リストラシリーズ   作:ゼルガー

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◇◆◇

リストラシリーズ第16弾

今回はリリカルキャラではなく、原作であるとらいあんぐるハート3のキャラクターです
まあ、彼女もある意味、リリカルなのはのキャラですね。ただし、原点の

今回もレイハさん同様、前編後編に分かれます

私にとっては、レヴィに続く駄作です

では、始まります

◇◆◇








リストラされた俺は、彼女の為に並行世界へ(前編)

俺は夢を見ている

 

何故夢だと判るのかって?

 

なぜなら、その光景が今の時代じゃなく、遥か昔の時代だからだ

 

俺の故郷にある日本の昔・・・江戸時代かな?

 

小さな子狐と青年の物語

 

子狐は妖弧と呼ばれる妖怪の子供で、生まれたばかりだった

 

子狐は「みつ」という少女と出会い友達になった

 

だが、「みつ」は親の手によって人柱として殺されてしまった

 

子狐は彼女の死を知らない

 

突如消えた友達を探しているうちに大怪我をしてしまう

 

そして青年「弥太」に出会った

 

子狐と「弥太」は恋に落ち、恋人になった

 

だが、弥太が住む村に伝染病が流行りだし、「みつ」と同様、人柱に選ばれ殺されてしまった

 

その悲惨な光景を一部始終目の当たりにした子狐は、神職という存在と村人達に激しい憎悪を抱いた

 

その結果、子狐は全てを雷撃で破壊しつくした

 

復讐を終えた彼女は理性を失い、再び破壊活動を行い、陰陽術士に封印された

 

そこで俺の夢は終わった

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

夢を見ている

 

此処とは違うどこかの世界

 

彼は苦しんでいる

 

弥太と同じな感覚を感じる男の子

 

でも弥太の方がかっこいい

 

男の子は大人になっていく

 

でも、周りの人間は彼に冷たかった

 

ううん、一人を除いてだけど

 

どの場所でも人間は醜かった

 

だからかな

 

久遠は彼が気になった

 

会ってみたいと思い始めた

 

でもコレは夢

 

目を覚ましたらきっと忘れてる

 

だけど、覚えてたらいいなぁ

 

そろそろ夢が覚める頃だ

 

那美が起こしにくるかな

 

今日もなのはと一緒に遊ぼう♪

 

 

◇◆◇

 

 

夢から覚めた俺は朝食を済ませ、バイトの準備を始めた

 

時空管理局をリストラされて早一週間。故郷の海鳴での生活にもなれ、資金を稼ぐためにバイトをしていた

 

それにしても、あの夢は何だったのだろうか?

 

俺はあの子狐を知っている?

 

名前は・・・駄目だ、思い出せない

 

その後、バイトをしてる時も子狐のことが頭から離れず、仕事に身が入らなかった

 

 

◇◆◇

 

 

ご飯を食べて、神社にあるお気に入りの定位置で寝ていると、学校を終えたなのはがやってきた

 

「くーちゃーん!」

 

「くぉん!」

 

今の私は人型じゃなくて狐

 

だから、言葉は喋らないのが普通

 

だけどなのはは私が喋るのを知っている。

 

あのモヤモヤした変な敵とクロノとリンディが居なくなって数日が経ってる

 

時々なのはは寂しそうな顔をする。あの顔には覚えがある

 

私が弥太のことを考えてるときの表情だ

 

 

「ねえねえくーちゃん、聞いて!さっきね、クロノ君とリンディさんが帰ってきたんだよ!」

 

「そうなの?」

 

「うん!だからくーちゃんも一緒に行こう!」

 

「くぉんっ!」

 

 

なのははとても嬉しそう。幸せそうな笑顔を見てると、私も嬉しくなる

 

再会・・・

 

もし、叶うなら

 

もう一度会いたいな

 

 

◇◆◇

 

 

バイトを終え、神社に寄り道をしていると、何故かここに居なければ成らない気がして、座って夕焼けを眺めていた

 

ちなみに俺がバイトをしているのは喫茶翠屋。幼馴染の両親が営む喫茶店だ

 

元々料理が得意な俺にとってまさに天職だった

 

だけど、今日は本当に仕事に身が入らなかった

 

店長達にも心配されてしまったしな

 

やっぱ、夢の影響だろうなぁ・・・

 

もし、願いが叶うならさ

 

あの夢に出てきた子狐に会いたい

 

会って確かめたい

 

俺のこの気持ちを

 

 

◇◆◇

 

 

同じようで違う世界

 

常に隣り合っていて、触れ合うことは決してない

 

似た世界の同じ場所で、一人の青年と狐が想いを同調させた時

 

奇跡は起こった

 

 

◇◆◇

 

 

 

なのはと遊び終わった後、那美が迎えに来るまで神社の入り口に座って待っていた

 

夕焼けがとても綺麗

 

気が付くと、久遠の隣に今朝夢に出てきた男の人が寝ていた

 

え?何で?

 

夢か現実かわからなくなってきたので、つい男の人のほっぺとつねってみた

 

 

「ん?・・・何時の間に寝てたのか?」

 

「あ」

 

「は?」

 

 

あれ?夢じゃない?

 

 

 

◇◆◇

 

 

あの神社で寝ていた俺は気が付いたら、夢に出てきた子狐が目の前にいた

 

何で?

 

それにしても・・・あれ?この神社ってもっと寂れてなかったか?

 

なんで整備された後があるんだ?

 

 

「大丈夫?」

 

「あ、ああ」

 

とりあえず状況を把握するか

 

子狐・・・久遠という。自己紹介を済ませた俺はとりあえず自宅に帰った

 

だがそこにあったのは俺の家ではなく、空き地だった

 

なんで?どうして?

 

仕方なく、先ほどの神社に戻ると、まだ彼女がそこに居た

 

 

「どうしたの?」

 

「家が無かった」

 

「そうなの?」

 

「うん」

 

 

マジでどうすればいいんだ?

 

唯一の連絡相手であるクロノにすら通信不可能な状態になってる

 

ここは確かに俺の故郷だ

 

だが、どこか違う、まるで別の海鳴みたいだった

 

しばらくして久遠の友達の那美という女性が来て、俺の事情を聞いてくれた

 

会話しているうちに違和感を感じた

 

その後、彼女が住む寮にお世話になり、この世界のことを調べた

 

まず、時代が違う。だいたい十年くらい

 

そして、俺の幼馴染の父親が亡くなっていること

 

幼馴染の内、存在しているのは大嫌いなアイツだけだったということ

 

といっても、昔のアイツとはどこか違う。あいつみたいに大人びた感じじゃなくて、本当に子供だった

 

結論として、この世界は俺がいた世界の並行世界だった

 

この世界に滞在して数日が経過した

 

結局、帰る手段が見つからず、この世界に滞在することになった

 

俺はこれからどうなるんだろうか?

 

 

 

後編に続く

 

 

 

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