそう聞くと、ハリーはそう叫んだ。

 だが、視線の先には大樹しかなく、宝翔とはなは困惑の表情を浮かべる。

 すると。

 

「はな、ミライクリスタル出しや」

「ネズミなのに偉そー」

「ネズミちゃう言うてるやろ。ハリハム・ハリーや!」

「いや、ハムスターかネズミだよね?」

 

 ハリーがそんな風に言うと、はなはそう言う。

 ハリーがそう突っ込みつつ、持っているトランクケースを漁り、宝翔がそう突っ込む中、ハリーはミニチュアサイズの家を出す。

 すると。

 

「うわっ⁉︎」

「何⁉︎」

 

 はなが持っているミライクリスタル・ピンクが光り出す。

 次の瞬間、ミニチュアの家は池の畔に植わっていた大樹の根元で大きくなると、綺麗な一軒家へと変わった。

 

「えぇぇぇぇぇ⁉︎」

「はっはっは〜!ミライクリスタルがあったら、こんな事も出来るんや〜!」

「「凄い……………!」」

 

 それを見て、はなが驚いた表情を浮かべる中、ハリーはそう言う。

 2人がミライクリスタルを見つめていると。

 

「驚くのはまだ早いで。ハリーイケメンチェン〜ジ!」

 

 ハリーがそんな風に叫んだ。

 すると、ハリーは大きな煙に包まれ、あっという間に高身長の赤髪の青年に変身していた。

 

「おお〜⁉︎オーマイガッチャ⁉︎」

「どや?」

「はぁ〜、なんか驚き疲れたよ」

「ひっ…………あぁぁぁぁ〜ん!」

 

 宝翔が驚きの声を出し、ハリーがドヤ顔でそう言うと、はなは疲れた様にそう言う。

 すると、はぐたんが泣き出す。

 

「え、何々⁉︎」

「これはオムツやな」

「じゃあ、早くあの家の中に入ろう!」

 

 はなが驚くと、ハリーはオムツの交換タイミングだと察して、宝翔とはなを連れて中に入る。

 中に入り、はぐたんのオムツを交換する。

 オムツを変えると、はぐたんは笑顔になる中、はなは口を開く。

 

「ねぇ、ハリー、質問。あの怪物は何なの?」

「あれは、"オシマイダー"。"クライアス社"が生み出した化けもんや。まあ、あれはマルガムとしての特性も合わさった個体らしいんやけどな」

「「クライアス社………?」」

 

 はながそう聞くと、ハリーは扉の近くに立つと、真剣な表情でそう言う。

 クライアス社という単語に、2人が首を傾げると。

 

「そうや。俺らの世界を滅茶苦茶にした悪者(わるもん)や。奴らは"ミライクリスタル"を狙うてる。皆の元気パワー…………明日への希望のパワーが"アスパワワ"。その結晶がミライクリスタルなんや。それが奪われたら…………世界から未来が無くなる」

 

 ハリーはそう説明していく。

 クライアス社が、ハリー達の世界を滅茶苦茶にした存在で、ミライクリスタルを狙っているのだと。

 それを聞いたはなは。

 

「未来が……………無くなる…………⁉︎って、どういう事?」

「………っ!まっ、分かりやすぅ言うたら、時間が止まってしまうんや」

「もしかして…………誕生日やお正月、そんな色んなイベントが無くなるって事?」

「えっ⁉︎めちょっく!」

 

 はなはピンと来なかったのか、そんな風に首を傾げる。

 ハリーは苛立った表情を見せつつも、そう説明する。

 それを聞いて、宝翔がそう言うと、ハリーは肯定して、はなはそう叫ぶ。

 

「そして…………はぐたんも大きなられへんのや」

「っ!」

「仮面ライダーはイマイチ分からへんけど、プリキュアならみんなの未来を守れる」

「そっか……………!私、頑張る!」

「俺も…………!最高のガッチャを掴みたいからね!」

 

