葬送のFive・Nights   作:わたぼう

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今回は長いぞ~


NIGHT3日目 ゼーリエ

取り敢えず、かなり強引ではあったが警備員の男を連れ出せた。ここは喫茶店か。

 

ゼーリエは取り敢えず、紅茶を頼んだ。

 

男はコーヒーを頼んだようだ。

 

「で…俺は君を知らないんだけど」

 

「あぁ…私も今知った。」

 

「じゃあさっきのは何?」

 

「お前を強引に連れ出すための嘘だ、急いで話がしたくてな。」

 

「話?」

 

男は少しだけ警戒している、見知らぬ相手であり、先程の馬鹿力といい、唐突に現れて、友人には変な誤解をされて、友人との飲みの1日を途中で断念させられたのだ。

 

「お前は何故、あんな危険なピザ屋で働いている。あまりにも危機感が足りていないんじゃないか?」

 

「何で知らない奴が俺のそんなこと知ってんだ。」

 

男は更に警備を高めた。

 

ゼーリエは魔法を使用する

 

嘘を見抜く魔法…

 

「お前はあの人形たちが動く原因が何か分かるか?」

 

「そんなことをお前に答える義理はッ…!?」

 

男はそう言った瞬間に察知した、目の前の美女の圧倒的な威圧感を、これは逆らっては行けない存在だと男の直感が告げている。

 

何者なんだ…この女は…

 

「機械の誤作動としか…」

 

「ウソは言っていないな…」

 

「他に何か奇妙な現象にあったことはないか?」

 

奇妙なこと、男は数秒考えると一つだけ出てきた。

 

「金色の熊が唐突に現れる事があったな。」

 

「出た瞬間は目を反らしてる、幻覚なのか何なのか分からんが、何か悪いものでも見ているような気がして、そしたら気付いたときには居なくなっているんだ。」

 

悪いもの…確かに彼女は悪霊か何かなのだろう…

 

「その金色の熊に身に覚えは?」

 

「無いな、あのモデルは見たことがない、夜間警備を始める前は存在事態知らなかった。そもそもあれは存在しているのかすらも…」

 

「そうか…」

 

ゼーリエも男の方もしばらく黙ってしまった。

 

すると頼んでいた紅茶とコーヒーが届く。

 

男はコーヒーを飲んで一息つく

 

 

 

「なあ、こっちは二つ答えた、ならこっちにも質問させてくれないか。」

 

「あんたは何者で…俺に何の用があるんだ」

 

「私は見ての通りエルフだ、用件は…あの店は呪われている、その呪い、或いはアニマトロニクス達からお前を守りたい。」

 

「見知らぬ美女が護衛してくれるって?有り難いねwでも何でそんなことをしてくれるんだ、報酬は何も持ってないぞ俺は。」

 

「物的報酬はいらない、必要なのは証言だ」

 

「証言?」

 

男はゼーリエの問いに益々疑問を持ち始める、まるでこれから裁判にかけられるかのような言い方だ。

 

「あの店の呪いの主、そしてアニマトロニクス達は、お前を殺したい程に憎んでいるらしい。」

 

「は?あれは只の…少なくともアニマトロニクス達に感情なんてないだろ。

あれは魔力で動いてるだけの機械人形だ。」

 

「なら金色の熊はどうだ、それも只の人形か?」

 

「あれは…よく分からない…」

 

「生き残りたいなら協力しろ、そうすればお前が後任に伝えるために録音していたような悲惨な死に方にならずに済むぞ、わかったか。」

 

「なッ…まさか…薄々気付いてはいたけど、今ので確信した。

お前、店に侵入してたのか!!

でもどうやって、監視カメラも作動していたし。」

 

監視カメラ、確か…あの店にあった魔力で稼動する鏡のような石板か。

 

「その事なら…この通り、」

 

姿を消す魔法

 

シュンッ

 

「ッあ…消えた…」

 

魔法解除

 

「どうだ、お前の働いている店では、魔法が普及していないこの時代では珍しく魔道具を使用しているらしいが、私の力には及ばなかったようだな。」

 

「魔法ってすげ~…」

 

「で?どうするんだ」

 

「取り敢えず、あんたが凄腕の魔法使いなのはわかった。でも、俺を殺しに来るなら…白昼堂々とすればいいんじゃないのか?」

 

「お前は自分で言ったことを忘れたのか、録音中にお前自身が夜になると、アニマトロニクスの自動制御機構の部品が固まると言っていたじゃないか。」

 

