白洲アズサの兄概念   作:Missan

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お金が溶けていくので初投稿です。

趣味がサバゲーの私には貯金ができないんですよね。欲しい物がありすぎぃぃぃ↑!!

それに秋葉原のアーマードコアイベントにも行ってきたのでガチでお金が無いんじゃ〜^

それでは本編です


第五話:時には諦めることも大事ってそれ一番言われてるから。諦めてばかりはよくないけどね・・・俺諦めてばっかじゃね?(今更)

──2年前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホシノちゃん…ごめんね」

 

 

私って、本当にダメな先輩だなぁ……

 

 

「またコンパスを忘れちゃった」

 

 

ホシノちゃんに何回も言われてたのに、また同じミスしちゃった

 

 

「メモも残したけど、ここでも送るね」

 

 

うぅっ……痛いよ……

 

 

「私の手帳は、あそこにあるから」

 

 

前はあんなこと言われちゃったけど、ホシノちゃんの役に立つといいな

 

 

「ホシノちゃんもよく知っている────目立つ場所に置いたから、すぐわかると思う」

 

 

……うん、これでいいかな。この砂嵐の中ちゃんと届くかなぁ

 

寒さと痛みで体が動いてくれないや……まだまだやりたいことも行きたい場所もあるのになぁ

 

 

なんだか眠くなってきちゃった……眠った方が楽だよね…………ごめんね、元気でね、ホシノちゃん

 

 

「きっと……ホシノ、ちゃん…なら────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 

仕事帰りの帰り道、急な砂嵐によって視界最悪の中砂漠を歩いていたら、偶然砂に埋もれ倒れている人を見つけた。

 

普段なら無視して行くとこだが……何故か今ここで助けなければ後で後悔、のようなものをする気がする。

 

「とりあえず、砂から出すか」

 

なんとか掘り出したはいいが……これ、生きてるのか?

 

「脈は……」

 

微かにだが、ある。呼吸も一応してはいるが途切れ途切れだ。それに、俺は大丈夫だが、今ここの気温は水が凍るほど低い。

 

早く助けなければ、この人は死ぬだろう。

 

「……仕方ない、連れて行くか」

 

背中と膝下に腕を通して持ち上げ、叩きつける砂を翼で防ぎながら一時避難できる場所を探して歩いた。

 

 

 

 

 

「ここなら大丈夫だな」

しばらく歩いた後、砂に埋もれ棄てられた住宅街の中の一軒に、割れた窓から入ることができた。

 

「とりあえず、治療しないと」

 

ソファへ寝かせ、彼女の手を取り"力"を全身に行き渡らせ砂による切り傷や、吸い込んだ砂による気管系の傷を治していく。

 

「ふぅ……この人、"力"がかなり減ってるな」

 

まあ、死にかけたんだし仕方ないな。

 

治療は終わった、後は……低体温症を治すべきなんだが、それは流石に力を使っても治せないからどうにかして暖を取らなきゃならない。

 

「……誰も見てないし、使ってもいいか」

 

パチンと指を鳴らすとErrorErrorが現れ、その中から毛布を出して体に掛ける。その上から俺の翼で覆う。

 

「後は明日まで生きてることを願うだけだな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────ありがとう────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ、急に頭痛が……」

 

それに今頭の中で何か……疲れてるだけか。俺も少し休憩して早く帰らないと。またマダムにグチグチ言われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すぅ……すぅ……ホシノちゃん……私……うーん…………ん?……はっ!?」

 

「おっ、起きた」

 

「私、死んだんじゃ……も、もしかしてここは天国?それとも地獄!?」

 

「どちらでもないな」

 

「え?……ひぃんっ!!び、ビックリした……き、君は誰?死神?それとも天使……?」

 

「どっちかと言うと死神だな」

 

「ひぃぃん……私やっぱり死んじゃうんだぁ……」

 

「死にかけた割には元気だな。あんたが死にそうだったのを俺が救ったんだよ」

 

「ホント!?」

 

「ほんとほんと……じゃあ俺は帰るから」

 

「え、ち、ちょっと待ってお礼とかまだ何も……」

 

「日が昇ってきた……これからは身体の耐久が下がってるから気を付けたほうがいいぞ。まあ、後遺症みたいなもんだ」

 

そう言うと彼は翼を広げ飛んで行ってしまった……あれ?有翼の人って飛べるんだっけ?

