リストラシリーズ   作:ゼルガー

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◇◆◇

注意!

一つ、このお話を読む際、まずは先に「なのは編」と「シュテル編」を読むことをお勧めします。この話は二つのルートの合体作品です

二つ、この小説は修羅場です。そういったのが苦手な人は戻るを押してください。バッチコーイな人はそのまま読んでください

三つ、私ことゼルガーは修羅場を書くのは初めてです。ヤンデレは書きませんので悪しからず

ラスト、もしかしたらハーレム(三角関係)になるかも?主人公は基本、ヘタレなので流される可能性が大です

◇◆◇



リストラされた俺は、彼女たちと三角関係になった(後編)

 

 

 

・・・アレ?体が温かい?

 

私、確か?

 

 

「やっと目を覚ましましたか」

 

 

シュテルちゃん?

 

それにココは、彼の家?

 

 

「彼も私も言いたいことは山ほど有りますが、とりあえず一言だけ・・・死ねばよかったのに」

 

 

って、えええええ!?ちょっと!?

 

 

「イキナリそれは酷くないかなぁ!?」

 

「冗談ですよ。1割は」

 

「殆ど本気じゃん!」

 

「ちっ、彼が貴女を生かさなければ良かったのに」

 

「・・・え?」

 

 

彼が生かした?どういうこと?

 

 

「覚えてないんですか。この寒い冬でのドシャ降りの中、傘も差さずにずっとびしょぬれになっていれば、体温も奪われて死ぬところだったんですよ?」

 

 

そういえば、気温零度だっけ・・・

 

 

「意識を失い、倒れていたのを彼が連れて来たんです。馬鹿ですか貴女は」

 

「っ?!ソレを貴女が言う!?」

 

「言いますよ。あの時言ったことは間違っていないと思ってます。私は彼を渡したくない。愛してるんです」

 

 

そっか・・・でもね

 

さっき、彼のぬくもりを思い出したの

 

そして自覚した。彼無しでは生きられないって

 

だから・・・

 

 

「やっぱり私は諦め切れない。この十年のことは確かに自業自得かもしれない。でも、彼を好きと思う気持ちは変わってないの」

 

「ええ、今の貴女の目を見れば分かります。かつて、私と対峙していたあの頃のような目です」

 

「だから、シュテルちゃんがいくら彼を愛してても、渡したくないって言ってたとしても、私は諦めない」

 

「それでこそナノハですね。良いでしょう、受けて立ちましょう」

 

「「全力全開、手加減無しの大勝負を!」」

 

「まてーーーーい!?俺の家で何しようとしてんのあんた等!?デバイスの起動止めてくんない!?」

 

 

あ、彼が来たの

 

 

◇◆◇

 

 

はぁ、嫌な予感がして台所から来て見れば・・・一触即発の事態になっていようとは

 

俺はなのはの為に生姜のおかゆを作っていた。冷えた体にはコレが一番♪

 

とまあ、現実逃避は兎も角・・・答えないと駄目だよな

 

 

なのはは、俺が小さいころの初恋の相手

 

再会した時、忘れ去られていたため、失恋したと思い込んでしまったし

 

更に、彼女が魔導師になり・・・身勝手な理由で大嫌いになった

 

でも十年が経過し、そんな事は無くなった

 

それに、彼女が実は俺を覚えていたという事は・・・実は知っている

 

その話を聞いたのは偶然だった。ミッドのクラナガンにある喫茶店にたまたま居た俺は、たまたま彼女が親友達と話している会話を耳にしてしまったのだ

 

だから、彼女が俺に好意を持っていることは知っていた

 

 

そしてシュテル

 

第二の恋の相手で、再会を誓い、約束を果たしてくれた人

 

なのはそっくりだったけど、そんなのは関係ない

 

彼女は彼女だしね

 

再会した時も、昔以上のスキンシップで俺に迫ってきた・・・彼女、理のマテリアルだよね?理性は何処言ったのさ?

 

 

 

正直、俺は二人が好きだ

 

どっちかなんて選べない

 

シュテルとなのはのどっちかを選んだとしても・・・片方の悲しい顔を見ることになる

 

実際、なのはは先ほど死に掛けた

 

それにシュテルも・・・俺が拒めば死を選ぶだろう。短い付き合いだけど、なんとなく分かる

 

二人とも、俺に全てを捧げてるんだ。自分の人生すらも

 

 

だから俺は相談することにした

 

我が親友に

 

おかゆを作りながら、俺は本局に居るだろう親友に通信を繋げた

 

 

 

『馬鹿だろう君は』

 

「しょっぱなからソレか?クロノ」

 

『当たり前だ。こっちは大変なんだぞ?イキナリなのはが居なくなったって六課の面々が大騒ぎで』

 

「は?アイツ、有給で来たんじゃないのか?」

 

『・・・勝手に有給を取って内緒でそっちに行ったそうだ。で、彼女の娘が大泣きしている』

 

 

娘・・・ああ、保護児童がいるって聞いたな

 

 

『それにしても、君は愛されてるな』

 

「だからこそ、悩んでるんだよ。リストラされた時は、もうどうでもいいやって思っていたのにさ」

 

『君の絶望っぷりは凄まじかったからな。まあ、親友の僕から言わせて貰えば・・・やっと幸せになれるチャンスが来て良かったじゃないか』

 

「相手が一人ならね!」

 

『しかし、君は忘れてないか?』

 

「あ?」

 

『ミッドは・・・一夫多妻制だぞ?』

 

「え?・・・あぁ!」

 

 

そういえば忘れてた!?

