川内とラブコメしたいぜ   作:ウルトラマンイザーク

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第11話

 

 

 

「提督ー!」

 

あれから、川内はよく俺の腕にしがみ付いてくる。

 

「あの、歩きにくいから離れてくんない?」

 

「やー!」

 

「赤ちゃんなの?」

 

「提督の前だったらそれでもいいかな」

 

いや良くねぇから。なにそれ性癖?

 

「俺はほら、君と違って学校行ってるからさ。今、数学の課題やってるから、ね?加賀にぶっ殺されるから」

 

「しかたない…その代わり後で」

 

「はいはい。構ってあげればいいんでしょ?」

 

うぜぇ…通常の五倍。いやそういうところも可愛いんだけどさ。

 

「ねぇ、まだ終わらないのー?」

 

「おい、さっきまだ終わってないって言ったばっかだろ。ニワトリかお前」

 

「むぅー!」

 

「唸って抗議するな。本当に動物かお前は」

 

恋人ってこういう感じだったっけ…いやいいんだけどさ。

すると、ぷるるっと家電話がなった。

 

「はいはーい」

 

あれから川内はよく家事をするようになった。今だって自分から電話に出てくれている。

 

「もしもーし」

 

さて、課題終わらせないと。もう少しで高二だし。まぁそんなこんなで付き合い始めて1ヶ月経っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

課題が終わり、仕方ないので川内とお出掛け。

 

「どこ行く?」

 

「任せる」

 

「こういう時は男性がエスコートしてくれるものだよ」

 

「女性の意見を尊重する民主主義的な彼氏なんだよ」

 

「ふーん。じゃあどこ行ってもいいんだ?」

 

「自宅がベストかな」

 

「帰る気!?」

 

まぁね。なんて感じで歩いてると、前方238.61mに黒い長髪に帽子を被ったセーラー服の女の子が歩いてるを発見した。いや、まだ確証がない。

 

「提督?」

 

「静かに」

 

提督イヤーズ。俺は目を閉じて耳に全神経を集中させる。

 

「……っく、……ったらレディの……を……」

 

間違いない。俺はクラウチングスタートの姿勢を取る。そして、ニヤリと笑うと戸惑ってる川内を捨て置いてダッシュ。

 

「ぅあぁかぁつぅきぃーっっ‼︎‼︎‼︎」

 

「へ?ひゃあっ!」

 

約11秒くらいで走って暁を抱き上げた。そのまま高い高い。

 

「久し振りだなぁーっ!」

 

「きゃあぁーーっ!」

 

「お前のために何回か艦娘学校に顔出したりしてたのにさぁ!中々お前に会えなくて寂しかったぞー!」

 

「ひゃあぁぁぁっっ‼︎‼︎」

 

「はっはー!お前は今日から俺の物だ!泣き喚いても無駄だぞぉー!これは決定事項なのだ…」

 

後ろから飛び蹴りを喰らった。そのままバランスを崩し、暁を落としてローリングしながら電柱にダイブ。

 

「大丈夫?暁」

 

「せ、川内さぁ〜ん…グスッ」

 

川内が暁を抱っこして、しばらくよしよしとあやす。が、すぐに自分が抱っこされてることに気付き、暁はジタバタした。

 

「は、離しなさいよ!暁を子供扱いしないで!」

 

「はいはい…」

 

言われて苦笑いしながら降ろす川内。そこでようやく俺を睨んだ。しかも殺意の波動を放った眼光で。

 

「提督、今の行動はどういうこと?」

 

「え?いやいつものことじゃ…」

 

「ふーん…そういう認識なんだ。暁、今度お詫びしてあげるから今日はちょっとごめんね?私はあの人に用があるから」

 

「わ、分かったわよ」

 

そのまま去る暁。俺は川内に家に連行された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家。俺は正座させられている。目の前にはカンカンの川内。

 

「今の私と提督の関係、わかるよね?」

 

「お、おう。恋人だよな」

 

「その恋人の前で堂々と幼女に手を出すのはどういうこと?」

 

あ、そういうことかこいつがご機嫌斜めなのは。なら俺が悪いか。

 

「悪かったよ。まぁでも暁とかあの辺は小学生だろ?だから…」

 

「提督はロリコンでしょ!?こっちとしても食べんの余り見ていていい気分にならないし…」

 

「や、俺からしたら小動物を抱いてる感覚だったんだが…」

 

「とにかく!そういう行動は禁止!いいね!?」

 

「わーったよ…」

 

はぁ…もう川内の前じゃ駆逐艦は抱けないのか…でもいない時に抱けばいいよね!うん、万事解決。

 

 

 

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