「意思はあるが機械的な側面も持ってるって言いたいのか?」

 

「理解力が高いな、そういうことだ。しかし、お前の言ったように、奴らがエンドスケルトンとお前を認識している可能性もある。」

 

「でも、俺が何故か恨まれてる可能性もあると?」

 

「そうだ、だから疑いを晴らすためにもな…」

 

「念のために聞くが、お前は子供を殺したことはあるか」

 

男はその質問で危うく、コーヒーをこぼしかけた。

 

「いやッ!ねぇよ!!」

 

思った以上に話の内容が重くて少し驚いたのだろう、そして男は先程の二つの可能性について質問する。

 

「もしも…」

 

「もしも…前者と後者が両方だったらどうする…」

 

「その時は私が破壊しよう。」

 

「はぁ…」

 

男はその時はどう上に報告すれば良いんだと思った。だが気にする必要はなかった、何故なら男は数日後にはこの仕事を辞めるのだから。

 

「壊すのは冗談だが…お前が退職する日まで、私が守ってやる。」

 

「なら、俺は無実であるとそう証言すれば良いわけね。」

 

「そうだ、お前は証言だけをすれば良い。

後は私の魔法でなんとかしよう。」

 

ゼーリエは紅茶を飲みながら言う。

 

「少なくともアニマトロニクス達の襲撃の頻度は恐らくそれで下がるはずだ、逆を言えばしなければ上がる一方だろう。」

 

男は友人にモテないイジリをされたのを思い出した。

ゼーリエの方を細目でじっと見やる。

 

「はぁ…まぁ…美女と一緒に警備できるなんて、こんな機会は滅多にないか。」

 

「…」

 

「わかった、今夜は店に侵入しに来てくれ」

 

 

 

一一一一一一一一一一一一一一一一一一

 

 

3日目の夜が始まった。

 

 

ゼーリエの隣の椅子に座っているのはキャシディー

 

「それでゼーリエさん、いったいどうやって証明するの?」

 

「お前に今から私の魔法を譲渡する」

 

「譲渡?」

 

「そうだ、私の嘘を見抜く魔法をお前に与える。そしてお前自身の手で確かめろ。」

 

「でも、今の私だとあった瞬間に本能的に殺しちゃうと思うよ?」

 

「その為のこれだ」

 

ゼーリエが取り出したのは録音する魔道具。

 

「あの警備員の男から拝借した。」

 

「直接会わなくとも、音声だけでもこの魔法は使用できる。」

 

そういってゼーリエは再生し始めた。

 

 

数分前…

 

 

 

 

ハロー!

凄いね!普通はこんなにもたないよ!

大体みんな… 変わっちゃうからね…

ん?ああ、死んだ なんて言ってないよ。

 

ともかく、時間もないことだしね。今夜からが本番なんだ。

1つアドバイスをしておくよ。

 

人形にされたくなかったら…捕まった時にー…

 

 

死んだふりをしろ。

 

 

人形の「ガワ」だと思われる・・・かもしれないな。

いや、そしたら今度は骨組みを詰め込まれるかな?

 

わからん。

 

…今のは忘れてくれ。捕まらないのが一番だ。

 

君に任せるよ。じゃあな。

 

 

---

 

 

「終わったか?」

 

 

「あぁ…終わった、てかッ本当にバレないなその魔法」

 

「どうでもいい、そんなことより、早く済ませるぞ。」

 

「ハイハイ」

 

男は予備の録音機を取り出して、それをゼーリエに差し出した。

男はゼーリエに使い方を一通り、教えている。

その間にもアニマトロニクスが何体か襲撃しに来たので、扉をその都度に会わせて閉めていく。

 

「もうある程度は理解した。」

 

「じゃあ、やるか」

 

ゼーリエは録音を始める。

 

「お前にはこれから、ここのアニマトロニクス達の疑いを晴らすために幾つか証言してもらう。」

 

「まず最初に、お前はここのアニマトロニクス達の中に人の意識が入っているのを知っていたか?」

 

「イイヤ、意識が入ってるとは思いもしなかったね」

 

「何か彼らに恨みを買うようなことはしたか?」

 

「してないね」

 

「5人の子供を着ぐるみで招いたことは?」

 

「ないよ」

 

「…」

 

「子供を殺したことはあるか」

 

「ない」

 

「これで録音を終了する。」

 

ゼーリエは録音を止めた、そしてゼーリエは男の方を見て言う。

 

「これは個人的な疑問だが、何故お前はここの仕事を続けている。」

 

