リストラシリーズ   作:ゼルガー

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ども、ゼルガーです

お久しぶりです。暫くの間、自サイトで合同小説を書いてましたので、こっちがおろそかになってました

本来はヴィータのアフターの続きを予定してましたが、何故か先に、なのはリペアのアフターが出来上がってしまったので、そちらを更新します

大変、長らくお待たせして、すいません


リストラされた俺は、彼女と再開した・リペアafter

 

 

 

今でも覚えてるよ。君と私が結ばれたあの日の事を

 

もし、私が勇気を出してなかったら、こんな風に笑っていられなかったと思う

 

だからこそ、今は胸を張って言える

 

私今、すっごく幸せです!

 

 

 

 

 

 

 

「おい、何を妄想してんだよ!客が待ってるぞ!?」

 

「え?あ?!ご、ごめんなさーーーい!!」

 

 

 

そ、そうだった。今、営業中だったんだ!!

 

 

 

 

 

 

リストラシリーズ、なのはルートリペア

 

リストラされた俺は、彼女と再開した・リペアafter

 

 

 

 

 

 

 

私と彼が結婚して早数ヶ月。

 

喫茶翠屋二号店で、私達夫婦は営業してます。

 

翠屋のネームバリューもあって、直ぐにお客さんが来てくれて、赤字運営の危機は去ってます。

 

それでも、お得意様が出来るまでは、結構大変な道のりでした。

 

お母さんの修行の成果がようやく出始めたよ・・・・

 

平日のお昼になると、サラリーマンやOLが結構入ってくる。皆私の彼の料理目当てかな。

 

今も思うけど、彼の家事能力はチートだと思う。うん、女の私が言うんだから間違いない。

 

そういえば、彼が局員時代、書類作業などの事務仕事が優秀だったってクロノ君が言ってたっけ。

 

もしかして、彼って魔導師としてはアレだけど、こういう一般人からみるとお買い得だったのかな?だとしたら、結構モテた?

 

・・・・・・彼は私の旦那様だもん。上げないもん

 

 

「おいおい、なーにまた妄想の世界に入ってるんだ?」

 

「にゃっ!?」

 

「ったく。ほら、紅茶入れたから一息入れろよ」

 

「う、うん。ありがと」

 

 

彼は、本当にフォローの達人だよね。さりげない行動って中々できないよ。

 

 

「そろそろ三時か。もうそろそろヴィヴィオが帰ってくるんじゃないか?」

 

「え?あ、本当だ」

 

「んじゃ、俺はおやつの新作シュークリームを用意してくるから、カウンターを頼むぜ?」

 

「うん。任せて!」

 

 

そう言って、彼は厨房に入っていった。

 

新作のシュークリームかぁ。今度はどんな味になるんだろ?

 

お母さん直伝のシュークリームを彼が独自にアレンジしてるみたい。でも、商品に出せるのは、お母さんが合格を出さないとダメ。

 

だから、こうしてまず私達に食べさせて、感想を聞いて、試行錯誤を重ねて、提出してるんだって。

 

 

 

「ただいま!ママ、パパ!」

 

「お帰り、ヴィヴィオ」

 

「お、帰ったか。おやつもう直ぐ用意できるから、ちゃんと手を洗えよ?」

 

「はーい!」

 

「ねえ、今日のシュークリームは何味なの?」

 

「今の時期って苺が旬だろ?だから、生地とクリームに苺を混ぜてみたんだ」

 

 

おお!それ、とっても美味しそう!

 

 

 

「なのは、涎」

 

「はっ!?」

 

「紅茶は何にする?ダージリン?カモミール?アールグレイ?」

 

「アールグレイでお願いね」

 

「はいはい。ヴィヴィオは?」

 

「ヴィヴィオもー!」

 

「了解」

 

 

今日も彼が作るおやつで午後の一息。

 

ホンの数ヶ月前まででは考えられなかった今の時間。

 

魔法だけが私の人生だった。

 

でも、彼に出会って、ヴィヴィオに出会って、変われた気がする。

 

フェイトちゃんや皆には悪いけど、私は管理局に戻る気は無い。

 