 

少子化問題を解消するために作られた制度だったっけ!

 

 

『後はそっちの問題だな。いい加減腹を括れ親友』

 

「あんがと、クロノ」

 

『良いさ。一夫多妻用の婚姻届けはこっちで用意してやろう。地球でも使えるようにしてやるから、式を挙げたらそっちに戻れば良い』

 

「・・・本当にありがとう親友」

 

『じゃ、頑張れよ』

 

 

本当に俺は、もったいない親友を持ったな

 

腹は括った。後は伝えるだけだ

 

 

◇◆◇

 

 

 

「はっきり言う。俺は二人のうち、どっちかを選ぶことは出来ない」

 

「ヘタレですね」

 

「ヘタレなの」

 

「うっさい!自覚してるわ!」

 

「私達は独占欲が強いのです。貴方を独り占めしないと気が済みません」

 

「シュテルちゃんに同意権だよ」

 

 

・・・二人の目が怖い

 

でも、負けてたまるか!

 

 

「分かってる。二人の気持ちはな。でもな、俺がどちらかを選べば、もう片方は多分・・・自殺するだろ?」

 

「とうぜんですね。ですよね、なのは?」

 

「うん。貴方と一緒じゃない人生は考えられないよ」

 

 

・・・息ぴったりだよね君達?

 

本当は仲良いよね?

 

 

「だから、どっちかなんて選べない」

 

 

俺は決めた

 

たとえこの場で殺されようと、この気持ちだけは伝えてみせる!

 

 

「二人一緒に、俺と結婚して下さい!」

 

 

と、土下座をして頼み込んだ

 

きっと、男としてこれは最低の事だ

 

世間からは白い目で見られるだろう

 

だけど・・。俺はこの二人じゃないと嫌なんだ

 

 

「・・・顔を上げてください」

 

 

シュテルにそう言われて、俺は顔を上げた

 

 

「「歯を食いしばって(下さい)!」」

 

 

俺は両頬を二人にバシィッ!思いっきり叩かれた

 

 

「コレでヘタレな発言はチャラにしましょう」

 

「乙女心を分かってない人にはコレが一番だよね」

 

 

あ、あの?

 

 

「良いでしょう、そのプロポーズ受けましょう」

 

「私達、二人一緒によろしくなの」

 

「「その代わり、必要以上に愛して欲しい」」

 

「・・・ありがとう」

 

 

俺は涙を流しながら、二人を抱きしめた

 

決して、頬の痛みからきた涙ではない!

 

そして、俺たちはそのままベッドに行き、三人一緒に・・・

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

一年後・・・

 

 

「いらっしゃいませ!三名様ですね。ではこちらの席にお願いします」

 

「三番テーブルにコーヒーセット二つだよ!」

 

「分かった!」

 

 

俺たちは三人で喫茶店を開いた

 

なのははあの後管理局を退職した

 

俺たちと一緒に地球に住むために。ついでになのはの保護児童であるヴィヴィオも来た

 

俺のことをパパと呼んで、シュテルのこともママと呼んでいる

 

・・・・呼ばれた時、俺たちの鼻から愛が吹き出たなぁ~

 

 

俺は料理人として、喫茶店の料理を作り、なのはとシュテルは店内で仕事をしてくれる

 

ヴィヴィオはこっちの地元の学校に通い、帰ってきたら厨房で俺の手伝いをしてくれる

 

将来は俺みたいな料理人になりたいと言ってくれた。

 

ちなみに、二人のお腹には俺の子供が宿っている

 

しかも同時に

 

多分、初めてのあの時に当たったんだろうな

 

ヴィヴィオも弟か妹が出来ると聞いて喜んでいた。お姉ちゃんになれるんだーって

 

式はミッドで挙げた。シュテルの家族となのはの家族には殺されかけたが、二人に助けてもらい、一命を取り留めた

 

店が休みの時は、家族全員で旅行に出かけたり、親友と飲みに言ったりする。クロノとは最近、子育てに付いて話し合ったりしている

 

夜は・・・今は二人が妊娠してるから良いが、前は・・・死ねる。覚悟はしていたけど、死ねる

 

毎晩、精力の付く料理を食べるのが日課だったな~

 

 

きっと、コレからも大変な人生になると思う

 

だけど、なのはとシュテルの二人が居れば、きっと乗り越えられる

 

・・・でもさ、独占欲が強いのは変わってないから、偶に二人が喧嘩するんだよね

 

そのたびに裏山を焼け野原にするのは止めて欲しい

 

ヤンデレじゃないだけマシだけどさ・・・

 

 

「アナタ!早く料理をお願いします!」

 

「こっちもなの!」

 

「あ、ゴメン!」

 

「パパー!サンドイッチ出来たよ!」

 

「ありがとうヴィヴィオ!」

 

 

 

さて、今日も繁盛してるから頑張らないと!

 

愛してるよ、なのは。シュテル

 

もちろんです。

 

ずっと一緒だよ?

 

ああ、ずっと一緒だ

 

 

 

fin

 

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