リストラシリーズ   作:ゼルガー

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リストラされた俺は、彼女と再会した・リペア②

 

 

 

 

 

人は夢を持つ。そして、その夢に向かって人は歩む。長い人生と言う名の道を。

 

夢は希望であり、未来でもある。

 

もし、そんな夢を失ったら?

 

進むべき道を見失ったら?

 

希望はなくなり、未来もなくなる?

 

なら、俺はどこに向かって歩めばいい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学校五年生。11歳になった俺は、また地球の義務教育を受けていた。

 

両親の希望もあり、義務教育だけは終わらせるように言われたからだ。

 

でも、正直ここには居たくない。なぜなら、アイツがいるからだ。

 

 

二年前に起こった二つの事件。

 

ジュエルシード事件と闇の書事件と呼ばれており、どちらも俺は関わっていない事件だ。

 

どちらもたまたまミッドに居た為だ。

 

事件の内容は、我が親友に簡単に聞いただけなので、詳しくは知らない。

 

でも、そのどちらの事件も・・・アイツが中心になってるとは思ってなかったがな。

 

 

 

【高町なのは】

 

 

 

 

今、俺の中で一番大嫌いな奴の名前だ。

 

もちろん、この感情が嫉妬から生まれたただの逆恨みなのは自覚してるし、八つ当たりなのもわかってる。

 

でも、黒い感情が俺の中で渦巻くんだ。

 

なんで魔導師の家系じゃないのにAAAランクの魔力を持っていて、俺は魔導師の家系なのに魔力が無いんだとか。

 

俺と違って才能に恵まれたとか。

 

お陰でこの二年間、ミッドでは肩身狭い思いをした。

 

当時の俺は事務員になる為に、部隊の研修とかしていた。

 

で、その研修先の隊員にいつも同じことを言われる。

 

 

「同じ地球出身の癖にテメエは凡人以下かよwww」

 

「両親は高ランクなのに、お前はクズなんだろ?」

 

「なんでお前みたいな奴が管理局にいるんだよ」

 

 

いつしか、陰湿なイジメを受けるようになった。

 

この事は、両親にもクロノにも言ってない。言えるはずがない。

 

だから、俺はアイツは恨むことでしか・・・・・・自分を維持できなかった。

 

そうしなかったら、俺は壊れてしまうから。

 

 

 

暫くして、俺はある部隊に出向することになった。理由は、後方支援。

 

現場部隊の補助が任務だ。

 

補助と言っても、主に通信や雑務を行うだけだ。

 

でもまさか、アイツがいたのは予想外だった。

 

 

「高町なのはです。えっと、よろしくね」

 

「八神ヴィータだ。補助は頼むぞ」

 

「・・・・・・・はい」

 

 

八神ヴィータは知ってる。闇の書事件に関わった八神はやての守護騎士の一人だ。

 

そして、八神はクラスは違うが同じ学校の生徒だ。もちろん、そこにいるアイツもな。

 

 

「あ、あの」

 

「何か?高町さん」

 

「その、なのはでいいよ?そう呼んで欲しい・・・かな」

 

 

何を言ってるんだコイツは?

 

 

「申し訳ありませんが謹んで遠慮させて頂きます。私は貴女よりも階級が下であります。他の隊員に示しがつきません」

 

「あぅ・・・ご、ごめんね」

 

 

いや、本当は俺が呼びたくないだけだ。自分勝手なのはわかってる。

 

これも八つ当たりなのも自覚してる。

 

だけど・・・

 

 

「あ、あのね。もし、この任務が終わったら・・・その・・・お話したいの」

 

 

俺はともかく、彼女は俺とは初対面ではないのか?

 

確かに、小学校一年生の時は同じクラスだったが、それ以降は違うクラスだ。接点がない。

 

それに、彼女は昔のことを覚えてなかった。なのになんで?

 

 

「・・・別に構いません。私でよければ」

 

「本当!?や、約束だよ!」

 

 

何故、そんなに喜ぶのですか?

