白洲アズサの兄概念   作:Missan

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春休みになったので初投稿です。

皆さんはフェスガチャどうですか?順調ですか?
私は1天井で4人+何人かお迎えできたので大満足です(ニチャァ)
もちろんリオとヒマリもお迎えしましたよ。そして真っ先にリオのメモロビを解放しました。
うおデッッッッッッ(思考停止)

それでは本編です


第四話:バレなきゃ犯罪じゃないんですよ(迫真)

ナイフを握る。手首に刃を立て力を入れて引けば、皮膚と中の肉が裂け血が流れ出す。

 

痛むのは最初だけ、少しすれば痛みと引き換えに心がだんだんと軽くなる……わかってる。これが異常なんだってことは。

 

それでも、こうでもしてないとこの場所でやっていけない……だから、もう一度手に力を入れ──

 

「おい」

 

「……帰ってきてたんだ」

 

最悪、一番見られたくないのに見られた……

 

「…何をしてる」

 

「……あんたには関係ないでしょ」

 

「見せろ」

 

「は?なんでそんなこと……」

 

「黙れ、いいから見せろ」

 

「っ」

 

何でこの人はこんなに怒ってるの……私のことなんてほっとけばいいのに。

 

腕を差し出し手首を掴まれる。

 

「っ、離して……」

 

「動くな、じっとしてろ」

 

彼は私の手首を掴みながら、切れた場所を片方の手で包むと……血の流れが止まった。いや、治ってる…?

 

「……どういうこと?私に何したの?」

 

「治させてもらった」

 

「いや、それは見たらわかるけど……あんた何者?一瞬で傷を治せるなんて普通じゃない」

 

「さあな。だがお前がまた自傷行為をするようなら、俺は何度でもお前の傷を治す」

 

「なんで?私のことなんだからほっといてよ」

 

本当になんなの。こうして2人きりで話すのは初めてのくせに。

 

「……サオリはどこだ」

 

「…姉さんにチクるつもり?」

 

「何か問題が?」

 

最悪……姉さんに知られたらまた何時間も説教される未来が待ってる。

 

「それだけはやめて」

 

「じゃあもうやらないって誓ってくれ」

 

「っ……」

 

私だってやりたくてこんなことやってるわけじゃないのに……それをこいつは理解してくれな──

 

「なっ!急に何!?」

 

気づいたら彼に前から抱かれていた。強く優しく、包み込むように。

 

「俺は誰かが傷付くようなことはあまりしたくないし、見たくもない。だから多少強引にでもやめさせる」

 

「そ、そんなのあんたの勝手じゃ……」

 

「そうだ、俺の勝手だ。今までもそうやってきた……だから、何かあるなら俺を頼れ。もちろんサオリがいいならそっちでもいい。俺も含めて他の子を心配させないでくれ……お前も大切な家族なんだから」

 

「……」

 

むかつく……本当にむかつく、むかつくむかつくむかつくッ!!

 

「……わかった。もうやらないって誓う」

 

「そうか、それならよか──」

 

「でも今すごくイライラしてるから……もう少し、このままでいて」

 

「え」

 

その後しばらく彼に抱かれたまま、気づいたら眠っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことが前にあったからか、私は今でもこうして彼に"頼って"いる。

 

 

 

 

 

「……いつまでこうしていればいいんだ、ミサキ」

 

「まだ我慢して」

 

「そろそろ血が無くなりそうなんですが……あっ、感覚なくなった」

 

スクワッドの元に向かったらミサキに捕まって膝枕をさせられている……なんで?

 

これ立ち上がる時に足死ぬやつだ。

 

「サオリ達はどこ行ったんだ?」

 

「姉さんと姫はマダムの所、ヒヨリは……どっかその辺にでもいるんじゃない」

 

「ヒヨリだけ雑だなおい」

 

「戻りました〜」

 

「……今帰ってきた」

 

「おっ、そうだな」

 

「え、な、なんですか……?じゃあ、私も失礼しますね」

 

恐ろしく早い膝枕……俺でなきゃ見逃しちゃうね。

 

「喧しい、厚かましい、邪魔……ここは私だけのものだから」

 

「うわぁぁん!酷いです!」

 

「人の心とかないんか?」

 

ヒヨリ……強く生きるんだぞ。応援してるから(笑)

 

人の心とかないんか?……俺に?あるわけないだろいい加減にしろ(自虐)

 

「それで、何処行ってたんだ?」

 

「あっ、えっとですね、実は……」

 

「これか?」

 

雑誌をヒョイっと出すと、目を輝かせながらヒヨリはそれを受け取った。

 

「えへへ、ありがとうございます……ついでにポーチの中のも貰っていいですか?」

 

「……ほら」

 

