東方心仮面   作:九流トキオ

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死は突然訪れる

死を知るということは一つの真実を知る事になる

死に抗うには心の意思と強い想いが生を引き止める

だが、運命を捻じ曲げればそれらは叶わない

運命に抗えるのは絆と自信を見つめる心だ

それらが伴われた時人は真価を得るのやも知れない。


第2章・冥界から幻想郷に
第4話 冥界の閻魔


光だ。

光が差し込んでる。

俺は無意識のうちにその光に向かって行った。

そこにあったのは、白い地面と底無し沼の様な底が見えない透き通った水に、その近場に彼岸花が咲いていた。

 

霊斗「ここは?それに、俺は如何して。」

 

記憶が欠落しておりここに来る前の出来事が思い出せなかった。

 

霊斗「俺は何をしていた?」

 

??「おや?新入りかい?」

 

俺の後ろにはいつの間にか白い三角帽子を被った老人がいた。

 

霊斗「新入り?それに貴方は。」

 

高山「ああ、記憶が混乱しているんだね。先ず、自己紹介だ。儂の名前は高山だ。お主は?」

 

霊斗「中里霊斗だ。」

 

高山「そうかい、霊斗くんか。さて、霊斗くん、ここはあの世と呼ばれる場所だよ。そして君は多分死んだんだろう。」

 

霊斗「俺が死んだ?」

 

高山「ああ。ここに来れる人間は死人だけだからね。さて、君を案内しよう。」

 

霊斗「??」

 

高山「小町さん、ここの死神だね。彼女の元だよ。ついてくるんじゃ。」

 

高山さんはそう言って先に進んでいった。

俺は一先ず高山さんについて行くことにした。

しばらく歩いていると海岸が見えてきて、そこには小舟とそこに鎌を持った女性がいた。

 

高山「小町さん!新たな人を連れてきたよ!」

 

小町「お?ご苦労さん。ん?あれ?」

 

霊斗「あ?お前は。」

 

小町「ああ!あの時の人ですか。死んでしまったんですか?」

 

霊斗「そうらしい。」

 

小町「貴方は長生きをしそうな気がしたんですがね。」

 

霊斗「まあ、仕方ない。所で俺はどうしたらいい?」

 

小町「あんたの懐を見てごらん?」

 

俺は小町に言われた通りに調べた。

そこには丸いお金が入ってた。

 

霊斗「なんだこれ?俺は入れた覚えはないぞ?」

 

小町「死んだ人間は必ずその生に受けた命を生産しなければならないんだ。そのお金は、その人の生きた証、そしてどれだけの善行をしたかでその色も変わって来るんだ。さあ、出してごらん。」

 

俺は命のお金を出した。

お金の色は透明に近い青色だった。

 

高山「綺麗ですね。」

 

小町「これは。まさか。」

 

霊斗「ん?どうしたんだ?」

 

小町「あんた、もしかしたら生き返れるかもしれないよ。」

 

霊斗「え?どういう意味だ!」

 

小町「まあ、連れて行ってやるさ。さあ、乗りな。」

 

霊斗「あ、ああ、分かった。案内サンキューな。」

 

高山「いいさ。また会えたら会おうな!」

 

霊斗「ああ!」

 

俺は小町の小舟に乗り、海岸を渡った。

 

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渡りきった場所にあったのは巨大な建物だった。

建物はまるで西洋の城を連想させた。

 

霊斗「デカイな。」

 

小町「ま、罪人を裁くところだからな。さ、行くぞ。」

 

俺は小町に着いて行き、一際デカイ扉の前にやって来た。

 

小町「映姫様!連れてきました!」

 

小町がそう言うと扉が開いた。

 

映姫「入りなさい。」

 

小町「さ、行くぞ。」

 

俺は丸い台の上に乗り、裁判みたいな場所に立たされた。

 

映姫「さて、それでは始めましょうか。」

 

小町「少し待ってください、映姫様。」

 

映姫「何ですか?小町。」

 

小町「このお金をご覧ください。」

 

小町は俺が持っていたお金を映姫の元に一瞬で近づき渡した。

 

映姫「! これは。彼が?」

 

小町「はい。」

 

霊斗「あの、それは何なんだ?」

 

