長くなりそうだから本編を主体で気が向いたら書いていくスタイル。
貴女を一目見た時から
───英雄は死んだ。
【巨戟龍】ゴグマジオス
古文書に記された古代の古龍は各地の街を襲い、破壊の限りを尽くした。
そして突如ゴグマジオスはドンドルマを襲った。
ドンドルマは破壊の限りを尽くされ、ハンターズギルドとギルドナイト、国王近衛隊達の尽力によりゴグマジオスを砦まで誘導に成功。
そこでG級ハンターである【番狼】【灰燼】【終撃】【伽藍堂】、そして【番狼】の息子であり弟子でもある【番犬】が砦で決戦することとなる。
被害は甚大であり、ゴグマジオスを討伐するまでに死傷者は住人【3659人】下位ハンター【459人】上位ハンター【256人】ギルドナイト【68人】国王近衛隊【12人】G級ハンター【5人】にも登る。
そしてG級ハンターは【伽藍堂】と【番狼】以外が戦死という、ハンターズギルドは大打撃を受けた。
【伽藍堂】はゴグマジオスとの狩で左手左脚を欠損、引退を余儀なくされる。
【番狼】は右目右手、左脚に後遺症が残るも狩りに復帰した。
戦闘街ドンドルマの被害は3分の2が壊滅した。
▶▶▶▶
「お前、独りか?」
私は何となく瓦礫に座る少年に話しかけた。
年は10と少しか、若い。
「・・・・・」
少年は無言で瓦礫を指さす。
そこには"腕"があった。
「そうか」
私はそう言うと少年が指さした"腕"を持ち上げ、近くの広場に掘られている穴に持っていく。
それを少年は追いかけるように着いてくる。
私は大穴に着くと立ち止まり、少年の方を見る。
「・・・・自分でやるか?」
「・・・・・」
少年は何も言わなかった。
でも、私が持っていた"腕"を受け取り、それを大穴に入れた。
少年は大穴に落ちた腕をずっと眺めていた。
私も大穴の中を無言で眺めていた。
少年が投げた腕の下にはかつて私の息子だった手があった。
私も少年も、その腕や手が動く訳でもないのに、その手と腕が燃えるまで、燃え尽きるまでただ無言で眺めていた。
「もし、行く宛てがないなら・・・私の弟子にならないか?」
「・・・・・」
少年は何も言わない。
だが、少年の首は縦に振られた。
「・・・・そうか」
私は少年に手を差しのべる。
「─独りぼっちなもの同士、仲良くしよう」
少年はその手を取る。
その目はまだ死んでいなかった。
(・・・・・似てるな)
その目はリンドウにそっくりだった。
何かを決意した、そんな目だった。
「私の名前はリナリア、【番狼】サルビア=ヒガン。お前の名前は?」
「・・・・ダンテ=ヒガン」
「そうか、これも何かのなにかの運命なのかもな。これからよろしく、ダンテ。お前は今日から私の弟子だ」
「・・・・・・」
少年の握る手は、とても強かった。
高評価してくれたらモチベ上がります