腰のポーチからチョコバーを2つ取り出し、2人に渡す。

 

「ん、ありがと……」

 

「あっ、少し溢れちゃいました……」

 

「ちゃんと起きて食えアホ」

 

服に屑落とさないでもらってもいいですかね……ミサキはちゃんと座って偉い。だけど寄りかかってくるのはやめてもらっても?あ、だめ?そう……(諦め)

 

「戻っ……何をしてるんだ……?」

 

あっ、サオリとアツコが帰ってきたぞ、早く退か……ないかぁ……

 

「……」

 

「どうした」

 

アツコが目の前でジッと見てくる……そしてマスクを外し満面の笑みを浮かべながらドスっと俺の足の間に挟まるように座る。

 

「……ん」

 

「撫でろと?まあいいけど」

 

頭を指差し俺の手を頭の上に乗せてきたのでそのまま撫でる……正解みたいだ。

 

笑顔が眩しいっ

 

「本当に何をしてるんだお前たちは……」

 

「ペットに構う飼い主ってところd……痛っ」

 

「私はペットじゃない」

 

「冗談だって」

 

ミサキとアツコにペシっと軽く叩かれる……ヒヨリは雑誌に夢中で気づいてない。

 

「……それで、マダムから何言われてきたんだ?」

 

「そのことなんだが……少し話がある。だから2人きりにしてくれ」

 

「あ、はい、わかりました」

 

「……はぁ、外で待ってる。終わったら言って」

 

「……《また後でね》」スッス

 

「……で、話ってのは?」

 

「ああ、実は──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ……まあいいんじゃないか」

 

「いいんじゃないかって……お前はそれでいいのか?」

 

「できるとは思えないからな」

 

すっごい不安そうな顔をしながら見てくるサオリ……やっぱり根は優しいんだなって。こんな場所で育たなければ今頃……

 

「なあ、リ──」

 

「やめろ」

 

「っ……すまない」

 

「いや、いい……で、なんだ」

 

「その、アズサのことなんだが……」

 

「アズサがどうした?」

 

「もし、だぞ?もし、あいつがアリウスを裏切ったら……どうするんだ……?」

 

「アズサが向こう側に?なんでそんなこと?」

 

「あいつは顔に出してないつもりなんだろうが……計画について話す時、迷いが顔に出てるんだ」

 

「そうか……それで向こう側に寝返るんじゃないかと?」

 

「ああ…そうだ」

 

「……そうなったら俺が終わらせる」

 

「……殺すのか」

 

「さあな……話はもういいか」

 

「そうだな、もう大丈夫だ」

 

「そうか、なら俺はそろそろ教官の仕事があるから行くぞ」

 

「……さっきはすまなかった」

 

「気にするな」

 

俯くサオリの肩を叩きながら、スクワッドの寝床から出た。

 

「あれ、もう終わったんですか?」

 

「長かったね」

 

「外で待たせてすまないな……」

 

「だ、大丈夫ですか?なんだかいつもより元気が……」

 

「気のせいじゃないか」

 

「そうだといいんだけど」

 

「……」

 

ミサキとアツコがすっごいジッと見てくる……顔に穴開いちゃうよ。

 

「それじゃあ俺は仕事あるからまた」

 

「……《行ってらっしゃい》」スッスッス

 

「ま、また雑誌お願いしますね」

 

「ヒヨリ……はぁ、また来てよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……よし、今日の戦闘訓練はここまでだ。全員、よくやった」

 

今日もいつも通りの戦闘訓練。俺1人に対して100近い人数が一斉に攻撃してくる鬼畜な訓練。ちなみにマダム考案だよクソが(迫真)

 

「教官、お、お疲れ様でした」

 

「君は……」

 

「あ、あの、立木マイアです」

 

「ああ、前にアズサから聞いたことあるぞ」

 

「あ、そうだったんですね」

 

「ところで、訓練中結構な力で吹き飛ばしたが、大丈夫だったか?」

 

「空中に飛ばされたときは死を覚悟しました……でも、教官がすぐに捕まえて下ろしてくれたので助かりました……少し乱暴でしたけど」

 

「そうか…ならよかった」

 

「はい、ありがとうございました」

 

「気にするな……よし、じゃあ全員並べー、今から水と飯を配布する」

 

号令をかけると全員がスッと素早く列になる……うーん、偉いっ!褒美に撫でてやろう。

 

「よし、全員受け取ったな…じゃあマダムにバレないように自分の寝床で食えよー」

 

マダムにバレるとうるさいからね……バレなきゃ犯罪じゃないんですよぉ(迫真)

 

こんな場所でも、せめて食事くらいはしっかりしてほしいからね。仕方ないね。




ところでブルアカって明るくて健全で叡智なゲームですよね?

ケイチャンカワイイヤッター!
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