恋愛モンスターとカエル型宇宙人   作:ゴランド

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100カノ3期楽しみー!PV見返してますが、やっぱり新しい彼女を含めて皆、ぎゃ゛わ゛い゛い゛ね゛!


第八話 出没する五色のカエル達

 

「いやぁ、それにしてもまさかジロロが自分の故障した宇宙船を修理する為にこんな山奥に隠しているなんて。しかもそれを修理する為にわざわざ俺を呼ぶなんて驚きだよ」

「急にどうした」

 

 ここは梳杉町のとある山奥。ジロロが乗ってきた宇宙船が墜落した場所であると同時に宇宙船の隠し場所でもあるのだ。

 

「正直言うと俺がやってるのは長期的な違法駐車だしなぁ…早く動かしたいけど、グレー的な行為を恋太郎に巻き込んでる事に申し訳なさが…」

「気にするなって。羽々里さんが花園邸の敷地を一部貸してくれるって言うし、最低限動かせるようにすれば何とかなるさ」

 

 長く放置すれば宇宙警察に見つかり、罰金のリスクがある。そう考えているジロロは恋太郎に修理の手伝いを頼み込んだのだ。なお、花園家の敷地貸出については当主(羽々里)にジロロが己の体を差し出す事で交渉成立に至った。彼の尊厳はボロボロになった。

 

「さてさて、もうそろそろ俺の宇宙船が見えてくるころだな…」

 

 そう呟きながら茂みを掻き分けた先、そこには外装が剥がされパーツが溶断された無惨な姿の宇宙船が…。

 

「酷く凄惨な姿になってるーーーー!!??」

「ジロロお前…ここまでズボラだったとは…」

「ズボラで済む話じゃないし、そもそも俺は週2のペースで整備と掃除していたから!」

 

 ジロロは基本的に一日をお世話になっている愛城家での家事・洗濯、軍に提出するレポート作成た宇宙船の修理に費やしている。にも関わらずこの惨状はおかしい。そう思っていると何者かがこちらをやって来る。

 

「恋太郎、誰か来る…!」

「え、一体誰が…」

 

 茂みに隠れながら様子を伺うと、そこには三体の謎のメカメカしいサムシングが居た。

 

((なんだあのズゴックもどき達は……!?))

 

 謎に包まれた存在が複数登場した事に二人は動揺を隠せずに居た。

 

「あれは…ペコポンに住むUMAなのか?」

「えっ、あ…いや…宇宙人…じゃないかなぁ?」

 

 お互いに目を合わせるも、眼前のズゴックもどき達の謎は深まるばかり…そんなジロロと同じサイズのそれらは宇宙船の前に立つと工具を取り出し、宇宙船を解体し始めた。

 

「アイツら俺の宇宙船をバラバラにしようと!?」

「どうするんだジロロ?」

「決まっている」

 

 特殊スーツを纏い、両手にハンドカノンを装備。怒りの籠った声がジロロは呟く。

 

奴等を潰す…ッ!

「ジロロがブチ切れている!?」

 

 待て待てと言いながら止める恋太郎。だがしかしそれでも彼は止まることは無かった。

 

「俺の尊厳を犠牲にしてまでも修理の準備をしていたのに奴等はそれを台無しにした…ッ!ぶっ潰s…ぶっ殺してやる!!!

「言い直す程の殺意!?」

 

 恋太郎の静止を振り切り、ジロロはズゴックらしき者達の元へ駆け出すのだった。

 

 

 ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

 

 

「いやぁ〜、まさかこんな所に宇宙船が捨てられてるなんてねぇ〜!」

「軍曹さん!こっちの外装はあらかた外し終わったですぅ!」

「こちらもスラスターの取り外しは終わった…しかし、まさかこんな山奥に宇宙船が隠してあるとはな」

 

 ジロロが乗ってきた宇宙船の解体に勤しむ謎の存在…その正体は地球に潜伏していたケロン星からの使者、ケロロ小隊であった。ケロロ軍曹を筆頭にタママ二等兵、ギロロ伍長の三人が作業を行う。

 

「でも良いんですか?勝手にこんな事をして。もしも持ち主が来たら…」

「へーき、へーき。どうせどっかの野良宇宙人が捨てたヤツっしょ!クルルのヤツも故障してて数ヶ月も動いてないって言ってたし!このまま宇宙警察に見つかって大騒ぎになるよりは我々の手で再利用した方が建設的なのだよ!」

「全くそんな事を言ってこれまで痛い目に遭ってきたのを忘れているのか!……ん?」

 

 その時ギロロは気付く。付着していた土により隠れていたが外装に見覚えのあるマークがあった。汚れを払うと彼は目を見開く。

 

(これは…ケロン軍のマーク!?ではこれに乗ってきたのは…!?)