 

「行っちゃった……せめてありがとうくらい言いたかったなぁ」

 

あれ?ペットボトルとコンパスが置いてある……私のために置いてくれたのかな。

 

「今度必ずお礼しなきゃ……あっ、でも名前わからないし、顔も仮面で隠れてて見えなかったな……」

 

ど、どうしよう。今からでも走って追いかける?いや、飛んでるんじゃもう追いつけないよね……

 

「うぅぅ……きっとまた会える、よね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元々定められていた物語(原作)が、運命が、この日を境に変化した。

 

 

本来ならそのまま砂漠で生き絶える筈だった彼女は、可能性によって生かされ、物語を変化させる。

 

しかし、数多ある方舟の可能性を観測できる神々にとってそれは、既に何度も観測済みの可能性なのだろう。

 

 

 

だが、この物語の終着点は誰にも予想できない。

 

 

この方舟の運命は、イレギュラーの誕生によって既に狂い始めているのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリウスのとある場所。

 

隕石でも落ちたんじゃないかと思うほど大きなクレーター。その周りには、崩れ、焼け焦げた建物が変わらず残ったまま。

 

今はそんなクレーターの中心で腰を下ろして、空を見上げている。

 

「やっぱりここは……静かでいい」

 

かつて内戦が最も激化し、最も多くの死者を生み出したこの場所は、忌み嫌われている。こんな所に来るのは多分俺だけだろう。

 

「やっぱりここに居たんですね」

 

やっぱ訂正で。最近は彼女も来てる……気がする。

 

「ここの静けさが、好きだからな」

 

「……私も、静かな場所が好きになりました」

 

「俺の影響か?」

 

「さあ……どうでしょう?」

 

ふっ、と笑う姿を久しぶりに見たな、なんて思いながら、ポーチからバーを取り出し差し出す。

 

「食べるか?」

 

「いただきます」

 

バーを受け取りそのまま横に座る……近くない?スクワッドの子たちもそうだけど皆んな距離近いよ……寒いの?

 

「今日は風が優しいですね」

 

「……寒くないならもうちょっと離れない?」

 

「嫌です」

 

「あっ、そう……(諦め)」

 

時には諦めることも大事ってそれ一番言われてるから。諦めてばかりはよくないけどね……俺諦めてばっかじゃね?(今更)

 

「そういえば、前から気になってたんだが……なんでずっと敬語なんだ?」

 

「後輩たちと話すことが多いからですかね、多分」

 

「普通逆じゃないか……?」

 

「それより、私もずっと気になってることがあるんです」

 

むっ、嫌な予感が。

 

「どうして、急に私たちに名前を呼ばせないようになったんです?」

 

「……」

 

「教えてくれませんか」

 

「それは……それより──」

 

顔を逸らして別の話題を出そうとしたが、手で強制的にスバルの方を向かされ、顔を合わせる……だから近いって。

 

「教えて」

 

「……珍しく、押しが強いな」

 

「あなたが逃げるからです」

 

「……はぁ、わかった」

 

「随分とあっさりですね」

 

「どうせいつか話すつもりだったからな」

 

「では、教えてください」

 

「ああ、じゃあまずは────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけだ。大したことじゃ────」

 

「ふざけるな!!!」

 

耳鳴りが酷く周りに響く。ここが誰もいない場所でよかった。

 

「そんなの嫌だ、嫌だ、嫌、嫌、嫌、嫌嫌嫌嫌────」

 

瞳の光が消え、まるで人が壊れたかのように彼女は叫ぶ。

 

「────私たちを……私を……置いていかないで」

 

子が親に縋り付くかのように、服を握り締め、押し倒す。

 