「それは…あれだ、俺は本当はここのアニマトロニクスの開発担当かメンテナンス担当に入りたかったんだけど、駄目だったみたいでさ、そんで夜間警備を始めたんだ。」

 

「…」

 

「オイ、哀れむなよ…」

 

「哀れんでなどいない、だが、命を落とす危険があるのに、それでも続けるのは正気とは思えん。」

 

「私のように戦えるのなら別かもしれんが…」

 

そういってゼーリエは警備室から出ていった。

 

 

現在

 

 

「どうだ…使い方は把握したか?」

 

「うん、大体は掴めたかも」

 

ゼーリエは彼女に魔法を譲渡した後に軽く魔力と魔法の使い方を教えた。

 

---

 

「…」

 

一通りキャシディーは魔法を使用して、録音の内容を聞いた。

 

「嘘は言ってないみたいだね…」

 

「…約束通り、彼を殺すのは辞めてあげる...でも決して憎悪が消えた訳じゃない、だから彼にはあの西のホールの扉には干渉させないで。」

 

「助かる…」

 

「取り敢えず、お前自身に証明は出来たな、後は他のアニマトロニクスにどうこの事実を伝えるかだ…」

 

「それなら、少しだけリスクがあるけど、方法がある。」

 

「何だ」

 

「彼らに私の呪い(黄金)を伝播させる…その為にどうにか彼らをこの西のホールの扉まで誘導する、そうすれば私の意思も伝わるかも。」

 

ゼーリエはそこで口を開く

 

「だが、彼らにも意志があるとはいえ、ガワは機械、内部の精密機構である程度は動きが制限されている可能性もある。それをどう突破するかが肝だ。」

 

「どういう意味?」

 

「あの男の情報によれば、この店内で内部骨格を晒すのは、店の規定ではルール違反らしい、要は男を内部骨格…エンドスケルトンと誤認して、無理矢理にガワを被せている可能性もある。」

 

これつまり、自由に動ける本人の意思に反して、行動する要因として機械の要素も含まれているということ。

 

「ん~めんどくさいな…」

 

キャシディーはこれ以上は脳に負担を増やしたくないようだ。

 

「まぁ…私的には恐らく両方であると思うがな。」

 

「彼らは魂と機械の二つの性質を宿している、見たところによると、彼らが男を襲撃するルートはパターン化されているし、最低限のエネルギーコストで男を殺そうとしている。」

 

「だが、もし、一時的にアニマトロニクスの中にある憎悪を増加させることが出来れば、彼らの機械としての行動パターンを乱せるかもしれない、悪魔でも推測だがな。」

 

ゼーリエは被害者達の魂を傷つけないためにも、この回りくどい策をとるしかないと思っていた。

 

 

「頭の良いゼーリエさん、憎悪を増やすって言ってもどうすんのさ?」

 

「ちょうど良いものがあるだろう?」

 

ゼーリエは手元の録音機を見やる、キャシディーも少しだけ納得したようだ。

 

キャシディーの過去の話を聞いた限り…恐らくキャシディーと同様に他のアニマトロニクス達も(大人+この店の関係者)=憎しみの対象なのだ。

 

---

 

時刻は2時半を過ぎた

 

ゼーリエは男の前に来ていた

 

「それで、疑いは晴れたのか?」

 

「一人だけだ、後の四人をどうにかするには、お前にも協力してもらうぞ。」

 

「死なないなら…」

 

「確約は出来ん」

 

「デスヨネ」

 

男は観念して、気を引き締めることにした。

キャシディー曰く憎悪を増加させたことで何が起こるかは未知数らしい。

 

 

 

……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「うまく行くと思う?」

 

「さぁな…分からん」

 

キャシディーとゼーリエは現在、ダイニングホールの机の下にいる。

 

ゼーリエは机の下から出て、姿を隠す魔法を解除する。

 

魔法で背丈を少し伸ばして、姿を誤魔化す。

 

片手には録音機を持っている、

 

アニマトロニクスのボニーがゼーリエを視界に納める、録音が再生される。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ハロー?ハローハロー…あぁ…正直言うと…君達と喋ることはあまり無い。でも、俺はもうすぐでここから退職する身だからさ、俺を殺すの我慢してくれないか?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ダンッ!

