リストラシリーズ   作:ゼルガー

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◇◆◇

リストラシリーズ第13弾!

今回はメガーヌ編です。

人妻というか、既婚者の設定はかなり難しかったので、いっそのこと原作の設定を色々変えちゃいました

そう、ルーテシア誕生の秘密を変えてしまいました

では始まります

◇◆◇








リストラされた俺は、彼女と結婚しました。娘付きで

 

あの人に出会ったのは十年前

 

両親に連れられてミッドチルダに行った時、地上本部の首都防衛隊のゼスト隊に出会った。

 

隊長のゼスト・グランガイツさんは両親の同期だった。

 

その部下であるクイントさん、そしてあの人に・・・メガーヌさんに出会ったんだ。

 

初めて見たあの人は、美人と言うより可愛らしい人で、当時9歳である俺の初恋だった。

 

 

「始めまして、ようこそミッドチルダへ。私はメガーヌ・アルピーノよ、よろしくね?」

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

「ん、夢か。懐かしいな」

 

 

もうアレから十年か。

 

JS事件が終了して、数週間が経過した

 

事件の処理もあらかた終わり、腐敗した上層部も、ごっそり入れ替わった・・・らしい

 

まあ、それはクロノから聞いた話なんだがな

 

クロノは、昔からの親友だ。階級関係なしでたまに飲んだりする仲だ

 

で、子狸ことはやてが率いた機動六課は、奇跡の部隊と呼ばれるようになったとか

 

一般の平局員の俺には関係ないな

 

魔力値はF、総合ランクもD以下。デバイスすらまともに起動・・・はギリギリだが、バリアジャケットすら纏えない落ちこぼれだ

 

階級もかなり低い。三等陸士をかれこれ9年も続けている。書類作業だけだな、まともにこなせるようになったのは

 

後、これを知ってるやつは数少ないが、機動六課の隊長陣とは幼馴染だったりする

 

ただし・・・・・・・・・・・・・・・友達以下だがな

 

幼馴染といっても、小学校が同じで、クラスも一緒なだけ

 

両親が管理局員だった俺は、中学に上がるのと同時にミッドに引っ越した

 

小さいころから周りに言われたっけ・・・鷹が鶏を生んだってな

 

両親は本局でも有名なエースで、階級も今や提督クラス

 

はぁ、何で俺、あの親から生まれたんだろ?

 

そんな俺は、108部隊の事務員として、働いている

 

給料は普通だが、借りてるアパートも、安いので、一人暮らしをするには十分な金額だ

 

JS事件時、俺は非戦闘員なので、一般人の避難に紛れてシェルターに避難していた

 

情けないことに、怖くて震えていた

 

いや、それ以上に同い年のアイツ等が命がけで戦ってるのに、何もできず、怯えてじっとしている自分が情けなかった

 

 

そして俺は今、故郷である地球の海鳴に帰ってきていた

 

いや正確には、かえって来ざる得なかった

 

 

数日経って、俺は局員をクビになった。リストラってやつだ

 

地上本部がぼろぼろで、予算も少なくなり、使えない非戦闘員を経費削減の為にリストラしてるのだ

 

当然、非戦闘員の俺もその中に入っていた

 

魔法が碌に使えない俺は、これ以上ミッドにいるのはが惨めになって来たので、退職金を全て使って、地球に帰ってきたのだ

 

小さいころ住んでいた俺の家は、両親が今も管理していた為、まだ綺麗な状態だった

 

両親曰く、ここは別荘らしいが。どう見ても普通の一般住宅だよな?

 

今はもう、俺の物だけど、成人祝いでくれたけど普通家をプレゼントするか?

 

まあいいや、あの親の金銭感覚がおかしいんだ。俺には関係ない

 

そのまま地球で二ヶ月くらいのんびりと過ごしていた。ああ、平和だ

 

 

 

とまあ、現実逃避は此処までにしようか

 

十年前の出来事を思い出し、夢を見たのには理由がある

 

誰か教えて欲しい・・・

 

何故、俺の目の前にあの人そっくりの少女が俺の布団の居るのでしょうか?

 

何故、俺の隣ですやすやと寝ていらっしゃるのでしょうか?

 

というか、何処から入ったんですか?

 

と、思考の海に入っていたら、いつの間にか目を覚ましたようだ。

 

 

 

「ぅん・・・。あ、お父さん」

 

 

 

Σはいぃーーーーーーー!?

 

うおぉぉぉぉおおい!ちょっとマテやぁああ!!!

 

何で初対面の子にお父さん呼ばわり!?俺、まだ19なんだけど?!彼女すら居ませんけど!?実年齢=彼女いない暦なんですけどぉお!?

 

というか俺、童貞のは・・・ず?

 

アレ?童貞だよね?うん?

 

何だっけ?この思い出してはいけないような感じは?

 

と、その前に

 

 

「君、だれ?」

 

「・・・えっ?」

 

 

「えっ」て何!?何でそんなに悲しそうな顔をするの!?俺が悪いの!?