映姫「・・・・このお金はただのお金ではありません。清き絆と未来を持つ可能性、そして、真実を見つめる強い心が備わる時に現れる物です。これほどの物は見た事がありません。貴方ほどの人がなぜ死んだか見させて貰います。」

 

映姫はそう言うと、鏡を取り出し俺に向けた。

光に目が眩んだが直ぐ鏡を映姫が逸らしたため目を瞑るほどではなかった。

 

映姫「なんと。」

 

映姫は鏡を見ながら驚いていた。

 

霊斗「一体どうしたんだ?」

 

映姫「大変申し訳ない。」

 

そう言うと映姫は頭を下げてきた。

 

霊斗「え!?何だか知らんが顔を上げてくれ!」

 

俺は慌てながら言った。

 

映姫「はい。」

 

小町「一体どうしたんですか?」

 

映姫「彼は、私達の手違いで死んでしまった者です。」

 

小町「手違い、ですか?」

 

映姫「ええ、人は誰しも生と死の狭間の中で生きています。しかし、その生と死を取り間違える死神がいるのです。」

 

霊斗「どういう意味だ?」

 

映姫「生、人の生きる意志や記憶の思い。死、痛みや苦しみ、それらを記憶していること。誰しもが生と死を味わっています。貴方がいた無縁塚は、死、つまり痛みや苦しみに一番近い場所です。ですが、生、生きている人間の特権、強い意志。それらが強い程無縁塚の真の形が見えて来ます。しかし、ある死神の勘違いにより貴方は死んでしまった。大変申し訳ない。」

 

霊斗「気にしないでくれ。」

 

映姫「え?」

 

霊斗「死んだのは俺が油断したから、弱かったからだ。そんな事をあんたが謝ることはない。あんたは相手の罪を自分の罪として謝れる凄い人だ。だから気にすんな!」

 

俺はそう言い、心優しく閻魔様に微笑んだ。

 

映姫「ふふ。そんな事を言って来たのは貴方が初めてです。何時もの人は、妬みや恨みで埋め尽くされていました。しかし、貴方は私達の罪を気にするなと、立派な事です。」

 

映姫は優しく微笑んだ。

 

霊斗「そんな立派なもんじゃないさ。俺は、弱いから、自分を見つめるしかねえんだ。その見つめた答えだからな。」

 

小町「あんた。映姫様!何とかならないんですか!」

 

映姫「一つだけ方法はあります。」

 

小町「それは!」

 

映姫「十天王様方に気に入られることです。」

 

霊斗「十天王?」

 

映姫「ええ、十の世界に君臨する閻魔達の上に行く者方です。今この世界におられるのは、三天王、五天王、そして、世界に君臨する十天王様達がいます。その方々に気に入られれば、きっと、戻れるはずです。」

 

霊斗「分かった。その為にはどうしたらいい?」

 

映姫「貴方には死神見習いとして一ヶ月働いて貰います。」

 

霊斗「死神見習い?」

 

映姫「ええ。一ヶ月に、今言った方々が視察に来られます。そこで、貴方の働きぶりと私達の不始末を言えばきっと大丈夫でしょう。」

 

霊斗「分かった。それで?どうしたら見習いになれるんだ?」

 

映姫「私が認めてるので後は貴方の覚悟。それを見せて下さい。」

 

霊斗「覚悟?」

 

映姫「小町と戦い小町に参ったと、言わせて下さい。」

 

小町「映姫様!?」

 

映姫「貴方は弾幕のみ、霊斗は自分が出せるもの全て出して構いません。」

 

霊斗「分かった。これも生き返る為だ。協力してくれるか?」

 

小町「分かったよ。さあ、始めようか。新人。」

 

小町の雰囲気が変わり辺りの温度が下がった。

 

霊斗「小町!行くぞ!」

 

小町「来なさい!霊魂よ!」

 

俺と小町の勝負が切って落とされた。

 