 

 同郷の者(ケロン軍人)。ギロロの中でその答えが脳裏に過ぎった…その瞬間、上空から複数の熱を感じる。なんだ?と疑問に思った直後、エネルギー弾の雨がケロロ小隊を襲い始めた。

 

「ゲロォーッ!?なに!なに!?」

「タマぁーーーッ!?」

「敵襲かッ!」

 

 各々が戸惑いを隠せない様子を見せる。すると赤い防護服(赤い彗星ズゴックもどき)を着用していたケロロがその場で吹き飛ばされる。

 

「ケロロ!?」

「軍曹さんが何もない所で吹き飛ばされたです!?」

「ぐえーーっ!?なに!?なんかぶたれたんですけど!?親父にもぶたれた事ないのに!」

「敵の姿が見えない…!?クルル、応答しろ!」

 

 通信機を使い、小隊の作戦参謀であるクルルに連絡を試みるが、ジジジ…とノイズが走るのみ。ギロロは舌打ちをしながら己が愛銃を構え、迎撃体制に入る。

 

「通信妨害か、奴め…手慣れている!」

 

 ガサガサと茂みから音が、更に地面を蹴る音。相手はケロロ小隊を囲うように常に移動しているとギロロ達は分かるだろう。それに対して小隊達はただジッとしている訳ではなかった。

 

「アンチバリア…いや、ステルス迷彩を使っているな…と、なればそこかッ!」

 

 ギロロの銃から閃光が走る。それと同時に襲撃者もエネルギー弾を放つ…が、両者共に弾丸は不発。互い撃ち合うがどれも決め手にはならない。そんな閃光の嵐を前にタママの戦闘本能が刺激されたのか、ブチリと何か切れる音が響いた。

 

クソがぁ!まどろっこしいんじゃあああッ!タママァ…インパクt

 

 その瞬間、タママはその場で爆ぜる事となった。

 

「タママが自爆した!?」

「馬鹿者め!防護服を着たまま撃つ奴があるか!このッ!」

 

 黒色から更に黒焦げになったタママを他所にギロロは銃のトリガー引く。偶然かはたまた計算通りか、一条のビームが的確に透明な襲撃者の頭部を直撃。ステルス迷彩が解かれ、その正体が露わになるだろう。

 

「貴様…何者だ!」

「お前達の敵だ…!」

 

 そう吐き捨てると相手はケロロの懐に潜り込み、アッパーカットを決める。

 

「2度もぶった!?」

 

 そのままケロロは運悪く、頭上にあった木の大枝に直撃。更に防護服に付いていた角が突き刺さり抜けない事態となった。

 

「あ、あれっ!?抜けない!?ちょっと、抜けないのでありますが!?」

「そんな角なんか生やしているからだ!それとそんな目立つ赤色をしてるから真っ先に狙われるんだ貴様は!」

「だって吾輩リーダーだもん!隊長だもん!」

 

 うえーんと大人気なく泣き始める隊長を背にするギロロ。そんな彼は襲撃してきた相手を見て、確信めいた答えが頭に浮かぶ。

 

「貴様、ケロン軍人か…!」

「だとしたら?」

「無力化した後に色々と聞かせてもらおうか…お前の事をな」

 

 専用の次元からバズーカを召喚し、ギロロは発射する。敵に向かって飛ぶ弾は地面を直撃し爆ぜる。だがそれだけで終わるとは思っていない、ギロロはそのまま接近しマシンガンによる牽制射撃をしながら距離を縮める。

…そして、バズーカ弾により発生した土煙が晴れた頃には相手とギロロはお互いに銃を突き付けていた。

 

「どうする?この距離、脳天に撃てば貴様は助かるまい」

「どうかな、俺が先に貴様の心臓を撃ち貫くぞ」

「ではやってみるか?」

 

 森林の中、風が吹き抜ける。ギロロは防護服越しに突き付けられた銃を前に冷汗を掻くだろう。ギロロは恐怖を感じていない、この撃ち合いに勝つ自信がある…が、相手は同じケロン軍人。生捕りにし、情報を抜き出すのがこの場での優先事項だ。

出力を下げた銃器によるヘッドショット、それで終わる筈…だと言うのにギロロはトリガーを引けずにいた。

 

(この余裕…まさか生き残る自信があると言うのか…!?)

 

 普通の戦士であればここは退くのが当たり前。自身の命を第一に考えるだろう、だが眼前の相手はそんな素振りを見せず前に突き進むようにしている。

 

(このケロン人は死ぬ覚悟が…否、生き残る覚悟があるとでも言うのか!?)

 

 一瞬だけギロロは圧される。こちらが殺す気で行かなければこちらが殺される。ウエスタンの決闘めいた状況がしばし続き、お互いの引き金が引かれようとした…刹那、風が吹き抜ける。

 

「ッ!?」

 

 襲撃者がその場から飛び退くと、地面に数枚の手裏剣が突き刺さる。それを見たギロロは風の正体を察し、声を上げる。

 

「ドロロか!」

「危ない所だったでござるな」

 

 その場に現れた青いケロン人ことドロロ兵長が助太刀する形で場に乱入する。それを目にした襲撃者は驚きが混ざった声を上げる。

 

「ケロン人だと…!?」

「武器を下ろすでござる。同じ星に生まれた者同士で争うのは御免」

「そうやって騙し討ちをしてくる輩と何度も戦って来た。武器を下ろすならそちらからだ」

「話しても無駄なようだな」

「致し方無し…!」

 