 

ボニーが男の声に反応して近寄ってくる。

 

うまく私を大人として誤認しているだろうか…

 

ギィィ…ギィィ…

 

他にも魔法でどうにか誘導する方法を考えたが、感覚を惑わす魔法の耐性が極めてたかい、精神魔法にも極めて強い耐久性を見せた、恐らく生物か非生物かが怪しいからだろう。

 

ダンッ…ダンッ…

 

完全にボニーはゼーリエを認識した、そして徐々に近づくスピードが増していく。

 

「こうして見ると、少し不気味だな…」

 

アニマトロニクス達の動きは基本的に鈍重だ、引き付けるのはあまり難しい事じゃない。

 

だが、問題はそこじゃない…

 

「アイツはうまくやってるんだろあな…」

 

---

 

場面は警備室…

 

「忠告通りフォクシーは未だ出してないよ」

 

「厄介なのは俺の方からはフレディの位置が確認できないことだな」

 

フッフッフッ…

 

「キタな」

 

ガッシャンッ!!

 

男は右の扉を閉める、少なくとも左から来るのは現状はフォクシーだけだ。

 

直ぐに監視カメラを確認する、フォクシーがカーテンの奥から顔を除かせている。

今フォクシーを出せば、まず間違いなくゼーリエに突進していくだろう。

 

ゼーリエは魔法を使うのは難しいと言っていたし。

 

「フレディ…今回はやけに居座るな…」

 

「現在は三時半…残り35%か」

 

 

---

 

 

「ゼーリエさ~ん、こっちこっち」

 

ダッンッ

 

「コイツ…動きが速くなってるな、憎悪が高まってるからか?」

 

「キャシディーッ呪いを頼む」

 

そういって、ゼーリエはボニーのフックを躱す。

 

「任せなさい」

 

西のホールの扉から呪いは漏れ出ている、ゼーリエはその扉を背にしてボニーを扉付近に誘導していく。

 

ボニーは腕を上げて、ゼーリエ目掛けて拳を振り下ろす。

 

ゼーリエはそれを躱す

 

「イマッ!」

 

パキッ…

 

鉄の拳が指から黄金に変化する。

 

 

するとボニーは停止した。

 

 

「久しぶり…見えてる?」

 

 

ボニーはキャシディーを認識した。

 

「会話できるのか?」

 

「…」

 

「…うん…出来た」

 

「そう…なのか?」

 

「うん、残りの友達もお願い、"ゼーリエ先生"」

 

「…」

 

ボニーはそこで停止している、ゼーリエはすぐさま他のアニマトロニクスを誘導しに行った、

 

その後もチカも簡単に誘導して呪いを腕に伝播させることが出来た。

 

残るはフレディとフォクシーだ、フレディーは警備室の扉でずっと止まっているのを見つけた。

 

「ゼーリエ~コイツどうにかしてくれ…もう残り12%だ」

 

「待ってろ…」

 

音声を再生する…

 

しかし、フレディは微動だにしない。

 

「コイツはお前を完全にロックオンしてるみたいだな。」

 

すると反対側の方からキャシディーの呼び掛けが聞こえてくる。

 

「ゼーリエさん、ボニーとチカが警備室に向かい始めたッ!」

 

「ウソ…」

 

男は慌てるがゼーリエは男に指示を出す。

 

「フォクシーはどうなってる」

 

「もう直ぐで突撃してきそうだ。」

 

「なら今すぐ、その部屋から出ろ」

 

「ウソだろ!?ッ冗談だろ?!…話聞いてたか!?」

 

「今のアニマトロニクスには、お前と言う存在が強すぎるんだ。

開けたら、反対側から出ろ。」

 

「無理だッ向こうにはボニーとチカがいる!!」

 

「私を信じろッ」

 

「クソッ……ふぅ...チッなるようになれッ!!…」

 

ガッシャン

 

フレディが勢いよく部屋に入ってきた、男は反対側から警備室から出る。

 

男が言った通り、西の通路にはボニーとチカがいた。

 

後ろにはフレディ、前にはボニーとチカがいる。

 

「この二人は襲ってくるのか!」

 

「あの時言っただろう、両方の可能性もあると。」

 

チカとボニーは男にガワを着せようと近づいてくる。

 

だが動きは鈍い、キャシディーの意志が届いたか?

