リストラシリーズ   作:ゼルガー

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今回は難産でした
そして主人公視点は短いです

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リストラされた俺は、彼女との約束を果たした(前編・主人公視点)

 

 

俺がまだ幼稚園の頃・・・いや、魔法の存在を知る前の出来事だった

 

あの頃はまだ何も知らない子供で、希望に溢れていたと思う

 

ある日、俺は偶々イジメられている女の子を見つけた

 

・・・までは覚えてるんだよな~

 

正直、その後が良く覚えてない

 

何せ小さい頃だったし

 

 

だから・・・

 

 

 

―パシンッ!―

 

 

「え・・・?」

 

「アンタ、最低よ!」

 

 

アイツに頬を叩かれたんだ

 

 

 

◆◆◆◆◆リストラシリーズ アリサ編◆◆◆◆◆◆◆

◆リストラされた俺は、彼女との約束を果たした(前編)◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

正直な話、俺は彼女を覚えてなかった

 

いや、覚えることが出来なかったんだ

 

街を引っ越した理由は、両親が本局に異動になったからだ

 

そして地獄の日々が始まった

 

俺は世間から冷たい目で見られ、陰口を言われ、イジメを受け

 

誰も助けてくれず、信じていた親にも裏切られた

 

そんな俺が壊れずに済んだのは、他でもないたった一人の親友がいたから

 

アイツが居たお陰で、俺は今存在出来ている

 

結局、非戦闘員な俺に居場所は無く、9歳の頃地球に戻ってきた

 

・・・最悪な再会が待ってるとは知らずに

 

 

戻ってきた街「海鳴」で待っていたのは独り暮らし

 

両親は本局に行き、俺は見捨てられた

 

面倒を見てくれるのは生活費のみ

 

多分、他人から見た俺の目は腐った魚みたいになっているだろう

 

そして、小学校に転入してきたとき、彼女と再会した

 

 

「久しぶりね、元気にしてた?」

 

 

俺は本当に最低だと思う

 

今でも、過去の自分を殴りたいと思っているほどに

 

 

「君、誰?」

 

「・・・え?ちょっと、嘘でしょ!覚えてないの!?昔、約束したことも!?」

 

 

その時の彼女の表情は物凄く悲しそうで、泣きそうだった

 

 

「約束?なにそれ。悪いけど、俺はお前なんか知らない」

 

「っ!?」

 

 

そして、俺は彼女に叩かれた

 

本当に俺は・・・最低だ

 

 

「もう知らない!アンタなんか、大っ嫌い!!!」

 

「初対面なのに散々だな」

 

「うるさいうるさいうるさいっ!アタシに話しかけんな!」

 

 

その日以降、彼女は俺と一切口を聞かなくなった

 

流石の俺も、自分が悪いと思っていたし、仲直りしたいと思った

 

だけどタイミングが掴めず、彼女は俺をずっと無視していた

 

そして一ヵ月経ち、俺はまた引っ越すことになった

 

原因は両親だ

 

あの親は、魔力が無いなら無いなりに管理局の為に働けと、地上本部行きを余儀なくされた

 

俺は結局、仲直りすることもなく彼女と別れることになった

 

 

 

彼女と再び出会ったのはそれから十年経った時だった・・・

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