 

意味がわからない。

 

 

 

 

 

 

そして、数年後の俺がずっと後悔し続けているあの忌々しい事件が起こった

 

 

 

 

 

突然、キャンプしている拠点にアラームが鳴り響いた。

 

俺はすぐに端末を開き、周辺を捜索した。

 

すると、この拠点にアンノウンが数機近づいてきていると表示されていた

 

 

 

「行こう、ヴィータちゃん!」

 

「ああ!」

 

 

張り切るアイツとヴィータ。

 

だが、俺は見てしまった。アイツの体が少しふらついていたのを。

 

もしかして見間違いか?そう思った俺は気にせず、そのまま作業に入った。

 

 

 

もし、あの時・・・アイツに話しかけていれば・・・未来は変わったのかもしれない

 

 

 

二人と他の武装隊が出て行って直ぐ、この拠点が攻撃された。

 

俺や他の雑用員と、医療班はすぐにその場から逃げ出した。

 

だが、運悪く襲撃したアンノウンの一機が俺に狙いを定め襲いかかってきた。

 

もうダメかと思った。だけどアンノウンはピンク色の光に貫かれ、爆散した。

 

 

「大丈夫!?」

 

 

そう、助けてくれたのはアイツだった。

 

なんでアイツは俺を?俺はお前を嫌ってるのに。

 

 

 

「拠点が襲撃されたって聞いて戻ってきたんだ。怪我はないみたいだね、良かった」

 

 

俺を心配してくれたのか?

 

俺は・・・こんな奴に嫉妬していたのか?こんな奴を一方的に嫌ってたのか?

 

俺は・・・最低だ。

 

 

「高町・・・俺は「危ない!」・・・・・・え?」

 

 

 

突然、アイツが叫んだかと思えば、アイツは俺を思いっきり突き飛ばしていた。

 

俺の目に映ったのは、胸元から刃物が突き出たアイツの姿だった。

 

そして、アイツの背後からさっきまでいなかった別タイプのアンノウンが出現し、目らしきレンズから砲撃をアイツに放った。

 

 

「た・・・高町ーーーーーー!?」

 

 

 

煙が晴れると、アイツは真っ白な雪の上で当たりを真っ赤な血で染めて倒れていた

 

切り裂かれた胸からはおびただしい血・・・。

 

 

俺の所為?俺がいたから?

 

俺がアイツを嫌ってしまったから?

 

俺の所為だ。だから、アイツは血まみれに・・・

 

 

 

 

 

う、うぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!

 

 

 

 

 

俺の中で何から砕けるような音が聞こえたと同時、俺の意識はそこで無くなった・・・・

 

 

 

 

 

 

気がつくと、ミッドの病院のベッドだった。

 

あれから丸一日、意識が無かったそうだ。

 

そして、アイツは未だに目を覚まさないと言っていた。手術の結果、奇跡的に一命を取り留めた。

 

でも、その怪我は俺の所為だ。

 

俺は彼女に関わるべきじゃなかったんだ。

 

だから、俺は決意した。もう二度と、アイツに関わるのは止めよう。俺のせいでアイツは不幸になる。

 

どこに行っても疫病神なんだ。

 

 

 

結果、俺は小学校を卒業することもなく、留学と偽って、ミッドに引越した。

 

研修期間も終わっており、本格的に事務員になったため、地上本部の下っ端の中でも下の部隊に入隊した。

 

ここなら、もうアイツにであることは無いから。

 

 

でも、一つだけ気になることがある

 

 

アイツは・・・俺と何をお話したかったのだろうか?

 

未だに謎だ。

 

 

 

 

 

続く




ども、ぜルガーです。

今月は、土日全て休み無し・・・死にたい。

疲労だけが募っていきます。国民の祝日も仕事になった。

代休をとって、一日だけでもいいから、たっぷり寝たいです

ではまた
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