 ここに集う三体のケロン人。生き残るのは誰になるか、緊張感が場を包み込むだろう。そしてそんな場の外から戦いを覗き込む者がここに1人居た。

 

「不味いぞ…!ジロロの奴、完全に頭に血が上っている…!」

 

 そう、皆ご存知の愛城恋太郎である。彼はステルススーツを装着したジロロがケロロ小隊へと襲い掛かる様子を眺めていたのだがこれ以上の戦闘は危険と判断した。相手は話し合いに応じる様子に対してジロロは興奮状態の為、どうにかして正気に戻さなければならない。

策を練る為に思考回路を働かせる恋太郎だったが、ふと頭上に何者かの声が聞こえる。上のほうに視線を向けるとそこには赤いスーツを纏った謎の存在がいた。

 

「え…?シ○ア専用ズゴックみたいなのが角を生やして木の枝に刺さってる…?」

「あ、そ…そこの人!?ちょっと吾輩を助けて欲しいであります!角が刺さって抜けないの!」

「あ、はい。それじゃ…」

 

 頭上にいたぬいぐるみサイズの存在…防護服を着たケロロを恋太郎はガシリと掴む。そのまま力を込めて引っ張ると「痛たたたたたたた!?」と言う声を上げながらケロロはその角付きのメットが外れ緑色の顔が露わになる。

 

「う、うわあ!?」

「ゲロォ〜〜〜ッ!?あべしっ!?」

 

 防護服メット抜けた勢いで姿勢を崩す恋太郎とその勢いでギロロ達の元へ落ちるケロロ。戦闘態勢に入っていたケロン人の三体は突如として乱入してきた隊長に驚く事となる。

そんな中、ジロロはこちらに向かって来たケロロの顔を二度見した後に口を開く。

 

「…ケロロ先輩?」

「え、先輩って?」

「あ、俺ですよ。ジロロです!」

 

 ステルススーツの顔部分を取り外し、ジロロは皆の前で素顔を曝け出す。それを見たギロロ達は「あっ!」と声を上げる。

 

「お前、ジロロじゃないか!何故こんなところにいる!」

「ケロロ先輩と居ると言う事は…まさかギロロ先輩!?え、それじゃそっちのドロロと呼ばれてた方は……よく見るとゼロロ先輩じゃないですか!」

「ジ、ジロロ…もしかして知り合いだったりする?」

「あ!?さっき助けてくれた人!?」

「なっ!?ペコポン人がこんな所に!?」

「一体どう言う事でござるか…!?」

 

 混沌により支配される場。そんな中、ジロロはふと気づく。ケロロ小隊の居る此処で1人だけこのような事を想定し、眺める性格の悪い存在を。ジロロは通信妨害用の装置を停止させ、ギロロ達が有する通信機器を借りるとある人物に呼びかける。

 

「おいクルル。どっかで見てるんだろ、早く姿を現せ」

『クックック〜。思ったより早く終わっちまったなぁ、もう少し見ていたかったんだが…』

 

 その声と同時に彼等の頭上からコンテナを積んだ飛行船が現れる。アンチバリアの効力により姿を隠していたのだろう。

ケロロ小隊と恋太郎達は降りきた空中輸送ドッグへ乗り込むのだった。

 

 

 ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

 

 

「と、言う事で恋太郎。こちらケロロ小隊の皆さんだ」

「ええ!?ジロロの故郷であるケロン星の軍学校の先輩達でずっと前から地球に潜伏していただって!?」

「理解力が高い!?」

 

 ジロロは共に搭乗した恋太郎にケロロ小隊を紹介する。順にケロロ、ギロロ、ドロロ、タママ、そして操縦席にいるクルルである。ちなみに共にオペレーターらしきモアと言う少女が居る。

そんな紹介が終わりゲロゲロと笑いながらケロロが口を開く。

 

「しかし久しぶりでありますなぁ〜!まさかペコポンでまた会えるとは思ってもみなかったでありますよ!」

「全くだ。此処に来る前に連絡くらい寄越さんか!」

「いやぁ面目ない…乗ってきた宇宙船があのザマで通信機器もロクに使えなかったもので………しかし皆さんこそどうしてあんな所に?」

 

 そう問いかけると操縦席からクックックと笑い声が聞こえて来る。どうやら発端はクルル曹長らしい。

 

「お前さんが数ヶ月前に落ちてきて音沙汰も無かったんでなぁ、こっちから出向きに来てやったんだ。感謝しとけよぉ〜?」

「ちょっとクルル!?此処に未確認飛行物体が落ちて来て、そこに侵略に使えるアイテムや物資が溜め込んであるかも〜?って言ってたじゃん!どう言う事でありますか!」

「おおっと隊長。確かに俺はそう言ったがあくまで"かも"だからなぁ、断言はして無いぜ〜クックック〜♪」

((((((嫌な奴……))))))

 

 ジロロ達が交戦する事を予想して敢えて何も言ってなかった事に小隊とジロロはクルルに対して呆れの感情を露わにする。そんな中「あの〜」と挙手しながらタママはジロロに問う。

