リストラシリーズ   作:ゼルガー

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ども、ゼルガーです

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リストラされた俺は、彼女の彼氏になった③

 

 

 

 

アレから四年。結局、俺の下半身は完治することは無く、車椅子生活を続けていった。

 

ま、慣れれば結構ラクだな。この四年、腕の筋肉は結構鍛えられた。

 

で、この四年の出来事だが・・・・・・異動させられた。

 

別にゲンヤさんの所為じゃない。ただ、隊内の空気が悪くなるから、俺が自主的に異動を申請した。

 

身体障害者がいると、周りに迷惑をかける。ただでさえ、ゲンヤさんの部隊は現場が多い。

 

幾ら事務員である俺でも、それだけで周りにストレスを与えてしまうのだ。

 

ただでさえ、不仲なのにな。

 

でも、異動に異動を重ねるうちに、次第に管理局に俺の居場所は無くなっていった。

 

そして四年たった現在。そろそろ潮時だと思ってる。

 

つまり――――――管理局を辞めるという意味だ。

 

 

 

「と、思ってるだが。どう思う?クロノ」

 

「まあ、今までよく持った方だと関心してるよ、僕は」

 

「デスヨネー」

 

 

 

久しぶりに再会した親友のクロノと喫茶店でお茶会。

 

何でもベルカ領の聖王教会に用があったらしく、その帰りにこうして会いに来てくれた。

 

こうして気楽に話せる友人がいるのは本当に助かる。

 

 

「で、これから君はどうしたいんだ?」

 

「ん。とりあえず今年いっぱいで辞めようと思ってる。どうせ上の方でも、クビにしたがってるみたいだしな」

 

「それについては、僕の方でもどうしようも無かった。人が足りないという現状なのにこの有様は本当に嘆かわしいよ。君は、魔導師じゃなくても、後方の事務なら天才的なのにな」

 

「魔導師じゃないから・・・・だろうな。ゲンヤさんも、レジアス中将も今でこそ上の立場だけど、昔は風当たりが酷かったって言ってたよ。魔力が無い人間だからな」

 

「本当に、こんなハズじゃなかった世界ばっかりだな」

 

「同感」

 

 

でも、それでも俺は自分の人生を楽しんでるつもりなんだけどね

 

ま、そんな暗い話はさておき。

 

 

 

「で、今さ調理師の免許を取得中なんだ」

 

「調理師の?料理人にでもなる気か?」

 

「まあな」

 

 

実は、昔から夢があった。

 

管理局に勤めていたのは、お金を貯金するため。

 

そして、何時か自分だけの店を開く事を夢見て、頑張ってきた。

 

だって、料理とか家事大好きだし。

 

 

「今思うが、君は性別間違ってるよな。知り合いの友人たちもそうだが、戦闘向きなのが女性で、後方や裏方が男性っておかしいだろ」

 

 

ああ、エースオブエースとかね

 

故郷の日本の昔では、「夫は戦場、妻は家」とかいうらしい

 

男性が外で戦って、女性は家を守るのが当たり前だったとか。

 

そう考えると・・・・・・俺は異常か

 

ま、いっか。どうでもいいし

 

 

「それにしても、その足で営業は大丈夫か?」

 

 

まあ、確かに、営業するに当たって、この足だとアレだが

 

 

「どこかの食堂で働かせてもらうことにするよ。料理を作るだけなら車椅子でも問題ないし、この四年で車椅子は足も同然に動かせるぞ」

 

「成程ね」

 

 

すると、クロノは何かを考え始めた

 

 

「ふむ、ならここに行ってみないか?」

 

「ん?機動六課?ロストロギア専門の機動部隊・・・だよな?五課までは聞いたことがあるけど、もしかして新部隊?」

 

「ああ。料理人を目指すなら食堂のスタッフとしてどうだ?丁度、そこの部隊長とは友人だからな」

 

 

友人ねぇ?

 

ま、いいか

 

 

「親友の紹介を無碍には出来ないしな。いいぜ。その新部隊の食堂のスタッフになるよ。今の部隊に退職届を提出してからな」

 

「むしろ、君の天職になると思うよ。事務員なんかよりもね?」

 

「違いない」

 

 

そうと決まったら、早速準備だ。

 

ありがとな、クロノ。

 

 

 

この時、おれは知らなかった。

 

まさかそこで、あの子と四年ぶりに再会することになろうとは。

 

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