 ハリーがそう言うと、はなは反応する。

 そして、はなと宝翔は立ち上がると、そんな風に言う。

 それを聞いたハリーは。

 

「プリハートはあと三つある。まずは一緒に戦ってくれる仲間探しやな。本当なら、俺の仲間がもう1人いるんやけど、どこほっつき歩いとるのか、分からんからな」

「もう1人、仲間が居るんだ……………」

 

 ハリーはそんな風に言う。

 ハリーの視線の先には、三つのプリハートがテーブルに置かれていた。

 ハリー曰く、もう1人仲間がいるのだが、どこかをほっつき歩いており、所在が分からないとの事だ。

 宝翔がそう呟く中、はながプリハートを見つめると。

 

「う〜ん……………」

「何や?」

「プリキュアは私1人でやる」

「なっ…………⁉︎何やて⁉︎」

 

 はなはそんな風に声を出す。

 ハリーが首を傾げると、はなはそんな風に言う。

 それを聞いて、ハリーは驚いたのか、ハムスター形態に戻ると、そんな風に言う。

 

「大丈夫なの?」

「はぐたんは私が守るから!それに、一人の方がカッコいいし、コッチには仮面ライダーになれる宝翔君もいるじゃん!」

「えぇぇぇぇぇ⁉︎」

「プリキュアは負けない!安心して!」

「不安しかない…………」

 

 宝翔がそう聞くと、はなはそんな風に言う。

 その発言は、能天気を感じさせる物であり、ハリーは不安げな表情を浮かべていた。

 


 

 一方、クライアス社では。

 

「ようこそ、クライアス社へ」

 

 ワンドレッドは、冥黒の三姉妹をクライアス社へと連れていた。

 

「ワンドレッド。彼女達が冥黒の三姉妹ですか?」

「ええ。リストル」

 

 すると、1人の男性がそう話しかけると、ワンドレッドはその男性……………リストルにそう言う。

 

「…………それで、こんな所に僕たちを連れて、どんな話をするつもりだい?」

「…………そうだな。君たちに取引を持ちかけようと思ってな」

「取引?」

 

 アトロポスがそんな風に聞くと、リストルはそんな風に口を開く。

 ラケシスがそう聞くと。

 

「我々の目的は、この世界にあるミライクリスタルの奪取。あなた方の目的は、仮面ライダーガッチャードの持つガッチャードライバーの奪取とケミーの回収。そうですね?」

「それがどうした?」

「仮面ライダーとプリキュアは手を組む可能性があるからな。なら、こっちも手を組むのはどうだって事だ」

 

 リストルはそう説明する。

 それを聞いたクロトーがそう聞くと、ワンドレッドはそんな風に言う。

 

「ほう…………それで、こちらにはどんなメリットがあるのかな?」

「俺も錬金術師でな。マルガムやオシマイダーを強化する事も出来るんだよ」

「ほう……………」

「どうかな?悪い話というわけではあるまい」

 

 アトロポスがそんな風に聞くと、ワンドレッドはそう言う。

 リストルがそんな風に問いかけると、アトロポスは。

 

「……………いいよ。手を結んであげる」

「契約成立だ」

 

 アトロポスは、クライアス社が使えると思ったのか、そんな風に了承する。

 それを聞いて、ワンドレッドはニヤリと笑う。

 こうして、冥黒の三姉妹とクライアス社は手を結ぶ事になったのだった。

 


 

 翌日、りんなはケミーライザーを手にケミーの捜索を行なっていた。

 すると。

 

「ハハハ…………!」

 

ケミーキャプチャー!