 

「ジロロ…先輩は数ヶ月前にペコポンに来たって言いましたけど、本部に救援要請とかはしなかったんですか…って、そうか。機器は壊れてたんでしたっけ?」

「いや呼んだよ。でも来なかったよ」

「え!?それってつまり見捨てられたって事じゃ……」

「えっと、タママ二等兵?いやタママ殿?…あー、なんて呼べば……」

「好きな風に呼んで大丈夫ですぅ!」

「それじゃあタママ……急に現実を突き付けるのはやめてくれ、それは俺に効く

「アッ、ハイ」

 

 どんよりとした面持ちで言うジロロに思わずタママは返事をする。地球人の協力があったとは言え、宇宙人一人で地球を過ごすのは心に来るものがあっただろう。それに共感したのかドロロが落涙させながら手を握って来る。

 

「分かる…分かるよその気持ちぃ…!」

「ゼ、ゼロロ先輩…?」

「子供の頃、修学旅行の帰りに列車に乗れず1人で駅に置き去りにされた事がある僕にはその気持ち、と〜〜〜〜っても分かるよぉ…!」

 

 幼い頃のトラウマが刺激されジロロ以上にどんよりした雰囲気を醸し出すドロロ。そんな彼を前にジロロは小隊メンバー達に声を掛ける。

 

「あの…どうするんですかコレ。俺そんなに気にしてないのに滅茶苦茶落ち込まれても困ると言いますか…」

「こうなったのも元はと言えば貴様があの時、ドロロを置いてけぼりにしたからだろうが…!」

「いやだってギロロもすっかり忘れてたじゃん…で、でも!吾輩達はそんなジロロを見捨てずこうやって救助もした!昔のままでは無いのでありますよ!」

 

 誇らし気にするケロロだが、操縦席に座るモアが何か思い出したように声を上げる。

 

「そう言えばおじさま。ここに来る前にガンプラの山に下敷きになる形でこんな紙を見つけたんです。てゆーか、貴人多忘?」

「ん、なんでありますか?しわくちゃな紙であります…えーと?『本部より伝達。事故によりジロロ特務兵がペコポンに墜落する事態が発生…至急、救援に向かうべし』……あっるぇーー…?」

「あっるぇー?では無いわ!!!何が見捨てずに救助だ!本部からジロロ救援の紙が来ているではないか!紙の状態から察するに、数ヶ月前から届いていたのではないのか!?」

 

隊長に掴みかかるギロロ。元から赤い彼が更に赤くなる様を見てタママは止めに入る。

 

「落ち着いてくださいギロロ先輩!いくら軍曹さんでも忘れるとは思えないですぅ!」

「タママ…!」

「そもそも軍曹さんなら伝来書の中身を見ずに放ったらかしにしてた方が自然ですぅ!」

「タママ…!?」

「ケロロ貴様と言う奴はぁーーーーーッ!!!」

 

 リーダーの緑に怒髪天を衝く勢いの赤。「おじさまを虐めないで!」と嘆く少女が癇に障ったのかブチギレる黒。今も尚トラウマで泣いている青に混沌としたこの場を嘲笑う黄色。

そんなグダグダな小隊メンバーを見て恋太郎は思う。

 

(大丈夫なのかコレ…!?)

 

 彼の中で一抹の不安が過る中、彼等を乗せた輸送船は目的地である花園邸へと向かった。

 

 

 ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

 

 

「と、言う次第でございまして。こちらジロロの先輩方であるケロロ小隊になります」

「一気に五匹増えてる!?」

 

 花園邸にて恋太郎達を迎えたのは羽々里を筆頭とした彼女一行であった。急に輸送船を使って現れたケロロ達に対し驚きの声を上げる唐音、そんな彼女を他所にケロロ小隊は豪華な屋敷に感嘆の声を漏らす。

 

「すっげー!広いじゃん此処!」

「モモッチの家と比べたら狭いですが、中々良い感じですぅ!」

「実に見事な内装でござる」

「全くはしゃぎおってからに…どうせ侵略すれば我々の物になるのだ」

「クックック〜。張り切ってる所悪いがまずはジロロの宇宙船の修理に入らせて貰うぜ〜」

「悪いなクルル。この借りはいつか返す…って、来たな」

 

 警戒するように身構えるジロロの元に来たのはこの屋敷の当主である花園羽々里であった。

 

「ジロロちゃん!お友達連れて来てくれたの!?」

「あ!あの人はモモッチの屋敷の時々来ていた人ですぅ!」

「あら?そう言う貴方は確か桃華ちゃんの傍に居た子?」

「うぇ!?バレてる!?」

「ありゃ?タママ、知り合い?」

「ペコポン人の中にはアンチバリアが効かない奴も居るからなぁ〜。まぁ、あの様子じゃ周りに言いふらしてはなさそうだな」

 

 流れるようにジロロをぬいぐるみのように抱きしめる母親に娘である羽香里が話しかける。

 