 

 

その時だった。玄関のインターホンが鳴ったのは

 

俺はその子に待っててといって、とりあえず玄関に向かった

 

そしてそこに居たのは

 

 

「やっほー。久しぶりだね♪」

 

 

十年前と全く変わってない姿の・・・死んだと思っていたあの人が。「メガーヌ・アルピーノ」が玄関にいた

 

ただし、車椅子に乗っていたが

 

 

◇◆◇

 

 

私が目覚めて一ヶ月。全てが夢のようだったわ

 

だって、気が付いたら10年経ってるし。再会したクイントの旦那さんは老けてるし

 

レジアスさんは死んでるし・・・

 

隊長の隊が全滅したとき、私も死んだと思っていた

 

けど、どうやら生き残っていたみたい。ゲンヤさんが言うには、私とゼスト隊長以外は全員死亡したそうだ

 

クイント、貴女は死んでしまったのね・・・

 

そして、更生施設にまだ生まれたばかりだった娘がいると聞いたときは、いろんな意味でショックだった

 

だって、娘をちゃんと育てて上げられなかったし、愛情を注げなかった

 

何より、「あの子」にサプライズが出来なかったのが悔しい!

 

そういえば、もう十年経ってるのよね?

 

じゃああの子も今じゃ青年?

 

そして、私の体も十年前のまま、時が止まっているから・・・歳の差はコレで問題ないわね!

 

ということで、私はゲンヤさんをちょっとOHANASHIして、娘を更生施設から仮出所させることに成功した。ルーテシアはまだ更生施設に居たかったみたいだけど、ごめんね?

 

だけど、貴女に会わせたい人がいるの

 

まあ、当の本人は全く知らないと思うけど♪

 

その人物が今、何処にいるのかゲンヤさんに聞いてみたら、何とその子は彼の部隊の事務員だったらしい

 

だが二ヶ月前に、上層部の所為でリストラされてしまったと聞いた時は、思わず白天王を召還しそうになっちゃった♪

 

本来はルーテシアに保護観察が付く予定だったけど、家族水入らず行って来いと、ゲンヤさんとあの子の親友であるクロノ提督が観察無しにしてくれて、私達は彼のいる地球に向かった

 

 

 

そして私は転移魔法を使って先にルーテシアを彼の隣に目掛けて転移させた。勿論、コレは彼が驚く姿が見たいが為に行ったいたずらである。

 

うふふ、彼は昔から弄ると可愛いのよね~

 

 

さて、私も合流しましょうか

 

私は再会するために、インターホンを鳴らした

 

 

 

◇◆◇

 

 

「と、言う訳なのよ」

 

「成る程。まあ、生きてて良かったです。正直、ゼスト隊が全滅したと聞いたとき、俺はショックで倒れそうでしたよ」

 

 

実際、体調を悪くして、倒れたけどね

 

 

「で、聞きたいのは、この子のことです」

 

 

そう、一番聞きたいのは、俺のひざの上でちょこんと座っているメガーヌさん似の少女の事だ。多分、年齢は9歳くらいだと思うけど

 

「この子は正真正銘、私が生んだ子供よ。名前はルーテシアよ」

 

 

ああ、本当に娘だったんだ。ですよね~

 

でも、時間が合わないんだけど?

 

10年前、俺が彼女と初めて出会ったときは妊娠してなかったよね?というか独身だったよね?彼氏いない~クイントが羨ましい~ってぼやいてたよね?

 

ゼスト隊が全滅したのはその一年後だけどさ?まさか乗り込んだ時には妊婦さんだったとか?

 

 

「あの、この子の父親なんですけど・・・」

 

 

それも聞きたかった。何でこの子は俺をお父さんって言うの?

 

 

「あら、やっぱり覚えてないのね~。まあ、無理ないわ。初体験の筆下ろしで色々ショックで記憶を失っちゃったもんね~」

 

 

へ?初体験?筆下ろしって何の事デスカ?

 

まるで俺が9歳で童貞を捨てた様な発言ですけど?

 

 

「うふふ~」

 

 

何その含み笑い?!

 

あ、嫌な予感。まさか・・・まさかこの子の父親って!?

 

 

「やっと気が付いたのね。そう、この子の父親は貴方よ」

 

「な、なんだってーーーーー!?」

 

 

 

俺は覚えてないので、詳しく教えてもらいました

 

10年前、メガーヌさんに恋した俺は、子供故にすぐに告白したそうだ

 

で、彼氏がいなかった彼女はその時、お酒をかなり飲んでおり、酔っ払い同然だった

 

そして俺は、発情したメガーヌさんに襲われ、9歳と言う年齢で・・・グスッ

 

で、余りの出来事のショックで、俺はその時の記憶だけ喪失。同時に童貞も喪失。メガーヌさんは覚えてたけど。何と都合の良い・・・

 

関係ないが、彼女も処女だったらしい。なんか勿体無い

 

結局その時の筆下ろしに行った一発が当たったらしく、それが原因で妊娠。精通してたんだ当時の俺・・・

 

 

で、ゼスト隊が全滅する一ヶ月前に出産し、ルーテシアが誕生。俺に教えなかったのはサプライズで驚かせたかったかららしい。何と迷惑な

 

結局、任務が終わったときに話そうと思っていたが、結局その時は失われてしまった

 

 

 

「・・・9歳で妊娠させて、10歳で父親スか俺?」

 

「ええ♪」

 

 

えと?これ、俺は責任を取らないと駄目だよな?