 

 海賊の様な見た目のケミーが跳ねていた。

 あれは、ジョブ属性のレベルナンバー4、パイレッツだ。

 りんなは、ケミーライザーをパイレッツに向けると、パイレッツを回収する。

 

「パイレッツ、回収完了」

「パイレッツ!」

 

 りんなはそう呟くと、パイレッツはそんなふうに言う。

 すると。

 

『君、オモロいな。ケミー大好きなんやって?』

『はい!全てのケミーと仲良くなりたいです!』

 

 蓮華と宝翔のやり取りを思い出していた。

 それを思い出したりんなは。

 

「…………何なの?あの子供みたいな笑顔」

 

 りんなは、子供みたいに呑気に笑う宝翔に対して、苛立った様にそう言う。

 すると、ある事を思い出していた。

 

『りんなの夢は何だ?大きくなったら…………何をやりたい?』

『私のやりたい事…………?う〜んと…………』

 

 それは、九堂風雅とのやり取りだった。

 それを思い出したりんなは。

 

「…………ないよ。そんな物…………」

 

 りんなはそう呟くと、どこかへと向かっていく。

 そんなりんなの姿を見ていた男がいた。

 

「くぅ〜…………!俺の好みドストライクじゃ〜ん!最高の標的」

 

 その男はそう呟いていた。

 すると、何かが男に取り込まれて、怪物…………マルガムへと変貌する。

 取り込んだのは、ビークル属性のレベルナンバー5、ディープマリナーだった。

 

「ロックオン。くぅ〜!フフフフゥ〜!」

 

 サブマリンマルガムとなった男は、そんな風に呟きながら地面に潜航して、りんなの後をつける。

 


 

 その頃、別の場所では加治木が歩いていた。

 

「この世界には怪物が存在している。何故なら、俺は怪物を見た!…………様な…………気が…………する…………ん?」

 

 加治木はオカルト雑誌を持ちながらそう呟く。

 ケミーに関する記憶は消されたが、朧げには残っていた。

 首を傾げながらつぶやくと、ある男が目に入る。

 

「どいつもこいつも笑いやがって…………そんなに笑いたいなら…………!笑い苦しめ〜!」

 

 その男はそんな風に呟くと、ポイゾナスマッシュルームマルガムへと変貌する。

 そして、キノコの部分から胞子を出していく。

 

「ふんーっ!あははは!」

「居た!やっぱり、怪物はいたんだ!」

 

 その男がそう言う中、加治木は興奮気味にそう言う。

 加治木がスマホで撮影しながら近寄ると。

 

「おお〜…………!」

「お?お前…………笑ったな?」

「いえ!笑ってません!」

 

 ポイゾナスマッシュルームマルガムになった男は加治木にそう聞くと、加治木はそう答える。

 だが、がっつり笑っていた。

 男が加治木の肩を掴むと。

 

「ふんっ!苦しめ〜!」

「うわぁぁぁぁ⁉︎あははは…………⁉︎」

 

 男は加治木に向かって、胞子を放出していく。

 すると、加治木は笑い苦しんでいた。

 それは、胞子を浴びた他の人たちも同様だった。

 ヴェノムダケの効果だ。

 


 

 その頃、ラヴェニール学園の図書室では、さあやが何かを書いていた。

 すると。

 

「う〜ん…………」

「何書いてるの?」

「うわっ⁉︎」

 

 さあやが悩む様な反応をすると、そこにはながやってくる。

 はながそう聞くと、さあやは驚きつつも口を開く。

 

「学級新聞を」

「へぇ〜…………」

「毎月作ってるんだけど……………なかなか興味を持ってもらえなくて…………」

「ふ〜ん…………」

 

 さあやは学級新聞を書いている事を伝える。

 だが、なかなか興味を持ってもらえない事に悩んでいたのだ。

 すると。

 

「…………なら、プリキュアの事を書いてみたらどうだ?」

「えっ?」

 

 そんな風に声をかけられた。

 二人が声のした方を向くと、そこには一人の青年がいた。

 

柊介(しゅうすけ)君!」

「プリキュアなら、話題性は抜群だろうからな」

「どちら様で?」

「俺か?俺は宮川(みやかわ)柊介(しゅうすけ)だ。新聞部に所属してる。薬師寺の学級新聞を手伝ったりしてるんだ」

 

