ついに再会したユーリと主人公
果たして、二人の再会で何が起こるのだろうか?
◇◆◇
用務のおばちゃんに【ユーリ】という女性が俺を訪ねてきたと言われ正面玄関に来ると、そこにいたのはすこしウェーブが掛かった金髪の美女だった
「・・・・・・やっと会えましたね。私、約束守りましたよ?」
出会い頭、そんなことを言われた
約束?もしかして・・・・・・この人が、俺と約束をした女性なのだろうか?
「あの・・・・・・君が昔、俺と約束した女の子?」
「はい。ユーリ・エーベルヴァインです。覚えてない・・・・・・ですよね」
正直覚えてません。約束しか
顔も名前も全て、俺は記憶してない
「だから、全てを思い出してもらう為にこうして会いにきました」
「・・・・・・え?」
全てを思い出す?
どういう意味だ?
「私としては思い出して欲しい・・・・・・でも、今の貴方を見てる・・・・・・貴方の幸せを壊したくない、そう思ってる自分がいます。ですから、強制はしません」
・・・・・・さては魔法関連か
はて、俺が関わった事件って何かあったっけ?
JS事件は、5年前だからそんな昔じゃない。というか、あの時はシェルターで怯えてたしな
ジュエルシード事件の時は地球にいなかったし・・・・・・闇の書事件も関わって無い
事件が終わってから地球に滞在してたけど・・・・・・その時だろうか?
俺にとって、魔法は忌まわしいモノだ
今は大分マシになったが、リストラされるまでの俺は、目が死んでいた
感情も殺してたから、生きている実感は無い
でも、今は生きていると実感できるな。教師の仕事、楽しいし
・・・・・山本先生(恩師の担任の先生の名前)、本当にありがとうございました!
って事で、俺は思い出すことを選択した
「構わないよ。思い出しても」
やっぱりユーリさんを思い出したいって気持ちが強かったしね
「・・・・・・わかりました。それじゃあ、この装置をつけてください」
と、彼女が差し出したのは、怪しげなヘルメットだった。なんじゃこりゃ?
「えと、私の友人(アミタ)が作った装置で、以前貴方から消した記憶を復元する装置みたいです」
怪しさが物凄いんだけど?
「ゴメンなさい。本当なら、私が魔法を使って復元したかったんですけど・・・・・・私、もう魔法が使えなくて」
魔法が使えない?何かの後遺症か?
まあいいか。とりあえず装置を起動してみるか
えと・・・・・・このスイッチか?ぽちっとな
怪しいヘルメットのスイッチを押した瞬間、俺の頭に物凄い量の情報が入ってきた
っ!?これはヤバ・・・・・・い、意識が・・・・・・
そこで俺の視界はブラックアウトになった
◇◆◇
深夜の海鳴市。ざーざーと大雨が降る中、俺はコンビニに弁当を買いに出かけていた
今日も両親は帰ってこない。二人とも、ミッドにいるから
俺はずっと独りぼっち・・・・・・寂しいけど、耐えないと
「ふみゅ!?」
突然背後から変な声が聞こえたから振り向くと、金髪の変な格好をした女の子が水溜りに顔から転んでいた
うわぁ・・・・・・びしょ濡れだ。というか、あの格好って・・・・・・バリアジャケット?て事は、魔導師かな?
「えと、大丈夫?」
「うぅ、冷たいです。寒いです・・・・・・」
彼女は酷く寒そうにして震えていた。まあ、この寒い時期にびしょ濡れは身体に悪いよね
幾ら俺のような奴でも、こんな女の子をほっとけるほど外道では無い
「ウチに来る?シャワーとタオルくらいは貸せるから」
「は、はい。ありがと・・・・・・へくちっ!」
このままでは彼女は風邪を引いてしまう
そう思った俺は、彼女の手を掴んで自宅まで引っ張っていった
そうだ・・・・・・コレが彼女との初めての出会いだったんだ
つづく
◇◆◇
あとがき
ども、ゼルガーです
今回から、にじファンから自分のサイトでの投稿になりました
ファンの皆様、こちらでもよろしくお願いいたします
◇◆◇