俺、川内、レーベ、マックス、比叡、榛名で服屋。周りから見たら俺どんな人なんだろ…十中八九女たらしだよな。別にいいけど。
「えーっと、とりあえず二人とも魔法少女にならないか?」
「はぁ?」
「へ?」
「提督、口閉じて」
川内に怒られたので黙ることにした。
「えーっと、レーベを女の子っぽくすればいいんだよね?」
「うん。よろしくお願いします」
「榛名もお手伝いしますね!」
なんて感じで全員が服選びを開始。俺はといえばジオン公国軍のパイロットスーツを持ってきて比叡に殴られていた。そこで、「あっ」と比叡が声を上げる。
「せっかくだからマックスさんのも選んであげようよ!」
「へ?」
「そうですね!榛名にお任せください!」
「いや、私は別に…」
「マックスも欲しいそうだよ」
「ち、ちょっとレーベ!」
「え?違うの?」
「ち、違くないけど…」
で、キャーキャー言いながらはしゃぐ女子組。まぁアレだ。俺は店の外で大人しくしてよう。バレないように外に出てアイス買ってベンチに座る。外は暑いなやっぱ…誰だよ夏なんて考えたの。まず夏って呼び方がダメだろ。だから暑は夏いとかわけわからんこと言い出す輩が増える。ここは一つ、俺が夏に変わって呼び名を作ってやろう。
まずは涼しそうな名前がいいな。ロシアとか?国名じゃねぇか。もっとオブラートに包もうぜ。涼しい名前か…夏の涼しさといえば風鈴だよな。と、いうわけで略して涼風で決定だネ☆
「なんで涼風は暑いんだ…」
名前を可愛く涼しくしても暑いものは暑かった…。そりゃそうだよね、所詮名前だし。
「なに意味わかんないこと言ってんの?」
「あぎゃぎゃっ!」
不意に後ろから声を掛けられ怪獣みたいな声を出してしまった。
「…なんだ川内か」
「なにしてんの?洋服選んであげるんじゃないの?」
「黙ってろって言ってた癖にお前がなに言ってんの」
「出て行っていいとは言ってないもん。てか外は暑いでしょ」
「暑くねぇよ。ただ滝のように汗かいてるだけだよ」
「かなり暑そうじゃん…」
「それよかお前はあっちに混ざらなくていいのか?」
「そういうわけじゃないけど…提督が一人じゃ可哀想だから…」
「別に一人でもいいだろ。むしろ一人のなにが悪い」
「いや悪いとかじゃなくて…まぁいいや。隣座るね」
言うとストンと座ると俺の持ってる食いかけのアイスを見つめる。
「いいもの持ってるじゃん」
「ヤンキーなの?金ならやるから買っといで」
「はぁーい」
パタパタと買いに行く川内。まぁあそこのアイスめちゃんこ美味いかわりに鬼高いからな。一人分くらいはなんとか…、
「あー提督アイス食べてるー!」
この後、めちゃくちゃ奢らされた。
帰り。奢ったお礼にレーベ達の住んでるマンションに連れてってくれるというのでついて行った。榛名と比叡はかえった。駆逐艦の家に入るなんて初めてだぜ…緊張してきた。
「ただいまー」
「あ、おかえりー」
へ?誰かいんの?男だったら殺すしかないんだが…。
「あら提督!久しぶりじゃない!」
ビスマルクとプリンツだった。
「川内、俺を守れ」
「へ?」
「早く!」
「え?ちょっ…」
「提督ぅーっ!」
ガバッと飛びついてくるビスマルク。俺は川内を前に突き出してガードした。
「ひゃあっ!」
「ちょっ…あなた邪魔…!」
ドッシーン☆と二人は抱き合うように衝突。それを捨て置いて俺は中へ入った。
「久しぶりプリンツ」
「わぁっ!びっくりした!」
「俺はモンスターかなにかなの?とりあえずお邪魔するぞ」
「どうぞ〜」
しかし綺麗な部屋だなー女の子の家。部屋は人によるんだろうけど。だってうちの夜戦馬鹿の部屋は汚いもん。
「さ、じゃあ僕とマックスはご飯作るから、提督はゆっくりしててね」
「エプロン姿可愛い!」
「だから急に抱き着くのやめてってばぁっ!」
「マックスも可愛いー!」
「や、やめなさいってば!」
ぎゅーっとする。可愛い。ホントに可愛い。この家に居座りたい。