「もしかして前に言ってた宇宙人ってこの子なんですかお母様?」

「ええそうよ〜!でもこうやって改めて見ると可愛らしいわねぇ!!テンション上がって来ちゃうわ〜〜!!!」

「いつもと変わらない様子」

『常に気分は全開』

「それは良いから放して…」

 

 雑談に興じる彼女達。そんな中、ジロロが辟易とした様子でそう言うとショックを受けた表情を浮かべる羽々里が口を開く。

 

「ええ、ジロロちゃん!?うちの敷地を少しの間貸してあげる代わりに好き放題して良いって言ってたのに!約束を破っちゃうの!?」

「う゛…いやそれは……」

「やだやだやだやだやだやだやだやだやだ!ジロロちゃんの感謝を味わいたいの約束破るのやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!!」

『かつての強敵の姿かこれが?』

「お母様……」

「ジロロの意志を折る最適な行動…」

(((((なんだか、あっちも苦労してるんだなぁ…)))))

 

 良い歳をした大人が駄々を捏ねる様子に宇宙人達は戦慄する。日向秋のようなダイナマイトな母を知っているが、羽々里はそれ以上のダイナマイトさを感じさせる。そんな歩く爆弾のような女性に抱き締められているジロロの心労は計り知れないだろう…。

 

「ジロロ、耐えるであります…!ペコポン侵略が達成されるその日までの辛抱であります!」

「いや時間経過で解決される問題じゃないんだけど……いや、ちょっと待て」

 

 唐音がそう呟くと、ケロロ小隊に向かって恐る恐る問いかける。

 

「アンタ達…侵略って言った?」

「あの…ジロロ。これは一体どう言う…?」

 

 ジロロにそう問いかける恋太郎。すると彼は「ああ、それね」と呟き答える。

 

「先輩達はペコポン侵略を行うために来たんだよ。俺はあくまでペコポンの恋愛文化を調べる為だけどね……あれ、言ってなかったっけ?」

「そんな重要なことをピンポイントで言い忘れる事あります!?」

「ゲ、ゲ〜〜〜ロゲロゲロ!愚かなペコポン人達よ!まんまと我々の友好的態度に騙されたでありますなぁ!」

「取ってつけたように悪者っぽい言動を!?」

「アドリブ力たけーのだ」

『あちらさん動揺しているぜ』

 

 ケロロ軍曹本人もまた、自身が侵略者と言う事を半分忘れていた事を内密にしながら話は進んでいく。

 

「そんな…!愛くるしい姿で残酷な事を言うなんて…ッ!」

「お母様…!」

「ギャップが良いッ!堪らないわ!!好き!!!」

「お母様…?」

「無敵かこいつ」

 

 何処まで行ってもブレる事がない羽々里に驚愕を覚える恋太郎ファミリー達。そんな彼女達の中から唐音が一歩前に出ながら口を開く。

 

「と言うか、こんな見た目してる奴等が私達に勝てると本当に思ってる訳?数だってこっちが多いのよ、降参するなら今の内なんだから」

「流石唐音!優しい!」

「べっ、別にコイツらに優しくしてる訳じゃないんだからねッ!」

 

 ゴシャァ!と恋太郎の鳩尾に唐音の拳が炸裂し「うひょー!これこれ!」と歓喜の声が上がる。そんな様子を見ながらケロロは不敵な笑みを浮かべる。

 

「ゲロゲロリ、めちゃくちゃ聞き覚えのある口調ご苦労。マジで怖い…(震え声)。だが分かっておらぬようだな…吾輩達と貴様等には"決定的な差"と言うのがある事を!」

「決定的な差だって…!?」(回復済)

「教えてしんぜよう。時に3rdシーズン…これが何を意味するが分かるでありますか?」

「シーズン…?アニメの区切り的な意味か…?」

「言葉通りでしたら。ちなみに100カノはエピソード的に1期が終わりこれから2期へ突入する頃合いですね」

お前達は何を言ってるんだ……???

 

 戸惑うジロロを尻目にケロロはそのまま言葉を紡ぎ、高らかに宣言する。

 

「左様。そして恐れ慄くが良い…!我々の活躍は既に2ndシーズンを終え、3rdシーズンに突入しているのでありますよ!!!」

『「「「「「「な、なんだってぇーーーーッ!?」」」」」」』

さっきから何なんだこのリアクションは!?

「更に更に!そちらは深夜帯アニメに対してこちらはゴールデン帯での放送。1期につき51話構成!我々は既に102話分、先に行っているのでありますよ!」

「そ、そんな…!100話超えだって…!?」

「更にあちらは劇場版もやっています…!こちらは3期が決まっているとは言え、12話分の深夜帯アニメでは分が悪すぎます…!」

「な、なんて気迫なの…ッ!」

「なに?俺だけなの?俺だけこの話ついて行けてないんだけど!?」

「クックック〜。アニメどころか原作にも居ないポッと出のお前さん(オリキャラ)じゃ理解できねぇさ」

 

 なんだァ…テメェ…と睨むジロロを嘲笑うクルル。そんな2人を背景にケロロは高笑いを続ける。

 