 

突然言われても・・・なあ?

 

 

「お父さん、嫌?私、娘じゃ駄目?」

 

「全然。俺は君のお父さんだよ!ハハハ!」

 

 

アレ?

 

 

「認知してくれるの!」

 

「ちょ、メガーヌさん!?」

 

「よかった~。断られたらどうしようかと思ってたの」

 

「メガーヌさーん?」

 

「じゃあ、十年遅れになったけど、言うわね?私と結婚して」

 

「色々飛びすぎじゃないですか!?というか、10年前の俺にそれ言う気だったの?!ミッドでも結婚年齢は男性は18ですよ!?」

 

「あら、今は19でしょ?良いじゃない♪それに、私の肉体年齢も19歳のままストップしてたし、同い年よ♪」

 

「うぐ・・・ま、まあそれは俺もうれしい誤算ですけど」

 

 

メガーヌさんは初恋の人だし。いまでも好きだし

 

 

「それじゃ、今すぐ行きましょう!」

 

「何処に!?」

 

「勿論、ミッドチルダの結婚式場よ!!」

 

「は、はいいいいいいいいい!?」

 

 

ああ、昔からこの人はそうだったよ

 

暴走列車というか、何と言うか

 

まあ、『思い込んだら一直線』はむしろ彼女の相棒だった人か

 

というか、どっちも強引だったな。ゼストさんも『暴走コンビ』って言ってたし

 

 

 

と、言うわけで俺は19歳にして、奥さんと9歳の子持ちになりました

 

なんでやねん

 

 

◇◆◇

 

 

結婚してから数ヶ月

 

仮出所だったルーテシアは施設に戻り、更生プログラムを受け、無事出所できた

 

俺達は嬉さの余り、二人して彼女を抱きしめた。ああ、俺はすっかり親馬鹿になってしまったようだ

 

その後、保護観察のため、俺達家族は無人の次元世界の「マウクラン」に一年過ごし、メガーヌの故郷である「カルナージ」に引っ越した。

 

俺とメガーヌはその世界で農業をして、自給自足の毎日を楽しく過ごしている

 

そして新暦81年。JS事件から五年の月日が流れ、ルーテシアも大きくなった。性格もずいぶんと変わり、明るく社交的ないたずらっ子に成長していた。成長なのかこれ?

 

最近、建築関係に興味を持ち始め、専門的な本を読み漁ってることが多くなった。だが、家の改造は少し自重しろ。自宅をペンションみたいに改造したり、温泉を掘り当てて大浴場を作ったり、大規模なトレーニングルームを建設したりするのはまだ許せるが、家をからくり屋敷にしようとするのは止めなさい

 

まあ、友達も増えてきたみたいだし、少しは大目に見てあげましょうと妻は言うので、ちょっとした改造は許している

 

しかし、最近通信で同い年くらいの赤毛の少年と会話している時が多くなっているが・・・親としては不安だ

 

 

さて、明日はルーテシアの友達が大勢、遊びに来るらしい。

 

なんでもゲンヤさんの娘さん達とその教え子が来るとか。

 

最初、娘さんたちと聞いたとき、スバルちゃんとギンガちゃんのことかと思ったが、違った。何と、JS事件の実行犯である戦闘機人を保護責任者として養子にしたそうだ。

 

内心はいろいろ複雑だったんだろうな~ゲンヤさん。

 

 

「ねえアナタ。明日着る水着、どれが良いかしら?」

 

「何で泳ぐ気満々なの!?」

 

「駄目かしら?」

 

 

と、彼女が見せたのは黒のビキニ・・・ブフッ

 

 

「こ、今度な」

 

「え~」

 

 

俺の理性が持ちそうに無いから今回は止めてくれ

 

さてと、布団や食材の手配をしないとな。何せ大勢来るみたいだしな

 

 

「あ、そうそう。なんでも教え子さんの保護者さんも来るみたいよ?」

 

「む、子供だけじゃなかったか。じゃあちゃんと人数を確認しないとな」

 

 

まさかそれがあいつ等だとは思わなかったがな。再会してひと悶着があったが、それはまた別の話

 

 

「さてと、明日からは出来そうに無いから、今のうちにヤるか?」

 

「へ?ちょ、ちょっと?」

 

「くくく、いつもは俺が受けに回ってしまったが、今回ばかりは攻めに回らせてもらうぜ」

 

「あ、アナタ?まだ昼間よ?」

 

「周りには誰もいないんだから関係ないって。じゃ、ルーテシアの弟か妹のために頑張りますか」

 

「ちょ・・・やさしくね?」

 

「了解」

 

 

そして俺達は真昼間から一つになった

 

 

その光景を少し離れた場所で顔を真っ赤にしている人影があった

 

 

「もう、お父さんもお母さんも少しは自重してよ!でも、弟か妹は欲しいな~」

 

 

夫婦の行動は娘にバレバレだったとさ(笑)

 

 

 

 

fin

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