サイト閲覧数40万記念小説第一弾。人気投票の第三位であるヴィータから投稿します。
まあ、三部くらいの長編になると思いますが、お付き合い下さい。
投票結果は私の活動報告か、私のサイトをご覧下さい
これは、アタシとアイツが結婚して5年経ったちょっとした出来事だ。
翠屋二号店の営業を終えて、家族三人でまかない料理の夕食をとっていた時、アタシはあることを旦那に話した。
「マジか、ヴィータ?」
「ああ、マジだ」
「二泊三日京都温泉旅行高級旅館宿泊券・・・・・・商店街の福引でよく当てたな」
「まあな!」
アタシ達が結婚して、新しい家族も増えた頃、いつものように買い物を済ませたアタシは、帰り道にたまたま商店街で福引をやっているのを見かけた。
丁度福引券を持ってたし、ハズレでもトイレットペーパーが貰えるなら損は無いとい思って、ガラガラを回したんだ。
で、結果・・・・・・・
『一等大当たりーーーー!おめでとうございます!』
『え?ええええええ!?』
娘の妊娠が発覚した時ぐらい、驚いたな。
ああ、娘って言うのは結婚式を終えた一ヶ月後くらいに、吐き気がしてな?検査をしたら、妊娠していたんだわ。
まあ、あんだけやることはやってたし、デキてもおかしくはなかったんだが・・・・
「ママ、どうしたの?」
「いや、旅行楽しみだなビビ?」
「うん!」
アタシ似の赤髪のお下げの女の子。それがアタシ達の愛娘『ビビ』。
四年前に生まれた新しい家族だ。
アタシ似てお転婆だけど、いい子で可愛いな。
たまに遊びに来るはやてやなのは達をオバさんとかお婆ちゃんと呼んだときは思いっきり吹いたな。
『な、なんでや!?何で私がお婆ちゃんなんやーーー!?』
『まだ二十代前半なのにオバさんはひどいよ!?確かに一児の母親だけど!』
『リインはお姉ちゃんと呼ばれて嬉しいのです』
『あ、主落ち着いてください』
『シグナムはいいよね。お姉ちゃんで。私なんかシャマルオバさんよ!?』
『・・・・俺なんかワンちゃんだぞ』
『『『『『それはいつもどおりじゃん』』』』』
『・・・・ワオン』
なんというかさ、ザフィーラが哀れだったなぁ。
今度、なんか奢ってやろう。うん。
「しかし、京都か。漬物や八つ橋とか買っておかないとな。喫茶店のメニューに考えたいし」
「京野菜もな。買った物はアタシのアイゼンにしまっておけば問題ないしな」
デバイスに収納できるって本当に便利だ。持ち運びが楽だし。
「でもまあ、たまには家族だけの旅行もいいかもな」
「だな。毎年、はやて達のオフトレの旅行に参加してるけどな」
幾ら魔導師を引退したとは言え、家族を守る騎士として、トレーニングだけは欠かさない。
まあ、基本的な魔力を使わないトレーニングはアイツも一緒にやってる。健康のためとか言ってたけどな。
べ、別に毎朝、一緒にジョギングが出来て嬉しいとか、そんなこと思ってないからな!
「温泉も楽しみだな。ルーテシアちゃんの所の温泉も良かったけど、やっぱり地球の方がいいな」
「だな」
最近働き詰めだったから、肩こりとか酷いしな。温泉で療養するのもいいかもな。
薬湯に、露天風呂、岩盤浴とか、サウナとか、エステとか楽しみだな!
そして、風呂上がりのアイス!アレが最高なんだよな!
「涎、出てるぞ?」
「ママー、すごく嬉しそう」
「はっ!?」
おっと、いけない。
「で、いつからだ?店も定休日にしなきゃいけないし」
「んと、ちょうど来週のGWからだ」
「そっか。じゃ、家族揃って京都旅行に行こうか!」
「おう!」
「うん!」
本当に楽しみだな!うん!
◇
一週間後、俺達は車で京都までやってきた。
まあ、GWだけあって、渋滞が少しあったが、問題なく昼前には着くことができた。
だけどさぁ?
「ヴィータ、お前アイス食いすぎだろ?」
「い、いいじゃねーか!Pエリア限定のご当地アイスはそこでしか食えないんだからな!」
「それは別にいいが、食い過ぎだと言ってるんだ。ビビが真似したらどうするんだ?母親として」
「うぐ!?わ、悪かったよ」
ヴィータは自分の欲望には忠実だが、結構子煩悩だ。
子育てに関しては厳しいし、それ以上に愛情を注いでる。
本当、俺には過ぎた奥さんだよ。
「パパ、ここが京都?」
「ああ。どうだビビ?」
「テレビで見た昔の建物がいっぱい!」
「そっか。ビビは時代劇が好きだもんな」
「うん!」
ビビは物心が付く前から、水戸○門や暴れん○将軍などの時代劇の番組に反応していた。
ヴィータは騎士だったから、その遺伝が関係してるのだろうか?
いや、ないな。西洋の騎士とかには全く興味を示さなかったしな。
「さてと、荷物を旅館に置いたら観光に行く?」
「んー。いや、それはまだだな。まずは旅館で温泉だろ?」
ま、確かに運転での疲れもあるけどね。
ビビもずっと車の中で疲れてるだろうし。
「そうだな。じゃ、旅館に行こうか」
「だな」
俺はそのまま車を走らせ、目的の旅館に向かって走らせた。