川内とラブコメしたいぜ   作:ウルトラマンイザーク

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八日目

 

 

 

 

最上のおかげで無事に期末テストを終えて夏休み。俺と川内はダラけていた。そりゃそうだろ。だって暑いしダルいしクーラーぶっ壊れるし。

 

「おい川内」

 

「なにー」

 

「どっか行こうぜ。クーラーきいてる場所」

 

「えぇ…面倒臭い…」

 

「いいか、よく考えろ。ここで延々と暑さとバトルするより多少の運動をすることによってクーラーの店に入って涼しい思いした方がリスクは少ない」

 

「えぇ…」

 

「それに俺の奢りも付くぞ」

 

「行こう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、わざわざうちの店に来たんですか?」

 

「お前の店じゃない。間宮さんの店だろ」

 

霧島にぶーぶー文句を言われる。金剛は俺の腕にコアラみたいにしがみ付いて離れないし、川内は比叡とダラけてる。本当に妹2人のがしっかりしてんなこの姉妹。

 

「まぁいいですけどね。それで、ご注文は?」

 

「冷たいもの」

 

「アバウト過ぎます」

 

「アイスティー、あっちには抹茶ラテ」

 

「かしこまりました」

 

あー確かに涼しい…実際、俺もダレたいが金剛がスゲェジャマ。

 

「ヘイ提督!少しは私とも会話しようヨー!」

 

「却下、てか少し大人しくしてて。ただでさえサウナみてぇな部屋にいたってのに…」

 

「ムゥ……」

 

本当に疲れてんだよ。暑いだけで身体中の元気吸い取られてる気分なんだっつーの。ディメンターでもいんのかよマジで。

 

「いらっしゃいませー」

 

レジにいる榛名の声と共にドアの開く音。おいおいふざけんなよ。人口密度を上げてんじゃねぇよただでさえさっきまで暑くてイライラしてんだよ。お前らみたいなカスは喫茶店じゃなくてダンボールの中で雑草と雨水でも飲んでろ。

 

「あ、本当に榛名さんだ!マックスの言ってた通りだね!」

 

「私もビスマルクから聞いただけよレーベ」

 

「海外艦GETだぜ☆」

 

俺はその場からジャンプして二人を抱き上げた!ありがとう神様!暑さなんて吹っ飛んだぜ☆

 

「ち、ちょっとあなた離しなさいよ!てかなんでこんなところに…!」

 

「だ、だから恥ずかしいってば提督!」

 

「い、今座ってる状態からあそこまで飛んだの…?」

 

「こ、ここから出口まで四人用四席分は離れてますよね…」

 

川内と比叡がドン引きしているがそんなもの関係ない。駆逐艦さえいれば俺はいいんだ!

 

「提督ー!私にも構って欲しいネー!」

 

「ほら金剛さんが呼んでるんだから離しなさいよ!」

 

「て、提督〜…苦しいよぅ…」

 

「はーっはっはっはっ!離せと言われて離すたまではないわぁっ!」

 

「離さないと嫌いになるわよ…」

 

言われて俺は二人を無言で降ろした。それは卑怯ですよマックスさん…。それと共に金剛が飛び付いて来るが、変わり身の術で椅子を犠牲にした。

 

「とりあえず二人ともこっち来いよ!ほら川内と比叡もいるぜ!」

 

「ふぅん…いいけれど」

 

「僕も」

 

「なんかダシに使われてる気がする…」

 

川内がゲンナリしてるが、俺はそんなこと関係ない。で、俺達は席に座った。

 

「で、なににする?俺のオススメは…」

 

「ふぅん」

 

マックスにそう言われた瞬間、フォークを自分の喉元に持って行った。

 

「ま、待ってよ提督!ま、マックスの照れ隠しだから大丈夫だって!」

 

「と見せかけてレーベちゃんGETだぜ!」

 

「ひゃあっ!い、いきなり抱き着かないでってばぁっ!」

 

「可愛いなぁレーベ!」

 

ぎゅーってしてると横からゲシっと叩かれた。そっちを向くとマックスが拗ねた様子でそっぽを向いてる。

 

「拗ねるなよー!」

 

「やっ!だからやめなさいよ!」

 

拒否するものの明らかに声が喜んでる。可愛いなー!もー!

 

「お待たせいたしました。抹茶ラテとアイスティーです」

 

霧島が飲み物を運んできてくれる。それに合わせて俺は二人を離した。

 

「レーベちゃんとマックスちゃんはなににする?」

 

「えーっと…僕はパフェ!」

 

「私は…この人と同じのでいいわ」

 

「マックス可愛…」

 

「いい加減にするネ提督ー!どうして私には構ってくれないんデスかー!?」

 

「駆逐艦じゃなかったから」

 

「それは酷すぎるネ!私もぎゅーってして欲しいのにー!」

 

「比叡、やってやれ」

 

「お姉様ー!」

 

よし、チョロい。さて、俺は駆逐艦を愛でるか!なんて思ってたら後ろからぱかんと殴られた。川内だ。いつの間に後ろに…。

 

「なにすんだよ」

 

「別にー?」

 

ツーンとしてる。なんだよ…俺がなんかしたか?

 

「お前もぎゅーってして欲しいの?」

 

「なっ…!ち、違うわよバカ!」

 

そ、そんな真っ赤になって怒らんでも…。

 

「そういえばさー聞いてよ提督。僕あれから女の子っぽくなれたみたいで女の子からの告白はなくなったんだけど、この前の遠足で私服OKだった時にまた告白されちゃってさぁ…」

 

「そりゃそうよ。あなたあの時、BWの時のサトシみたいなカッコしてたもの」

 

「なるほど…つまり女の子っぽい服を選んで欲しいと?」

 

「そうだよ」

 

なるほどな…。

 

「なら今から買いに行くか。どーせ夏休みで暇だし。川内も行くっしょ?」

 

「うん」

 

「提督!私も行きたいネー!」

 

「や、お前らは仕事中じゃねぇの?」

 

この時間、間宮さんは艦娘学校の方の食堂でいない。だから金剛型の連中はこの時間は勢揃いしているらしい。話を聞く限りじゃ、間宮さんは一人で五人分の働きは余裕だそうだ。怖いね。

 

「私は行きたいネー!大体、バイトなんて二人いれば余裕でショウ!」

 

「は、榛名も行きたいです!」

 

「私は金剛姉様が行くなら!」

 

「私は遠慮しておくわ。あとで間宮さんに怒られそうだし」

 

で、ミラクル☆ジャンケンタイム。結果、金剛の大敗となった。

 

 

 

 

 

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