今回はギンガさんのアフターストーリーです
婚約した二人は、別々の仕事で働く
だがお互いに忙しくなり、会えない日々が続いていた
では、始まります
◇◆◇
ギンガと婚約してから数ヶ月
俺は私立探偵として
ギンガは捜査官として働いていた
最初はお客が全く来ない日々が続いたが、少しづつ人望を集め、街の人たちと知り合いになっていった
でも、お客は少ないがな
今、俺は悩んでいることがある
それは婚約者であるギンガにプロポーズが出来てないことだ
婚約して数ヶ月経つが、いまだに結婚を申し込むことが出来てなかった
そこ!ヘタレとか言うな!気にしてるんだよ!
でも、実際今のアイツにプロポーズは厳しいと思ってる
アイツは今、地上の犯罪の捜査官も行っている
最近、違法な犯罪者が急増してるからだ
JS事件をきっかけに管理局にテロを仕掛ける馬鹿が増えているのだ
つまり簡単にい言うと、ギンガは忙しいんだ
休暇も碌に取れてないみたいだし、俺に会える日も少ない
それの俺もまだ、探偵として力をつけてない
俺は誓った
彼女を守る為に、支える為に努力すると
もう無力な自分は嫌だから
「でもなー」
ギンガに会えないのはやはり寂しい
「はぁ・・・会いたいな」
そんな様子を窓の外から見ている人物が居ることを俺はこの時気が付かなかった
◇◆◇
うーん、やっぱりかー
私ことスバル・ナカジマは、将来の兄の様子を窓からこっそり見てたんだけど・・・ギン姉ぇと同じ症状になってるな~
「なあスバル、アイツがギンガさんの婚約者なのか?」
「平凡そうな顔っすねー」
一緒にいるのはノーヴェとウェンディ。彼女達もギン姉ぇの様子が変だと気が付き、私と一緒に婚約者である彼の事務所に着いて来た
それにしても・・・へタレだなぁ
「で、どうするんだよ?あれじゃ何時まで経っても結婚しそうに無いぜ?」
「そうっすねー」
「うん。てっ事はさ・・・」
「だよなー」
「それしかないっすよ」
私達の思いは一つ
ギン姉ぇに幸せになってもらうこと
そして、二人を進展させること!
「やるよ二人とも!」
「おう!」
「やるっす!」
ナカジマ家の妹達の力、見せてあげるよ!
◇◆◇
数日後、俺は今駅の噴水の前で佇んでいた
何故ここにいるのか?
それは一週間前のことだった。
いつも通り、仕事をしていたとき、事務所の電話が鳴り響いた
~回想~
「もしもし?」
「あ、ギンガです」
「ギンガ?どうしたんだ?」
「あの!一週間後お時間有りますか?」
「一週間後?特に用事はないぞ?」
「な、なら私と一緒に映画館に行きませんか?」
「映画?いいぞ。むしろ喜んで行かせて貰うぜ」
「本当ですか!なら、9時に駅前の噴水で会いましょう!」
「わかった。じゃあ一週間後に会おう」
~回想終了~
そういえばギンガとデートは久しぶりだ
お互い忙しくてしばらく出来なかったしな
今日はとことん楽しむか
「お、お待たせしましたー!待ちましたか?」
「いや、さっき来たところだ」
実は30分以上待ってるが、それは言わない
それがデートの鉄則だ
「じゃ、行くか」
「はい!」
「しかし、良く休みが取れたな?忙しいんだろ?」
「はい。でもあの子達のお陰で休暇が取れたんですよ」
「あの子達?」
◇◆◇
「うわーーーん!なんで私は事務仕事なのー!」
「現場の方はノーヴェとウェンディに任せてる以上、先輩のお前がやるしかないだろうが」
「うう、これもギン姉ぇの為・・・だけど書類は嫌ぁあああ!!」
「はぁ。ま、クイントの奴も脳筋で書類が苦手だったしな。お前、本当にアイツの娘だよ」
そう、スバル達三名はギンガがこの日やる予定だった仕事を全て引き受けていたのだった
ただし、スバルはこの日は休暇であり、お休み返上で仕事をしていた
ゲンヤも二人が進展して欲しいと思い、三人に協力してギンガを無理やり休暇にしたのだ
