川内とラブコメしたいぜ   作:ウルトラマンイザーク

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二日目

 

 

 

俺は男子校に通っている。中学時代、大会前日に女子の主将を剣道でフルボッコにした挙句、他の女子からゴミ扱いされて以来、女性不信だったからだ。でも、それも提督になったおかげで治った。ある程度は。だから艦娘とは普通に暮らせてた。が、それも終わった。と思ったのに川内がまた来た。はい前回までのあらすじ終わり。

学校から帰ると、川内がコタツに入ってゲームしてた。

 

「お前なにしてんの」

 

「モンハーン。やる?」

 

「おう、やるやる。じゃなくてお前だからなにしてんだよ。お前と同世代の連中は学校行ってんぞ。お前も勉強しろよ」

 

「えー…だって面倒だし。一生養ってよー」

 

「追い出すぞ」

 

「ごめんなさい」

 

はぁ…甘やかし過ぎたか。

 

「まぁいいや。六時には飯にするから」

 

「はぁーい」

 

それだけ言って俺は出掛ける。確か間宮さんの喫茶店行けば半額で飲み物飲めるしな。

 

「で、なんでついてくんのお前」

 

「間宮さんの所いくんでしょー?だったら私も」

 

「奢らねーからな」

 

「はいはい」

 

 

 

_______________________

 

 

 

 

二人で学校の近くの間宮さんの喫茶店へ。あの人、お昼は艦娘の学校で食堂やってんだよな。マジすげぇ。ビジネスライク。働き過ぎたろ。休めよ。

 

「テートクーー!」

 

この声。うん、間違いない。

 

「こんなところで会うなんて奇遇ネェーッ!」

 

「当たらなければどうと言うことはない!」

 

しゃがむ。上になんか通り越す。金剛、電柱に飛び付く。

 

「あ、金剛さ…」

 

「行くぞ川内」

 

「いやでも…」

 

「今のは流れ星だ。流星だ。少女が見た流星だ。バスターライフル撃たれたら終わるぞ」

 

そのまま逃げるように通り過ぎようとしたら後ろからしつこく抱き付いてくる。

 

「なんで避けるネ!」

 

「なんだ、幻聴か?」

 

「亡霊じゃないヨ!」

 

てな具合にしつこい。するとさっきの流星の飛んで来た方からパタパタ走ってくる影。

 

「お姉様待ってください!って、提督!こんにちは!」

 

「あ、比叡」

 

「はい!あ、川内さんもこんにちは!」

 

「よっす!ていうかどうしたのこんなところで」

 

「えーっと、間宮さんにお使い頼まれまして、その帰りです」

 

「あーそういえばお二人は間宮さんと一緒に喫茶店やってるんだよね。ちょうどこれから行くところだったんだよ」

 

「あ、そうだったんですか」

 

「てか、お使いなのに手ぶらなんだけど…」

 

「二人揃って忘れちゃいました!お姉様っておっちょこちょいなんだからー!」

 

「それはあなたもでしょ…」

 

おいお前ら、話してないでこの頬擦りしてくるバカなんとかしろ。俺に抱き付いていいのは駆逐艦だけだ。

 

「じゃ、そういうわけだから」

 

「待つネ提督!せっかくだから一緒に行こうヨ!」

 

「え……」

 

代わりに返答してもらおうとチラッと川内を見る。が、比叡との世間話に夢中だ。

 

「わーったよ…」

 

「やったネ!ほら行きまショウ!」

 

「分かったから引っ張るな。腕取れる腕取れる」

 

てなわけで歩くこと数分。喫茶「ヴァルハラ」。おい、これ怪しい店にしか見えないし付けたの金剛だろ。

 

「ただいまネー!」

 

威勢良くドアを開ける金剛。すると間宮さんがにこやかにお出迎え。

 

「おかえりなさい。……って提督と川内さん?いらっしゃいませ」

 

「こんちは。今、大丈夫ですか?」

 

「大丈夫ですよ。お好きなところに座ってください」

 

言われておとなしく従う俺と川内。

 

「私も一緒に提督と…」

 

「待ってください金剛さん?頼んだ御使いはどうしたんですか?」

 

あ、間宮さんのあの笑顔は怒った笑顔だ。

 

「え!?そ、それはえーっと……財布を忘れたネ!」

 

「今すぐに行って来なさい」

 

「え、でも提督と…」

 

「早く」

 

「り、リョーカイネ……行くヨ比叡」

 

「は、はい!」

 

相変わらず怖ぇーなあの人。まぁいいや、俺達もさっさと注文しよう。

 

「決まりました?」

 

「抹茶ラテで」

 

「私も!」

 

「かしこまりました」

 

あぁ、こういうにこやかな笑顔は美人なのになぁ間宮さん…。さて、なにしてよっかな。ゲームしてたいんだけど、誰かと一緒にいる時にゲームするのはちょっとなぁ…。

 

「提督はさ」

 

「へ?」

 

まさか向こうから話しかけてくるとは…。

 

「学校楽しい?」

 

「ん?まぁ楽しいっちゃ楽しいな。勉強だるいけど」

 

「ふーん…」

 

「……なんだよ。お前も学校行きたいのか?」

 

「まぁ、行きたいっちゃ行きたいけど…もうみんなより出遅れちゃったし…」

 

「大丈夫だろ。高校の最初の単元なんてほとんど中学の復習だし」

 

「でもさ、私が学校に入るのって来年だよね」

 

「艦娘専用の方なら入れんじゃねぇの?頼めば」

 

「………」

 

「ま、入りたきゃ入れよ。無理に入れとは言わないけどな」

 

すると、間宮さんが注文したものを持って来てくれる。あー抹茶うめぇー。オレじゃないと飲めないけど。

 

「じゃあ、提督が勉強教えてよ!」

 

「無理。俺、留年の危機」

 

「さっきまで言ってたことが九割説得力なくなったよ!?」

 

ほっとけバーカ。そもそも高校の勉強が将来一番役に立たないからな。俺が真面目に受けてる授業なんて情報と体育くらいだっつの。

 

 

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