「ゲ〜〜ロゲロゲロ!思い知ったでありますか、我々の力!」

「流石は軍曹さん!無駄に浪費した話数でさも自分の実力と見せかけマウントを取るなんて真似できないですぅ!」

「貴様、恥ずかしくないのか…!?」

「くっ、そんなに話数を持っていると言う事は既に地球侵略もかなり進んでいると言う事なのか…!?お前達は一体どれ程侵略作戦が完了しているんだ!!!」

 

 恋太郎が投げかけた問いに対し、ケロロ小隊は気まずそうに目を逸らした。そんな反応に恋太郎ファミリーは首を傾げる。

 

「……あれ?なんだかリアクションが」

「凄く気まずそうにしているわね…」

「えーと…ちなみに、どこまで侵略されているのでしょうか?」

「ええ…っと、ガンダム(1st)で言う所のサイド7と言いますか…。大地に立つ!ってタイミングと言いますか…ジーンが出世狙いで功を焦った所と言いますか…」

「つまり、まだ侵略できてないと……」

「先輩方???」

 

 ジロロの問いかけに「いやいやいやいや!」と焦りを見せるケロロ。

 

「これまではあくまで準備期間!ここからが本番でありますから!」

「いやでもケロロ先輩の事ですから誇張表現で軍に報告されてるんじゃ…」

「ギクゥッ!」

「何がギクゥッだ!それもこれも貴様がたるんでいるからだろうが!」

「ま、まぁまぁ落ち着いて!それに此処の豪邸を我々が侵略してしまえば全ておつりが来る!そうとは思わないかね!」

 

 ケロロがあたふたしながら小隊メンバーに説得する光景は思わず可哀想に…と思う程に哀れだった。そんな中、不意に凪乃がジロロに近づく。

 

「えっと…凪乃?一体何を…」

「相手を屈服させるには人質が有効的」

 

 直後、凪乃は羽々里により抱きしめられているジロロに向けてカッターナイフを突き付けた。

 

「なんで!?」

「凪乃!?相手はジロロだよ!俺達恋太郎ファミリーの一員だから恩赦を…!」

「俺はまだ一員と認めてないんだけど!?」

「ハッ!?その手があったのだ!さぁ、ジロロに『皮膚が爛れ溶ける薬』をぶっ掛けて欲しくなければオメーらの血を一滴残さず寄越すのだ!」

「どさくさに紛れてとんでもねぇ事言い出したぞコイツ!?」

 

 そんな目を疑う光景に小隊一同は動揺を隠せなかった。

 

「おっ!おおおおお落ち着くであります!話し合おう!そんな物騒なものは置くでありますよ!ね!?」

「き、貴様らぁ!人質とは卑怯な!ペコポン人としての誇りはないのか!?」

「誇りと言う不確定要素を有するのは非効率的」

「科学の発展に犠牲はつきものなのだ」

「この女ァーー!とんでもねぇ冷血非道ですぅ!侵略者舐めてんじゃねぇぞゴラァ!!!」

「タママ!?なんで飛び出してんの!?」

「凪乃!楠莉先輩!」

 

 激昂状態で2人に向かって拳を振り上げるタママ。そんな宇宙人を前に彼氏である恋太郎が飛び出す……その直前、タママの前に小さな人影が立ち塞がる。

 

『おおっと待ちな。ここから先は俺が相手になるぜ』

「静ちゃん!?」

「好本静!?何故貴女が!?」

「げぇーっ!?前に出ちゃダメなのが出ちまったのだ!?」

「タ、タママ!相手は小さい子!せめて慈悲を!」

「良い度胸だ小娘!前に出てきたと言う事はそれ相応の覚悟はあるんだろうなぁ!」

「駄目だ慈悲を与えるつもりが一切無い!!!」

 

 目を血走らせ、拳を振り上げようとした…その瞬間タママは気付く。眼前にいる存在から放たれる可愛らしさのオーラを。

 

(な、なんて愛くるしい存在なんですか…!?全てにおいて可愛らしい要素が高水準!加えて純粋無垢な光を感じるですぅ!)

『やめたまえ、その拳を収めたまえ』

 

 アリクイまたはレッサーパンダ式威嚇行動を見せる好本静は確実にタママへ精神的ダメージを与えていたのだ。その様子を見て恋太郎ファミリー達は可愛いさに心癒され、羽々里はドロドロに溶けていた。

 

(だ、駄目ですぅ…!この光に勝てない…!僕みたいな捻くれて陰湿で嫉妬深い僕ではこの娘に勝てない…ッ!)

 

 その瞬間、タママは大きく後方へ吹き飛ぶ事となった。

 

「何もしてないのに吹っ飛ばされた!?」

「どう言う事でありますか!?」

「やめりゃあ良かった…!こんな娘に喧嘩をふっかけるのはよぉ…!グフッ」

「タママが勝手にやられた!?」

「ええい、何をしている!こんな奴、簡単に倒せるだろうが!」

 

 倒れ伏すタママを尻目にギロロが前に出る。銃(非殺傷粘着弾)を静に向けるが、赤いケロン人はハッとする。

 

(な、泣いている…!今にも泣き出しそうにしている…!?)