 

「通路の左側の壁に寄れッ!!私の合図で屈めッ分かったかッ!!」

 

ダッンッ

 

ダッダッダッダッダッダッダッダッダッ

 

「ゼーリエさん、そこの男ッ…あんまり見せないで…コロシ…そう…」

 

「我慢しろッ」

 

「来たぞ、キャシディー」

 

「わッ…かっ…てる」

 

ゼーリエは魔法で煙幕を発生させて、通路の視界を悪くする。

 

男は挟み撃ちで追い詰められる。

 

「もう駄目だッ」

 

「屈めッ」

 

言う通りに屈んだ男はその瞬間だけ、スローモーションに見えた。

 

これが走馬灯ってやつか…

 

金属の手で俺を殺そうとする、三体のアニマトロニクス、その瞬間、ボニーとチカは吹き飛ばされた。

そのまま屈んだ俺の上を風が通りすぎる。

 

そして後ろのフレディも吹き飛ばされたのだ。

 

「…」

 

いつまでたっても、痛みが来ない。

 

「後はフレディ…だけか?」

 

「うん…そうみたい。」

 

「えっ…どうなったんだ?」

 

「お前は煙幕が残ってる間にダイニングホールに行け、後は絶対に通路の左側を見るな、触れるのも喋るのも禁止だ、死にたくなければな。」

 

「俺、生きてる?」

 

「あぁ…」

 

男はゼーリエの言う通りダイニングホールに行った。

 

「にしても、よく咄嗟に思い付いたね、フォクシーに他のアニマトロニクスをぶつけるなんて荒業。」

 

「これぐらいの機転は魔族と戦っていれば直ぐに身に付く。」

 

「へぇ...」

 

するとゼーリエは思い出したように言う

 

「キャシディー、お前もよくあのスピードで動くものに呪いをかけられたな。」

 

「凄いでしょ(笑)」

 

「そうだな…兎に角、フレディにこのまま、黄金の呪いを伝播させるぞ。」

 

「了解しました♪」

 

こうして、無事にフレディにもキャシディーの呪いを伝播させることに成功した。

 

「ひとまず、これで憎悪が上がり続けることは無くなったか。」

 

「うん...でも、襲撃をしなくなった訳じゃないから、以前注意は必要…でも、これで大分、彼らの憎悪も抑止できる。

憎悪が増大しなければ、活発的にならないバズ。」

 

「そうか、取り敢えず私はアイツを反対側から警備室に向かうように言ってくる。」

 

「わかった、それまでは引き留めとくね。

後…殺そうとしたこと…彼には謝らなくちゃね、直接会って謝ることは出来ないけど。録音機は無事?」

 

ゼーリエはキャシディーにそう言われると、録音機を手渡す。

 

 

---

 

 

現在時刻、午後1時

 

男とゼーリエは前回の喫茶店に来ていた。

「んで?今回は何故呼び出されたのかな…」

 

「伝言だ、金色の熊からな…」

 

「あ?」

 

そう言ってゼーリエは録音機を取り出す。

 

「お前、これ失くしたって言ってなかったか?」

 

「そうだ、私の手から一時的に離れた…つまりは手から失くなった。」

 

男はゼーリエを引いた目で見た

 

「聞いてみろ」

 

男は音声を再生する

 

「…」

 

「…」

 

 

 

……

 

 

「なぁ…」

 

「どうした?」

 

「あの熊ってこんなに…」

 

「可愛い声してたのか?」

 

「ハッw 殺されかけたと言うのに、出る感想が最初にそれか?お前、やはりと言うべきか…お前はイカれてるなw」

 

「私の弟子になるか?」

 

「イヤ…なら…ねぇ…よ…」

 

男は美女の誘いに少しだけ葛藤したようだ、それに現実的に見ても、実際この男はかなりゼーリエの言うようにイカれている。

常人の感覚なら、あんな死が迫ってくるような職場には長く居座ろうとは思わないからだ。

よく言えば肝が座っていると言うべきだろう。

 

「じゃなくてッ普通はあんなもん見たら心臓止まるからな!?あんな見た目の奴から、こんな声が出るとは誰も予想できねぇよ、第一にお前はしっかりコイツの姿見たことあるのかッ」

 

「…あるぞ?」

 

「なら…あの金色の不気味な熊の姿を見たろ…」

 

「私が見たのは子供の姿だったけどな」

 

「…マジ?」

 

「あぁ」

 

その後は喫茶店で少しの間だけ駄弁りながら、その場で解散となった。

 

 

 

こうして、4日目の夜がやってくる。

 

 

 

 

 




さて、fnafの関連キャラをメインにするか、葬送のフリーレンのキャラをメインにするかどっちにしようかな?

Fnafのキャラをメインとして、描写を出してほしいか、葬送のフリーレンのキャラをメインとして、描写を出してほしいか。

  • Fnaf
  • 葬送のフリーレン
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