隻腕ハイライト無し多重人格野郎がダンジョンに突貫するそうです 作:お寿司のネタのサーモン
キングスライム
あらゆるスライムの進化・派生の中でも一握りの個体しか進化できない特別なスライム。
数々の獲物を捕食し、多数のスキルを持っていることの方が普通といわれその攻撃の多彩さで危険度はAに限りなく近いB。
ってコメント欄の先輩に聞いてきた。
守「つまりはこんなとこに居ちゃ行けないモンスターってことですか?」
:そう言うこと
:俗に言うイレギュラーってことや
:所でさっきから何もしてこないなこのキングスライム。
守「そうですね。」
キングスライムが跳ねると同時にダンジョンが揺れ天井から石が落ちてくる。
守「・・・ダンジョンって崩壊しませんよね?」
:・・・多分(-_-;)
:大きすぎてダンジョンが崩れてる・・・
:なんか近寄ってきてない?
守「・・・ホントですね?」
キングスライムが十分に近づくと触手を伸ばして左右に振るう。
守「・・・挨拶?」
:へぁっ!?
:キングスライムお前そんなこと出来んのかよ!?
:Hello!
:魔物が人類に初めて敵対行動を取らなかったってマ?
:この配信の映像価値計り知れないゾ
守「えっと、こ、こんにちは。」
キングスライムがどう思って挨拶してきたのかは知らないが取り敢えず返事くらいはしておこうと返事を返す守。
その後キングスライムの目と思わしき場所が変形した。
「(`・ω・´)」
:どこでその顔覚えた!?
:キリッの顔なんてダンジョン内にないしなぁ
:どうせ掲示板でもみたんでしょ?(やけくそ)
:ダンジョン内で掲示板なんかやる奴いるの?
:でも知ってるってことはそうなんだよなぁ
守「敵意は・・・ないの?」
そう守が問うとそれにこたえるかのように触手を左右に振った、そんな気はない様子だ。
守「じゃあ何を?」
「( ´・・)ノ(._.`)」
守「???」
触手を守の頭にのせて数回撫でると今度は胴に手(?)を回した。
:おい!大丈夫・・・そうやね
:なんでこんなにほのぼのしてるんだか
:最低ランクでも一応ダンジョン内です
:いいな~頭撫でるのいいな~
:わかりみが深い
:どこに連れて行こってんだ?
守「あ、あの!・・・どこに連れて行くつもりなの?」
「(。・∀・)ノ゙」
腰に回した触手でそのまま自分の頭にのせて進んでいく。
:さあ?
:下に降りてるってことはボス部屋?
:でもここボスいなくなかったか?
:いたけどせいぜいレベル5か6の鬼弱スライムしかいないよ
:ほな勝てるか・・・
:大丈夫でしょ
:万が一の時はキングスライムが何とかしてくれるっしょ
:キングスライムへの過剰な信頼がキングスライムを襲う!
しばらく階段を下りていると少し広い部屋に出て来た。
部屋の真ん中にはスライムがぷよぷよと動いていた。
守「ここが目的地?」
「コクコク」
如何やらそうらしい。
キングスライムが部屋の中にいたスライムに何か合図のようなものを送るとスライムは壁に触手を伸ばして何かを引いた。
すると・・・
ゴゴゴゴゴゴゴ
広場の壁が揺れ動き中から光が漏れた。
守「わぁ・・・」
中にあったのは目がくらむような量の金銀財宝で埋め尽くされていた。
:うおおおおお!?!?
:なんじゃぁこりゃあ!!
:目がくらむよ!
:宝物庫か!?
キングスライムはある程度まで中に入ると頭に乗せたままだった守を降ろし宝物庫内で一番厳重に保管されている様な物を取り出して持って来た。
守「・・・もしかしてくれるの?」
キングスライムが寄越した物ははたから見ると錆にまみれた朽ちた剣だった。
:なんこれ?
:さあ?
天目一箇神 VIP
:ほぅ・・・まさかこれがあるとはね
:天目一箇神様は何かご存知で?
天目一箇神 VIP
:こいつは【朽ちた英雄の剣】聖遺物だよ
:へぁっ!!
:ちなみに朽ちる前は分かったり・・・
:教えて鑑定眼先輩!
:教えて進ぜよう・・・としたいところだが
:ん?
:鑑定が弾かれました(;´д`)ゞ
:なんやと!?
:ま、まあ、守君に聞けば良かろう
守「あ、は、はい、え~と・・・
【朽ちた英雄の剣】
ーー持ち主は魔物にも敬意を払う英雄だった
かつては強力な剣だったが持ち主を失い成長を辞めてしまった剣、だがもう心配は要らない、もう既に主は見つけたのだから
だそうです。」
:・・・
:う~ん
:嫌な予感しかしない
:ち、ちな能力は?
守「能力は・・・あった。
【不屈の闘志】
この剣は破壊されてもさらに強力になって帰って来る
【不滅の闘志】
この剣の所有者の身体的障害を排除する、ただこの剣を帯刀しているときにのみ有効
【もう失わせない】
この剣の所有者が危機的状況に陥ると不滅状態を与える・・・?????????」
:首傾げてて可愛い
:不滅状態ってなに?
天目一箇神 VIP
:取り敢えず喜ぼう、これで借金が返せるんだろ?
:それもそうやな
:換金所もこれだけの金銀財宝を持ってこられたら困るだろうな
守「あ、時間が来ちゃった、皆さん配信見てくれてありがとうございます・・・これ以上は近所のおじさんたちに迷惑かけちゃうから配信はお終いです、では次の配信で会いましょう。」
:お疲れ~
:今回は凄いことになったな
:いやあ、Gランクダンジョンでまさか聖遺物が見つかるとは・・・
:おつ~
取り敢えず第一回配信は終わりを迎えた。