『銃を撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだ』

 

 ギロロはその様子に思わず尻込みする。己はケロン軍人である前に1人の男である、そんな彼が少女に向けて発砲なんてして良いものなのか?

 

「ち、違う…ッ!俺は軍人だ!そんな奴、俺が…俺が…ッ!」

 

 カタカタと震える銃口とブレる照準。しばらくしてギロロは「うおおおーーーッ!」と声を上げ、項垂れる。

 

「お、俺には…ッ!俺にはできん!俺にはァーーーーーーッ!!!」

「ギロロまで!?なんと恐ろしいペコポン人でありますか…!我が隊の戦闘要員達を全滅させてしまうとは!」

「流石は好本静。相手の無力化には効率的な戦法」

「これが霊長類界最弱のミジンコウサギの力なのだー!……ん、どうしたのだ静?」

 

 すると好本静はトテトテと凪乃と楠莉の前に向かうと、何かを守るように立ち塞がるだろう。そんな彼女の後ろにはドロドロに融解した羽々里に溺れるジロロの姿が…。

 

「「ハッ!?」」

 

 そして凪乃と楠莉は気付く。先程までのジロロへ危害を加えると言う脅しを静は真に受けてしまっているのだと。虐められないよう怖がりながらジロロを守ろうとしているのだと察した二人は動揺しながら静を慰める。

 

「好本静、違う。違うの、これは…違う…!決してジロロに危害を加えるつもりは…!」

「ち、ちちち違うのだ!さっきのは嘘なのだ!あぶねー薬をぶっ掛ける気は無いから安心するのだ!」

「なぁ…その前に俺を助ける選択肢は無いの?流動体クリーチャーに包まれている俺を救助するって考えはないの???」

 

 ピンク色スライムになっても尚、ジロロに抱きつく羽々里を前に恋太郎は焦りを見せる。

 

「不味い、このままだとジロロが羽々里さんと一体化してしまう…!えーとケロロ?ここは双方共に和解すると言うのは?」

「なにぃ〜!敵である我々に慈悲を掛けようと考えるとは、これは完全に見下されている証拠!しかし吾輩はガマ星雲第58番惑星。宇宙進行軍特殊工作部隊隊長のケロロ軍曹であります!貴様等ペコポン人の提案を呑む訳がなかろう」

「そうか、分かった…仕方ない」

 

 直後、ドゥルン!!!と轟音を響かせ恋太郎はチェーンソーを構えた。

 

「気は進まないけと戦うしかないのか!」

思った以上に殺意の高い武器取り出して来たであります!?

「彼女が居る地球を侵略者の魔の手から守る…それが彼氏としての務めだから」

それ彼氏の役割を大きく逸脱してると思うでありますよ!?

 

 彼女を守る為にはジロロの先輩と戦うのも躊躇はしない恋太郎。そんな覚悟ガンギマリな彼氏を前にケロロは一歩踏み出す。そして……!

 

「やだなぁ〜〜〜〜!恋太郎さん!侵略なんてそんな物騒な事する訳無いじゃねーすか!冗談、宇宙人ジョークですよ!あっ、肩揉みましょうか?」

「全力で媚びを売りに来た!?」

「侵略者の姿かこれが?」

 

 かくして恋太郎の活躍によりケロロ小隊の侵略作戦は食い止められたのだった。

 

 

 ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

 

 

「と、言うわけで我々は一度拠点の方に帰るとするであります。ジロロの宇宙船はクルルが大体の修理を終えたのでいつでも動かせるでありますよ!」

「クックック〜。と言っても専用の設備もねぇから一度こっちに来てもらう必要があるがなぁ」

 

 時間は経過し、別れの時が来る。

ケロロ小隊は自分達が拠点とする奥東京市へ帰るとの事。ジロロ達と離れる事となるがそれは一時的なもの、距離的にそう遠くない隣町へ向かえばすぐに彼等と会えるのだ。そしてジロロは小隊メンバー…ではなく恋太郎達に向かって言う。

 

「と言うわけで。それじゃあな恋太郎、そして皆!元気で!」

 

 そう言い残しジロロは輸送船に乗ろうとする…ところを恋太郎とケロロに止められる。

 

「あの二人共?どうして俺を止めるのかな…?」

「いやだってジロロ連れてくなんて一言も言ってないし、連れてったら夏美殿達になんて言われるか…」

「そもそもアポイントメント無しでお邪魔するのは失礼だと思うからジロロはまだ行かない方が良いと思う」

「いやそれはそうなんですけど俺には色々とやることもありまして恋太郎達にも迷惑になるだろうからちょっと先輩達について行った方が良いと思うし最悪俺は野宿でもいいから大丈夫だから(早口)」

 

 そう言いながら輸送ドックへ何とか乗り込もうとする彼をフローラルな香り漂う女性が鷲掴みにする。そう、花園羽々里である。

 