抵抗はしない。こうなることを予想していたから。ただ、ここまでのは想定外。

 

「…………スバル」

 

「私の……側にいて」

 

声を震わせながら彼女は必死に懇願する。

 

「お願い……します」

 

「……悪い」

 

ただ一言だけ答え、しばらくの沈黙の後、彼女の目から水滴が顔に落ちる。

 

「どうして、あなたはッ!!!」

 

されるがままに胸を叩かれる。痛い。

 

「…………すまん」

 

「……謝るのなら、しないと誓ってください」

 

「……それは、できない」

 

「誓って」

 

「……」

 

黙っていると何かを決意した顔でスバルが顔を上げる。とりあえず一旦退かない?

 

「……なら、強行手段でいきます」

 

「ちょっ、おい待て何を」

 

急に服を脱ぎ始め、シャツの第三ボタンに手を掛けたスバルの手を止める。

 

「……離してください」

 

「それはこっちのセリフだ。ボタンから手を離すんだ」

 

「嫌」

 

「……何するつもりだ」

 

「強行手段です」

 

「ふざけるな。時と場と相手をよく考えろ。ヤケクソでそんな簡単に……」

 

「ふざけてるのはあなたです。嫌ならしないと誓ってください」

 

数分の間、しばらく考え込み答える。

 

「…………はぁぁ……わかった。わかったから早く離せ」

 

「本当に?誓ってくれますか?」

 

「誓うから」

 

「…………わかりました。では誓いの証をあなたにつけます」

 

「証?……っ!何してるんだ」

 

首筋に顔を近づけたと思った瞬間、口をつけ思いっきり吸われた。痛ッたい。

 

「ふふっ……これで契約は成立しました。もし誓いを破ったら……そうですね、強行手段といきましょうか」

 

ん?ちょっと待て、契約ってなに……?

 

「痛ぇ……何したんだ?」

 

「さあ?……さて、ここまでしたんです、責任、とってくれますよね?」

 

「責任?っておい、なぜマスクを外そうとする」

 

「責任をとってもらうためですが……やっぱりこっちで……」

 

「だからなんでボタンを外そうとするんだ」

 

マスクを外そうとする手を止め、ボタンを外そうとする手も止める……誰か助けて()

 

「好きでもない奴にこんなことするな……ぐッ」

 

「は?」

 

「ほっ……ふぅ、急に力抜けたけどどうした?」

 

「…………が」

 

「ん?」

 

「…………けが」

 

「すまん聞こえない」

 

「このクソボケがぁぁッッッ!!!」

 

瞬間、スバルの右ストレートが俺の鳩尾にクリティカルヒットした。

 

「な、ナイス……パンチ……」

 

その後スバルは何かをブツブツと言いながら帰ってしまった。俺が何をしたと……理解できぬ(クソボケLv.100)

 

よくわからずうんうん唸っていたところに、一本の無線が入った。

 

『こちら『死神』、『鴉』応答を』

 

「……こちら『鴉』」

 

『全部隊配置完了しました。いつでも行けます』

 

「そうか……全員初の実戦だ、何かあったらすぐ連絡しろ……作戦開始」

 

『了解、作戦開始!』

 

俺がここで楽してる間に、あの子たちは人殺しの任務を始めようとしていた。そして今、俺があの子たちに命令した……あぁ、ほんとイライラするな。自分に対して殺意が湧いてくる。

 

早くあの子たちをマダムの呪いから解放してやりたいが……今はまだ、その"時"ではない。

 

「俺はどうしたらいいんだろうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────ごめんね────

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ、またか……あーイライラする」

 

とりあえず今は、あの子たちの作戦が何事もなく……失敗することを願おう。

 

 




Q.最近私の推しランキングでマリーとスバルが頂点でずっと争ってるんですがどうしたらいいんでしょうか。

A.どっちも愛せ。

そろそろ私の脳がバーンって爆発しそうなほど二人が愛おしいんじゃ。
スバルの別衣装まだですか?

ユメパイ生き残れてよかったね!(ニチャア)
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