翌日、書類地獄でくたばったスバルを108の局員が複数目撃したとか・・・
◇◆◇
「ん~、いい映画でしたね」
「だな」
俺たちが見たのは恋愛モノの映画
主人公とヒロインが恋に落ち、交際をしていく。だが、ヒロインの家族に交際を反対されるが、隠れて交際を続けた
だが結局見つかり、ヒロインは許婚と結婚させられそうに成るが、式場でヒロインを攫って、全てを捨てて世界の果てに駆け落ちした
そういうお話だった
俺は、この映画を見て一つ思ったことがあった
仕事を言い訳にしてるんじゃ無いのかと
だから、覚悟を決めた
もう、仕事を言い訳にしない。ギンガが忙しい?知ったことか
何のために、アレを買ったのかわからないじゃないか
「なあギンガ、ちょっといいか」
「え?はい」
俺はギンガの手を引き、公園に向かった
◇◆◇
映画を見て、正直うらやましいと思った
私もあの恋人達見たいに彼と結婚をしたいと思う
だけど、彼は遠慮している。私が忙しいから気を使ってくれている
だから思う。あの主人公みたいに、私を連れ去って欲しいって
私の体のことを受け入れてくれた貴方
JS事件で、私を救い出せず、無力な自分に嘆いた貴方
そんな貴方だから、私は貴方を好きになった
そして私は今、彼に連れられて近場の公園に来た
彼は私に向かい合って、真剣な顔をしてる。まるで何かの覚悟を決めたかのように
私も一つの覚悟を決めている
もし、彼が望むなら・・・映画のヒロインのように・・・
「ギンガ、聞いて欲しい事があるんだ」
「はい」
「あの、その・・・」
顔を真っ赤にして、勇気を振り絞ろうとしている彼
何をしようとしているかは大体予想が付く
だから、頑張って
「こ、コレを受け取って欲しいんだ」
彼が取り出したのは、エンゲージリング。結婚指輪だった
「俺と、結婚して欲しい。そして、俺とずっと一緒に居て欲しいんだ」
私の返事は最初から決まっている
でも、うれしさが体の底から湧き出てきて、うまく言葉に出せない
前もうれし涙で彼の顔が見えない
だから、私も全ての力を振り絞って返事をした
「はい!ずっと、一緒に、居てください!」
彼はそれを聞くと、私の指に指輪を付け、やさしく抱きしめてくれら
私もお返しに抱きしめ、彼と誓いの口付けを交わした
◇◆◇
三ヶ月、俺とギンガは結婚した
何故、三ヶ月も掛かったか?それは・・・
「お客さんが来ました!」
「わかった!今行く!」
ギンガは今、俺の探偵事務所の秘書をしてくれている
そう、ギンガは管理局を辞めた。
理由の一つは忙しくて俺に会えないから
それに、プロポーズの際に俺がずっと一緒に居て欲しいって言ってくれたら元々辞める予定だったらしい
なので、引継ぎやら何やらで後始末に時間がかかり、三ヶ月後に結婚したのだ
結婚式で、ゲンヤさん・・・いや、お義父さんが大泣きしながら花嫁姿のギンガと腕を組みながらバージンロードを歩いたのは印象的だった
義理の妹となったスバルちゃん達も祝福してくれた。駆けつけてくれた親友のクロノも盛大に祝福してくれた
たださ、最後にギンガがブーケを投げたときさ、元機動六課の隊長たちが血眼で取ろうとしていたのは、流石に引いた
何でも、機動六課の部隊長補佐のグリフィスとか言う人が結婚してから、危機感を覚えたらしい
結局ブースは高町教導官が取ったようだ。まあ、娘さんも居るみたいだし、父親が必要だと思ったみたいだな
クロノの話だと、10年以上の付き合いの幼馴染が居るようだ。まあ、俺には関係ない
「さて、今日はどのようなご依頼でしょうか?」
仕事はまだお客が少ないから、経営は厳しい
だけど、俺たちはそれでも幸せだ
ギンガと共に歩める人生なら、どんな暮らしでも悪くない
だから、この小さな探偵事務所で俺たちなりにこの街を守ろう
「行くぞギンガ。今回は人探しだ」
「わかったわ!行きましょうあなた」
さあ、街の平和を守りに行きますか
fin