「大丈夫よジロロちゃん♡敷地を少しの間貸す代わりに私が貴方の体を一日好きにして良いって約束通り…今日は花園家に泊まっていくと良いわ♡♡♡」

「うわああああああああ!!!助けてくれ誰かーーーーッ!(恐怖)」

「こいつ逃げる気だったわね…」

「いや確かにお母様から逃げ出したい気持ちは分かりますけども」

「花園羽々里から逃げ出すのは既に不可能」

「諦めるしかねーのだ」

『後は言わんでも分かるやろ詰みや』

 

 この後の予想できる展開に皆は十字を切る。そんな見捨てられた状況下でジロロは諦めずにケロロ小隊メンバーに助けを求める。

 

「先輩達助けて!お願いですから!」

「デュルフフフフw あら?ケロロちゃん達も来りゅの♡♡♡私は一向に構わないわよ♡♡♡」

 

 涎の滝を流す羽々里を前に身の危険を察したケロロ小隊達。彼等は即座に輸送船に乗り込み、発進して行った。

 

「それじゃジロロ、またねーーー!…早く!早く出して!

「コラァ!先輩コラァ!!!逃げるなあああああああ!」

 

 バーニアを噴かし、ケロロ小隊は空の向こうへと行ってしまった。ジロロが絶望する中、後方から花園家のメイドである銘戸がやって来る。

 

「羽々里様お疲れ様です。おや、ジロロ様も」

「ちょうど良かったわ。今日はジロロちゃんが泊まっていくからお洋服を用意してあげて」

「かしこまりました。お二人様にご用意致します」

 

 何処から用意したのか、ケロン人サイズの服を取り出す銘戸。だが恋太郎はふと疑問に感じる。

何故ジロロ用に二着も服を用意したのか?完璧な仕事をこなす彼女がミスをするとは思えないが、何か考えがあるのだろうか?

 

「あらジロロちゃんに二着も服を用意してくれるなんて!気が利くわ♡」

「………? ありがとうございます。しかしジロロ様ともうお一人様にご用意させて頂いたのですが」

『「「「「「「え?」」」」」」』

 

 銘戸が顔を向けている方向に注目する恋太郎ファミリー。するとそこには……

 

 

 

酷いよケロロ君、僕を忘れて置いておくなんてぇ……

 

 

『「「「「「「あっ」」」」」」』

 

 目から滝のような涙を流す青いケロン人ことドロロ兵長の姿があった。そして全員は「完全に忘れていた…」と心の中で呟くのだった。

 

 





●キャラ紹介
『ケロロ軍曹』
待ちに待った今回ようやく初登場のケロロ軍曹。ケロロ小隊のリーダー兼へっぽこ担当。様々な侵略作戦を立案するもほとんどが失敗に終わる色々と残念な侵略者。日向家に居候と言うポジションを確立しているがその立ち位置はだいぶ低め。能力は高いのだが、振れ幅が大き過ぎる。ジロロとはプライベートで遊ぶ仲。ちなみにケロロの中ではジロロはこち亀の本田ポジと思ってる節がある。

『ギロロ伍長』
ケロロ小隊の機動歩兵、歩く火薬庫を担当。軍学校ではジロロに銃火器の指導をしていた。職務に真面目同士ジロロと気が合うが、恋愛観については「異種族との恋愛…悪くないな」「ちょっと何言ってるか分からない」「何で分からないんだよ(半ギレ)」とズレが生じる事が…。

『タママ二等兵』
ケロロ小隊のマスコット担当(自称)。表と裏の人格を使いこなす近接戦闘特化ケロン人。ジロロとは初めて顔を合わせるのだが、彼の不死身伝説に男として憧れを持っている。その為かどれだけ雑に扱っても生き残るから平気だろと思っている(※善意100%)。

『クルル曹長』
ケロロ小隊の作戦参謀担当。陰湿かつ根暗な性格ではあるが、その能力は凄まじく電子戦では彼に敵う者は滅多に現れない。三度の飯より三度のカレーが好き。ジロロとは幼馴染の関係性。小さい頃からジロロを開発した機械や薬の実験台にしている(悪意100%)。ちなみにジロロは自分の発明品を必ず評価してくれる為、好感度は結構高めである。尚、この事をジロロに伝えた際に凄く嫌そうな顔をしていた。

『ドロロ兵長』
ケロロ小隊のストッパー担当。ケロロ小隊の中で屈指の実力を誇るアサシンではあるがトラウマによるメンタル弱体化、存在感が薄いと言うデバフが常に掛かっている。元々はゼロロと言う名前だが地球で色々とあり改名する事に。ジロロとはケロロとギロロ同様に学校の後輩であり、ジロロにとって憧れで頼りになる人。だが「信じて地球侵略に送り出した先輩がペコポン堕ちしていた」事により複雑な心境との事。ジロロは比較的ドロロの事を忘れずにいてくれるのだが、周囲のキャラ達が濃い影響で相対的に存在感を薄く感じてしまう。

『モア』
ケロロ小隊メンバーではないがお茶汲みやオペレーター等のサポート。こなす癒し的存在。ケロロをおじ様と呼び愛する。一見すると純粋無垢な少女、しかしその正体は……?

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