 さあやがそんな風に言うと、柊介はそう言う。

 はながそう聞くと、柊介はそんな風に名乗った。

 

「そうなんだ!私、野乃(のの)はな!よろしくね!」

「おう」

 

 はなはそう名乗ると、握手を求める。

 それを受けて、柊介も握手をする。

 すると。

 

「それと、プリキュアの事、めっちゃいいと思う!超イケてると思う!どんどん書こう!プリキュア!」

「おい、そんなに騒ぐと…………」

「こらそこ!静かにしなさい!」

「……………すみません」

「言わんこっちゃない…………」

 

 はなは、自分の事が書かれると思ったのか、テンションが上がりながらそう言う。

 柊介が止めようとしたが、司書に怒られてしまい、はなが落ち込む中、柊介が呆れていると。

 

「野乃さんって…………マウテンブルーバードに似てる」

「うん?」

「マウンテンブルー?何だそれ?」

「マウテンブルーはスズメ目ツグミ科の鳥で…………あった!これ!」

 

 さあやははなを見ながら、そんな風に呟く。

 それを聞いて、はなと柊介が首を傾げると、さあやはパソコンを操作して、ある画像を見せる。

 それは、青い羽の鳥の画像だった。

 

「ね?」

「確かに…………似てるな」

「……似てる?」

「かわいくてそっくり!」

 

 マウンテンブルーバードの画像を見て、柊介ははなと見比べながらそう言うと、はなは何とも言えない表情を浮かべる。

 さあやがそう言うと。

 

「あ…………ありがとう!」

「ふふっ………」

「パソコン得意なんだね」

「確かにな」

「知らない事を調べて、考えて…………分かるのが楽しいから」

「そういうの新聞で書いてみたら?」

 

 はながそう言うと、さあやは笑う。

 はなと柊介がそう言うと、さあやはそんな風に言う。

 すると。

 

「えっ?ダメだよ。みんな興味無いと思うし…………」

「え〜?私、読みたい〜」

「えっ?そう…………?」

「まあ、皆興味ないって事はないだろ。俺も少し気になるしな」

「そうかな…………書いてみようかな………」

 

 さあやはそんな風に言う。

 皆が興味ないからという理由で。

 それに対して、はなと柊介はそんな風に言う。

 すると。

 

「ねぇ、もしプリキュアの事を書くならイラスト描いてもいい?」

「えっ?いいけど…………」

「やった!」

 

 はなはそんな風に言う。

 さあやが了承すると、はなはキュアエールの絵を描いていく。

 

「出来た!」

「すっごい!上手!」

「ありがとう!」

「なかなかやるな…………」

 

 はながキュアエールの絵を描き終えると、二人はそんな風に言う。

 二人から見れば、かなり上手いのだ。

 そうして、学級新聞の作成は続いていく。

 


 

 その頃、クライアス社では。

 

「おぉぉぉぉ…………!早くミライクリスタルを手に入れるのだ………!」

「…………で、プリキュアもミライクリスタルも発見出来なかったと?」

 

 天井にある巨大な影は、ミライクリスタルを手に入れる様に急かしていた。

 リストルはチャラリートに対して、そんな風に問い詰めていた。

 

「へい…………。次こそ俺ちゃん…………やっちゃいますから」

「……………頼もしいです」

「…………て事で」

 

 リストルの問いに対して、チャラリートはそんな風に答える。

 それに対して、リストルはそんな風に呟いて、リストルの近くにいる人物はチャラリートを見つめていた。

 そんな中、チャラリートは。

 

『…………くっ!プリキュアに仮面ライダーガッチャードめ…………!』

 

 チャラリートは悔しそうにそんな風に考えていた。

 クライアス社もまた、動き出そうとしていた。

 


 

 その頃、宝翔はというと。

 

