機動戦士ガンダムSEED~旭日旗を掲げて   作:武御雷参型

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PHASE-19

その後、マリュー達はアークエンジェルへ戻った後、一同はアルテミス要塞へと進路を進める。そして、数日の内にアルテミス要塞の防衛圏内付近まで来ていた。その間、ザフトからの襲撃もなく無事にアルテミスまで来れたことにマリュー達は安堵する。

だが、アルテミスがアークエンジェルを受け入れてくれるまでは、一息付けないのでまだ安全とは言えなかった。

 

「アルテミス要塞から本艦の受け入れを許可されました、これより臨検艦を送るとのことです」

 

「判ったわ。ありがとう」

 

マリューは漸く一息つけると漸く安堵する。

 

「艦長、意見具申よろしいですか?」

 

「何かしら、バジルール中尉」

 

溜息一つ零したマリューにナタルが意見を申し出てくる。

 

「本艦並びにストライクは大西洋連邦所属です。如何に地球連合としても同盟を組んでいるとはいえ、情報を抜き取られてしまう危険性があります」

 

「そうね」

 

ナタルの言葉にマリューは頷く。

 

「本艦の情報は兎も角、ストライクの情報は秘匿する必要があります。ヤマト少尉にストライクのダミーを作らせそれを渡すというのは如何なものでしょうか?」

 

「そうね。フラガ少佐に頼んで言ってもらいましょう」

 

マリューはナタルの意見を取り入れストライクの機密を護る手段を選ぶのであった。

 

 

 

 

キラは宛がわれた士官室から出ると、ムウがいきなりキラに肩を組み始める。

 

「ちょっと頼みがあるんだけど」

 

「なんですか?」

 

突然ムウに肩を組まれたキラは訝しみながら訊ねる。

 

「ストライクのデータを細工してコピーできるか?」

 

「………膨大な量なので難しいです。時間があれば可能ですけど………」

 

「どれくらいの時間だ?」

 

キラの返答にムウは食いついて尋ねる。

 

「………一時間から二時間ほど」

 

「それだと間に合わないな………なら、ストライクの起動プログラムをロックするんだ。君以外、誰も動かすことが出来ないようにな」

 

「え?」

 

ムウの言葉にキラは疑問を持つ。

 

「ど、どうしてですか? 地球軍なんですよね?」

 

「坊主、この艦とストライクはな、大西洋連邦の極秘作戦で開発されたものなんだ。おいそれと外の同盟組んでるやつにホイホイと情報を渡す訳にもいかないんだよ」

 

「な、なるほど………」

 

ムウの説明にキラは納得する。

 

「そういう事だから、ストライクの起動プログラムを書き換えておけ」

 

「解りました」

 

キラは格納庫へと向かいストライクの起動プログラムを急いで書き換える作業に入る。完全にキラが操作しなければ動かない様に厳重なプログラムを組んでしまうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、播磨はアークエンジェルから離れアルテミスの警戒網の外で待機していた。

播磨の艦橋では、山城に代わり水城が艦長代理として艦長席に座っていた。

 

「また、この展開なのね………」

 

「それだけ、艦長代理が信頼されている証拠ですよ」

 

「それだけの話じゃ無いんだけどなぁ~………はぁー」

 

水城は溜息を零す。そして、目線をアルテミスが映るモニターに合わせる。

 

「山城艦長、勇気、福本事務次官が出るって………ヘリオポリスの時と一緒じゃないの………もしかして、フラグが立っているという事なのかしら?」

 

水城の言葉に誰も答えなかった。否、答えられなかった。現状、ヘリオポリスの時と同じ状況である為、多分、何かしらのアクションが起きるであろうと、誰もが思っていたのである。

 

「何事も無い事を願うしか………あっ、ムリか。だって、福本事務次官だもん。あの人、歩くフラグ建築士とか歩くフラグ製造マシーンとか色々と渾名が付けられている程だもん。ムリよね………飛鳥に戻りたい………」

 

水城の呟きに誰も返答することはなかったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークエンジェルはユーラシア連邦所属“アルテミス要塞”に入港すると、突然地球軍が雪崩れ込んで来た事により、艦内はパニックになる。

 

「ようし、そのまま誰も動くなっ‼」

 

6人の兵士が銃を構えながら入ってくる。また、艦橋も同様に多くの連合兵が銃を構えながら入ってきて全員に構えていた。

 

「何事ですか‼」

 

マリューの言葉に連合兵たちは何も答えなかった。

 

「全員を1か所へ集めさせろ。鼠一匹も逃すなよ。まぁ、宇宙に鼠なぞおらんがな」

 

「リガンフ少佐。これは一体どういう事なのか、説明して頂きたい」

 

ナタルは臨検官のリガンフ少佐に尋ねる。

 

「保安措置として艦のコントロールと火器管制を封鎖させて頂くだけですよ」

 

「封鎖⁉ どうして‼」

 

ナタルが尋ねようと近づくが、兵士の一人が銃を突きつける為、ナタルはその場で聞く外無かった。

 

「貴艦には船籍番号と識別コードが振られていますが……未登録の物。よって入港は許可しましたが、残念ながら友軍と認められた物では無いのでね」

 

「しかし‼」

 

尚もナタルは食い下がろうとするが、リガンフ少佐は語気を強くして言う。

 

「軍事施設です。この位の事はご理解いただきたいのだが?」

 

リガンフ少佐の言葉にナタルもマリューも何も言い返す事が出来なかった。

確かにアルテミス要塞は軍事施設の一つである為、この様な状況になっても可笑しくはない。だが、それは船籍番号並びに識別コードが無ければの話。ヘリオポリスにて割り当てられていたものをアークエンジェルに振っていたが、正式にされたものではなかったのである。所謂、仮の物であったのだ。その為、アルテミス要塞側からすれば、味方を装ったスパイなのでないかと結論付けたのである。

だが、実際には違っていた。あわよくばアークエンジェルとストライクの情報を得た後、自分たちで使う算段を立てていたのである。

 

「では、士官の方々は私と共に来てもらいましょうか。事情をお伺いします」

 

こうして左官であるムウを始め、艦長のマリューと副長のナタルはアルテミス要塞の内部で事情聴取を行う事となったのであった。




誤字脱字、感想、ご指摘等ございましたら、送ってください。


武御雷「なぁ、A」

A「なんや?」

武御雷「SEEDを書くにあたって、MSをどうしようか迷っているんだが、大体のロボット系列は出ているんよ。何か案はない?」

A「なら、宇宙世紀でいいんちゃうん?」

武御雷「確かに‼ なら、どの世代を出すかやな………いっその事、νガンダムを「バカやめろ」ええぇ~」

武御雷「なら、間を取ってユニコーン」

A「お前はSEEDの世界で何をするつもりだ………そもそも、間って何があるんだよ」

武御雷「………」

A「無いのかよ‼」

A「もう、量産機でいいだろ」

武御雷「えっ? 量産型νガンダム?」

A「お前、バカじゃねぇの」
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