皆様どもども、トキオです。
さてさて、今年最後の投稿になります。
それから遅くなりましたが、今上釘御様、アンケート有難うございました!
後、ガイダンスのリクエスト・設定改変の「強要」・アンケートの解答で、作者がリクエストを必要とする場合は感想欄ではなく活動報告やメッセージで行うようにして下さい。
と、書かれていましたが、これはアンケートなどは活動報告やメッセージのみ可能と、いう意味でしょうか?注意事項のアンケートを行う場合は本文以外かつ活動報告、メッセージ等感想欄以外への誘導を行うように。が、分かりづらかったので。
誰か知っていたら教えて下さい。(一回警告メッセージが来ましたorz)

さて!辛気臭い話は終わりで、次は幻想郷講座に移りましょう!(ニコニコ大百科引用)

歴史

幻想郷は元から隔離されていたわけではなく、多くの妖怪が暮らしていた土地に、それを退治する事を家業としていた人間がやって来て住んでいた辺鄙な土地であった。
しかし、500年以上前、人間の文明の発達と人口の増加により妖怪の勢力が人間に押され気味だったため、境界を操る程度の能力を持つ妖怪、八雲紫が「妖怪拡張計画」を立案・実行して「幻と実体の境界」という結界を張った。
これにより単なる山奥であった幻想郷は、結界の作用により「幻となったものを自動的に呼び寄せる土地」へと変化し、外国を含む外の世界で勢力の弱まった妖怪が幻想郷へ来ることになった。
そして明治時代頃(おそらく明治17年か18年)に人間の科学文明の発達により妖怪等が迷信と認識され、外の人間により否定されたことで妖怪は弱まり滅亡の瀕し、幻想郷も崩壊寸前だった。
そこで幻想郷の妖怪の賢者が取った策が、幻想郷と外の世界の境界に「非常識」と「常識」を分ける論理的な結界を張り、幻想郷を「非常識の内側」の世界とすることで、外の世界の幻想を否定する力を逆に利用して幻想郷を保つというものだった。
この「常識の結界」である博麗大結界が張られたことで、幻想郷は外部から隔離された閉鎖空間となり、今日にまで結界は保たれている。
しかし問題が何一つ無かったわけではなく、結界が張られた後は幻想郷を維持するために、人間と妖怪の間に数や勢力のバランスが必要になった。そのため人間はこれ以上妖怪が減っても増えても困るため妖怪を完全に退治しなくなったし、妖怪もこれ以上幻想郷の人間が減っても増えても困るため幻想郷の人間を襲うことはほとんどなくなった。しかしその代償として幻想郷の妖怪たちは存在意義を失ったことで次第に気力も衰え弱体化してしまった。
そしてある時、幻と実体の境界の結界の力で流れ込んできた外の世界の吸血鬼が幻想郷を支配しようと暴れまわり、力を失っていた幻想郷の妖怪たちの多くが吸血鬼の傘下に入ってしまった。
騒動自体は幻想郷で最も力のあった妖怪により力技で吸血鬼が叩きのめされ、契約を結び和解することで決着したが、これはマズイと考えた妖怪たちが大結界を管理する博麗の巫女に相談し、
妖怪が力を失うことの無いように決闘が行える、妖怪が人間を襲い易く、人間が妖怪を退治し易く、同時に人間の数も妖怪の数も減らさずに済む平和的な決闘のルールが考案され(スペルカードルール)、人間も妖怪も気軽に戦えるようになった。

結界

幻と実体の境界
結界内(幻想郷の中)を幻、結界の外(外の世界)を実体として分ける結界。この結界により外の世界で忘れられ幻想となった生き物や道具が幻想郷に流れ込むようになっている。
博麗大結界
幻想郷と外部を分ける常識の結界。管理人は代々の博麗の巫女が担当している。物理的な結界ではなく論理的な結界であり、この結界は「思いを通さない壁」として機能し、同時に「思い」に影響を受ける。基本的に強力に遮断・隔離されているが、時折結界をまたいで人や物が結界の外から中に流れ込んだり、逆に中から外に出ることもある。神隠しの主な実行犯は結界を弄ることが出来る八雲紫だが、結界を管理している博麗の巫女も結界を緩めたり、幻想郷の中のものを外に出したりできる。

以上です。
次は文化と外の世界(幻想郷側から)
さて、最後になりました。
皆様!来年もまた宜しくお願いします!
それでは来年の火曜日にお会いしましょう!
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