「ブシドー殿!拙者と仲良くなって欲しいでござる!」

「ブシ……………」

「何か好きな物は?好きな食べ物とか!」

 

 宝翔はアッパレブシドーを手に、そんなふうに問いかけていた。

 だが、アッパレブシドーは宝翔の問いを無視していた。

 

「……………確かに、気難しい…………。さて、どうした物でござるか…………」

「ホッパー!ホパホ!」

「ホッパー1、何か感じたのか⁉︎」

「ホッパー!」

「うわっ⁉︎えっ⁉︎そっち⁉︎そんなに引っ張んないで!」

 

 宝翔は、アッパレブシドーの気難しさに頭を悩ませていた。

 すると、ホッパー1が何かを伝える様に叫んでいた。

 宝翔がそう聞くと、ホッパー1はガッチャードローホルダーに入ったまま、宝翔を引っ張っていく。

 その頃、ポイゾナスマッシュルームマルガムが居る場所では。

 

「笑え、笑え…………!どいつもこいつも笑い苦しめ!あははは!」

 

 ポイゾナスマッシュルームマルガムは人々を笑い苦しませていた。

 それを、とある人物が見ていた。

 

「ポイゾナスマッシュルームマルガム…………!やっぱり、ヴェノムダケの毒か…………!ん?あれは…………」

 

 その人物は、ポイゾナスマッシュルームマルガムを見つめながらそう呟いていた。

 すると、その人物はある方向を向く。

 そこには、宝翔の姿があった。

 

「ホッパー!」

「ケミーがまたマルガムに…………!こんなの…………ケミーが望む事じゃない!」

 

 ポイゾナスマッシュルームマルガムを見た宝翔はそういうと、ガッチャードライバーを腰に装着する。

 それを見ていた人物は。

 

「ガッチャードライバー…………という事は、彼が…………」

 

 青髪に橙色の瞳をした宝翔と同年代の男の子はそんな風に呟いていた。

 そんな中、宝翔は。

 

「ホッパー!」

 

HOPPER(ホッパー)1!

 

 宝翔はガッチャードライバーにホッパー1のカードを装填すると、アッパレブシドーのカードを見つめる。

 

「行くでござる!ブシドー殿!」

「いや、それは…………!」

 

 宝翔はそんな風にいう中、その人物は宝翔を止めようとする。

 すると、アッパレブシドーのカードから刀が出てくる。

 

「ふんっ!むんっ!」

「うわっ⁉︎ちょっと⁉︎危ないって⁉︎ねぇ!お願いだから、一緒に戦って…………!うわっ⁉︎」

「ホッパー1と相性がいいのは、スチームライナーで、アッパレブシドーはスケボーズと相性がいいからな…………」

 

 アッパレブシドーは刀を操って、宝翔に攻撃していく。

 宝翔は避けたり、白刃どりをする中、その男の子はそう呟いた。

 宝翔が転がる中、ポイゾナスマッシュルームマルガムは宝翔に気づいた。

 

「うん?何だ貴様…………ふざけやがって!笑え〜!」

「やっぱ、スチームライナー、頼んだぜ!」

「スチーム!」

 

STEAMLINER(スチームライナー)

 

 その男は馬鹿にされたと感じたのか、宝翔に向かって胞子を向かわせる。

 宝翔はスチームライナーのカードを装填する。

 そして、すぐにアルトヴォークを操作する。

 

ガッチャーンコ!

スチームホッパー!

 

 宝翔は胞子を避けながら、ガッチャード・スチームホッパーに変身する。

 

「ふっ!はっ!」

「ふんっ!」

「ううっ⁉︎うぅぅぅぅ!」

 

 宝翔はポイゾナスマッシュルームマルガムと応戦していく。

 宝翔がポイゾナスマッシュルームマルガムの傘の部分を押さえていると。

 

「うわっ⁉︎」

 

 ポイゾナスマッシュルームマルガムは体を起こして、宝翔を蹴って吹き飛ばす。

 宝翔が倒れると。

 

「笑え笑え!笑い苦しめ〜!」

「っ!これはやばい!」

 

 それを見た男は、胞子を塊の様にしていく。

 それに対して、宝翔はアルトヴォークを操作する。

 

「ふんっ!」

 

スチームホッパー!フィーバー!