確かに、魔導師としての日々は充実してたし、誇りにすら思ってる。

 

だからこそ、彼との距離が開いてしまった。

 

もっと早く、この事に気がついてればって、後悔する時もあるかな。

 

 

 

「おいしーーー!パパの苺シュークリームおいしーよ!」

 

「うん。紅茶にも合うし、今回はお母さんも合格出してくれるんじゃないかな?」

 

「そうか?うん、今度本店に行った時にでも審査してもらうよ。前回は辛口評価で散々だったしな」

 

 

お母さん、厳しいもんね

 

 

「ねえママ」

 

「なーにヴィヴィオ」

 

「お腹の赤ちゃん、いつ産まれてくるのかな?」

 

「うーん。後2ヶ月くらいかな?」

 

「ヴィヴィオ、楽しみなのか?」

 

「うん!ヴィヴィオ、お姉ちゃんになるんだもん!」

 

「そっか。なら、しっかりとしたお姉ちゃんにならないとな?」

 

「うん!」

 

 

今、私のお腹には彼との子供を身ごもってます。

 

産婦人科には通ってるし、こうしてウェイトレスをするくらいなら働ける。

 

そろそろ、娘なのか息子なのか、わかるのかな?

 

 

「っと、そろそろ休憩は御終いだな。なのは、ヴィヴィオと一緒にウェイトレスを頼む」

 

「任せて。行こう、ヴィヴィオ」

 

「うん!」

 

 

さあ、営業終了まで頑張ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

ふう、やっと今日の営業が終わった。

 

しかし、翠屋の名前は凄いな。客の足が途絶えるということを知らない。

 

その名前に恥じないようにも、頑張らないとな。

 

 

「パパー。晩御飯ー」

 

「ああ。ちょっと待ってな」

 

 

ヴィヴィオのお腹ももう限界か。さて、今日は久々に酢豚でも作るか。

 

 

「ねえ。そろそろこの子の名前を考えてあげない?」

 

 

料理を作っていると、なのはがそう言ってきた

 

名前か。そうだな、そろそろ決めてあげるか

 

 

「まだ、男か女かわからないしな。両方考えておくか?」

 

「それもいいかもしれないけど、ほら、岡崎さんのところの汐ちゃんみたいに、どっちの性別でもいい名前でもいいかもしれないよ?」

 

 

成程。朋也の所みたいにか。

 

うーむ。

 

なのはの名前にちなんだのがいいよな?

 

このは?・・・・・保留だな

 

かれは?・・・・・枯れてるイメージがなぁ

 

のばら?・・・・なぜこの名前をイメージしたし!?キサマ、ハンラングンダナ!!

 

 

「ねえ、“こころ”はどうかな?」

 

「こころ?由来は?」

 

「えっと、私の“不屈の心”と、君の“優しさの心”。二人の心を受け継いで欲しいから、こころ」

 

「まあ、こころなら、男でも女でも大丈夫だな」

 

 

さっきののばらに比べたら何十倍にもな!

 

 

「パパー。お腹すいたよー」

 

「っと、すまん!もう直ぐだから!」

 

「にゃはは。パパは大変だね?」

 

「ママもな?身体には気をつけろよ?」

 

「もちろんだよ!」

 

 

 

本当、数ヶ月前の告白以前の俺から考えると、今の生活は考えられないな。

 

なのはがいて、ヴィヴィオがいて、俺がいる。

 

あの惨めで、暗かった事務員生活とは大違いだ。

 

だから今、はっきり胸を張って言える。

 

俺は、幸せだ。

 

それに、愛してるぜ。なのは、ヴィヴィオ、生まれてくる新しい子供よ。

 

これからもよろしくな?

 

 

 

「よし、できたぞ!」

 

「わーい!」

 

「いい匂い~。やっぱり君の料理が一番だね!」

 

「褒めんな。照れるだろ。それじゃ・・・・」

 

 

「「「いただきまーす!」」」

 

 

 

――――これからもずっと、幸せになろうぜ?なのは

 

――――うん。ずっと一緒だよ?

 

 

 

【おわり】

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