 

「ハァァァァァ!」

 

 男が胞子の塊を飛ばす中、宝翔はワイルドモードになって回避すると、ライダーキックを叩き込もうとする。

 だが、宝翔のライダーキックはキノコの傘の部分に当たり、跳ね返されてしまう。

 

「うわっ⁉︎マジか…………⁉︎」

「お前…………笑えないな。これでも食らえ〜!」

「うわぁぁぁぁ⁉︎」

「っ!」

 

 宝翔はライダーキックが効かない事に驚いていると、男は右腕から毒液を放出する。

 それを浴びてしまった宝翔は強制変身解除に追い込まれる。

 

「うわっ⁉︎」

「へっ!もう少し甚振って…………⁉︎」

「ハァァァァァ!」

 

 宝翔が倒れる中、その男は宝翔を甚振ろうとした。

 すると、人影が宝翔とポイゾナスマッシュルームの間に入り、ポイゾナスマッシュルームマルガムを攻撃する。

 

「えっ…………⁉︎」

「誰だお前⁉︎」

「彼には手出しさせない!」

「くっ…………!笑えないな…………!」

 

 宝翔が驚く中、ポイゾナスマッシュルームマルガムがそう聞くと、その男の子はそんな風に答える。

 それを見て、ポイゾナスマッシュルームマルガムは撤退する。

 そして、その光景を見て、ある男は宝翔を見ながら鼻で笑い、その場を去っていく。

 

「大丈夫かい⁉︎」

「あ、ああ…………あっ………⁉︎」

 

 その男の子は宝翔にそう話しかけると、宝翔はそう答えると、周囲の光景が目に入る。

 そこには、ポイゾナスマッシュルームマルガムの胞子で苦しんでいる人たちの姿があった。

 

『救えなかった…………』

「一ノ瀬!一ノ瀬!」

『何やってんだ…………俺…………』

 

 それを見て、宝翔はそんな風に後悔していた。

 ケミーだけでなく、人々も救えなかった事を悔いていたのだ。

 そこに、ミナト先生が駆け寄る中、宝翔は気を失った。

 すると。

 

「彼は、ヴェノムダケの神経毒にやられています。早く血清を!」

「あ、ああ…………お前、錬金術師か?見ない顔だが…………」

「事情は後で話します!今は彼を!」

「あ、ああ!」

 

 その男の子はミナト先生にそう話しかける。

 それを聞いたミナト先生は、その男の子がアルケミストリングをしているのを見て、錬金術師であると悟った。

 ミナト先生がそう聞く中、男の子にそう言われて、ミナト先生は胞子で苦しんでいる人たちに対処していく。

 宝翔の錬金アカデミーの生徒としての初陣は、苦い結末に終わったのだった…………。




今回はここまでです。
今回は、ガッチャード第3話とハグプリの第2話を組み合わせた話となっています。
流石に二つをまとめてやると、文字数が凄まじい事になりそうなので、前編と後編に分けました。
ガッチャードとプリキュアだけでなく、冥黒の三姉妹とクライアス社も手を組みました。
そして、クライアス社所属の錬金術師であるワンドレッド。
果たして、何者なのか。
遂に、宝翔達の前に姿を現した謎のオリキャラ。
そのキャラは味方です。
果たして、何者なのか。
それについては、次回にも触れます。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ガッチャードの仮想シーズン2の話から抜粋した小説仮面ライダーガッチャードは、面白いですね。
この小説でも、可能であれば仮想シーズン2の話をやりたいなとは思っています。
ストーリーが序盤で何言ってんだって話ですが。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から承っております。
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